エピローグなので説明もいるだろうし、日記要素も欲しい。
そこから、とある天啓的な考えが浮かびました。
九条君サイドを普通に書いた後、その日の部分を日記風に書いてしまえば良いのでは?という考えです。
もはや日記風とは何だったのかよく分かりませんが、
とにかくエピローグをどうぞ!
○月EX日、快晴。
「あぁもう!これだから勉強は嫌だ!!」
自分でも情けないなぁ、と思いつつも九条はそんな声を上げた。その原因は目の前にある海軍の心得である。
五省。
これら五つを総じて
つまりこの五つは海軍に所属する者なら誰であれ、スラスラと答えられるような内容でしか無い。
いや、それ以外にも海軍においては一般常識と言わざるを得ない事象が幾つもある。まぁそれはともかくこれらは海軍に関係する者ならば誰であれ答えられる問題なのである。……問題なのだ、が。
「……所詮、ただの学生だった俺がこんな事知ってるわけ無いじゃないですかやだー」
そう、元々"ただ"の高校生だった彼(と、本人は思っている)が知っている訳がない。
まぁ、大雑把に纏めると彼は基礎的な海軍の『勉強』をしていたのだ。
「クッソ……海軍は俺に何を求めてんだか。訳が分からないぜ」
そう言って九条はガシガシと頭を掻いた。しかしその目は真っ直ぐと手元の資料に向けられている所から彼の真面目さがうかがえる。
しかし、残念な事に偏差値六十弱のこの頭ではどうにも理解しきれない。と言うよりも、興味が無いからか脳が理解しようとしていないと言った方が正確か。
ハァ、と再び溜息を吐く。
「あー、いっそ金剛さん辺りにでも聞いてみるか?……でもなぁ、仕事してたら悪いし」
元々、九条は余り人に頼ることを良しとしない人間だった。稀に頼った場合でも、相手に負担を掛けぬように気を遣って物を頼んでいたので、このような事にはあまり慣れていない。
加えて、同世代の女の子にそんな事を尋ねるのも何とも情けないし。恥ずかしいし。
世界は俺に何を求めているんだー、と言い訳っぽく呟く。
「うーん、提督さんは忙しいだろうし」
毎日毎日、胃が痛そうな表情で必死に働いている横須賀提督を思い浮かべた。
うん、ダメだ。あの人に尋ねるのは俺の良心が許さない。
「時間は……八時か。確か移動は十二時からだったよな」
時計を確認する。現在時刻は午前八時。そろそろ朝食を食べる時間だ。
するとその時、ググゥ……と自身の腹の音が鳴った。
なんかタイミング良いな、と思わず苦笑いをする。とは言え、出発はこれからだし色々と準備も始めないといけないのでそろそろ食事を摂るべきなのだが。
「……でもキリが悪いしなぁ」
チラリ、と資料を見つめる。今、見ているのはちょうど二枚目の半分辺りというなんともキリが悪い部分だ。
しかし、腹は減っているし……。
「良し、飯にしよう」
勉強と食事。その二つを天秤に掛けた結果、一瞬で食事の方へと傾いたのを確認した九条は立ち上がった。
……まぁ、なんというか。高校生はやっぱり食べ盛りなのだ。
決して勉強が嫌だからとかそんなんじゃない、と言い訳をしつつ九条は部屋を後にする。
そして扉はパタリと閉じられ、鍵が掛けられた。
1
食堂。それは海軍に於いても意味は変わらず、食事を摂る場である。
ここ、横須賀鎮守府でもそれは変わりない。
毎日の朝昼晩はここで美味しい料理を出され、海兵達に力を与えているのだ。
まぁ、前口上は良い。それよりも現状に目を向けよう。
「……で、何で電ちゃん達がこの席に居るのかな?」
何なんだろう、と九条は絶句していた。ここは、食堂の窓際にある四人席である。
そこで腹を空かせた九条は食事を摂っていた。うん、そこまでは良い。
「偶々なのです」
「電に同意ね」
「九条!また私を子供扱いしてない?」
「こう言う時、何処かの魔王が気にするな、と言っていたな」
で、何だって第六駆逐隊の皆さんがこの狭い四人席に詰めるようにして座っていて、それぞれ好き勝手にくっちゃべっているのか。
