それでは、どうぞ。
…大きなダメージは、確かに与えられた。…だがしかし、それ以上にユーハによって発生したダメージは大きい。柚子を庇った遊華、庇われた柚子は共に気絶、シャルロットはレーザーによる一撃を受け、大きく吹っ飛んで気絶している。…今意識があるのは、痛みで意識が戻った沢渡と勝鬨だ。そしてそんな遊華と柚子のところに、ユーハはゆっくりと向かう。
「くっそ、待ちやがれ…」
「も、もう1度、勝負だ…」
「えー…ヤダよ。金髪の君は中々面白かった、もう1人のほうもそれなりだったけどさ、正直ねー、ボクもっと強い人とデュエルしたいんだ。君達邪魔だよ」
というと、沢渡と勝鬨を無視し、柚子たちのところへと向かう。沢渡と勝鬨は受けたダメージの影響で立つので精一杯。とてもじゃないが間に合わないだろう。
「くっそ、待てっていってんだろ…!」
「やーだね。さて…ついでにこっちも送ろっと」
そういうと、ユーハはデュエルディスクを弄り始める。沢渡、勝鬨は共に、なんか分からないけどまずいと思ったため動くが、ボロボロのためまともに動けない。だが…。
「…?この音は…?」
キーン、という甲高い音が聞こえてきて…そして。
「待てやゴラァ!!」
近くの高台から、何かが飛び出してきた。…それは、明らかにバイク…D・ホイール。そしてそれに乗る少年だ。バイクに…D・ホイールが着地すると、まっすぐユーハのところへ突っ込む。
「おっと……危ないじゃないか」
「へ、てめえは……あれ?…いや違うか…まあどーせアカデミアだろ?ならぶっ飛ばすだけだ!」
「酷いなぁ、せめてデュエルでぶっ飛ばしてよ」
さり気なく柚子と遊華の近くに停車。近づけさせない作戦のようだ。そしてもう1つ同じような音が聞こえそして…こちらは高台ではなく、普通に地面を走ってきた。赤いD・ホイールに二人乗り。1人はこのD・ホイールの持ち主、ユーキ。そしてもう1人は…。
「安全運転でしたけど、なんとか間に合った…」
「かたじけないでござる」
東堂葉佩だ。D・ホイールは沢渡達の近くで停車する。それともう1人…唐突にユーキ達の近くに赤いマスクをつけた忍者、日影が現れる。
「さあ、大丈夫でござるか」
「へっ、このぐらい…イデデデデ…」
「…自分も同じようなものだ。骨は折れてはいないと思うが…申し訳ない、事実上たった一撃でこれだ…」
「ならば急いで離れるのが賢明。日影殿、そちらのうちどちらか2人を頼むでござる。ユーキ殿はこちらの2人を」
「…いや、拙者は十分運べる故、心配なさらず」
「…分かった。急ごう」
そういうと、葉佩は勝鬨と沢渡をどうにか立たせ、ユーキの乗るD・ホイールに乗せ、シャルロットは葉佩自身がおんぶして運び、日影は遊華と柚子の両方を脇に抱えている。
「できればそういうことさせたくないけど…どうも君、逃がしてくれなさそうだね…」
「へっ、誰が逃がすか!とにかくさっさと他のヤツら連れて逃げろ!ある程度したらオレも逃げる!」
「…気を付けて」
ユーキがそういうと、D・ホイールを発進させ、葉佩、日影がその後を追う。無論、ユーハはそれを追おうとするが…すぐにユーゴがD・ホイールでその進路を塞ぐ。
「逃がさねえって言ったろ。てめえも逃げられねえって自覚してたみたいだしな!」
「正直スピードじゃ君のほうに部があるからね。さすがに機械には勝てないよ」
お手上げと言いたげなポーズをするユーハ。そりゃそうだ。D・ホイールに追いつく人間なんていたらそれを多分人間とは呼ばない。
「…まあそれはともかく…デュエルするならいいよね?君、いい感じがするよ」
「へっ、とっととブッ倒してやるぜ!」
「ちょっと待ったー!!」
「「…ん?」」
駆け足の音からすぐズザーという音とともに乱入者が一人。…南雲白である。
「そっちの黒の…んあ?遊華?」
「あ、遊華は別人だよ。ボクはユーハ」
「…確かに違うな」
「誰だお前?」
「そっちこそ誰?あたしは南雲白」
「ユーゴだ。とりあえず、あいつブッ倒すでいいんだよな」
「もちろん。それに…」
南雲白も零児から話しは聞いていたため、アカデミアなどについては知っている。そして何より…。
「あんなヤバそうなヤツ、逃がしてたまるか」
「同感だ!」
「うーん…2人か……どっちもいい感じがするし、あんまり悠長に遊べそうにないからな…うん、こっちのデッキにしようかな」
そういうと、先ほどのデッキを仕舞い、それとは違うデッキを取り出し、ディスクにセットする。
「さてと、君達はいい練習相手になってくれるかな」
「練習相手だと…上等だ。練習もさせねえぐらい速攻で決めてやらあ!」
「練習ならあんた一人でやれ!!」
白はディスクを構え、ユーゴは…。
[デュエルモード、マニュアル]
「行くぜ!」
「…え?それに乗ったまま?」
Dホイールに乗ったまま、デュエルである。
「「デュエル!」」
「でゅ、デュエル!」
ユーハ LP 4000
ユーゴ LP 4000
白 LP 4000
「数多いから先攻後攻はこっちが決めさせてもらおうかな。ということでボクのターン。手札からカードを2枚セット、さらにクリバンデットを召喚」
クリバンデット ATK 1000
フィールドに現れたのは、いわゆるクリボーが眼帯と黄色いバンダナをつけた、悪そうな感じのするモンスター。事実、融合とは相性のいい効果だ。
「そしてターンエンド。エンドフェイズ、クリバンデットのモンスター効果を発動。このカードはエンドフェイズに、このカード自身をリリースし、デッキの上からカードを5枚捲り、魔法や罠1枚を選んで、それ以外を墓地へ送る」
「おいおい…一気に4枚も…」
捲られたカード
シャドール・ハウンド
シャドール・ビースト
シャドール・ファルコン
「うーん落ちはまあまあか。
「なっ!?2体とも効果発動だと?!」
「条件が合えばハウンドのほうも使えたんだけどね」
「げ…つまりシャドールは、墓地へ送られれば効果が発動できるってことか?!」
「正解。正確に言えば、カードの効果で墓地へ送られたら、だね。ファルコンの効果は、墓地から裏守備表示で自身を特殊召喚し、ビーストは、デッキからカードを1枚ドローする」
特に、ユーハの使うシャドールとは相性がいい。カード効果で墓地へ送られればその効果を発動するシャドール、そしてカードを捲り、魔法か罠を1枚手札に加え、残りを墓地へ送るクリバンデット。効果を発動しつつ、欲しいカードを手札に引き込みやすくする。
「ということで、ファルコンをセットして1枚ドロー。これでターンは終わりだよ」
ユーハ 手札4(影依融合) LP 4000
モンスター セットモンスター×1(シャドール・ファルコン)
魔法・罠 セットカード×2
「行くぜ、オレのターン、ドロー!オレは手札から」
「ちょっと待ってもらおうかな。リバースカードオープン。速攻魔法、
暗い渦の中に、紫の針鼠ともう1体…紫の四角いモンスターが入る。そして渦からは影から出て、それがミドラーシュへと変化した。
エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2200
「シャドール・ヘッジホッグとホドシャドール・キューブのモンスター効果。カード効果で墓地へ送られたら、ヘッジホッグはデッキから同名以外のシャドールを手札に加える。ホドシャドール・キューブはカード効果で墓地へ送られたら、自分の空いているペンデュラムゾーンに、このカードを置く」
「!おいおい、なんかそれ、ペンデュラムだろ?!エクストラデッキへ送られるんじゃなかったのか?」
「さあね。いろいろ実験した結果で作られたカードだもん。ボクよく知らないし。それじゃあヘッジホッグの効果で、サアシャドール・ドレイクを手札に」
「…へっ、よく知らねえがそれがどうした!攻撃力2200、その程度じゃオレを止められないぜ!オレは手札から
ユーハのフィールド現れた光の柱に、先ほど融合素材となったホドシャドール・キューブが昇ってきた。その下には、1とある。そしてユーゴはというと、足が2本だが竹馬のようになっている馬が現れ、すぐ後に三角に目の模様が入ったモンスターが現れる。
「さあ行くぜ!レベル4のバンブー・ホースに、レベル3の三つ目のダイスをチューニング!その美しくも、雄々しき翼翻し」
[エラー発生!エラー発生!]
