僕とギンガSとStrikers   作:T&Y-Tiga

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修正版です。


第5話 明久の力の秘密 修正版

あの戦いの後、明久は機動六課へと戻りはやての守護騎士の一人の

シャマルから治療を受けていた。

 

シャマル「はい、治療終わり♪もう大丈夫よ。明久君♪」

 

明久「ありがとうございます。シャマル先生」

 

するとシャマルは何か思い付いたのか明久にお願いをした。

 

シャマル「あのね、明久君。お願いがあるんだけど。

このまま明久君のリンカーコアを調べさせても良いかな?」

 

明久「リンカーコアを?」

 

シャマル「そう♪明久君まだ自分のデバイスを持ってないでしょ?

でもね貴方ののリンカーコアを調べてそれで明久君に合うデバイスを作る為には

明久君のリンカーコアを調べる必要があるの。だから良いかな?」

 

明久はリンカーコアの事はなのはやフェイト、そしてはやてから説明を受けてたので

リンカーコアの事は理解している。

 

明久「分かりました。僕からもお願いします。」

 

シャマル「はい♪じゃあ明久君、この台の上に仰向けになってね」

 

明久は台の上に仰向けになると詳しく検査を受けた。

そして部屋の向こうにある部屋のシャマルは検査結果を一通り見ると

まるで凄いものを見ているみたいに驚いていた。

そして一旦落ち着いたシャマルは明久に報告する。

 

シャマル「明久君、結果が終了したからもう良いわよ。お疲れ様♪」

 

明久「はい、じゃあ僕は部屋に戻ります。」

 

そう言うと明久は検査室から退室した。

 

それを見ていたシャマルは念話で会話をする。

 

シャマル『はやてちゃん、なのはちゃんとフェイトちゃんを連れて

私の所へ来て、明久君について話があるの。』

 

 

シャマルは念話を終えるとそこへある人物からの連絡が来た。

 

 

 

 

数分後・・・

 

 

シャマルがいる検査室になのは達3人が集まった。

 

はやて「それでシャマル。明久君の持つ魔力について何か分かったんか?」

 

シャマル「それなんだけどね、3人共驚かないで聞いてね?」

 

シャマルの言葉にお互い顔を傾げる3人はこれから話す事に衝撃を受けた。

 

 

シャマル「実は明久君の身体を調べたんだけど彼の身体の中にはリンカーコアが存在したの」

 

はやて「それは当たり前やと思うんやけど。私達が魔法を使えるのも

リンカーコアのおかげやし」

 

なのは「うん。でも何でそんな事で私達を呼んだの?」

 

フェイト「何か理由があるの?」

 

シャマルは3人に明久の身体の中にあるリンカーコアを調べた時に

録っていた記録映像を見せた。

 

シャマル「これを見て」

 

シャマルは先程診察した明久の銀色のリンカーコアの情報を表示させる。

 

はやて「普通のリンカーコアに見えるんやけど?」

 

シャマル「これでも、普通に見える?」

 

そう言ってリンカーコアの映像を拡大するシャマル。

 

はやて「なっ…これは!」

 

なのは「一つ一つの小さなリンカーコアが…無数に結合しているの?」

 

フェイト「こんなの見たことがない」

 

表示された明久のリンカーコアを見てはやてとなのはそしてフェイトは驚愕の声を上げる。

 

そんな彼女達を見ながら、シャマルの説明は続く。

 

シャマル「この極小リンカーコアは普通では感知出来ない程度の物なんです。

恐らくこれが明久くんが持っているリンカーコアだと思うの。」

 

その極小のリンカーコアの総数は26個。その数のリンカーコアが

互いに結び合いそれが一つのリンカーコアとなっているのだ。

 

シャマルは更に説明を続ける。

 

シャマル「そして、この極小のリンカーコアの魔力数値を測ってみたんだけど

軽くSランクか最大でSSランクの物がほどんどを占めているの。

それを総合で表すと明久君の魔力はSSS以上を越える事になるわ。」

 

なのは、フェイト、はやて「「「えぇええ( ; ゜Д゜)!?」」」

 

思わず3人はビックリ仰天してしまった。

そんなあり得ないようなものが明久の身体の中に存在していることに。

 

はやて「ほんならシャマル、このちっちゃなリンカーコアにはどんな力があるんや?」

 

シャマル「それが私でも分からないの・・・」

 

はやて「分からないって・・・」

 

なのは「それって・・・」

 

フェイト「どういう事・・・」

 

シャマル「私達とは根本的に違う・・・未知の力。と、言うものかしらね」

 

なのは「でもこれじゃあ明久君のデバイスは作れないよね?