いや、まぁ狭いと言っても身体の大きさ的には問題は無いのだけれども。
それに、四人共子供なので和むと言えば和む。だが、問題はそこじゃないのだ。
「うん、それは良いんだけど。良いの?他の子達と食べなくて」
チラホラと視界の端に映る電ちゃん達くらいの子供達の方を指差してそう尋ねる。
子供は子供同士の方が良いのでは?と言う考えからそう尋ねたのだが、
「それよりも新たな提督さんと仲良くなる方が先決なのです」
「まぁ、九条提督は色々と不思議な部分もあるしね」
「一人前のレディは男の秘密を知っているらしいから秘密を暴いてやろうと思って」
「と、まぁこんな理由らしい」
どうやらこの四人のお嬢様方は知的探究心に打ち負けたようだ。
ってか、暁ちゃん!そんな知識を何処で覚えた!?と、内心困惑する。
「うん、とりあえず響ちゃんはボケ役なのかストッパー役なのかハッキリしようか」
「私はボケでもストッパーでも無く不死鳥なんだが」
「あ、成る程。最初の予想通りクールな不思議系中二病ロリだったのか。納得」
とりあえず、響ちゃんは中々に多彩な属性持ちのようだ。なんだ、クールな不思議系中二病ロリって。
って、なんか周りからの視線を凄く感じる。周りを見渡すと、此方を睨むように見つめている海兵さんが数人。
「……ロリ?って何なのですか?」
「あぁ、電ちゃんは知らなくて良い」
少しばかり不愉快になったが、まぁ気にするほどの事ではないだろう。そう思って九条は普段通りの表情に戻し、また電達と会話を再開させた。
ーーすると、
ザワ……ザワ……。擬音にするならそんな音だろうか。
突然、食堂全体で何か恐ろしいものが現れたかのように明るい雰囲気が掻き消えた。
そして人々の視線は入り口の方へと向けられている。
「それで九条!やっぱり一人前のレディーっぽい服装って」
「ん?あぁ、それはだな」
当然、九条も食堂のおかしな雰囲気には気付いていたのだが、何かあったのかな?、と少し疑問に思った程度だったので直ぐに暁の言葉に返答をする。
……何だろう、何だかとっても不幸な予感がする。
大体、何で海兵達の食堂場で急に楽しげな会話が無くなるのか。そんなの真っ先に思い浮かぶ理由としては一つしかない。
そう、何らかの『異常』が起こった時に他ならない。
もしかしたら深海棲艦が鎮守府に強襲を仕掛けてきたんじゃないか、と九条は戦慄する。しかし、それならば何らかの避難やら戦闘準備を促す放送がある筈なのでそれは無いか、と自ら否定した。
その時だった。
「ふぅん、キミがね。成る程、確かに一般人とは何か違うみたいだね。強いて言うならばボクと同じような匂いがする」
一瞬、その声が自分に向けられたものだと気付かなかった九条は、何だろう?、といった感じに振り返る。
……そこに居たのは、横須賀提督と似た服装をした海兵さんだった。肩まである白い髪が食堂の明かりを反射して輝いていて、その声は中性的だが自分とあまり変わらぬ少年のようにも思える。
「……アンタ、誰だ?」
九条の口から出てきたのは疑問だった。まぁ、何だって自分と同い年くらいに見える少年が海軍に居るのだとか、どうして自分の事を知っているのかとか疑問は沢山あるが、それよりも先に出てきたのはソレだった。
「おっとこれは悪かったね、……ボクの名前は
「あぁ、よろしく。……俺にはそうは見えないけどな。そもそも俺みたいなよく分からないのはとにかく凡人が提督になれる訳ないだろ?」
九条は素直に思った事を口にする。まぁ、自分みたいに罪を償う為とか特別な理由でもない限り提督なんて仕事やらされるわけないし、そもそも世界の命運が掛かった戦いに素人が参加して良い訳がない。
と、ここまで考えた九条はじゃあ、自分はどうなのか……と、考えてみるが。
(あ、俺。素人じゃん。アレ?マジで何で俺が提督に選ばれたの?)
