「ひゃーーーっはっはっはっは!!」
「やれやれェ船長ォ!!!」
「バ…バケモノめ……!!!」
「おれは
バギーは正々堂々と戦う事なく、町長の首を切り離した手で掴み上げ、嘲笑う。
「そんなにこの町が大切だお言うなら、一緒に消し飛べてさぞ本望だろう」
「なんじゃと貴様……!! わしと戦え!!!」
「おいおい……
「この町は潰させん!!! わしと戦えェ!!!」
大砲の砲門を町長に向け、バギーは手下に点火を命じる。
抵抗も虚しく、町諸々散るかと思われた時。
「! 麦わらの男っ……!!!」
町長の首を掴んでいたバギーの手が、ルフィによって引き離された。
麦わら帽子のつばの下から、ルフィは不敵な笑みを笑みを浮かべて見せる。
「約束通り、お前をブッ飛ばしに来たぞ!!!」
「よくもノコノコと自分から……!! 貴様等!!!現れたな!!!!」
怒りを再熱させるバギーの前に、散々暴れ、逃げ回っていた私たちが次々と姿を現していく。
「小童共……何しに来たんじゃ、
そう言って、取り落とした槍を拾い再び突撃しようとする町長。
すると私は町長の頭を―――手頃な場所にあった壁に手加減しながら叩きつける。
「!!?」
ガン!! と鈍い音が鳴り響き、白目をむくとその場にずるずると崩れ落ちる。
「あ……!! あんた!! 何て事するのよ!!! 何で町長さんを……!!!」
「邪魔!!!」
身も蓋もない言葉にナミは絶句する。
「上等だな……」
「そうね。ほっといたらこの町長さん、間違いなく死に行く気だもの。だから気絶してもらった方が安全だしね」
「無茶するなっ!!」
仮にも老人に対して行うやり方ではないと、ナミは怒るが、私はそんな猛抗議を気にすることなく。
「デカッ鼻ァ!!!!」
ルフィがバギーの禁句を叫び、宣戦布告する。
禁句を言われ、バギーはわなわなと肩を震わせ、悲鳴のような怒号を上げた。
「ハデに撃て!!! バギー玉ァ!!!! 消し飛べェ!!!!」
受ければ致命傷は確実のバギー玉が発射される。
「何言い出すのよ、バカァ!!!」
「おいルフィ!! 逃げるんだ!!! 吹き飛ぶぞ!!!」
大慌てでその場から退避しようとするナミとゾロだが、ルフィと私は動揺することなくその場から動かない。
「そんな
ルフィは大きく息を吸い込み。
「ゴムゴムの……風船っ!!!!」
ゴムの身体を膨らませ、自身を大きく丈夫な風船へと変える技を繰り出す。
「何だ、あいつは!!?」
「まさかバギー玉を……!!!」
バギー玉をルフィは受け止め、ゴムの身体は伸びに伸び。
「弾き返しやがったァ!!!!」
砲弾をバギーたちにお返しし、砲弾はバギーたちがいた建物を大爆発させる。
「よっしゃ!! 敵がへった!! やるか!!」
「あんた一体何なのよっ!!」
「人騒がせな……」