一気に読みたい方はまだ読まないでもう少しお待ちください。
「なーなーナッチー。珍しいものが手に入ったんだが食べてみないか?」
「はっはっは、随分唐突だなモモさん。当然だが断る」
「!? なぜだ!」
「んな人面エリンギみたいな霊障浮いた草食えるわけねーだろ!!なんか『我は力にあって生命にあらず』とか言い出しそうだよ!」
「失敬な、これは川神に伝わる由緒正しき食材。その名も川神草!」
「余計食う気が失せたわ!!」
「まあまあそう言わず。ほら少しだけ、先っちょだけでいいから!大丈夫怖くない!!」
「いやぁぁぁこわむぐぅ!?」
☆ ★ ☆
〜ナツルSide〜
「……………」
今だ復旧の目処がたたず、お馴染みになりつつある
なるべく目立たないよう、一番後ろの一番端の席にこっそりと座る。
誰にも…気づかれてないよな?よし。
「…なにやってんだナツル」
数秒で直江にバレた。
バカな…なぜだ?なぜ一目で俺だと分かったんだ?
やはり軍師(自称)の名はだてではないということか…!
「5月近いってのに冬物のフード付きロングコート着込んで、おまけにキツネのお面なんてつけてる奴お前以外にいるわけないだろ」
軍師(自称)の名はだてではないということか!
「で、今回はどういう趣向なんだ。正直見てるだけで暑苦しいからやめてほしいんだけど」
直江がジト目で喋りかけてくる。
周りの奴らも俺の存在に気づいたのか、チラチラと注目しだした。くっ…
「えぇっと…実は少々風邪をひいて…コンコンっ」
「ああ、だからキツネの面なのか」
いやそんな納得されても…。家にある被りもんの中でこれが一番マシだっただけなんだけど。
「風邪って…大丈夫なんですか瀬能さん?」
会話を聞いていたのか、今度は姫路が話しかけてくる。心配そうな表情で。
くっ…前回のやり取りでヘイト(嫌悪感)を下げてしまったから、普通に接してくるな。今はそっとしといてほしいのに…!
「ぁーその、大丈夫大丈夫、ちょっと季節の変わり目に油断しただけだから…」
「そうですか?でも瀬能さん、よく見たらすごい厚着してるし…声だってそんなに掠れて…」
声の方はわざとだよ。服装もだが。
…なんでこんな格好してんだろう。
遠い目をしていると、姫路が俺の面に手を伸ばしてくる。
ってオイ。
「なにしようとしてんの!?」
「いえ、熱を測ろうと…」
そう言いながら面を外そうとする姫路の手を、こちらから掴んで阻止する。
「瀬能さん手が暑いですよ、本当に大丈夫なんですか!?」
「もともと体温たけーんだよ俺は!!」
平熱が常人より約3℃ほど高いんだよね確か。
「なおさら駄目じゃないですかそんな格好してたら!」
「それは正論だけど…」こっちにも事情があるんだよ!
しばらくそうして押し問答をしていると、視界の端でスっ…と動く奴が見えた。
「む?どうしたのじゃムッツリーニよ」
「…百合の気配」
――突如、被ってたフードが降ろされ、面を顔に固定している紐が切断された。
「ってえええええ!?なに?なにが起きたの今!?」
なんか急に服が…コートのボタンも外されてる!?
「…俺の嗅覚をなめるな」
今の声…土屋?か!なにしてくれんだいきなり!!
つーか気配を全く感じなかった。コイツ裏神月のランカーになれるんじゃね?
などとどうでもいいことを考えてしまったせいか、ずり落ちるキツネの面を止める事ができなかった。
一応、姫路を掴んでいた手を離して落下を阻止しようとしたが、その瞬間着ていたコートがバラバラっと分解していく。
あの一瞬で縫い目も切ったようだ。人間技じゃねえ。
身を守るものが無くなり、その下から出てきたのは―――
足首辺りまで伸びた真っ青な髪の毛に、きりっと引き締まった唇。
今は困惑色に染まっているが、すっと通った鼻梁に日本人らしからぬ白い肌。
スタイルもボンッキュッボンとかなりよく、道を歩いていたら高確率で目で後を追う美人であろう。
少なくとも俺ならそうする。
自分自身でなければな!!
「わあああああっ!?」慌てて落ちた面とコートの切れ端を掴む俺。
『うおおおおおおおおおおおっ!!』なぜかヒートアップするクラスメイトたち(男)。
「……!!」パシャパシャとシャッターを切る土屋。
「写真撮ってんじゃねぇぇぇぇぇっ!!」
「ぐごっ!?」
カメラ片手に動き回る土屋に迷わず
「ナツルお前…女だったのか?」
「違うわい!」
去年の夏一緒に海に行っただろ!