シャーリーでも作るのは難しいって言いそうだし・・・」

 

シャマル「その事ならさっき友也君がここに来てね

『明久君のデバイスを作るのは僕に任せてもらえませんか?』って」

 

なのは「友也君が・・・?」

 

フェイト「確か友也はシャーリーに勧められてデバイスマイスターの資格を持ってたよね?」

 

なのは「うん、シャーリーも友也君のデバイスの作成技術は私よりも腕が良いって

言っていたし・・・」

 

はやて「シャマルこの事は明久君にはまだ・・・」

 

シャマル「えぇ、まだ明久君には伝えていないわ。

でも代わりに友也君が明久君に伝えるって・・・」

 

はやて「そうか・・・」

 

なのは達3人がシャマルから説明を受けていた頃

明久ははやてから用意された自分の部屋のベッドの上に横になっていた。

 

明久「どうなったのかな結果は・・・」

 

するとドアをノックする音が聞こえてきた。

 

明久「はい」

 

ドアが開くとそこには友也の姿があった。

 

友也「こんばんは、明久君」

 

明久「友也?どうしたの?」

 

友也「シャマル先生から診察結果の報告を伝えに来たんです」

 

明久「そう・・・それで結果は?」

 

友也「全く問題はありません。ですけど明久君、実は君の中にある魔力は

なのはさん達とは全く違う未知の力なんです。」

 

明久「えっ!どういう事なの?」

 

友也「とりあえず、僕の研究室へ行きましょう。そこで説明します。あ、それとその携帯ゲームも一緒に持ってきてくれます?」

 

明久「分かったよ」

 

二人は友也の研究室へと向かい、そして研究室に着くと二人は中へと入った

 

明久「それで友也、僕の身体の中には何があるの?」

 

友也「これを見てください。」

 

友也はガンパッドで映像を出し、そこに写し出されたのは

シャマルがなのは達に見せた物と同じものだった。

 

明久「これは・・・?」

 

友也「これは明久君の身体の中にあるリンカーコアの映像です。」

 

明久「これが僕のリンカーコア・・・」

 

友也「これをよく見てください」

 

友也はリンカーコアの映像を更に拡大させていく。

そして映像は極小のリンカーコアへと切り替わった。

 

友也「明久君・・・これに見に覚えがありますよね?」

 

明久「・・・」

 

明久は目を細めてそこに映っている物をよく見た。

そしてそれは明久にとってはとても見覚えがあるものだった。

 

明久「・・・!? これはもしかして!?」

 

そう・・・そこに映っていたのは銀色の透明なウルトラマンのスパークドールズ

の姿が写し出されていた。

 

明久「ウルトラマン!? それにこっちには・・・ウルトラセブン、

ウルトラマンジャックのスパークドールズもある。まさかこれの全部が・・・」

 

そう、この極小のリンカーコア達の中にはスパークドールズとなっていた

ウルトラマン達の姿があった。

 

明久「じゃあ・・・僕の力ってウルトラマン達の力が僕の身体の中にあるってこと!?」

 

友也「そうです、僕も最初見たときは驚きましたからね。まさかウルトラマン達の力が

明久の身体の中にあるなんて。」

 

明久「・・・」

 

明久は右手を自分の胸に手をあて、そして目を閉じる。

 

明久『もしかして!?あの時・・・』

 

明久はあの時の事を思い出す。

 

 

 

それは・・・あの時、ウルトラマンギンガが明久と別れて旅立つ時の事だった。

 

 

 

 

ギンガ『明久・・・もし君自身が必要と感じた時にその『力』を使うと良い。』

 

明久「力・・・?」

 

ギンガ『その力はきっと君の助けになる』

 