「んな?!はあ?!」
「エラーって…おいおいまさかその融合モンスターって…」
「大体察してるだろうけど、ミドラーシュがフィールドに居る限り、全てのプレイヤーは1ターンに1度しか特殊召喚を行えないんだ」
ユーゴにとって、ミドラーシュはよく突き刺さる。何せ特殊召喚を制限されるのだ。1回許されても、2回目ができなければ意味がない。特にスピードロイドは特殊召喚に優れているシンクロデッキ。単純に特殊召喚できないよりもつらい。
「だあ~くっそー!カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
ユーゴ 手札3 LP 4000
モンスター
魔法・罠 セットカード×1
「あたしのターン、ドロー!ならあたしがとっとと倒してやる!手札から魔法カード、ドラゴン・目覚めの旋律を発動!手札1枚を墓地へ送って、デッキから
「へー、融合使うんだ」
「強靭にして美しき2体の白き伝説よ!その力合わせ新たな伝説となれ!融合召喚!来い、
2体のブルーアイズが融合の渦の中に入り、中から首が2つになったブルーアイズが姿を現した。
「さあバトルだ!いけ、ツインバースト・ドラゴン!ミドラーシュを攻撃しろ!!」
「速攻魔法、皆既日蝕の書。フィールドの全てのモンスターを、裏守備表示にする」
「なにぃ!?」
「裏守備じゃあツインバーストの2回攻撃も意味ねえ!」
ユーハのフィールドに不思議な書物が現れ、それによりフィールドのモンスターは一気に姿を隠し、裏守備表示に変わった。
「くっそー…カードを1枚伏せて、ターンエンド」
「このエンドフェイズ、皆既日蝕の書の効果で、相手フィールドのモンスターは全て表側守備表示になり、さらに表側守備表示になったモンスターの数だけ、相手はドローできる」
「こいつがあるからまだマシだな…オレは2枚だ」
「あたしは1枚」
白 手札4(ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン) LP 4000
モンスター
魔法・罠 セットカード×1
「それじゃあボクのターン、ドロー。反転召喚、シャドール・ファルコン。そしてシャドール・ファルコンのリバース効果。墓地のシャドール・ビーストをセットするよ」
「リバース効果…」
「…よく見たら他のヤツにもついてるみたいだな…」
シャドール・ファルコン ATK 600
シャドール・ファルコンの隣にカードが裏側で現れる。…そしてユーハはもう1枚、カードを発動する。
「そして手札から、スケール7のサアシャドール・ドレイクをセッティング」
光の柱が現れ、その中に細長い紫のドラゴンが現れる。そして下には7の数字が浮かぶ。
「そしてサアシャドール・ドレイクのペンデュラム効果。サアシャドール・ドレイクはペンデュラムゾーンにある場合、1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を、表側守備表示にする。ボクは自分のセットモンスター、シャドール・ビーストを表側守備表示に」
サアシャドール・ドレイク 魔法使い族・効果/リバース/ペンデュラム 星6 闇属性 ATK 1900 DEF 1000
【Pスケール:赤7/青7】
「サアシャドール・ワイバーン」のP効果は、1ターンに1度しか使用できない。
このカードがPゾーンにある限り、自分は「シャドール」モンスターしかP召喚できない。
①1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを表側守備表示にする。この効果は、相手ターンにも発動できる。
【モンスター効果】
「サアシャドール・ドレイク」の①の効果は、1ターンに1度しか使用できない。
①このカードがリバースした場合、自分フィールドの「シャドール」モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力を、このターンの終わりまで1000ポイントアップさせる。
②このカードがカードの効果で墓地へ送られた場合、発動できる。このカードを自分の空いているPゾーンに置く。
光の柱から風が吹き、裏側のカードが露わになる。それは紫の獣、シャドール・ビーストだ。
シャドール・ビースト DEF 1700
「シャドール・ビーストのリバース効果。カードを2枚ドローしてその後、1枚を墓地へ送る。というわけで2枚ドローして…うん。シャドール・ドラゴンを墓地へ送り、シャドール・ドラゴンのモンスター効果。このカードが墓地へ送られたら、フィールドの魔法か罠1枚を破壊する。そうだね……ちょっと悩むな…よし、決めた。そっちのドラゴン使いの君のセットカード、破壊させてもらおうかな」
「げ、ミラーフォースが…」
半透明の紫のドラゴンが放つブレス攻撃が、白のセットカードを容赦なく破壊する。破壊されたのは攻撃反応系の中でも有名な1枚、聖なるバリア-ミラーフォース-だ。
「そして、レベル5のシャドール・ビーストに、レベル2のシャドール・ファルコンをチューニング、シンクロ召喚!レベル7、アーカナイト・マジシャン!このカードがシンクロ召喚に成功したとき、このカード自身に魔力カウンターを2つ乗せ、その数だけ攻撃力を1000ポイントアップさせるよ」
アーカナイト・マジシャン DEF 2400 MC 0→2
…隼とユートとのデュエルのときと同じ形でアーカナイト・マジシャンが現れる。魔力カウンターはもちろん2つ、そして破壊するのは…。
「アーカナイト・マジシャンの効果。魔力カウンター1つを取り除くことで、相手のカード1枚を破壊する。2つ使って、そっちの
「!ブルーアイズ!!」
「!ちっ、ダイスロール・バトルが…」
アーカナイトから放たれた光弾は容赦なく2人のフィールドのカードを破壊した。ツインバースト・ドラゴンには戦闘破壊耐性があるかなり強力なモンスター。だが効果破壊に対しては無力である。
「それじゃあ行こうか。えーっと…ボクのペンデュラムゾーンには、スケール1のホドシャドール・キューブ、そしてスケール7のサアシャドール・ドレイク。……えーっと……えーっと」
「…?何してるんだあいつ」
「…多分、ペンデュラム召喚しようとしてるんじゃないのか?」
「…うん……間違ってないよね。…それじゃあ1と7だから、レベルが2から6のモンスターがペンデュラム召喚できる。そしてホドシャドール・キューブとサアシャドール・ドレイクがペンデュラムゾーンにある限り、ボクはシャドールしかペンデュラム召喚できない。そしてホドシャドール・キューブのもう1つの効果により、もう片方のペンデュラムゾーンにシャドールがあることで、裏側守備表示でペンデュラム召喚を行える」
「んな?!」
「リバース効果持ち全部裏側で一編に出せるってことか?!」
ホドシャドール・キューブ 魔法使い族・効果/リバース/ペンデュラム 星3 闇属性 ATK 1000 DEF 1000
【Pスケール:赤1/青1】
このカードがPゾーンにある限り、自分は「シャドール」モンスターしかP召喚できない。