「いやいや、とてもじゃないけど九条君程の才は無いよ。出来ると言っても大したことはないし」
「謙遜すんなって、そもそもその年で提督になれるのは異常だろうが。提督になる平均年齢ってのは優秀なヤツでも二十後半。遅けりゃ三十、四十なんてザラだ。そう考えりゃアンタは十分優秀だよ」
何だかんだ言っているが、目の前の少年は本当に優秀に違いない。そもそも提督ってのは世界の命運を掛けて戦っている存在なのだから。
それこそ、自分なんか足元にも及ばない。
「あー、まぁ褒め合いはここまでにしようぜ。……んで、何の"要件"だ?」
とは言え、こんな不毛な事をしていても話は進まない。そう思った九条は話を進める為に、そう切り込んだ。
なんと言うか……これまでの経験上、こう言う輩は何かしら、面倒な事を運んで来ることを九条は知っている。だからこそ、面倒を極力避けたいのである。その為にわざわざ催促したのだが、
「要件……ねぇ。強いて言えばお願い事かな?」
「お願い事?」
九条は聞き返した、その言葉に氷桜が頷く。
「ボクと友軍関係になって欲しい。つまり助け合いの関係だね」
……助け合いね。それは立派な事なんだろうが。
「悪いが、それは受けられないな。メリット的に」
そうなのだ。少なくともあっちは本当に優秀で、こちらはただの凡人。何を勘違いしているのか分からないが、俺と友軍を結んだところでデメリットにしかならない。そんなの認められる訳が無いだろう、と九条は内心結論付けつつそう言った。
「……ボクが役に立たないと思ったの?」
「違ぇよ。寧ろ俺がそっちに足並みを合わせられないからデメリットにしかならねーっつってんだ」
はぁ、と溜息を吐きながら九条は答える。九条は実際に自分が指揮したつもりや覚えが無い。というのも一つの理由だが、そもそも自身にそれほどの実力がある事すら気付いていないのだから仕方がない。
「それで、用がそれだけならもう良いか?」
「それがキミの本心?」
「……、ならお前はどう思うんだよ?」
「嘘吐き。キミはわざと誘いを断った」
食えない、という言葉が喉までせり上がってきたが、九条はかろうじて呑み込んだ。
代わりに言葉を選び抜いて、言ってみる。
「ってか、お前俺じゃなくて別の奴と友軍組めば良いじゃん、そうすりゃお前も相手もWinWinでハッピーじゃねぇか」
「……それじゃダメなんだよ」
「なんでだよ……ってか期待の眼差しなんか向けられても困るって!!」
「それは……ギャグなのかな?」
このままでは相手に迷惑を掛けてしまう!と、思った九条はぎょっとして氷桜少年から離れるように身を仰け反らせた。
九条はただでさえ海軍に迷惑(勘違い)を掛けているのだ。その上、警察に突き出される事なく罪を償う機会まであたえられている。ここまでされたら流石に周りに迷惑を掛けてばかりの高校生である九条と言えどこれ以上迷惑を掛けたくないと思うのも無理はないだろう。
それからもう一つ。
ここに来て初めて髪をはらって顔を見せた氷桜少年はとても整った顔立ちをしていた。中性的と言うのだろうか?女の子として見れば美少女のようにも見えた。
日本人としての白い肌。白い髪から見え隠れする黒い目。
……何と言うか、抗えない見た目的な格差を感じた。詰まる所、あ、コイツ絶対に勝ち組だわ。と思った。
と、
「九条さん、何処を……見ているのです?」
むっすーとした表情でこちらを見つめる電と、
「そうかコレが何処かで聞いた男の娘というヤツか」
流石、と言わざるを得ないクールな不思議系中二病ロリを見せつけている響が居た。
「ちょっと待て響ちゃん。その
先程から珍発言を繰り返す響をもっと問い詰めたかった九条だったが、流石に場所をわきまえることにする。……何にしてもキャラ崩壊が酷くなってきた九条だった。
「九条は何で断ってるのかしら?」
