融合次元編へと本格突入、そしてデニスが退場…さあうちではどうしようか…。
それでは、どうぞ。
~~~ ジャングルエリア ~~~
「あ、止んだ。なんだったんだろ、さっきの雨」
ユート&隼VSユーハのデュエルが中断に終わった頃、そんなことが起きているなんてまったく知らない遊華はジャングルエリアにいた。
「お、ペンデュラムカード…これでさっきの…えーっと…大漁旗…だったかな…そいつからの分と合わせて、12枚か~」
…少し前、5枚のペンデュラムカードを要求した大漁旗に対し、普通に5枚を出した遊華、それに対して大漁旗も5枚を賭け、その結果、大量展開の末遊華が勝利、大量のペンデュラムスタチューを手に入れたのであった。
「これだけあれば上位間違いなし…うへへへへ」
「ん?あ!巳柳遊華!」
「ん?…あ。確かえーっと…柊柚子ちゃん!」
…偶然にも、柚子と出会った遊華。だがこれが…彼女のちょっとした不幸の、始まりであった。
「なんか今、変な笑い声出してなかった?」
「ペンデュラムカードいっぱいだからつい嬉しくて…うへへへへ」
「へー…それじゃあ、私とデュエルしましょう!私は3枚賭けるわ」
「うん!それじゃあ私は」
「そこのお前、柊柚子だな」
不意に声をかけられた2人。声がしたほうを見ると…青い服に変な仮面をつけた、明らかに怪しい3人組が、そこにいる。
「……何その変なお面」
「なっ、何っ…これは我らオベリスクフォースにのみ支給される特別な代物!精鋭の証だ!!それを変なお面などと…」
「いや変だし。後誰?」
「…そうか、我らのことを知らないからこの仮面の素晴らしさが分からないか。我らはオベリスクフォース!アカデミア精鋭、つまりそこら辺のヤツとは違うんだよ!」
「?アカデミア…!!融合次元…」
「え?」
一瞬アカデミアという言葉にピンとこなかった様子の言葉だが…どうやらあのときに聴いたことをすぐに思い出せたようだ。
「まあともかく、柊柚子、一緒に来てもらおうか」
「ゆっちゃん、こいつら悪くて怪しいヤツらだからね」
「ゆ、ゆっちゃん…?ってちょっと!」
唐突に柚子のあだ名だろう呼び方で柚子を呼ぶと、柚子の手を掴んで走り出す。…が。
「残念だが拒否権はない」
「柊柚子を渡すつもりがないというのなら…」
遊華の前に立ちふさがり、オベリスクフォース3人はデュエルディスクを展開し構える。
「…ゆっちゃん、下がってて」
「え、でも」
「あいつらはゆっちゃんが目当てみたい。それに見たよね、さっきの動き」
「…その前にいい?ゆっちゃんはやめて」
「…デュエル!」
「「「デュエル!」」」
「(あ、今無視した…)」
遊華 LP 4000
オベリスクフォースA LP 4000
オベリスクフォースB LP 4000
オベリスクフォースC LP 4000
「私のターン!手札からカードガンナーを召喚!カードガンナーの効果で、デッキの上から3枚を墓地へ送って、墓地へ送った枚数×500ポイントアップさせる!3枚だから1500!」
カードガンナー ATK 400→1900
墓地へ送られたカード
闇竜星-ジョクト
竜星の輝跡
魔竜星-トウテツ
フィールドにカードガンナーが現れ、攻撃力を高める。そして…。
「カードを2枚伏せて、永続魔法、補給部隊を発動。これでターンエンド。エンドフェイズ、カードガンナーの効果は終了して、攻撃力は元に戻る」
カードガンナー ATK 1900→400
遊華 手札1 LP 4000
モンスター カードガンナー×1(攻)
魔法・罠 セットカード×2、永続魔法「補給部隊」×1
…よく見るいつもの展開である。
「たった攻撃力400を攻撃表示?攻撃力上昇効果だってそのターンの終わりまで、なんだそりゃ残念過ぎるだろハッハ!見せてやるよ本当のデュエルってヤツを!オレのターン、ドロー!」
「低攻撃力を舐めてると痛い目みるよー」
「お前がな!手札から、