①自分のもう片方のPゾーンに「シャドール」Pモンスターが置かれている場合、自分がP召喚を行う場合、表側表示でP召喚する代わりに裏側守備表示でP召喚することができる。
【モンスター効果】
「ホドシャドール・キューブ」の①の効果は、1ターンに1度しか使用できない。
①このカードがリバースした場合、自分の墓地の「シャドール」モンスター2枚までを対象に発動できる。そのカードをデッキに戻す。
②このカードが破壊される場合、発動できる。このカードを自分の空いているPゾーンに置く。
「というわけで、手札からペンデュラム召喚っと。1体だよ」
柱の間に現れた穴からは、黒い光が1つ降りてきた。本来なら属性に応じた色が出てくるのだが、黒はどれにも当てはまらない。裏側だからそうなっているのだろうか。
「そして手札からチューナーモンスター、
シャドール・ファルコン DEF 1400
ユーハが召喚したのは……今まで出してきたモンスターとはまったく違い、化粧まわしをつけた犬、それも土佐犬と思われる犬だ。
「…犬?」
「
「それじゃあレベル7のアーカナイト・マジシャンに、レベル1の
「げっ!スクドラだとぉ?!」
スクラップ・ドラゴン ATK 2800
「お前あのボロそうなドラゴンのこと知ってるのか?」
「知ってるも何も、あいつはトップス連中があんな見た目でもよく使う厄介なモンスターなんだ!」
「トップス?」
「とりあえずスクラップ・ドラゴンの効果。このカードは自分と相手フィールドのカードを1枚ずつ、破壊する。ボクが破壊するのはホドシャドール・キューブ、そしてそっちの君のフィールドの、SR三つ目のダイスを破壊」
スクラップ・ドラゴンの近くに廃材が浮かび、それが1つの塊に集まる。そして蒸気がより強く噴射。その蒸気がホドシャドール・キューブを破壊すると、廃材の塊が発射され、三つ目のダイスに直撃して粉々に砕き破壊した。
「ちっ、ダメージ狙いか…」
「まあそうだねー。ということで反転召喚、エルシャドール・ミドラーシュ」
エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2200
ミドラーシュが再び表側になったことで、また特殊召喚に制限がかかった。ユーハの使うシャドールデッキはこのように展開することが多いため、ミドラーシュの扱いについては実は困っていたりする。
「それじゃあバトル。スクラップ・ドラゴンで、バンブーホースを攻撃」
「ぐっ…ぐあ!」
ユーゴ LP 4000→2300
スクラップ・ドラゴンから放たれた容赦ない蒸気のブレスがバンブー・ホースをあっさりと吹き飛ばし、ユーゴにダメージを与える。そして
「ミドラーシュで、ドラゴン使いの君にダイレクトアタック」
「ちょっと待ったー!手札のSRメンコートの効果!相手のダイレクトアタック宣言時、手札からこいつを特殊召喚し、相手フィールドのモンスターを全て、表側守備表示にする!」
勢いよくユーゴのフィールドに巨大な薄い機械の板が飛んできて強風を起こしながら着地、同時にユーハのフィールドにいたモンスター全てを守備表示にしてしまった。
エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2200 → DEF 800
スクラップ・ドラゴン ATK 2800 → DEF 2000
SRメンコート ATK 100
「…ちぇー。しょうがない。スケール3のイトゥシャドール・サラマンダーをセッティング。ターンエンド」
ユーハ 手札1 LP 4000
モンスター エルシャドール・ミドラーシュ×1(守)、シャドール・ファルコン×1(守)、スクラップ・ドラゴン×1(守)、セットモンスター×1
魔法・罠 なし
Pゾーン サアシャドール・ドレイク(7) イトゥシャドール・サラマンダー(3)
再び光の柱が現れ、その中に紫色の炎を纏った手の生えた海竜……そう、チェインと言えば分かるだろうか。そのモンスターとよく似たモンスターが昇ってきた。
「よっしゃー!ミドリだかクロだか知らねーが、こっからが本番だ!オレのターン、ドロー!オレは手札からチューナーモンスター、SR電々大公を召喚!」
SR電々大公 ATK 1000
ユーゴが召喚したのは、稲妻の意匠が所々にある貴族のような恰好をしたモンスター。手には大きなでんでん太鼓を持っている。
「オレはレベル4のSRメンコートに、レベル3のSR電々大公をチューニング!その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!現れろ、レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」
電々大公が3つの歯車になり、その中にメンコートが入り、4つの星になる。歯車から光が放たれ、中からクリアウィング・シンクロ・ドラゴンが現れる。
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 2500
「バトルだ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンで、エルシャドール・ミドラーシュを攻撃!!旋風のヘルダイブ・スラッシャー!」
「うーん…やーだ。サアシャドール・ドレイクの効果。クリアウィング・シンクロ・ドラゴンを守備表示にする。あ、これ相手ターンでも使えるんだよねー」
「へっ、それがどうした!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果!レベル5以上のモンスターを対象にしたモンスター効果を、無効にする!ダイクロイックミラー……あれ?」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 2500 → DEF 2000
クリアウィングのモンスター効果の発動を宣言したが、ペンデュラムゾーンにあるペンデュラムモンスターはモンスターではなく魔法として扱われるため、ペンデュラム効果も魔法カードの効果。対象を取る効果でもモンスター効果でなければ無効にできないクリアウィングでは、止められるわけもなく守備表示になった。
「へ?なんで?なんでクリアウィングの効果が発動しないんだ?」
「確かペンデュラムモンスターは、ペンデュラムゾーンにあればモンスターじゃなくて魔法として扱われるから、効果も魔法の効果。そいつの効果、無効にできるのモンスター効果だろ?魔法は無効にできない」
「…あ…あーマジかよウソだろおい…カードを1枚伏せて、ターンエンド」
「あ、じゃあそのエンドフェイズ、イトゥシャドール・サラマンダーの効果。1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を裏守備にする。こっちも相手ターンに発動できるからね。まあこの効果で、シャドール・ファルコンを裏守備表示に」
イトゥシャドール・サラマンダー 魔法使い族・効果/リバース/ペンデュラム 星4 闇属性 ATK 1100 DEF 600
【Pスケール:赤3/青3】
