とある提督の日記   作:Yuupon

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文章を気にせずに書いたので効率が普段の二倍でした。
最後にも書いてますが、これを読んでも分からない部分があれば質問いただければお答えします。
(追記もします)


29 二章解説 (閲覧注意)

 今回の話は第二章の解説です。

 緩めに書いていきますが、興味が無い方はブラウザバック推奨します。

 

 ではでは、早速。

 

 まずは二章に出てきた勢力と、その目的をまとめていきます。

 

 

 

 神無鎮守府

 

 主人公の鎮守府です。防衛に長けた造りにしており、志島鎮守府を制圧した深海棲艦の群れの攻撃にも耐え切りました。

 

 志島鎮守府の奪還に駆逐艦電、島風の二人。

 防衛には残りのメンバーを。

 

 目的は誰一人欠けることのない作戦遂行。

 

 

 

 

 横須賀鎮守府

 

 橘提督の鎮守府です。艦娘の数は多く、豊富な資材があります。今回は援軍を送るためのルート確保に三部隊を用意しました。

(直接の援軍は第一艦隊のみです)

 

 桐谷理沙提督が主となった合同作戦の補佐役というのが彼らの役目でした。

 

 目的は任務遂行。

 橘提督の個人的な目的としては、今回の不自然な戦争の原因を突き止めること。

 

 

 

 

 志島鎮守府

 

 奪われた氷桜理緒の鎮守府です。元帥、武蔵野鎮守府との極秘作戦で、わざと敵の手に鎮守府を渡しました。

 その際に艦娘達は事前に作成していた拠点に移していたようです。

 

 目的は、表向きに深海棲艦に敗北したニュースを速報として流すことで、深海棲艦との繋がりを疑われていた黒鎮守府提督を釣ること。

 

 氷桜提督の個人的な目的は、黒鎮守府提督の身柄。

 深海棲艦のスパイ=黒鎮守府提督は深海棲艦という図式ですね。

 もし深海棲艦が人間に擬態出来るなら、その技術を秘密裏に調べることで元帥に対するカードになり得ると考えています。

 

 

 

 武蔵野鎮守府

 

 今回のラスボス(横須賀提督に対しての)です。

 とは言っても彼自身悪い人間ではなく、また武蔵野鎮守府の働きは人間側にとってとても有益です。

 

 目的は、黒鎮守府提督を釣り出すことで敵の幹部を誘い出すこと。

 現在、通常型の深海棲艦のサンプルは存在しますが、姫級のサンプルはありません。だからこそそれが欲しかったのです。

 また、深海棲艦に火薬を詰めて火をつけると絶大な威力を待つ爆発になるということを明かしています。

 

 武蔵野提督の最終目的は深海棲艦の絶滅ですので、まずは敵を調べる(人体実験)のために敵にとって有益である黒鎮守府提督を餌にしました。

 

 

 

 黒鎮守府

 

 一章の05でサラッと書いた鎮守府です。

 よく言われているブラック鎮守府であり、その実態は艦娘達に人体実験を行うことでその構造を調べていました。

 提督は深海棲艦のスパイであり、人間に擬態していた模様。深海棲艦側に情報を流していましたが、摘発されて捕縛されます。

 

 その後志島鎮守府の牢に入れられており、後に本土へ輸送予定でしたが本作戦により牢を脱出。そして一時の拠点を得るために静寂島に移動したところを氷桜に捕縛されました。

 

 目的は不明。深海棲艦側に有利に働かせることとたけは分かっています。

 

 

 元帥

 

 元帥として『優しく』、そして厳しい人物。

 武蔵野提督視点ではラスボスのように描かれていますが、彼の目的は人類の安全の確立です。

 武蔵野提督が提案した、黒鎮守府を利用する作戦に承諾しました。

 

 

 

 

 戦艦棲姫

 

 

 非常に野心がある深海棲艦にして、深海棲姫曰く人間側を排除しようとする筆頭。

 多くの深海棲艦を従えて志島鎮守府を落とした後、部隊の半数以上を次なる敵地、神無鎮守府へ送ります。

 

 九条の心臓に銃弾を当てたのも彼女ですね。

 

 目的は人間を根絶やしにすること。そのために志島鎮守府に捕らえられている黒鎮守府提督(深海側のスパイ)を回収して情報を得ようとしました。

 そして回収には成功しましたが、その後きた九条達に志島島を奪還され、氷桜の艦隊に叩かれて大打撃を受けます。

 

 それから二日で部隊をまとめなおした彼女は再び志島鎮守府へ攻め入ろうとしましたが、九条の策(意図していない)に嵌り、理沙提督率いる艦隊と九条が連れてきた二人の駆逐艦によって捕縛されます。

