海軍基地で私たちはモーガン大佐をぶっ飛ばし、次の相手に入ろうとしたが。
「やったぁーーーっ!!」
何故か、海兵たちが喜びだした。
あぁ、そうか。ただモーガン大佐の独裁が原因だったのね。
私は〈絶滅天使〉を解除する。
◇
ゾロとルフィ、コビーは先程あった少女の家に上がり込んで飯を食っていた。
私と言うと、食料の調達をし、船に積み込んでいる。
仲間が増えたことで、いつものより多く買う事になったが、町を救った英雄とことで殆どがタダで貰ってしまった。
私は悪い、と言うが強引に渡され、仕方なく受け取る。
「もう、いいの?」
「あぁ」
荷物の積み込みが終わった頃にルフィとゾロが戻って来た。
私はコビーにかんして何も言わず、船出の最終準備に取り掛かる。
「ル! ル! ルフィさんっ!!」
「オビ―」
コビーがルフィたちを追いかけて来たのだ。
「ありがとうございました!! この御恩は一生忘れません!!」
「しししし! また逢おうな!! コビー!!」
「全員敬礼!!」
いつの間にか海兵たちが集まっており、全員私たちに敬礼する。
「短い間だったけど、またね。コビー」
私たちは町の人たちに見送られて、出発した。
「くーーーっ。行くかぁ!! “偉大なる航路”!!」
二人の仲間に“海賊狩りのゾロ”を引き込め船はゆく。
しかし彼らは重大なミスにまだ気づいてはいなかった。
◇
コビーと別れて数日が経った。
今更気付いたのだが、この船に航海術を持っている人がいなかったのだ。
私の航海術は独学のため、僅かにしか分からない。
少なくとも迷子になることはないが、この先きつくなると予想される。
「次に仲間にするなら、“航海士”を仲間にするべきね」
「あと“コック”とさ“音楽家”とさぁ……」
「んなモン、あとでいいんだよ!!」
ルフィの考える海賊に不安を覚える私。
ゾロもそれには怒鳴る。
「「腹減った」」
「今簡単な物を作るから待っていなさい」
私ははぁ……、と溜め息を混ぜて、食料袋を漁る。
「ゴムゴムの……ロケット!!」
いきなり何事と、私は降り迎えるとルフィだけが居なくなっていた。
そして、ゾロが上を向いているから、私は嫌な予感がし、上を見る。
「「あほーーーっ!!」」
思わずゾロと共に叫んでしまった。
ルフィは鳥と共に飛んで行ってしまい、私とゾロは船を漕ぎ、ルフィを追いかける。
「おーーーい。止まってくれぇ!!」
「ん!? 遭難者か、こんな時にっ!!」
「止まれないから、勝手に乗り込みなさい」
「な!! なにいっ!!?」
ここで船を止める訳にはいかないので、頑張って乗り込んでもらうしかなかった。
とりあえず、遭難者は自力で船にしがみ付き、乗り込んだ。
「おい、船を止めろ。俺たちぁ、あの海賊“道化のおバギー”様の一味のモンだ」
「「あァ!?」」
助けてやったのに、刃物を向けてきたので私とゾロはその三人組をぶちのめす。
「あっはっはっーーーっ。あなたが“海賊狩りのゾロ”さんだとはつゆ知らずっ! 失礼しました」
三人組をボコボコにし、代わりに漕いでもらっているが、結局ルフィを見失ってしまった。
仕方ないので紙切れを手のひらに乗せ、方角を確認する。
そして、なんでこいつらが海の真ん中にいたのか、疑問に思っていたが、簡潔に説明すると……美女にお宝を奪われた上に、スコールに船を沈められたらしい。
「天候まで知り尽くしているということは、航海術のベテランね」
私はその女性が仲間になってほしいと少し思った。
「そのバギーってのは誰なんだ……!?」
ゾロが三人組が時々言うバギーが誰なのか聞く。
「道化のバギー……特徴的な赤ッ鼻の海賊よ。懸賞金は1500万だったかしら。ちなみに鼻に関しては禁句だから絶対に言わない方がいいわ」
「よく知っているな」
「
そう。私は何度か会ったことがある。
あいつがまだ、