このカードがPゾーンにある限り、自分は「シャドール」モンスターしかP召喚できない。
①1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。この効果は、相手ターンにも発動できる。
【モンスター効果】
「マロシャドール・サンダーバード」の①の効果は、1ターンに1度しか使用できない。
①このカードがリバースした場合、発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚捲り、相手はその中にある「シャドール」カード1枚を選び、その1枚を墓地へ送り、残りをデッキの一番下に戻す。
②このカードがカードの効果で墓地へ送られた場合、発動できる。このカードを自分の空いているPゾーンに置く。
ユーゴ 手札2 LP 2300
モンスター クリアウィング・シンクロ・ドラゴン×1(守)
魔法・罠 セットカード×1
「あたしのターン、ドロー!…(サアシャドール・ドレイクの効果で、攻撃しても守備表示にされて防がれる。…だがこの状況、好都合だ!)ユーゴ、あんたのおかげでいける!」
「え?」
「手札から儀式魔法、カオス・フォームを発動!こいつは手札かフィールドのモンスターをリリース、もしくは
ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン ATK 4000
フィールドが渦を巻くようにドームで覆われ、その渦に合わせるよう5つの機械が伸び、その先端にエネルギーが集約され、それが黒いモヤとなって集まる。そしてモヤが先端部分も含め大きく広がると、それが一気に晴れる。モヤが晴れた後にいたのは…1体のドラゴン。
「…え!?こ、この効果は…」
「へっ、見たな?だけど念のため教えておくが、こいつは相手のカード効果の対象にならず、効果破壊もされない。そして何より…守備モンスターを攻撃したら、2倍の貫通ダメージを相手に与える!」
「そんな…ボクのどのモンスターに攻撃されても、ボクのライフは残らないじゃないか!」
「うおマジかスッゲー!!よーし、やっちまえ!!」
「もちろん!バトルだ!ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン!!エルシャドール・ミドラーシュを、あいつごと焼き尽くせ!!混沌のマキシマム・バースト!!」
カオス・MAX・ドラゴンの全身が光りだし、その口に膨大なまでの白と黒のエネルギーが溜められ、そして一気に灰色の光線が叩き込まれる。…だが。
「…なーんてね。ねえ、拾ったカードって普通に使って、大丈夫なんだよね。…つまり、これもいいんだよね?」
「げ!そんなところにアクションカード…」
「んな?!拾ったカード使うとかありかよ?!」
ユーハはしゃがむと…足を退け、踏んでいたカードを拾った。…どうやらデュエル開始前に確認したようだ。
「というわけで………ん?何これ、トラップなんてあるの?…えーっと何々…火山乱弾、自分フィールドのカード全てを破壊し、破壊したカードの数×300ポイントのダメージを、プレイヤーは受ける…え?!」
「…なんだアクショントラップかよ」
「え?なんだどうした?」
火山乱弾 アクション罠
①自分フィールドにカードが存在する場合、発動する。自分フィールドのカード全てを破壊し、破壊したカードの数×300ポイントのダメージを自分が受ける。
…アクションカードには、フィールドにもよるがトラップもある。そのトラップは大体が自分にデメリットしかないであろう効果のみ。そしてこの火山乱弾は…上空から火山弾がいくつも降ってきて、そのうちいくつかがユーハのモンスターとペンデュラムゾーンにいるモンスターに直撃する。ミドラーシュのみなんとか避けているが…。
「うわああああ!!熱い熱い熱いって!」
ユーハ LP 4000→2500
合計5枚は破壊され、1500のダメージと熱によるダメージを受ける。
「へっ、数が減ったけど攻撃対象……ん?」
エルシャドール・ミドラーシュ DEF 800 → ATK 2200
…そしてなぜかミドラーシュが、攻撃表示になっている。その理由は…。
「ラッキーなのかアンラッキーなのか…破壊されたモンスターに最初のターンにも墓地へ送られていたシャドール・ハウンドがいてね…シャドール・ハウンドが墓地へ送られたら、フィールドのモンスター1体の表示形式を、変更するって効果なんだ。…カオス・MAXの2倍貫通は、あくまで守備表示のモンスターを攻撃したら。…攻撃表示なら、ダメージは減るよね」
「でも虫の息にはできるな!というわけで、混沌のマキシマム・バースト!!」
「うわあああああ!!」
ユーハ LP 2500→700
容赦ないマキシマムバーストがミドラーシュを直撃、あっという間に破壊されユーハのライフは虫の息。
「くっ…破壊されたミドラーシュの効果で、墓地の
「後少し!カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
白 手札2 LP 4000
モンスター ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン×1(攻)
魔法・罠 セットカード×1
「…ククク」
「…ん?どうした?」
「へっ、とっととドローしやがれ!そんでもって、オレ達がお前をブッ倒してやらあ!」
「…クククク…アハ、アッハハハハハハハハ!!!アハ、アハハハハハハハハ!!!ああ楽しい、楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい!楽しいなぁ~!」
「…え?」
「な、なんだこいつ?こ、壊れたか?」
「レジスタンスの2人とのデュエルも楽しかったけどさ、ここまで、それも自滅に近い形で追い詰められるなんて滅多にないしさあ。いいね面白くなってきたよ。…さあ、もっとボクを楽しませて!もっともっともっともっともっと!ボクの、タァーン!!」
勢いよくカードを引くユーハ。その表情は…まさに、狂気を宿した凶悪な笑顔。豹変した様子にユーゴと白はどちらもドン引きしつつ恐怖を感じる。
「ボクはマジックカード、貪欲な壺を発動!墓地のミドラーシュ、スクラップ・ドラゴン、シャドール・ハウンド、シャドール・ビースト、シャドール・ヘッジホッグをデッキに戻し、2枚ドロォー!!…いいねぇいいねぇ。ボクは手札からフィールド魔法、影牢の呪縛を発動!」
ユーハがフィールド魔法を発動すると………ユーハの影がドンドン広がっていき…最終的にはユーゴ、白の影も飲み込み、巨大な影の円になった。
「な、なんだこのフィールド魔法…」
「それはこれからのお楽しみ。魔法カード、
「なんだと?!」
「デッキから融合素材を墓地へ?!」
「ボクはデッキから、シャドール・リザードとシャドール・ヘッジホッグ、そしてシャドール・ドラゴンを融合!影に蠢く古に眠りし魂よ、獣と蜥蜴と竜合わさり混ざり合い、1つとなりて、その命を刈り取れ!融合召喚!さあ現れろ!!死の救世主、エルシャドール・マウェッタメシア!!」
