オリ主がIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「全話完結」   作:どこかのシャルロッ党

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その時、蒼穹へ翔真は飛び立つ。次回は一夏達が
メインになります!


第194話「その時、蒼穹へ・・・翔真編」

 

 

 

 

翔真side

 

 

 

あの戦闘からどれだけの時間が経っただろう。みんな

それぞれ危ない方に直面していた。ギンガさんは

和馬さんを探しに行ったのだが見つかったのは大破

したデルタプラスのみだ、和馬さんは乗っていな

かった。彼女はその場で泣いたらしいGspirits隊の

半分はほぼ重軽傷者が多数と機体は大破している。

俺はなのはやヴィヴィオ達が心配だ。呑気にしては

いられない、一夏もアインハルトを助けたいと思って

いるはずだがユニコーンの影響で左目は失明している

 

 

 

 

助けに行きたい、今すぐにでも、だが

今はそんな状況ではない。俺は隊舎の屋上で空を

眺めている。果てしなく広い蒼い空はとてもキレイだ

 

 

 

 

 

 

翔真side end

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・俺ってつくづく最低だな、また

自分を見失ってしまうなんて・・・呆れて物が

言えないなこれじゃ・・・」

 

空を見上げながらそう呟くのはもちろん翔真だった。

 

 

「そんな事ないよ、あの時は仕方なかったの

かもしれない」

 

「・・それにヴィヴィオちゃんを守れなかった僕が・・・」

 

「フェイト・・・・シャルお前は悪くない、

全ては俺のミスだ、あの時ヴィヴィオ達を安全

の場所に誘導していればこんな事には、それに

なのはまで!」

 

 

翔真は顔を下へ傾かせ悔し涙を見られないように

流していた

 

「ねぇ、翔真。お願いがあるの・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「もうバンシィには乗らないで、このまま行けば

翔真・・・バンシィと同化しちゃうかもしれないから」

 

「・・・・知っていたのか」

 

「お願いだから、バンシィには『無理だ』!?」

 

「確かにあの機体は力を引き出す度に同化現象を

引き起こすからな、だが心配するな。バンシィに

負けたりはしないさ」

 

翔真は涙を拭きフェイトやシャルの方を向く

だがシャルは・・・

 

「・・・いつもそうだよ・・翔真は・・・」

 

「シャル・・・・」

 

「翔真はバカだよ!!いつも一人で無理して!

君が居なくなったら私達はどうすればいいのさ!

束さんやなのは、フェイト、真耶さん、大和ちゃん

シグナムや私だって翔真の事を愛してるの!でも

翔真が居なく・・・・なったら!・・・ああ・・」

 

シャルは今までの彼に対する不安が爆発して

ついに本音を翔真にぶつけてしまう。そして涙を

流して号泣する

 

「・・・・シャル、俺は死なない」

 

そう言うと翔真はシャルを抱き締める

 

 

「それに今束のお腹には新しい命だって宿ってんだ、

死ぬ事は絶対にしない、だから信じてくれ」

 

「翔真は・・・ズルいよ、でも好きだよ」

 

「ありがとうよ、もちろんフェイト達だって

愛してる、だから俺は行くよ」

 

「分かったよ、でも必ず帰って来て!」

 

「絶対だよ!!」

 

「ああ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、翌日翔真はシグナム達とも約束を交わして

MS格納庫へと向かう。そしてバンシィノルンの

コクピットに乗り機体を起動する

 

「俺って愛されてるな」

 

バンシィノルンはビームマグナム、アームド・

アーマーDEを装備して発進する

 

「やるしかない」

 

上空へとバンシィノルンは出撃する。

 

だがその時モニターの前方にある機体が映し出される

 

「ジャスティス、誰が乗ってるんだ?」

 

翔真が言うと同時に

ジャスティスのコクピットが開きメインカメラの

目の前には一人の青年と一人の美女がいた。しかし

その美女は・・・・

 

「明日菜!?いやあの人は確かリアス・グレモリーか!」

 

翔真はコクピットハッチを開き青年と美女の方を向く

 

 

 

「聞きたい事は沢山あるが!アンタ達は!」

 

「その前に君に一つ問いたい!」

 

「・・・・?」

 

「あなたの戦う相手、甘木リコさんはかなり

強いわよ。もしかするとあなたは殺されるかも

しれないのよ?それでも彼女の所に行くのかしら?」

 

「・・・リコは、リコとは自分の手で決着を

着けなければならないんだ!それになのは達を

助けないといけない・・・もし立ちはだかるなら!」

 

「・・・・君は本気なんだね?」

 

 

「・・・・当たり前だ」

 

 

「なら行くんだ、だけど君は僕みたいに彼女を

悲しませないようにね?ついでに君にある物を見せる」

 

「それは一体・・・っ!急に頭が!」

 

翔真は急に激痛がする頭を押さえるがそれと

同時にあるビジョンも浮かんだ

 

『ヤマト!死ぬな!』

 

『死んではダメですわ!』

 

『ヤマト先輩!』

 

『嫌です!ヤマト先輩!』

 

「(このビジョンは?あの人の・・・過去か?)」

 

ヤマト、それが彼の名だろうか?ヤマトと言われて

いる少年は今にも死ぬ寸前であり・・・

 

『泣かないでほしい・・・僕は君の側に・・・

居るから・・・・泣かないで・・・』

 

『イヤよ!ヤマト!いっちゃダメ!』

 

 

だがヤマトは最後の力を振り絞りリアスにキスをすると

同時に息を引き取った。そこから彼の壮絶な過去

が翔真の頭の中に駆け巡る、そして全てを見終わり

 

 

 

 

 

 

 

「これがあんたの過去か・・・」

 

「いいかい?綾崎翔真君、一人じゃ何も出来ない。

君は一人じゃない、それを忘れないでくれ」

 

「・・・・分かった、ありがとうよヤマトと

リアスさん」

 

翔真はハッチを閉めてレバー握りしめてバンシィを

南極へと向かわせた

 

 

「これで良かったの?ヤマト」

 

「いいのさこれで、伝える事も言ったしね。

後は彼がどう戦うのか・・・・翔真、死ぬなよ」

 

「ヤマト?」

 

「ああ、さあ僕らも元の世界に帰ろう。この

ジャスティスガンダムを返してからだけど」

 

 

 

ヤマトとリアスはコクピットに戻るとジャスティス

を発進させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり南極ではリコのリボーンズガンダム

がなのはのフリーダムの腕部を掴んだまま氷面に

立っていた

 

「うぅ、ヴィヴィオ?アインハルトちゃん?

寒く・・・ない?」

 

「大丈夫だよ、でもなのはママは?」

 

「だ、大丈夫だよ・・・・でも寒いね」

 

「なのはさん・・・」

 

三人はコクピットの座席の下に収められていた

毛布にくるまっていた。一方リコは

 

 

「綾崎・・・・いえ、綾崎翔真君あなたとの

決着をつけるわ。それにあなたを・・・・・」

 

今のリコの表情は何処か和らいでいた。待機状態の

アストラナガンを握り締めてモニターから空を

見ていた・・・・翔真を待つかのように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






今回は時神様の作品

ハイスクールD×D 大和の祈りからヤマト君と
リアス・グレモリー様を登場させてもらいました!
ヤマト君には今回は翔真を導く先輩として出させて
もらいました!時神さん、ありがとうございます!
また番外編でもコラボしますのでお楽しみに!




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