明久「ギンガ・・・」

 

 

 

明久「そうか、思い出した・・・ギンガが僕に託してくれた力。これがそうだったんだ。」

 

友也「何か知ってるんですね」

 

明久「うん・・・」

 

友也「それで明久君、僕は君に頼みがあるんです。」

 

明久「頼み?」

 

友也「はい。明久君にウルトラマンヒカリのスパークドールズを出して欲しいんです。」

 

明久「ウルトラマンヒカリを?」

 

友也「はい、ヒカリはかつてはウルトラの星では科学者だったので彼の

科学者としての頭脳なら明久君のデバイスを作る事が出来るんです。」

 

明久「分かった。じゃあ、やってみるよ」

 

明久は右手のライブサインを出現し、その右手を胸の前に当てる。

そして光る右手の光の中からウルトラマンヒカリのスパークドールズが出現した。

 

明久「本当に出来た。」

 

友也「さ、明久君」

 

明久は頷くとライブサインが出ている右手の指を足にあるヒカリの

ライブサインに触れるとヒカリのスパークドールズの目が光り喋り出した。

 

ヒカリ『久しぶりだな。明久』

 

明久「ヒカリ・・・久しぶりだね」

 

ヒカリ『あぁ、どうやらギンガが君に託した物が何か、それが

分かったようだな。』

 

明久「うん、多分ギンガはこうなることを予想して

皆の力を僕に託してくれたんだってそう思うんだ。」

 

ヒカリ『うん・・・それで君は私に何か頼みがあって私を

呼び出したんじゃないのか?』

 

明久「ううん、僕じゃなくて、君に頼みがあるのは友也なんだ」

 

するとヒカリは友也の方に身体を向ける

 

ヒカリ『君が私に頼みがあると?』

 

友也「はい、ウルトラマンヒカリ。貴方のその科学者としての頭脳に

是非とも協力をしてほしいんです。」

 

ヒカリ『私の頭脳を?』

 

友也「はい、貴方の協力があれば明久君に素晴らしい道具を作れるんです。

お願いします!!」

 

友也はヒカリに頭を下げお願いをした。そんな友也を見てヒカリは

 

ヒカリ『うん。協力しよう』

 

友也「本当ですか!?」

 

ヒカリ『うん、君たちは我々の命の恩人だからな。協力しよう。』

 

明久「ありがとうヒカリ!!」

 

 

友也『明久君、お願いがあるんですが』

 

明久「お願い?」

 

友也「はい、明久君のデバイスを作るために

君の持っていたゲームのソフトを借りたいんですけど良いですか?」

 

明久「どうして僕のゲームソフトを?」

 

友也「そのソフトの中に明久君のバリアジャケットに最適な

物があるからです。

だからそのソフトを僕に預けてくれますか?』

 

明久は携帯ゲームからソフトを取りだしそれを友也へ渡した。

 

明久「友也・・・任せたよ」

 

友也「はい。任せてください」

 

明久は友也とヒカリを見て笑顔で頷くと研究室を出ていった。

 

ヒカリ『さ、友也・・・我々は我々の出来ることをしよう。』

 

友也「はい!」

 

それから二人は明久の為に明久専用のデバイスの開発に着手した。

 

ヒカリ『それで一体どれを制作するんだ』

 

友也は明久から渡されたソフトをある機械にセットすると

前にディスプレイが写りそこにある機体のデータが写っていた

 

友也「この機体を使います。明久君がやり混んでいましたし

それにこれは彼のお気に入りの機体ですから」

 

ヒカリ『分かった。ではこの機体をモデルにしよう。』

 

友也「はい、では早速取り掛かりましょう」

 

そして翌朝・・・

 

友也「完成しましたね」

 

ヒカリ『うん、私達の光の国の技術と・・・』

 

友也「この世界の人間の技術が合わさった・・・人間とウルトラマンの絆の証の象徴」

 

友也&ヒカリ「『アキレスD9』」

 

友也の片手の掌の上にあるのは銀色の菱形のクリスタルだった。

窓の外から入ってくる淡い太陽の光を浴びて光っていた。

 

これこそが明久の新たなる力

 

 

 

 

 


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