影の渦に3体のモンスターが入り…渦から影が伸びる。そして影が形になり、そのまま色がつき、実体になる。…それはそう…北斗の使うセイクリッド・プレアデスの体に、トレミスの頭と翼、尻尾をつけた異様な、全体的に黒いモンスターが現れる。そして手には、鎌のようなものを持っている。
エルシャドール・マウェッタメシア DEF 2200
「な、なんだこりゃ…」
「…しゅ、守備?」
「うん。マウェッタメシアの攻撃力は、墓地にあるシャドールモンスターの数だけ、300ポイントアップする。ボクの墓地にはさっき墓地へ送った3体、シャドール・ファルコン、シャドール・ハウンドがいるから900なんだ」
エルシャドール・マウェッタメシア(守備表示) ATK ?→600
「それと影牢の呪縛は、シャドールモンスターが効果で墓地へ送られる度に、1体につき1つ、魔石カウンターを乗せる。今墓地へ送られたのは3枚だから3つ乗せる」
影牢の呪縛 魔石カウンター 0→3
「そして、墓地へ送ったシャドール・リザード、シャドール・ヘッジホッグ、シャドール・ドラゴンの効果。シャドール・リザードは効果で墓地へ送られたら、デッキからシャドールカード1枚を墓地へ送る。ということでヘッジホッグの効果でデッキからシャドール・ファルコンを手札に加え、シャドール・リザードの効果でシャドール・ビーストを墓地へ送り、効果!デッキからカードを1枚ドロー!シャドール・ドラゴンの効果で、そっちのシンクロ使いの君のセットカードを破壊!」
「トラップ発動!リサイコロ!こいつは墓地のスピードロイドのチューナー1体を、効果を無効にして特殊召喚する!こい、電々大公!そしてサイコロを振り、特殊召喚したモンスターのレベルを、サイコロの目と同じにする!」
電々大公 DEF 1000
影牢の呪縛 魔石カウンター 3→4
「行くぜ、ダイスロール!!」
フィールドに巨大なダイスが現れそれが落下し、転がる。…そして、回転が停止し、出た目が光る。
「出たのは4、よって電々大公のレベルを4に変更!」
電々大公 星3→4
「なら速攻魔法、
「なんだと?!」
「自分も?!」
「ボクは、シャドール・ヘッジホッグの効果で手札に加えたシャドール・ファルコンと、君のフィールドのクリアウィング・シンクロ・ドラゴンを融合!」
「!クリアウィング!!」
影牢の呪縛 魔石カウンター 4→1
足元に広がっていた影から手のようなものがクリアウィングに向かって伸びる。抵抗するクリアウィングだが、手は1つ、2つ、3つとドンドン増えていき…最後は全体を飲み込まれ、クリアウィングは影へと沈んだ。
「大いなる使徒の力により、影に蠢く古に眠りし鳥の魂よ、透明な翼持つ竜と交わり1つとなり、影より風の僕たる精霊を呼び出せ!融合召喚!さあ現れろ、エルシャドール・ウェンディゴ!」
影牢の呪縛 魔石カウンター 1→2
エルシャドール・ウェンディゴ DEF 2600
影の渦より、エルシャドール・ウェンディゴが現れる。…無論、このカードだけで倒せるわけではない。
「融合素材にしたシャドール・ファルコンの効果で、シャドール・ファルコンをセット」
「ちくしょー!オレのクリアウィング返せ!」
「うーん、やだ。マウェッタメシアの効果発動。自分フィールドのシャドール1体を墓地へ送り、ボクの墓地の融合モンスター以外のシャドール1体を、攻撃表示か裏守備表示で特殊召喚する。ウェンディゴを墓地へ送り、シャドール・ビーストを攻撃表示で特殊召喚」
エルシャドール・マウェッタメシア 戦士族・効果/融合 星8 光属性 ATK ? DEF 2200
「シャドール」モンスター×3
①このカードの攻撃力は、自分の墓地の「シャドール」モンスターの数×300ポイントアップする。
②1ターンに1度、自分フィールドの「シャドール」モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを墓地へ送り、自分の墓地から融合モンスター以外の「シャドール」モンスター1体を、自分フィールドに表側攻撃表示か裏側守備表示で特殊召喚する。
③このカードが、このカードの効果以外で墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」カード1枚を対象に発動できる。そのカードを手札に加える。
影牢の呪縛 魔石カウンター 2→3
シャドール・ビースト ATK 2200
「そしてウェンディゴの効果。墓地から
「またそれかよ…」
「げ、あたしのカオスMAXも融合素材にするつもりかよ…」
「うん。それじゃあバトル。シャドール・ビーストで、電々大公を攻撃」
「くっ…」
シャドール・ビーストが電々大公を引き裂き、容易く破壊される。…速攻魔法であるエルシャドール・フュージョン、そして専用のフィールド魔法である影牢の呪縛。この存在を考えると、状況はユーゴと白にとって圧倒的に不利だ。
「ということで、カードを3枚伏せてターンエンド」
ユーハ 手札1 LP 700
モンスター エルシャドール・マウェッタメシア×1(守)、シャドール・ビースト×1(攻)、セットモンスター×1
魔法・罠 フィールド魔法「影牢の呪縛」×1魔石カウンター×3、セットカード×3
「だーもうやるしかねえ!オレのターン、ドロー!」
「この瞬間に速攻魔法、
「だー!カオスMAXが~!」
影牢の呪縛 魔石カウンター 3→0
カオスMAXには対象にならず、効果破壊されないという強力な対性を持つ。…だが、その耐性があったとしても、対象にせず、効果破壊もしない融合の前では無力だ。
「1回やったから省略して、融合召喚!エルシャドール・ミドラーシュ!」
エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2200
影牢の呪縛 魔石カウンター 0→1
影の渦からまたしても現れたミドラーシュ。その姿に白は苛立ちを隠せず、ユーゴは…ドローカードを見て笑みを浮かべる。
「それとシャドール・ビーストの効果で1枚ドローするよー」
「あたしのカオスMAXまで奪いやがって~!」
「へっ、だったらこいつだ!速攻魔法、禁じられた聖杯!こいつでミドラーシュの効果を無効にする!」
「あらら」
エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2200→2600
ミドラーシュの上に聖杯が現れて傾き、中身が零れミドラーシュにかかる。これにより、効果が無効になったようだ。
「どんどん行くぜ!墓地の電々大公の効果!こいつを除外し、墓地のSR三つ目のダイスを特殊召喚!」
SR三つ目のダイス DEF 1500
「そしてこいつだ!SRビーダルマントを召喚!」
ユーゴが三つ目のダイスの後に呼び出したのは…様々な色をした、マントをつけた4体ほどの丸い丸いダルマだ。そう、ダルマ。
SRビーダルマント ATK 400→300
「…何それ?」
「聞いておどろけ!こいつは召喚に成功したら、除外されてるスピードロイド1体を特殊召喚できる!こい!SR電々大公!」
SRビーダルマント 機械族・効果 風属性 星2 ATK 400 DEF 100