「じゃあ、水を浴びたら女になるとか…」
「呪泉郷にも行ってねーよ!!」
困惑する直江にもう一度怒鳴りつける。
微妙に冷静っぽいのがまた腹立つ。
「昨日まではいつも通りだったのに、一日経ったら性別が変わってるって一体何があったんだ?」
「俺自身何があったのか分からんのだが…昨日モモさんに川神草とかいう物を食わされて」
「あー、あの肉っぽいアレか。俺様達も食ったぜ」
「ちっさくなったり浮いたり大変だったよね…」
「なんてもん食わすんだあのクソアマ!?」
他人事だと思って好き勝手しやがって!
「姉さんなんか男になったしな」
「自分にも害があったもん人に使うなや!!」
バカなんじゃねーのあの人!?
「でも姉さんは変わったの見た目だけだったぞ。お前はなんで声とかも変わってるんだ?」
「俺が知るかよ…」
数秒で急に身長が縮み、体型が変わり声も高くなり、髪が超伸びた。
自分の変貌ぶりに困惑と恐怖が同時にやってきたぞ。川神ブランド怖っ。
「…瀬能よ、そろそろムッツリーニがまずいのじゃが」
「え?マジで?」
木下に促されて土屋に注意を向ける。
拘束を解くと、顔を真っ赤にして鼻血を流しぐったりとしてる土屋が出てきた。
「そんなに強く締めたつもりはないんだがな…」
それとも逆上せたか?俺は体温が高いからな。
「…原因は他にあると思うけどな……」
直江が呆れ口調でつぶやいた。
その視線を追いかけると、最終的にたどり着く場所は…俺の胸部。
邪魔だからとサラシを強めに巻いたのにモモさん並に存在感を主張してくる困り者だ。
「(気づいてないな…)お前そういうとこあるよな」
「? どういう意味だよ」
「天然って意味でしょ。まったく…土屋も土屋よ、こんな偽物に騙されて」
ふにゅ
「ひゃんっ」
いきなり会話に割り込んできた島田が無遠慮に俺の胸を触ってきた。
なんとも言えない初の感触に、思わず変な声出ちゃったよ。恥ずかしい。
「いきなりなにをする」
「…瀬能、なんか今本物っぽい感触がしたんだけど」
「お前俺がクオリティ高い女装してるとか思ってたのか?」
そうだったらよかったんだけどな。
いや、自ら女装に走るような男ってキャラよりかは性転換の方がなんぼかマシか?まあとりあえず、今回の件は自分の意思ではない。
「どうでもいいけどナツル、お前なんで男子の制服着てるんだ?」
「女子の制服着てくる方が問題だろ」ないよ?女物の服なんて。
お袋の私服ならあるだろうけど着る気はない。絶対ない。おかげで身体のあちこちが窮屈だけど。
「…瀬能、あんたちょっと来なさい」
言うが早いか、島田が服の裾を掴んで引っ張ってくる。
意外に力が強い…てか鬼気迫る勢いだ。なんか怖い。
「なんだよ、どこに行くつもりだ?」
「いいから」
「えっ…?その…や、優しくしてね…?」
「…………」
「オイオイ冗談だろ、怒んなよ。っておい、島田さん?ねえちょっと、なんで引く力強めんの?ねえ?ちょっ、聞いてる?無言はやめてよオイ。オーイ…」
☆ ★ ☆
〜数十分後〜
「あ、戻ってきた」
校舎から出てきたところを、目ざとく―――あるいはずっと気にかけてたのかもしれないが―――見つけた直江が声を上げる。
再び注目しだすクラスメイトたち。そっとしておいてくれていいのに…
「てか一限目は?」
「自習になった」
都合のいいことで。
「島田は?」
「なんか…俺の身体を散々確認して、最後にはよく分からない言語叫んで去ってった」
全身を隈なく弄られたからあちこちが痛い…とくに胸が。
巨乳にコンプレックスがあるのになんでしつこく触るかな。もぐ勢いで揉まれたぞ。
触られた箇所を撫でて痛みを少しでも和らげようとする。
一番触られた胸に手をやることは流石にやらなかったが、二の腕を擦ると強調してるみたいになった。そんな気はまったく無いのに。
「うおおおおおおお!シャッターチャーンス!!」
ソフトモヒカンヘアーでM字額のサルっぽい奴が、鼻息を荒くしてカメラを向けてくる。
――
「ぐはっ!?」
撮影ボタンを押そうとした瞬間、レイピアを使った7発同時の連続突きが華麗に決まった。
剣戟は両手足に一発づつ、カメラに二発、生え際に一発入り、キモいサル似の男は汚い悲鳴を上げて地面に倒れる。
「写真撮影はご遠慮願いますクソヤロウ」
「ぅおーい!?土屋の時と対応が全然違うじゃねえか!!」
即座に復活しやがった。瞬間回復使ったモモさんかお前は。
「ちゃんと攻撃しただろうが倒れるまで」
「土屋は関節技で俺は武器攻撃じゃん!俺にも抱きつきプリーズ!!」