 

 

 

 

 と、ここまでが大まかな勢力ですね。

 では次にシーンごとに切り取って書いてみます。

 

 

 前哨戦①〜前哨戦②まで。

 

 

 

 九条提督の元へ届いた一通の指令書が発端です。

 氷桜という九条の知り合いの提督が運営している『志島鎮守府』が陥落したとの報告があり、命令書には、電と島風だけでそれを奪還せよと書かれていました。

 そこには元帥のマークが付けられており、公式に認められた命令書です。

 

 勘違いしている九条くんは『無力な女の子二人』を連れて戦場に行くなんて、と激昂します。

 

 一方、横須賀鎮守府の橘提督はこの作戦はおかしいと感じ、武蔵野提督が何かしらやっているのではないかと疑います。

 それから調べ始めると、横須賀鎮守府に輸送用の船が停泊していることに気付きます。

(その際に桐谷理沙提督と合流)

 

 船の人曰く元帥が神無鎮守府へ送るように、と書いてありますが詳しく書きますと。

 九条が元帥に連装砲ちゃんを送るように依頼→元帥がそれを受けて連装砲ちゃんを輸送するように命令 という感じだったりします。

 

 そこで、五〇機の連装砲ちゃんという意味不明の輸送品に混乱します。

 

 この五〇機の連装砲ちゃんは九条が依頼したもので、妖精さんと協力して改造することによって、ただ自立して動くだけではなく命令をすると敵を攻撃するようにプログラムするのですが、この段階ではプログラム前なので自立モードをオフにしています。

 作中で連装砲ちゃんが動かないのはそういうわけですね。

 

 

 それから九条くんの対策は続きます。

 妖精さんの元へ行き、『勾玉』を調べることで応急修理女神の開発に成功。

 装備は持ち前の幸運で戦争前に作っていたという設定です。

 

 

 

 

 さて、ここまでが前哨戦ですね。

 図にすると、

 

 志島鎮守府陥落→志島鎮守府の奪還依頼→ふざけた命令書にブチ切れ

 橘提督、不審感を抱く→動かない連装砲ちゃん

 

 こんな感じですね。ザックリと。

 え? 分かりづらいって?

 

 ……コホン。

 

 ではサクサク進んでいきます。次は中盤戦です!

 

 

 

 

 

 中盤戦①〜中盤戦③まで。

 

 

 まず初めにフラグ立て(元帥と武蔵野提督による会話)ですね。

 捕まっていた誰かが逃げ出したことを示唆する内容を話しています。若干上から目線で、元々泳がせていたためか観察しているといった感じかな?

 

 そして九条達が動き始めます。具体的には、奪われた志島鎮守府の奪還です。

 濃霧という条件がありますので、史実のキスカ島撤退作戦と同じように霧に紛れて行動することにしました。

 それから志島鎮守府への奇襲ですが、これに関してはまず表門から堂々と攻めいることで撹乱し、表側に戦力を集中させることが最初の狙いです。次に裏門を攻めることで、『そちらが本隊か』と勘違いさせようとしたのが肝です。

 

 最後に表側に戻って今度は正面から突撃をかける、というのが当初の予定でしたが、その途中で邪魔が入ります。

 

 ……はい、戦艦棲姫です。一応事前に応急修理女神を二人に渡してはいますが、その効果を知らない九条くんは二人を庇って怪我を負います。(心臓へ弾丸の破片が突き刺さる)

 

 その後交戦は諦め、まず敵陣に二人を置くことにしました。

(二人の安全のために)

 連装砲ちゃんを全て置いていき、九条くんはそのまま戦艦棲姫を志島鎮守府に近づけさせないために単身戦艦棲姫の元まで行きます。

 まぁ、妖精さんは居ますが。

 

(ついでに、この辺りで横須賀提督が武蔵野提督に問い詰めることを決意しています)

 

 

 で、中盤戦②

 

 始まってからすぐに、九条VS戦艦棲姫というおよそ負けゲーにしか見えないバトルが勃発します。

 九条くんの目的はさきほども言った、二人がいる志島鎮守府に戦艦棲姫を近づけさせないこと。

 途中、海に引き摺り込まれたり駆逐イ級を怯ませていたりと人間とは思えない活躍をします。

 ただ、九条くんはここでも勘違いをしており、戦艦棲姫の化け物の部分だけを戦艦棲姫だと思っており、人間の部分を操られた人間だと思い込んでいるので、後のフラグにも使えそうですね。

 

 そんなこんなありましたが、結局敗北します。

 船はまるごと消し飛ばされ、九条くんは銃弾の雨を全身で受けるわけですが、ここで持ち前の幸運を発動します。

 