①このカードが召喚に成功した場合、除外されている「スピードロイド」モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスター1体を特殊召喚する。
SR電々大公 DEF 1000
「行くぜ、オレはレベル2のビーダルマントに、レベル3の電々大公のダイスをチューニング!双翼抱くきらめくボディー、その翼で天空に跳ね上がれ!シンクロ召喚!来い、レベル5、HSRマッハゴー・イータ!」
三つ目のダイスが3つの歯車になり、その中にビーダルマントが入り、2つの星になる。歯車から光が放たれ、羽子板を模したジェット機が現れる。周囲には羽根突きで使われる羽根を元にした小機が飛んでいる。
HSRマッハゴー・イータ DEF 1000
「…シンクロ召喚したはいいけど、守備表示…いいや、さらなるシンクロ、かな」
「もちろんだ!オレはレベル5のマッハゴー・イータに、レベル3の電々大公をチューニング!神聖なる光蓄えし翼煌めかせ、その輝きで敵を討て!シンクロ召喚!突き抜け!レベル8!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!!」
電々大公が3つの歯車になり、その中にマッハゴー・イータが入り、5つの星に変わる。歯車から光が放たれ、1体のモンスターが飛び出す。それは、水晶の装甲を纏ったクリアウィング。体の様相こそ大きく変わっているが、面影は大きく残っている。
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 3000→2900
「行くぜ、バトルだ!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!あのウゼぇミドラーシュを攻撃!烈風のクリスタロス・エッジ!!」
「よっしゃー!いけユーゴ!!」
クリスタルウィングが大きく上昇し、翼に光が集まる。
「クリスタルウィングが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行う場合、そのモンスターの攻撃力を、クリスタルウィングに加える!!」
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 2900→5500
「すごいねそのモンスター!まあ通したくないなー…トラップ発動。堕ち影の蠢き。デッキからサアシャドール・ドレイクを墓地へ送り、セットモンスター、シャドール・ファルコンを表側守備表示に変更し、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンを裏守備表示に!」
「げ!」
シャドール・ファルコン DEF 1400
影牢の呪縛 魔石カウンター 1→2
足元の影から腕が伸び、急降下してきていたクリスタルウィングを拘束し地面に叩き落とす。そして裏守備表示へと強制的に変えた。
「サアシャドール・ドレイクの効果でこのカードをペンデュラムゾーンに置き、シャドール・ファルコンの効果で墓地のシャドール・ビーストをセット」
「だ~もううぜー!!墓地のバンブー・ホースの効果!除外してデッキから、SR三つ目のダイスを墓地へ!これでターンエンド!」
エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2600→2200
ユーゴ 手札1 LP 2300
モンスター セットモンスター×1
魔法・罠 なし
「あたしのターン、ドロー!…行くぜ、手札からエクリプス・ワイバーンを召喚!」
エクリプス・ワイバーン ATK 1700→1500
現れたのは、半身が白、もう半身が赤い模様がある黒のドラゴン。黒のほうは模様が赤く光り、禍々しい。
「それから?」
「へっ、行くぜ。手札から魔法カード、おろかな埋葬を発動!デッキから青き眼の祭司を墓地へ送って、青き眼の祭司の効果発動!墓地のこいつをデッキに戻し、自分フィールドの効果モンスター1体を墓地へ送り、墓地のブルーアイズ1体を特殊召喚する!エクリプス・ワイバーンを墓地へ送り、墓地の
青眼の双爆裂龍 ATK 300→2900
エクリプス・ワイバーンが消え、影の地面から光が溢れ、ツインバーストが地面ごと影を突き破って現れる。
「また来ちゃったか」
「へっ、これだけだと思ったら大間違い!墓地へ送ったエクリプス・ワイバーンの効果!こいつが墓地へ送られたら、デッキから闇属性か光属性でレベル8以上のドラゴン族1体を除外する!ディープアイズ・ホワイト・ドラゴンを除外!さあバトルだ!ツインバーストで、ミドラーシュを攻撃!!」
「サアシャドール・ドレイクの効果!セットモンスター、シャドール・ビーストを表側守備表示にし、効果!2枚ドローして、1枚を墓地へ」
シャドール・ビースト DEF 1200
墓地へ送ったカード
超電磁タートル
「げ、そいつってことは」
「うん。超電磁タートルの効果。墓地から除外して、バトルフェイズを終わらせるよ」
機械の亀が現れ、ツインバーストが放った2つの光線をあっさり防ぎきってしまう。
「だークッソー!ターンエンド!」
白 手札1 LP 4000
モンスター
魔法・罠 なし
「大ピンチだけどやっぱり楽しいなぁ…ということでボクのターン、ドロー!……リバースカードオープン。闇霊術-「欲」。自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして、デッキからカードを2枚ドローする。もっとも、相手は手札の魔法を見せることでこれを無効にできるけど…どうする?ちなみにリリースするのは、シャドール・ビーストだよ」
「だったらオレは、手札のスピードリフトを見せて、そいつを無効だ!」
「OK、じゃあシャドール・ビーストの効果で1枚ドロー。…うーん、このタイミングか…まあいいか。手札からスケール1のイェシャドール-セフィラナーガをセッティング」
影牢の呪縛 魔石カウンター 1→2
光の柱が現れ、その中に黒と赤の下半身、腰とその上は白く胸には黄色く縁取られた黒い装甲がつき、それには鏡のようなものもついている。そして、禍々しさも感じるその体の中では翼は異様で、あり、清らかな白い光を放っている。
「スケール1ってことはあれか?レベル2から6が行けるってことか?」
「ペンデュラムってエクストラデッキからも呼べるからね…ということで、ペンデュラム召喚。エクストラデッキからレベル6、サアシャドール・ドレイク」
サアシャドール・ドレイク DEF 1000
再び現れたペンデュラムの穴からは、紫色の光が飛び出してきて、サアシャドール・ドレイクへと変化した。
「へっ、確かにペンデュラムは怖いけど、裏守備じゃなけりゃそうでもねえし、てめえは特殊召喚を1回したからもう特殊召喚はできねえぜ!」
「いや、まだなんかありそうだな」
「うん、正解かな。ボクは、エルシャドール・ミドラーシュとサアシャドール・ドレイクをリリース!その名を奪い支配せよ、アドバンス召喚!
