戦士たちの非日常的な日々   作:nick

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12時間目 彼女の心音・彼の本音

一回戦  吉井明久 × ― ◯ 美咲陽菜

 

二回戦  土屋康太 ◯ ― × 工藤愛子

 

三回戦  姫路瑞樹 × ― ◯ 葵冬馬

 

四回戦  瀬能ナツル ◯ ― × 三郷雫

 

 

「同点だーーー!!」

「うるさい黙れ」

 

功労者への配慮ってのが感じられねえ

 

 

 

     ☆     ★     ☆

 

 

〜〜ナツルSide〜〜

 

 

『やった、やったぞ!!』

『これでかつる!』

 

試合も4回戦までが終わり、その結果を見てFクラスの面々が思い思いに騒ぎ立てる。本当に現金な奴らだ

 

「オイオイ、これほんとマジでいけんじゃね!?」

「Sクラス設備が現実味を帯びてきたねー」

 

普段は直江たち関連以外では口を開かない椎名も積極的に喋っている。

それほどまでに我がクラスメイト達は興奮しているということか

 

そして俺はそんな輪から少し離れてリクライニングシートに座り込んでいる。

 

 

なぜだろう。ちょっとしょんぼり

最大の功労者のハズなのに…

 

 

「タイガ大丈夫?まだ痛むの?」

 

そんな俺に近づいて来てくれるのは2-Fのマスコット(候補)、川神ワン子。その優しさに全英が鳴いた

 

ほんの一年前まで嫌悪感を裏から表から突き放っていたのにえらい変わったもんだ

 

「こういうとき不便よねタイガの召喚獣って。試合に勝ってもペナルティがあるのだもの」

「まー観察処分者ってのはもともと罰の意味合い強いからな。しょうがねえだろ」その辺は受け入れてるからどうでもいい

 

「というか今一番痛むのは脇腹だ。誰だピンチを救ったヒーローの横に蹴りくれた奴」

 

見てはなかったがあの感触は紛れもなく足だった。靴のつま先が腹にめり込んだからな

無骨ながらも体重の乗ったいいローキックする子がいるじゃないの…

 

「人が至福に浸ってるとこ邪魔しやがって…そんなに俺が憎いのか」

「試合前ならともかく勝った直後で憎む人なんて…」

「だいたいワン子(お前)が急に抱きついてくるからだろーが」

 

あれがなければ犯人の姿くらいは確認出来ただろうに

 

「……………」

「…なんだてめえ。その目は」

「いやいや別に。なんでもないよゲンさん」

 

今だ騒いでる連中の側で、直江と源が意味深なやり取りをしている。どっちかなんか知ってんのか?

 

まさかこいつらが犯人か!?とも一瞬思ったが、片方はろくな接点がないしもう片方は軍師気取りのもやしっ子。流石に無理があるか

 

そうなるとSクラスの誰かかー?色々言ったし負かした直後だから可能性は高いが、奴らはずっと自分が見たものを信じられないといった表情で呆然としている。

 

試合終わってからそこそこ時間経つけど、あいつらずっとあの調子だな

 

「ふ…ふんっ、まぐれに決まっておるわ!」とか、かろうじて強がり言ったやつもいたが、俺が顔を向けただけでバツの悪そうに目を逸らした。

 

こんなのがなにか行動するのは無理があるだろうか…この事件 迷宮入りしそうだ

 

 

「そういや坂本はどうした」

 

席に備え付けられている冷蔵庫から飲み物を取り出しながら尋ねる。

 

「ナツルそれ他の人の…」

「かたいこと言うなよ」

 

持ち主っぽいのが『あっ…』とか小さく漏らしていたみたいだが、それだけでほかになにも言ってくる気配がない。

 

本人が黙って見てるってことは貰ってもかまわないってことだよね?

 

「よく見りゃS組(むこう)の大将もいねえみたいだけど」

つーか立会いの高橋教員の姿も見えない

 

みんなしてどこ行ったんだ?

 

「雄二と霧島さんなら最後の試合しに行ったよ。筆記試験だから別室でやるんだって」

「…聞いてないんですけど」

 

試合内容も開始のやり取りも

 

「ナツルは悶え苦しんでたからね」

「おかしいだろそれ」

 

なんで俺が痛みと戦ってる時に話進めちゃうの?介抱とか待つとかするでしょ普通

 

「時間がもったいないしタイガなら大丈夫だろうって代表が言ってたわよ」

「知り合って半年もしてないのにどんな根拠だよ…」

 

ぼやきながらペットボトルを口に運ぶ

 

 

ぶーーーーーー!!