 

 最初の作戦で上手く敗北してから、周辺の深海棲艦を撃破して回っていた氷桜くんの艦隊がすんでのところで彼を保護したのです。

(ただし九条本人は気付いておらず、本編の描写も曖昧)

 その後、志島鎮守府の波打ち際に放り捨てられるのですがそれは置いておきまして、

 

 

 一方その頃。

 志島鎮守府に置いて行かれた二人は連装砲ちゃんを駆使して敵を各個撃破していました。

 連装砲ちゃんのオート化という改造を施したことで、ほとんど戦う必要もなく敵を倒せたのです。

 

 

 さてさて、ここからは中盤戦③です。

 

 初手は島風の思考フェイズですね。

 エピローグの日記にて、軽く島風の過去を書くことで分かってもらえたと思いましたが、彼女は元々黒鎮守府に所属していた艦娘でした。

 黒鎮守府から抜け、放浪していたところを発見されて新しい艦娘として神無鎮守府に着任した、という設定です。

 短い間でも九条提督と共にいることで、若干影響を受け始めている感じです。

 

 で、次が行間。これは要約しますと、九条を志島鎮守府の海岸に放り捨てた氷桜が何やら企むシーンです。

 これが、上記で説明しました『黒鎮守府提督の身柄』に繋がります。

 まぁここはこれといって説明することはありませんのでこんな感じで。

 

 

 その後、九条くんが目をさまします。

 最近は緊迫したシーン続きだったので若干の息抜きを入れつつ、あの後どうなったのかを説明しています。

 

 まずは志島鎮守府を奪還しに来てから一日経過してしまっていること。

 志島鎮守府の奪還に成功したこと。そして勾玉によって決意のシーンを入れてみました。

 『ありがとう』の意味は各自の解釈にお任せします。

 

 

 さて、中盤戦をまとめますと、

 

 志島鎮守府への奇襲→VS戦艦棲姫→志島鎮守府奪還→九条目が覚めた。

 

 超ザックリと。こんな感じです。

 

 

 そしてラスト! 一番面倒げふんげふん。読みづらい後半戦です!

 

 

 後半戦①

 

 

 初手はほのぼの。個人的に戦闘書くのが一番で、二番目に好きなフェイズです。

 島風に焦点を当て、『援軍到着のフラグ立て』が一応の目的です。

(一番はほのぼの好きな読者様のための息抜きですが)

 

 そして横須賀提督こと、橘提督。その先輩である桐谷理沙との合流。

 簡単に言うと、桐谷理沙に実権を渡す話です。

 提督としての権利を預ける形ですね。

 

 

 そして仕事を片付けようとパソコンに向かって、音楽ファイルを発見。

(パソコンのパスワードという普通教えられない情報をもらっているのに気付かない、不思議!)

 

 そして静寂島に氷桜がいることや、深海棲艦が住んでいることを思い出した九条は単身静寂島へ向かいます。

 その際に、妖精さんから逃げるための装備を受け取ります。

 

(描写していませんがこれも勘違いで、持たされた装備がレーダーなどを妨害する装置だったり。

妖精さんは逃げる=ステルスと勘違いしたようです。しかし、これによって海軍に発見されずに深海棲艦を逃していますので一応フラグなのかな?)

 

 ギミック的に考えましたが、後々考えるとそこまで考えながら読んでくれる方がいるかどうか……というところにいってしまいましたが。

 

 で、最後に監視です。

 氷桜提督の指令により、川内が鎮守府に潜んで九条くんの行動を覗いていました。

 うん、これだけです。

 

 

 そして次! 終盤戦②

 

 

 理沙提督大混乱☆ なんて言ってみたりですが、まぁ普通に考えて提督という職種に就いてる奴がフラフラと敵艦の蔓延る地域にいったらそうなりますわ、という話です。

 九条くんの指揮が無かったので無理やりねじ込みました。

(最初に考えてたのが九条くんが実は艦娘の息子でバトル〜的な展開だったという衝撃の裏話)

 

 うん、作品自体ぶっ壊れるところでしたね。まぁこじ付けがましいですが。

 

 

 そして九条くんサイド。

 今回は視点移動が激しいです。

 

 内容は、静寂島まで無事に辿り着いたことを書いただけですので説明は不要かと。

 

 

 で、最後に橘提督サイドです(なんかこの辺りから主人公変わってる気が……気のせいだよね?)

 

 最初に言いました、橘提督の目的。

『今回の戦争における不自然な部分を解明』するために聞きに行きました。

 ド直球過ぎて何も言えないですね。

 

 で、結構引っ張ってこの回では結局聞きません。

 

 

 

 後半戦③! 段々とテンションがおかしくなってまいりました!