影牢の呪縛 魔石カウンター 2→3
ユーハが呼び出したのは…まさしく悪魔、そう呼べるモンスター。不気味な角を持つ白い頭、強靭な爪、尻尾、そして鋭利な先端を持つ触手。
「中々面白そうだから借りたけど、このタイミングに来てよかったほうかな。
「げ!あんときのはそういうことかよ…」
「ちっ、見せなくても3枚ドロー、見せても1枚ドローとコントロールを奪えるって算段か」
「結果的にそうなったね。君さっき見せたよね、スピードリフト。ということで奪わせてもらうよ、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」
「くっそ~!オレのクリスタルウィング返せ!!」
ユーゴの手札、スピードリフトが確認され、|The suppression PLUTO《ザ・サプレッション・プルート》の触手がセット状態のクリスタルウィングに突き刺さる。…表側ならクリスタルウィングの効果で無効にできる。だが効果を発動できない裏守備なら…余裕だ。
「それじゃあ反転召喚、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 3000
裏側から表側になったクリスタルウィングの体は少し黒ずんでおり、美しいと言えた先ほどの状態とは一変している。
「くっそー、クリスタルウィングが…」
「これってかなりヤバイだろ!?」
「マウェッタメシアの効果発動。シャドール・ファルコンを墓地へ送り、墓地のミドラーシュを表側攻撃表示で特殊召喚!」
「またかよしつけーよ!!」
「これで3回目の登場かよ…」
しつこいようだかミドラーシュ3回目。…心なしか少し疲れたような表情をしているのは、気のせいだろうか…。
エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2200
「便利で不便だからね。バトル!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンで、ブルーアイズ・カオスMAX・ドラゴンを攻撃!烈風のクリスタロス・エッジ!そしてクリスタルウィングの効果で、ツインバーストの攻撃力がクリスタルウィングに加算される!」
「げっ!アクションカード…ってなんで影が絡みつくんだよ!!」
「え?…うおマジか!動かせねえ!」
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 3000→6000
ユーゴのD・ホイールと白の足に影が絡みつき、動きを封じる。別に引きずり込むとかそういうことはない。
「そのドラゴンは光属性…オネストあるかい?」
「ぐ…のあああああ!!」
「あ、ないんだ」
白 LP 4000→1000
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 6000→3000
クリスタルウィングの翼によってツインバーストは破壊され…ず、白は衝撃により思いっきり吹っ飛ぶ。…が、影が逃さない、と言わんばかりに先回りして全身に絡みつき、強制的に元の位置に戻し立たせた。
「…な、なんだよこの影、気持ちわりぃ…」
「反応良すぎだろおい…」
「うーん、思ったより反応すごいな…あれ、破壊されてない…」
「へっ…ツインバーストは戦闘じゃ破壊されねえ。攻撃したら発動する効果もあるけど、攻撃してねえから使えねえ」
「へー…じゃあ、プルートとミドラーシュで、そっちのバイク乗りの君に、ダイレクトアタック」
「!げ、や、やべえ…」
ミドラーシュの杖に、プルートの両手の間に黒いエネルギーが集まり、球体状になって白に目掛け放たれた。…が、その瞬間
[乱入ペナルティ、2000ポイント]
「「「へ?」」」
唐突に、機械音声が流れる。…乱入ペナルティ、それは今回のサバイバルルールにおいて課せられる制限。後から入れば有利なのは後の場合もある。そのため、一気にライフを半分にするというものだ。そして乱入者は…。
幹樹 LP 4000→2000
「悪いが邪魔させてもらうぜ。アクショントラップ、一時停戦!フィールドの全てのモンスターを守備表示にする!
一時停戦 アクション罠
①フィールドにモンスターが存在する場合、発動する。フィールドの表側攻撃憑依のモンスター全てを表側守備表示にする。
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 3000 → DEF 2500
エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2200 → DEF 800
…放たれていた黒い球体は、2体の表示形式が変化してコントロールが乱れたせいか消え、ダメージはなくなった。
「あんたは確か…」
「青衣幹樹。3回戦開始前にあったな、確か名前は…南雲白。でももう1人誰だ?」
「へっ、オレはユーゴだ」
「融合?」
「ユーゴだって言ってんだろ!!」
唐突に現れたのは藍色の髪の人物、青衣幹樹。海野占い塾所属のデュエリストだ。
「…ねえ、君何?いきなり横入りして」
「だから悪いって言ったろ?邪魔するって。ホントならもっと早いほうがよかっただろうが、まあいいか。こっちだって簡単に戦力減らされるわけにはいかないんでな」
「ちっ…しょうがない。ターンエンド」
ユーハ 手札3 LP 700
モンスター エルシャドール・マウェッタメシア×1(守)、
魔法・罠 「影牢の呪縛」×1魔石カウンター×3
Pゾーン サアシャドール・ドレイク イェシャドール・セフィラナーガ
ちなみに乱入したからといって、すぐに乱入者のターンになるわけではない。ある程度は乱入者が決められる。もっとも、相手ターン中に乱入が基本のため、乱入したら次のターンには乱入者のターンに、というのがよくあるパターンだ。
「あんたのターンはどうする?」
「あー、そうだな…じゃ、オレのターン、ドロー!…お、ラッキー。速攻魔法、ツインツイスターを発動!手札1枚をコストに、フィールドの魔法と罠を2枚破壊する!……ということで、フィールド魔法とサアシャドール・ドレイクを破壊だ」
「いきなりか…」
墓地へ送ったカード
儀式魔人リリーサー
幹樹の発動したカードにより、足元に広がっていた影は元に戻り、光の柱にいたサアシャドール・ドレイクが消え、光の柱も消える。
「さて、こうなったからには面倒なのがそのクリスタルウィングってモンスターだ。融合使いばっかっていうアカデミアがシンクロ使うっていうのは意外だが」
「あいつは確かにシンクロ使ってたけど、クリスタルウィングはオレのだ!」
「なるほど、奪われたって性質か。じゃ、オレは手札からマンジュゴッドを召喚!」
マンジュゴッド ATK 1400
召喚されたのは体の至る所に無数の手を持つ人型のモンスター。そしてこのカードを召喚した、ということは
「マンジュゴッドの効果。こいつは召喚に成功したとき、デッキから儀式モンスターか儀式魔法を1枚手札に加える」
「うーん…まあ、いいよ」
「じゃデッキからクラウソラスの
「それはちょっと問題だね…クリスタルウィングの効果。このカード以外のモンスター効果を無効にして破壊する。ということで、そのカードの効果、無効にさせてもらうよ」
そういうと、クリスタルウィングの翼が強い光を放ち、クラウソラスの
「そうくるか。だが、想定内。オレは手札から儀式魔法、
「へー、そうくるの」
「ああ。シュリットをリリースし、儀式を執り行う!儀式召喚!レベル9、トリシューラの