 

 

勢いよく吹いた。

 

「わっ!?汚っ!」

「きゃあぁっ!?」

 

すぐそばにいた吉井とワン子が被害を受ける。

といっても軽くかかっただけみたいで、服についても簡単に落とせそうなレベルのものだ。

 

むしろ俺の方が被害デカイ

 

 

「げほっ…な、なんじゃこりゃぁ…!」

口に入れた途端なんとも言えない味が…

 

恐る恐る手の中のペットボトルに目を落とす。ラベルに書かれてた商品名は

 

 

 

"ドクトレペッパー"

 

 

 

「意味わかんねーよ!!」

 

思わずツッコミながら力一杯ぶん投げる。

 

投げた先に人がいて、『うぐえっ!?』とか聞こえたが気にしてはいけない。(さっき『あっ』とか言った奴と同じな気がするけど気のせいだよね)

 

「ドクターじゃねーのかよなんだこのパチモン臭え飲み物は!?」

「一部の人には大人気な高額商品らしいぞ」←大和

「…いくらするんだ?」

「たしか30000円そこらだったような…」

「嘘だろ!?」

 

こんな産業廃棄物みてえな飲料物が3万!?

買う奴もアレだが製作・販売してる企業もなに考えてんだ

 

「味を二の次に高級で健康にいいものを大量に使ってるらしい。高麗人参とか」

「もっとそれらしい見た目にしろよ…」入れ物の形がアクエリそっくりだから間違えただろうが

 

「…クソ、まだ口の中が変な感じする」

 

どうにかしようと冷蔵庫を漁るが、さっきのいかれた液体以外飲み物は入ってない。

清涼飲料水とか入れとけや

 

 

コトっ…

 

 

外に買いに行こうかと考えていると、机にペットボトルが置かれる。

見たところポカリみたいだ

 

「おお、気が利くじゃねーか。もらうぜ」ワン子か姫路か?

「ええ、どうぞ」

 

返事が想像していた声と違ったので、キャップを掴む手をそのままにそちらに目を向ける。

 

そこには予想外な人物が立っていた。

 

「生徒会長…」

「三郷でいいわよ。試合中みたいに」

 

無表情で目の前に立たれると迂闊に呼べないんですけど

 

「…………」

「…………」

 

 

なんか喋れや

 

 

なにしに来たのあんた?

 

テンション上がりまくってたさっきまでと違い、通常運転でこいつと対峙するのは精神的にキツイ。誰か助けて

 

ポカリを封開けて一気に仰ぎ、同時に周りにアイコンタクトを…ってオオイ!誰も目を合わせようとしねえ!!

 

しかもいつの間にか吉井たちも遠いところに…逃げやがったな!?

 

「さっきは、してやられたわ。完敗よ」

「は?」

 

なんだいきなり

 

「見事に召喚獣を使いこなしてたけど、なにかコツがあるの?」

「あぁ…」

 

試合の振り返りをしてるのか。なにかしら思うことがあったんだろう。多分

 

対戦者の、しかも自分を負かした相手に躊躇なく話しかけに来たのは意外だが、本当に優秀な奴(こいつ)ならアリかな

 

「…俺は召喚獣を動かす時はゲーム感覚でやってるな。コントローラーをイメージしてコマンド入力したらその通り行動するとか」

 

動かすまでに時間はかかるけど、慣れないうちはゲーム機に繋がってるって考えた方がやりやすいんじゃないかな。

あくまで所感だけど

 

「最近はもう少しフレンドリーに接してるけどな。タッグパートナーみたいなもんだと思って…愛称で呼ぶのも」

「…ちょっと待って」

 

結構乗ってきたところで待ったがかかった。

 

「訊いておいてなんだけど、そんなに簡単に喋ってしまっていいの?私は一度負けたとはいえ、また戦うかもしれないのよ?」

「そうだね」

 

プロテインだね

 

 

今回の試召戦争で勝って終わっても、S組側から申し出が来るだろう。間違いなく

 

でもだからって、教えんのケチって優位に立つってのはなんかイヤだ。小物っぽい

 

 

「(あんたは確実に強くなるだろう。なら俺はそんなあんたを超えてまた勝ってみせる)こんな美人に頼まれちゃ無下には出来ないしな」

「………!?」

 

「ナツル。多分思ってることと口に出したことが逆だぞ」

 

「ぅえっ!?」

 

直江に注意され、反射的に口を手で抑える。

 

なに言った俺、今なに言った俺ぇ!?

 

 

「……………」

 

 

やべえ、こっちは下から見上げる形なのに、うつむいてる会長の顔が見えない。(どうなってんのいったい?)