「きっとアレよ。多分考えてるんじゃない?頭良いし」
横で何やら
……何だか凄い勘違いをされているような。
「えっと、ダメ……かな?」
「駄目だ。結べないものは結べない」
「……、」
氷桜はちょっとだけ考えて、
「あ、じゃあこうしよう。友軍じゃなくて同盟というのはどうかな?」
「意味が同じだろうがオイ」
考えた結果がコレだったら残念すぎるのだが、
「あ……あの!九条さん。どうして友軍を結ばないのですか?」
電が疑問を込めた声でそう尋ねてきた。
「そうだよねー電。何でボクと組んでくれないんだろう?」
氷桜がそれに便乗する。いや逆に何故氷桜がそんなに俺と友軍を結びたいのか分からないんだが、と九条は思わず言いたくなったがギリギリでそれを飲み込んだ。
「……まぁ強いて理由を上げるなら二つ」
もう、これ以上付き合ったら此方の処理能力を超えそうなので九条は仕方なく本音を口にする事に決めた。
「一つはさっき言った通り。俺がそっちに合わせられなくて足手纏いになる」
これに関しては先程も言ったので、特に疑問を上げる人物はいなかった。
「んで、二つ目。俺自身海軍に詳しく無いから時間がいる。つまりは、勉強する時間が欲しい。それだけじゃなく、俺が行く島は開発も何もされてない無人島だからそこの開発もしなきゃなんねー。何にしろ時間が足んねーんだよ。分かったか」
それを口にした時、第六駆逐隊は勿論の事。氷桜もハッ、としたように口を噤んだ。
シン、とした空気が九条達の周りを覆う。……何だろうか、似たような空気をつい最近感じた気がしてならない。気がしてならないのもあるけど、なんだっていきなり通夜みたいに湿っぽくなってるんだーっ!!と九条は心の中で絶叫する。
「えっと、とりあえず。そんな訳で友軍を結べないんですが……納得しました?氷桜さん」
何となく空気的に敬語で九条は尋ねた。内心は汗ダラダラである。何せ、理由がこちらの。それも個人的な物や進められる気がしないようなモノばかりなのでいきなりキレられてもおかしくないのだから。
「あっ、うん。ご、ゴメンね?わ……ボクも考えが足らなかった部分があるし」
少し申し訳なさそうな表情で氷桜がそう言った。この反応は些か予想外だったが、それを口に出すことはしない。
「まぁ気にすんなって。寧ろ、俺の方が整ってねーから悪いんだし」
「何だか九条さんが普段よりも砕けた口調なのです」
「……いつから電ちゃんはKYになったのかな?」
突然、口を挟んだ電を少しばかり
というか、何だか申し訳ない。折角の申し出なのに。
「うん、まぁ駄目元だったから良いよ。寧ろ、九条君がどんな人か分かって良かったし。聞いていたよりも面白い人だった」
ソレを口にすると氷桜はそう言った。そして時間を確認すると、そろそろ行かなきゃ。と呟いて九条に背を向ける。
「じゃあね九条君。また会おうね」
「ん、あぁ。またな氷桜」
別れはそんな素っ気ない言葉で終わった。そして氷桜が食堂から姿を消すと同時に、再び先程までの聞きなれた喧騒が耳に戻ってくる。
氷桜の姿が消えてから、響がボソリと呟いた。
「氷桜、確か最年少で"大将"になった天才が居たとか聞いたような……」
その言葉でようやく九条は何故人々が氷桜が現れた途端、突然会話を止めたのかに気付いた。
2
時刻は間も無く十二時。
移動の為の様々な準備を済ませた九条達は鎮守府前の堤防に集まっていた。
九条と共に移動するメンバーは、まず第六駆逐隊の四人。それから金剛。そして見知らぬお姉さんの六人であった。
初めて会ったお姉さんに少しばかり困惑した九条だったが、横須賀提督に紹介され。彼女が自分と共に鎮守府に行く方である事を知った九条は今では普通に彼女と接している。名前は『大和』と言うそうだ。