鏡が現れ、その鏡から青白い光が出てきて、シュリットに纏われる。……そして、強烈な冷気が、フィールドを覆う。…光は鎧へと形を変える。そう、トリシューラを模した、鎧に。
トリシューラの
「うお!?なんださみぃ!?」
「と、トリシューラってマジかよ…」
「え?何?なんか寒いんだけど」
「オリジナルに比べたら全然だ。トリシューラの
「!そんな…」
除外された手札
シャドール・ヘッジホッグ
トリシューラの鎧によって得た膨大な冷気により、ユーハの手札、フィールド、墓地のカードが凍りつき、除外される。
「さ、さみいぃ…」
「確かにマシだな…」
「だろ?そして飛ばしてたシュリットの効果。こいつはカード効果でリリースされたら、デッキから戦士族の
トリシューラの
「くっそー、わりぃクリスタルウィング…」
「ずっと相手のフィールドにいるよりマシだろ?そんじゃ次に…ブリューナクの
幹樹 手札1(ヴァルキュルスの
モンスター マンジュゴッド×1(攻)、トリシューラの
魔法・罠 なし
「今まで邪魔されてた分、思いっきりガンガン行かせてもらうぜ!オレのターン、ドロー!大暴れしてやるぜ!オレは墓地のSR電々大公を除外!さあ来い!SR三つ目のダイス!」
SR三つ目のダイス DEF 1400
「うわー、まずいなこれ…」
「イライラの分思いっきりやらせてもらうぜ!オレは手札から速攻魔法、スピードリフトを発動!こいつはオレのフィールドのモンスターがチューナーのみの場合に発動でき、デッキからスピードロイド1体を特殊召喚できる!こい、SRベイゴマックス!」
SRベイゴマックス DEF 600
ユーゴのフィールドに、いくつも連なったベイゴマが現れ、高速で動き始める。
「ベイゴマックスの効果!こいつが召喚、特殊召喚されたら、デッキからスピードロイド1体を手札に加える!SRビーダルマントを手札に加える!そしてビーダルマントを召喚!ビーダルマントの効果で、除外されているSR電々大公を特殊召喚!」
SRビーダルマント ATK 400
SR電々大公 DEF 1000
再び現れたビーダルマントの効果により、電々大公が再び現れる。
「レベル3のベイゴマックスに、レベル3の電々大公をチューニング!十文字の魔剣よ!その力で、全ての敵を引き裂け!シンクロ召喚!さあ来い!レベル6、HSR魔剣ダーマ!」
HSR魔剣ダーマ ATK 2200
電々大公が3つの歯車になり、その中にベイゴマックスが入り、3つの星になる。光が放たれ、魔剣ダーマが現れる。…別に修復跡とかはない。
「魔剣ダーマの効果!墓地の機械族、ベイゴマックスを除外して、500ポイントのダメージだ!」
「くっ…」
ユーハ LP 800→300
魔剣ダーマが切っ先からエネルギー弾を発射され、ユーハはダメージを受けた。そして…。
「レベル2のSRビーダルマントに、レベル3の三つ目のダイスをチューニング!その躍動する剣劇の魂、ここに刻め!シンクロ召喚!刃をぶつけ合え!レベル5、HSRチャンバライダー!」
三つ目のダイスが3つの歯車になり、その中にビーダルマントが入り、2つの光に変わる。歯車から光が放たれ、現れたのは刀のような巨大な機械に下半身を埋めた人型のロボット。両手も鋭い刃になっている。
HSRチャンバライダー ATK 2000
「…攻撃力、2000…片方は2200、それでどうするんだい?」
「へっ、こいつで終わりだ!手札から魔法カード、ハイ・スピード・リレベルを発動!墓地のHSRマッハゴー・イータを除外し、HSR魔剣ダーマを対象にする!こいつの効果は、墓地のスピードロイド1体を除外し、対象にした自分フィールドのシンクロモンスターのレベルをそのモンスターと同じにし、攻撃力を、除外したモンスターのレベル×500ポイント、アップさせる!マッハゴー・イータのレベルは5、よって魔剣ダーマのレベルは5になり、攻撃力は2500アップの、4700だ!」
HSR魔剣ダーマ 星6→5 ATK 2200→4700
「そして魔剣ダーマには、守備モンスターを攻撃したら貫通ダメージを与える効果がある!」
「…あれ、さっきの500ダメージは?」
「ただの憂さ晴らしだ!!バトル!魔剣ダーマで、エルシャドール・マウェッタメシアを攻撃!!吹っ飛べ―!!」
魔剣ダーマがマウェッタメシアへ突撃、そしてその体を一突きし破壊。そして貫通ダメージにより、ユーハのライフは0になる。
ユーハ LP 300→0
「…はあ…興ざめだよ。じゃあね」
「あ、コラ待て!!」
「今度は1対1でやろうねー」
デュエルが終わると同時にユーハはディスクを操作した。白は逃げるつもりと感じ、ユーハのところへと一気に走る。…だがそれよりも早く、ユーハの姿は消えた。
「ちっ、逃がしたか…」
「くっそー!あの野郎…次会ったらぜってー逃がさねえ!」
「落ち着け。今はとりあえず、他のヤツと合流が先だ」
「とにかく先にいったヤツらに合流しないと」
「つーわけだバイク乗り、3人乗り行けるか?」
「オレはユーゴだ!つーかできるか!!」
白「まあ、なんとか勝てたな」
ユーゴ「だな!」
って言っても、相性がよかったっていうのもあるんだよね。
ユーゴ「どういうことだ?」
ユーゴはともかく、白のほうは対守備表示モンスターへの最強兵器のカオスMAXがいるから、裏守備表示メインで戦うシャドールにとってはやり辛い。それに除去だって簡単にはできない。さらにサーチだって容易。ということで今回の全力!デュエル塾!今回のキーカードは…
ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン ドラゴン族・効果/儀式 星8 闇属性 ATK 4000 DEF 0
「カオス・フォーム」により降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
①このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
②このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が越えた分の倍の数値だけ戦闘ダメージを与える。
ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン!ちなみに儀式以外でも問題なしと勘違いしてたため、事前に書き換えました。
白「何やってんだか…カオスMAXは儀式召喚でしか呼び出せないが、効果は強力。相手のカード効果の対象にならず、相手の効果じゃ破壊されないっていう強力な破壊耐性だ」
ユーゴ「さらに守備モンスターを攻撃したら2倍のダメージを与える守備貫通持ちだ!」
攻撃力も高いから、組み合わせによっては簡単に1キルできる要素タップリのパワーカード!社長らしいカードだ。
白「ただし守備力0だから守備表示にされたり攻守入れ替えなんてされたらあっさりやられる。いくら対象を取らないからって対象を取らずにそういうことができるカードはいくつかある。でも、厄介なことに変わりはない」
最近はOCGだとカオスMAXと同じ耐性を持つ覇王龍ズァークがいるからなー。
ユーゴ「アニメだといろいろ効果たっぷりなんだろ?大丈夫なのか…?」
正直、アニメのほうが大人しいっていうのが印象。
白「は?」
ユーゴ「なんでだ?」
それは話しとしては違うからまた別のときに。…それでは今回はここまで!
ユーゴ「おい話せよ!なんでそう思うんだよ!!」
また別の時に。…それではみなさん、次回も読んでください!
白「教えろー!!」