 

昔友達に「呼吸するみてーに女口説いてんじゃねーよたらしがっ!!」って怒られたし(そんな気はなかったんだが)…早めに謝っといた方がいいかな

 

 

「…瀬能君」

 

先手を取られた。

 

こっちを見つめる彼女の顔は、いつもの無表情ながらも頬がほんのり赤い。

 

赤面するほどに頭にきてるのか

 

負かされた上にあんなことまで言われちゃ当然かもしれない。他とは違うとはいえプライド高そうだからな

 

禍根を残すのもあれだし、こうなったら土下座をするしかないだろうか

 

 

「あなた、今からでもSクラスに来なさい」

「…は?」

「その才能を腐らせておくのはあまりにももったいないわ。お化けが出るわよ?」

「俺携帯はボーダフォンなんだけど」

 

そろそろ買い替えようかなコレ

 

「…高評価してくれるのはありがたいが買いかぶりすぎだ。今のとこが合ってるよ」

「床に穴が空いてる教室が?」

「One for All , All for Oneなクラスが」

 

少し視線をずらせば、今だ楽しそうに騒ぎ続けるクラスメイトたちが目に写る。

 

なんてことはない。俺が本当に欲しかったのは、こいつらみたいな仲間だったんだ

 

「雲みたいに空を流れるのも悪くはなかったが、今は風のように羽ばたきを感じたいのさ」

 

「……変わったのね。瀬能君」

 

 

「誰のお陰かは知らないけど、その役目は私がしたかったわ…」

 

 

「あ? なんだって?」

「そろそろ五回戦の結果が出るみたいよ」

 

教室の前方天井からスクリーンがゆっくりと下りてくる。

 

「ようやくか…聞いてなかったけど最終戦の教科ってなんだ?」

「日本史よ。ただし内容は小学生レベルで、方式は百点満点の上限ありの筆記試験。あなたのクラスの代表はなにを考えてるのかしらね」

 

それは俺もよく分からない

 

ただ、勝てない勝負をする奴じゃないからなにかしら策があるとは思うが…

 

 

しばらくしてスクリーンに文字が映し出される。

 

 

Sクラス 霧島翔子

97点

 

 

発表された瞬間、歓喜の声と落胆の悲鳴がFクラス・Sクラス側からそれぞれ流れた。

 

「吉井君っ、やりましたね!」

「やったわね、アキ!」

「うん!今日は学年最下位の僕らが、Sクラスに勝った記念すべき日だ!」

 

明久達を筆頭に、満面の笑みを浮かべて喜ぶFクラス。

 

 

「…完全に敗北ね」

 

生徒会長が落胆の声を漏らす。

 

「そんな…うっ、嘘じゃ!!こんなの…!」

『そんな…!』

『会長に続いて代表まで…!?』

 

この世の終わりみたいに嘆くSクラス。

 

勝者と敗者が明確に決まった瞬間だった。

 

 

スクリーンに再び文字が映し出されるまでは。

 

 

Fクラス 坂本雄二

53点

 

 

歓声が一気に消え失せ、誰も動かなくなった。

 

 

 

     ☆     ★     ☆

 

 

 

「雄二!いったいどういうことなのさっ!!」

Fクラス総出で視聴覚室になだれ込み、一番最初に乗り込んだ吉井が怒鳴り声を上げる。

当然俺も吉井のすぐ後に続いた。

 

「三対二でSクラスの勝ちですね」

高橋教員が、騒々しく押し入った俺らを特に気にした様子もなく冷静に告げる。

その通り だからよけいに 腹が立ち(川柳)

 

「…雄二、私の勝ち」

「…殺せ」

 

「いい覚悟だ!殺してやるから歯を食いしばれっ!!」

怒りをあらわに吉井が坂本に近付く。

「よっ・吉井君駄目です!」

「吉井、お前は足をキメろ。俺は首をヤル…!」

「落ち着くのじゃ瀬能!」

 

姫路が吉井を、木下が俺を必死で止めた。

「坂本ぉ!てめえあんなに大口叩いて53ってなんだコラ!!」

「そうだよ!0点ならまだ名前の書き忘れって思えるけどこれじゃあ…」

「いかにも俺の実力だ」

「「この阿呆がァァア!!」」

 

身動きを封じられながらも渾身の力をもって坂本の頭を掴む。

「返せよ…数時間前の俺のかっこよさ気な台詞、返せよ!!」

「中2乙」

「殺す」躊躇せず掌に力を込める。

 

 

「止めなさいよ瀬能っ!あんただったら30点も取れないでしょ!?アキも…!」

「否定しない!」「失敬な、あと20はいったわ!」

「たいして変わらないわよ!」

試合にすら出してもらえなかった奴が偉そうに…!いっぺん対峙してみろってんだ

 

「…約束通り、一つ言うこと聞いてもらう」

「…言ってみろ」

 

今だに坂本の頭にアイアンクローを決めてるんだが、お構いなしに話が進んでいく。

 

「…………!(カチャカチャ)」

 

それと同時にすごい勢いでカメラを準備しだす土屋。

 

