目の腐ったSAO2   作:ウルトラマンイザーク

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プロローグ2

 

 

 

 

朝。自室のベッドの中。二度寝しようとしたらメールが来た。

 

『ほむん。八幡、我と聖剣を手にする覚悟はあるか?』

 

『ない』

 

材木座かよ。マジでやめてくんない?気持ち悪い。

 

『ちょっ二文字はないですしおすし。ならば今夜、我のホームで待ち合わせとしよう』

 

『お前話聞いてる…ていうか文章読めてんのかよ。てかお前のホーム知らないし』

 

この国語力でラノベ作家を目指してるんだから本当に人間、何を考えてるか分からない。特にこいつの場合。

 

『今夜、サラマンダー領に集結せよ』

 

『集結?俺以外に誰か誘ったのか?てか誘える奴いるのか?』

 

『なにをぬかしおる。そんな奴、いるわけなかろう。それは八幡が一番よく分かってるはずでござろう』

 

これは流石の俺も同情するぞ…。まぁいいや、一応こいつ領主だしここでバックれたりしたらサラマンダー全体を敵に回しかねない。

 

『了解した。で、聖剣ってなに?』

 

『なにっ八幡、貴様ニュース見てないのか?その情報力のなさは流石の我も引くぞ。見つかったのだ。エクスキャリバー』

 

『ふーん。それ手伝えばいいんだな。つーかエクスカリバーじゃないの?』

 

『ふむん。最初は我もそう思ったのだが、エクスキャリバーで間違いないらしい』

 

『あっそ。じゃ、寝る』

 

『ではな八幡、我らの血でかわされた契約、忘れるでないぞ』

 

あーあ、めんどくせぇ…。また夜に仕事が増えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜。さっそくリンクスタート。サラマンダー領の前に到着すると、マッチョ材木座が待っていた。

 

「遅いぞ!八幡!」

 

「エイトマンな。つーか時間ピッタリだし」

 

「ゴラムゴラム。では参ろうか」

 

「えっ待て二人?お前、責めてサラマンダーの誰かしら誘ったりしてねぇの?」

 

え、それだったら俄然行きたくないんですけど…いや誰かいても困るんだけどね。ただ、材木座と二人っていう空間が耐えられる気しない。

 

「何度も同じことを言わすなよ八幡。我に八幡以外誘える人がいると思うなよ」

 

「いやだってお前領主じゃ…」

 

「権力を振り回すダメ上司にはなりたくないのでござるよ。……せっかく手に入れた地位だから嫌われたくないし」

 

最後、素だったぞお前。まぁ気持ちは痛いほど分かるし、権力振り回す上司は本当に屑だとは俺も思う。

 

「では、改めて参ろうか」

 

材木座の号令で再び出発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかメチャクチャ寒いところ。おい聞いてねぇぞコラ。アイスヘルかよ。

 

「で、材木座。ここからどうすんの?」

 

「剣豪将軍と呼べ。まぁ見ておれ」

 

すると、前に立って大きく息を吸い込んだ。気持ち悪い。

 

「風雲再起ィーーーッッ‼︎‼︎」

 

バカデカイ声を出す材木座。出てきたのはデッカいゾウとクラゲが合体したような生き物。

 

「………なにこれ」

 

「さぁ乗れ八幡」

 

言われるがまま乗って出発。すると、確かにエクスキャリバーと呼ばれてもおかしくない金色の剣が光って見えるのが見えた。ふーん、あれを取りに行くのかと思ってたらお隣にまたゾウクラゲ。

 

「げっ」

 

「む?」

 

「あっ」

 

隣のゾウクラゲにはキリト、クライン、アスナ、リーファ、シリカ、リズ、シノンが乗っていた。

なんでこうなった………。

 

 

 


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