オリ主がIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「全話完結」   作:どこかのシャルロッ党

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あなたには守りたい人はいますか?・・・・

そして何の為に戦うのか


第161話「守りたいもの、ありますか?」

 

 

あれから翔真、大和、なのは、ラフェル、はやては

後から来た千冬に連れられ生徒会室に来ていた。

ウイングゼロはアリーナの地下の空きスペースに

待機させていた。

 

「さて早速聞くがお前達は何者だ?」

 

千冬が質問すると翔真が答える

 

「まあ簡単に言えば別の世界から来たと言えば

いいですかね」

 

「でも俺達の他に男でISを動かせるなんて、

しかも二人だなんて・・・・」

 

「君達は?」

 

翔真が二人の少年に名前を聞く

 

「俺は新村 真です!」

 

「次に俺は和樹 真魔です!」

 

真、真魔は翔真達に向かって挨拶をする

だが翔真にはある事が疑問に浮かぶ

 

「(あのガンダムタイプのISといい、一人は

一夏に凄く似ているがまさか・・・俺と同じ存在か)」

 

元々男でISを動かせるのは一夏しかいない、だが

動かせる者が二人いる、翔真はこの時すぐ思ったの

が自分と同じ存在である・・・「転生者」だった。

 

「(だがこの二人は大丈夫そうだな、なら一夏

は?後で調べてみるか)」

 

そしてなのは、はやて、大和が自己紹介するが

鈴が三人の胸を見てハンカチを噛んでいたのは言う

間でもない。

 

「ラフェルさん、最後はアンタだ」

 

「分かっている。ラフェル・ボーデヴィッヒ

だ以後お見知りを」

 

「え!?ラウラと同じ名前!」

 

「わ、私と同じ名前とは・・・・」

 

真がビックリしてラウラは少し驚いていた。

 

 

「えと千冬さん、プロジェクターを貸して頂け

ませんか?」

 

「構わないが何故私の名を知っている?」

 

「それは見ればわかります」

 

そして翔真は過去のデータを千冬に渡す、その後に

なのは、大和が駆け寄り

 

「翔真君大丈夫なの?」

 

「何が?」

 

「過去の事です、だって・・・・」

 

「・・・・・見せないと分からない事もある」

 

 

 

翔真は寂しげな顔でそう答え

 

「せやけど本当に大丈夫なんかなァ?」

 

「はやて、お前は知ってるのか?翔真の過去

とやらを」

 

「うん」

 

 

 

それから楯無も加わり翔真の過去、IS世界の記録

が一斉に流れる。過去の明日菜を失い自分を見失い

かけた時、IS世界の場面に入り真達はまさかMSが

ある事にはビックリしていた。それから翔真とかつて

救えなかった明日菜が戦闘する場面に入り痛ましい

映像と共に声がなり響く

 

『お前がクー子を!・・・・クー子を殺したァァ

ァァ!』

 

『何でいつもいつも!』

 

翔真の駆るストライクが・・・・明日菜の駆る

ロッソイージスが傷付け合い最終的には自爆して

ストライクは砕けちった・・・・それからは

翔真はジャスティス、一夏はフリーダムで戦い

続ける映像が続く。そして明日菜との再会を果たした

だが、結局救えずその場で機体は爆破して死んで

いった。真、真魔達はただ黙り目から涙を流しながら

映像を見ていた。

 

「分かってくれたか?これが俺達のIS世界での

戦闘記録だ」

 

「・・・・・翔真さん、一つ質問していいですか」

 

「真だったか?ああ」

 

「翔真さんは辛くないですか?」

 

「・・・・・辛くないと言ったら嘘になるが

今は前を向いて生きるしかない」

 

 

 

この答えを聞き再び部屋は静寂に包まれたが

ラクスだけは翔真をある人物と重ねていた

 

「(あのお方は何処か・・・・・キラに

似ています、あの悲しい瞳は最初に出会った頃の

キラに・・・・・)」

 

 

それから翔真達は千冬の計らいで学園で生活する

事が決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で遥か彼方の上空ではMS程の大きいロボットが

蒼き翼を広げ各部には金色のメッキが目立ち

両手にはビームライフルを構えていた。メイン

カメラのツインアイが光り機体は最速で飛んでいた

 

「ラクス、君もこの世界に・・・・・」

 

 

少年はコクピットで呟く、恋人の名を・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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