 

 

 ここでは武蔵野提督が自身の目的を語っています。

 深海棲艦の全滅。その素体を使っての科学兵器などですね。

 

 そして、今回の九条達への作戦が、『志島鎮守府の奪還』には決して使ってはならない失敗策だと認めます。

 では、本来はどのような作戦だったのか。

 

 ここで、第一章の05でサラッと書いた黒鎮守府がでてきます。

 05話では、黒鎮守府を摘発して提督を拘束したことを書きました。

 

 そしてこの話で黒鎮守府にて、艦娘を人体実験していたことが明らかになります。

 そこから武蔵野提督は、黒鎮守府の提督は実は深海側と繋がっており、艦娘のデータを送っていたのではと疑います。

 

 それらを罠に嵌めて一網打尽にする。それが、真の作戦です。ただ、メディアなどにそれを言ってしまうと内側に裏切り者がいたのに気付かなかったということで海軍の威信に関わってしまうので、秘密裏に行う必要がありました。

 まぁそれを言ってしまえば志島鎮守府を奪われたことも威信に関わりますが、あとからわざと奪われたと説明してしまえば問題ありませんので。

 

 

 そして九条と氷桜サイド。

 氷桜くんは九条くんが全ての作戦を完璧に見抜いていた、と勘違いします。

 そして九条くんは九条くんで氷桜スゲーくらいにしか思ってなかったり。

 

 とりあえず氷桜の生存確認をした九条くんは次に、深海棲姫の生存の確認へと走っていってしまいます。

 

 (ちなみに、この様子は武蔵野提督が航空機を飛ばして録画し、鎮守府で放送していました)

 

 そして武蔵野提督が放った航空機を無力化し、バレないように編集データを仕込んだ氷桜くんは真の目的。

『黒鎮守府提督が深海側のスパイならば、彼もまた深海棲艦である』という予想を信じ、一枚の手札を手に入れます。

 

 人間に擬態している可能性。そんな手札を。

 

 

 その後、九条の策(完全なる意味で勘違い)によって戦艦棲姫を捕獲。

 これは九条が乗った船が残してしまったデータによる痕跡を追っています。何も処置を施していないので追跡は容易だったり。

 そしてちょうど戦艦棲姫の部隊に奇襲をかけるような位置でぶつかりあってしまったと。

 

 

 そして戦艦棲姫を無力化したことで、終結宣言が出されます。

 

 

 そしてザックリとまとめると。

 

 武蔵野提督の暗話→氷桜勘違いからの悪巧み→九条策(笑)によって戦艦棲姫捕縛→戦争終結

 

 こんな感じです。

 

 

 

 くぅ、疲れました。

 エピローグはもう説明不要だと思います(日記入れたので)

 

 あとはそれぞれの話と組み合わせれば分かるのではと。

 ……はい、分かりにくいのは完全に作者のミスです。やっぱり話を膨らませすぎると物語が動かし辛いですね。

 下手は下手なりに、日記でやっていきたいと思います。

 

 それから、ここが分からない、などありましたら質問して頂けるとありがたいです。

 その都度お答えします。(活動報告に作った方が良いかな?)

 

 ともかくにも、ここまでご閲覧ありがとうございました。

 人物紹介を書いてから第三章(今度は分かりやすく)を書きますのでどうぞごゆるりとお待ちを!

 

 

 

 追記です。

 質問がありましたのでいくつか載せていきます。

 

Q1、勾玉を調べた結果ダメコンが開発されたなら、今までこの世界にはダメコンがなかったんですか?

 

A、はいありません。そして量産なども、九条くんがその効果を知らないために鎮守府内でしか運用されず、艦娘達はそれを見て内密にするのか、と勘違いするので余り多くはされません。少なからず世には出回らないです。

 

 

 

Q2、擬態棲姫(仮)への見分け方や対処法は考案されてるんですか?

深海棲艦のスパイがアイツ一人という保証もありませんが。

 

A、対処法はまだ考案されていません。これから実験(人体)によって調べるつもりだったようです。

恐らくこれは描写しないだろう(氷桜の日記を書かない限り)なので、セーフかな?

 

 

 

Q3、連装砲ちゃんの大規模自立化&突撃運用法ですが、反発やコストの問題はないんですか?

 

A、問題ありません。連装砲ちゃんに関しては、作戦コマンドを思い出してもらえるとありがたいです。

 某RPG風に言うならガンガンいこうぜ、みたいな。強制的に攻撃するのではなく、これに攻撃してくれ、程度なので反乱の心配もありません(本人の意思なので)。コストに関しましても、前線が要求したことを受けて大本営が出しているので問題無しですね。

 


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