キモッ。
「貴様に組み合うくらいなら素手でゲップーに挑んだ方がマシだ!!」
「なによゲップーって」
「命を持ったヘドロのモンスター」
「汚泥扱いかよ!?」
うるさくて動き回る分、泥よりもたちが悪いよ。
淡々と感想を口にすると、小笠原が「男子でもそう思うのね」と言った。他の奴らはどうか知らないけどね。
ぎゃあぎゃあと騒ぐキモザルを無視し、先ほど攻撃に使ったレイピアを拭き紙で丁寧に拭う。
綺麗になったところで、本来の持ち主の元へと歩いていく。
「悪いな勝手に借りて。許可を得る時間がなかったから」
そう言ってクリスに剣を手渡す。
「ぅえ?え!?いつの間に!?」
「おかげで助かったよ。ありがとう」
混乱する彼女を無視し、笑顔を向ける。つっこまれると色々面倒だから。
「……!!」
なぜか顔を赤らめて硬直するクリス。
「どうした?」
「ふぇい!?いやその…」
顔を真っ赤に染めたままもじもじと恥ずかしがり―――
「おっ…お姉様と呼ばせて貰ってもいいだろうか…?」
頭のおかしいなことを言い出した。
「あ、ちっ、違う、そうではなくて本当に言いたい事はお姉様と呼ばせて…じゃない、お姉様と呼ばせて…でもなくて、お姉様と…ああもう、全部違う!いや違わないのだが!」
なんかどっかで聞いたことがあるような言い回しだ。
「とにかく、お姉様と呼ばせてほしいんだ!」
「直江ー、クリスが変だぞー」
「突拍子もない出来事が連続して起きたから、脳が処理しきれなくなったんだろう。しばらくほっといてやれ」
「だからって急にお姉様はねぇだろ…」一人っ子なのか?
「そういえばタイガ、昨日からお姉様が帰ってないんだけどなにか知らない?」
ワン子が会話に割り込んできた。
こいつのお姉様っていうと…モモさんか。
「ヤツならこの姿になった瞬間襲いかかってきたから、咄嗟に締め落とした。まだ秘密基地で寝てんじゃねーの?」
貞操の危機を感じてわりと本気で締め落としたからな。
ヤったあと流石にちょっとまずいか?とも思ったが、呼吸はしてたし脈拍も異常なし、なによりもなぜか満足そうに気絶してたからほっといて家に帰ったんだが…
「つーか俺の身体、一体いつ戻るんだ?まさか一生このままってことはねえだろうな」
「それはそれで問題はないような…」
あるよ。超あるよ。
今は単身赴任(夫婦揃ってだけど)で家にはいないが、親が知ったら卒倒――しないか。いや、親父はするな。お袋は大爆笑するだろうけど。
「姉さんや俺たちの時は2・3日したら戻ったけど」
「数日かかるのかよ…休みゃよかったぜ」
いつか戻るのか一生このままなのか不安だったから、相談も兼ねて学校に来たんだけど…直るんだったら家に籠ってるんだったぜ。
何事もなければいいんだけど。
「たのもーう!!」
クラスメイトを含めてある程度、落ち着いてきたところで、聞き覚えのない男の声があたり一面に響いた。
…もしかして俺、フラグ立てちゃった?
「誰だあいつ」近くにいた直江に小声で話しかける。
「…
刀術部?
「剣道部じゃないのか」
「抜刀術、つまり居合抜きを主体にしてるんだよ。うちの学校は剣を使う部活だけでも5つ以上ある…っていうか、仮にも生徒会役員なら覚えておけよ」
「大会とかには剣道部として出てるけど、確か去年全国大会で優勝してたはずだ」
「ふーん。で、その刀術部の部長さんがこのFクラスへなにしに来たのかね」しかも一学年下の
「ちなみにあの人は裏神月ランキングの5位だ」
あ、なんかもう大体分かったわ。
「ここに冴島タイガという名前の奴がいると訊いたが」
突然やって来た男は、予想通りの言葉を発した。
いるんだよね〜モモさんに勝てないからって俺に突っかかってくる奴。
対象と互角以上に戦う奴に勝てると、本気で思ってんのかね。
まあいくら探し回っても見つからないんだけどね。俺も名乗り出ないし。
コイツもすぐに諦めて他のとこいくだろう。
「あのぅ…うちのクラスに冴島という生徒はいませんけど…」
F組委員長がおずおずと進言する。
のはいいけど、チラチラと不安そうにこちらを伺うの止めろ。気づかれんだろ。
「誤魔化してもムダだ、このクラスに在籍していることは分かってる。川神に散々貢いで手に入れた確かな情報だからな」
なにしてんだあのクソアマ。
貢いでって…向こうが媚びたのかこのおっさんが自分から持ちかけたのかは知らんが、かなり使わされたんだろう。当時のことを思い出してるのか背後から怒りのオーラが吹き出てる。
確かな情報って言うけど、そう信じたいだけじゃないの?