鎮守府前の堤防には、大きな船が用意されていた。提督さんの話だと護衛もしてくれるそうなので安心だ。
しかし、九条の様子は明らかに挙動不審であった。
「九条さん、どうしたのです」
にっこり無邪気にそう言われたとあっては、何でもないと答えるしかあるまい。九条は誰にも気付かれぬようにそっと息を吐いた。
……何と言っても『同棲』である。
しかも男女比率は『男一人』に『女六人』だ。
挙げ句の果てには『小さな女の子を四人』も、だった。
ハーレム。そんな言葉が思い浮かぶが、九条としてはそんなの要らないのが本音だ。
仮にも、健全な男子高校生なのである。そんな健全な男子高校生である彼が女ばかりの場所に居たらどうなるのか。
最悪な結末など考えたくない。と言うよりも逮捕歴がつくなんて嫌だーっ!と内心叫ぶ。
するとポン、と九条の肩に優しく横須賀提督が手をおいた。
「九条君……分かるよその気持ち。俺も、理沙先輩や霧島に手を出しそうになった事があるし」
「提督……いや、冬夜さん。俺」
「良いんだ。九条君だって健全な男子高校生だからな。だが、決してエロ本とかは駄目だぞ。女ってのは何処に隠しても把握しやがるからな」
経験談であるからこそ、その言葉は九条の胸に響いた。真剣な表情でコクリと頷く。
「まぁ、俺が何とかなっているからキミも何とかなるだろう。暫くは我慢するんだな」
「はい、特に金剛さんや大和さんへの対応を気を付けます」
コッソリと他の女性陣には聞こえぬように会話をする二人は側から見れば滑稽だろう。なんと言うか、ハッキリ言うと少しばかり気持ち悪い。
「まぁ、それはともかくだ」
コホン、と提督が息を整えた。そしてニッ、と笑うと九条にこう声を掛けた。
「頑張りたまえ、九条君。俺も頑張るからな」
「はい、ありがとうございます」
二人は握った手を軽く合わせる。コツン、とぶつかった手の感触は何だか、あったかく思えた。
そして九条は普段のモードから仕事モードへと切り替えると後ろの七人へとこう、声をかけた。
「船に乗り込め。先で次の指示を伝える」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
全員が船に乗り込んだのを確認した九条は船の上で声を張り上げた。
「今までお世話になった横須賀提督に対し敬礼!」
ビシッ、と全員が右手を頭に添える。キラキラと輝く太陽が六人の姿を照らし、その姿を眩しそうに横須賀提督が見つめていた。
そして九条は進行方向を向き、指示を出す。
「これより向かうは我々の本拠である!
無人島鎮守府へ、いざ……出航ッ!!」
ソレが出発の合図だった。
○月EX日、今日の雨は一味違うぜ?
今日は朝から勉強してた。海軍の勉強だ。
何つーかマジで難しいね。覚えにくいって言うか、なんと言うか。
あ、そうそう。朝飯食ってた時に、なんか知らない美少年が現れた。
白髪の中性的な感じで、正に勝ち組!ってやつだったね。
んで、なんか知らないけど友軍を組みたいとか言ってきた。
……ぶっちゃけ、馬鹿なの?俺、ど素人ですよ?
負ける未来しか見えないじゃないですかやだー。
まぁ適当な理由を言ったら諦めてくれたみたいで良かったけど。
それから移動をして、今は新たな鎮守府に居る。
メンバーは、電ちゃん達第六駆逐隊と、金剛さん。それから大和さんっていう人だ。
後から間宮さんって人も派遣するとかどうとか。
まぁ移動のせいで結構疲れているんだけど、日記はキッチリ書いているから完全に習慣付いているんだよなぁ。
まぁ何にせよ明日からは忙しくなりそうだ。
……個人的にはこのハーレム(仮)状態をなんとかしないといずれ性欲がヤバイだろうけど。
次回から第2章です。
第1章は内容が薄かったので、第2章からはもう少し濃くしたいなと考えております。
それと勘違いが分かりにくかった件も改善していきたいです。