 

なんだろう、このおいてきぼり食った感じは

俺が悶え苦しんでる間にいったいどんなやり取りがあったんだ

 

 

霧島はちらっと一瞬姫路を見て、軽く深呼吸。そして

 

「…雄二、私と付き合って」

 

―――そう言った。

 

「……え?」

間の抜けた声に釣られて思わず手を離す。ついでに木下も離れた(今までずっとくっついてたんだよな…)

 

「…やっぱりな。だがその話は何度も断っただろ?まだ諦めてなかったのか」

「…何度断られても諦めない。私は雄二だけが好きだから」

 

今の霧島の一言で後ろの集団から殺気が噴き出してきた。

 

「…拒否権は?」

「ない、約束だから。…これからデートに出掛ける」

 

そう言うと霧島は坂本の頭をぐわしっ!とわしづかみ、教室から出て行く。

 

「がッ…!は…離せ!やっぱりこの約束はなかったことに―――!」

 

ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜

 

連れていかれる坂本の姿を見てると、なぜか自然にそのようなBGMが流れた。

 

やがて声すら聞こえなくなり、それでも茫然としていると。

 

「さて、坂本の方も片付いたようだし。今から我がFクラスの補習についての説明をしよう」

 

いきなり現れた鉄人(西村教員)がそんなことを宣った。…我がFクラス?

 

「お前らが戦争でSクラスに負けたことにより、担任が福原先生から俺に変わることになった。これから一年死に物狂いで勉強出来るぞ」

『なにー?!!』

 

俺も含めたほぼ全員が叫んだ。当然だが

 

「とりあえず明日から補習の時間を二時間設けるが…、吉井・瀬能・坂本の三人は特に厳しく監視してやるから覚悟しておくように」

「ちょっと待った!なんでそこで俺の名前が出て来る!?」

こんなに品行方正な生徒は他にいないぜ?

 

「そうですよ!ナツルと雄二は当然として、なんで僕が!?」

 

吉井、後で、シメる。

 

「…お前ら本気で言っているのか?二人とも開校以来初の観察処分者だろうが…、特に瀬能。職員室に入る時、扉外すのはお前位なもんだぞ」

「インパクトって大事だと思うんですよ」

 

つーか俺の場合、どんなに成績上げても吉井の成績が駄目ならずっとFクラスなんだが

 

 

「お話は終わったかしら?」

「へ?」

 

声かけられたと思ったら、いきなり後襟首を掴まれた。な…何事?

嫌な予感がしつつも後ろを見る。そこには…

 

「か・会長?なに、なんかようなの?」

「あら、負けた方は勝った方はの言うことを一つ聞くんでしょう?」

 

それって坂本と霧島だけの話だよね。俺関係ないじゃん

それに勝者って俺じゃない?

 

「まずは…そうね。瀬能君には生徒会に入ってもらいましょう。」

「は…はあ!?」

「生徒会長として生徒のことはきちんと理解してあげなきゃね?」

「なんで!?」いいよ別に理解しなくて!

 

気の合う奴とかだけに分かりあえれば俺は満足だよ!

 

無理矢理拘束から抜け出そうともがくが、いっこうに逃げれない。

それどころかどんどん引きずられて…どんな握力してんだこいつ?

 

「くっ…!先生!0点になった戦死者は補習ですよね?!」

 

「ん?ああ…三郷」

「はい?」

「補習は明日だ。忘れないようにな」

「はい」

 

マテやコラ

 

「鉄人テメェー!」

「卒業式に伝説の木の下で釘バット片手にキサマを待つ!!」

「見事に繋がった斬新な告白だなオイ」

 

見ると吉井が島田と姫路に両腕を捕まえられ叫んでいた。

両手に花…か、羨ましいね

 

「そうね…ちょうど、副会長と庶務がいなくて困っていたのよ。だからあなたは副会長ね」

「クラス委員すらやったことないのにいきなり副会長?!ってかヤバイって!!俺が生徒会入ったらタイトル変わっちゃう!生徒会の日常的なものになっちゃう!!」

庶務でも面倒なのに副会長て

 

「大丈夫よ。『非日常的な日々』だから生徒会に入るだけでも十分非日常的よ」

 

俺を引きずりながら説明してくる生徒会長様。

正論だけどさ

…正論だけどさっ

 

「納得いかねぇ!!助けて〜改造されるぅぅぅ〜!!」

 

 

 

 

 

 

抵抗虚しく、俺は生徒会の一員にされた。

…Sクラスに勝てたら、脱会させてもらえるかな

 

 

 

「ずいぶん長いこと待ったのだから、少しはわがまま言ってもいいわよね?」




対Sクラス戦、終了。
長かった…これでやっと次に行ける…

次回からしばらく日常編です。

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