「…名乗り出る気はないようだな」
大げさなため息を一つ吐く。
直江やワン子といった事情を知る奴らが、「どうするんだ?」的な視線を送ってくる。
いや、行く訳ないだろう。そんな目で見るなよ。
いや別にさ、いいんだよ?名乗り出ても。都合よく今
でも絶対いざ尋常に勝負!!って流れになるよね。メンドくせえよ正直。
幸いというか、モモさんも
「出てこないならそれでもいい。このクラスの人間に片っ端から決闘を申しつけてあぶり出してやる。まずは…タイミングよくこの場にいないのがいかにも怪しい…瀬能ナツルから」
「『私が冴島だ』」
おっさんが喋っている途中で、つい口を挟んでしまった。
これは…あれだ。あのおっさんが俺に挑んでくると、力量から俺が冴島タイガだってことが周知されるかもしれない。
それならば今のこの姿でやった方が誤魔化しがきくことを本能的に悟ったんだ。そうに違いない。
だからその生暖かい目をヤメロテメエラ。潰すぞ。
「ほぅ、お前がそうか…想像していたのとずいぶん違うな」
どんなの想像してたのやら。
ちなみに今の格好は学校指定の制服(当然男子のでブレザー無し)で顔にはキツネの面。
固定する紐は切れてて使えないが、気を使用することによりピッタリフィット。激しく動いても一ミリもブレません。
「…声が某有名映画の犬神みたいなんだが、自前か?」
こないだのロードショーでやってたのを見たせいかな。咄嗟に出た。
もちろん声色だ。
「『それに答える義務はない』」
「…先輩に対する礼儀がなっていないな」
「『士道無き刀使いよりはマシだろう』」
顧問はなにを教えているのやら。一度確認した方がいいかな。アポなしで。
「減らず口を…これは性根を叩き直してやる必要がありそうだな」
おっさんはそう言って、ポケットから高速でワッペンを取り出し俺目掛けてぶん投げる。
流石は居合を主に置いている(らしい)刀術部の部長だけはある、素早い投擲だ。片手でキャッチしたけど。
つーか決闘の申し込み方違くない?地面に叩きつけるのが本来のやり方って聞いたぞ。
三年生はこれがポピュラーなやり方なのかな。
「『初めからそのつもりだっただろうに…まあいい。私も、お前を指導してやるとしよう』」
前と同じくワッペンを握りつぶして決闘を了承する。
正式な受け取り方は知らないんだよね。
■人面エリンギ
トリコ。グルメカジノ編(?)で出てくる、名前の通り人の顔した模様がついてるエリンギ。
■我は力にあって生命にあらず
FF6のボス・アルテマウエポンのセリフ。ぶっちゃけかなりのお気に入りです。
■ジャッジメントツイスト
筋肉マン。ジャスティスマンという超人の技。変形コブラツイスト。
気になる方はコミックをチェックしよう。
■聖巨人の七連星(オリオンソードペテルギウス)
ねじまきカギュー。山田織筆の必殺技で、レイピアでの七発同時突き。
■ゲップー
マザー2。動く吐瀉物だと思ったら泥なんですねアレ。
■「あ、ちっ、違う、そうではなくて本当に言いたい事はお姉様と呼ばせて…じゃない、お姉様と呼ばせて…でもなくて、お姉様と…ああもう、全部違う!いや違わないのだが!」
這いよれニャル子さん。
あ、違います、そうではなくて、本当に言いたいことは結婚してください……じゃない、結婚してください……でもなくて、結婚してください…ああもう、全部違うんです!いえ、違わないんですけど!
■某有名映画の犬神みたいな声
もののけ姫のヒロイン、サンの育ての親・モロの君の声。美輪明宏の声ともいう。
性転換ネタです。主人公がナツルだからとりあえずやっとこうかなと。
原作のけんぷファーでは髪が背中辺りまでですが、こっちのは足首まであります。霊力は髪に宿るとかなんとか聞いたことあるからまあそんな感じの理由で。
髪型はマジ恋の辰子さんみたいで、それ以外はケンプファー時とほぼ同じ。
ただし無から有は生まれないという理由で、身長は若干下がってます。だいたい187cm → 175cmくらい。それでも俺よりでけえ。
今回出てきたおっさんこと沙原政虎の外見は…適当に考えたキャラだから別にどんなでもいいんですよね。作者としては。
あえて当てはめるなら 刀使う+悪役+ちょっと強い?ってので龍がごとく2の新藤浩二ですかね。
次回、そんな二人が戦います。