オベリスクフォースが呼び出したのは…古い機械やら何やらで作られている猟犬。…それと、攻撃力1000。
「…カードガンナーバカにしておいて攻撃力1000か…」
「こいつとそいつじゃ違うんだよ。
「
①このカードが攻撃する場合のダメージステップ終了時まで、相手は魔法・罠カードを発動できない。
②1ターンに1度、相手フィールドにモンスターが存在する場合に発動できる。相手ライフに600ポイントのダメージを与える。
③自分フィールドにこのカード以外の「アンティーク・ギア」カードがある場合に発動できる。自分の手札・フィールドからこのカードを含む「アンティーク・ギア」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合召喚する。
「あっつ!…げ、何この効果…」
遊華 LP 4000→3400
「さらに手札から魔法カード、融合を発動!フィールドと手札の、
融合の渦の中に、2体の猟犬が入り、現れたのは…頭が2つになった、
「攻撃力1400…低攻撃力バカにしてた割に、控えめな攻撃力のモンスター出してきたね」
「お前と我々とじゃ違うんだ。カードを1枚伏せて、ターンエンド」
オベリスクフォースA 手札2 LP 4000
モンスター
魔法・罠 セットカード×1
「それじゃあ私の」
「オレのターン、ドロー!永続魔法、
「そしてハウンド・ドッグ効果!600ポイントのダメージだ!」
「ま、また~」
遊華 LP 3400→2800
そう、またである。
「そしてフィールドにハウンド・ドッグ以外のアンティーク・ギアカードがあることで、
融合の渦の中にハウンド・ドッグと、槍を持つ歯車と錆びた胴体の騎士が入り、歯車のついた羽、歯車に砲塔がついた腕、足、そしてコードの尻尾…名前言われなければ、すぐにはどんな分からないモンスターが現れる。
「そして装備魔法、静寂のロッド―ケーストを、アンティーク・ギア・デビルに装備!ケーストの効果で、守備力が500ポイントアップ!」
「そして
「アンティーク・ギア」モンスター×2
「古代の機械悪魔」の②の効果は、1ターンに1度しか使用できない。
①このカードに装備魔法が装備されている場合、このカードは相手の対象を取らないカードの効果を受け付けず、このカードに装備されている装備カードは、破壊されない。
②1ターンに1度、発動できる。自分フィールドに表側で存在する魔法カードの数×1000ポイントのダメージを相手に与える。
「え?!ちょ、ま、きゃああああ!!…あ。アクションカード」
遊華 LP 2800→800
「ちょ、ちょっと大丈夫なの?!」
「な、なんとか…」
「これでターンエンドだ!そしてギア・デビルに装備魔法が装備されている場合、このカードは対象を取らないカードの効果を受け付けず、装備されている装備カードは破壊されない、さらに静寂のロッド―ケーストは、静寂のロッド―ケースト以外の装備モンスターを対象にした魔法カードの効果を無効にし破壊する効果がある!」
オベリスクフォースB 手札2 LP 4000
モンスター
魔法・罠 永続魔法「
「よ、よーしわた」
「私のターン、ドロー!手札から
「あんたも~」
「モンスターが通常召喚されたことで、
「そして歴史は繰り返される。
「きゃあ!」
遊華 LP 800→200
「ではバトル」
「その前に永続トラップ発動!竜星の具象化!さらに手札からアクションマジック、ダメージシールド!このターンの戦闘ダメージを無効にする!」
ダメージシールド アクション魔法
①このカードを発動したターン、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
「?!拾ったカードを、発動した…」
「おそらくこれがここのデュエルなんだろう。だがやることは変わらない。
「でもダメージシールドの効果で、戦闘ダメージは0!それとカードガンナー、補給部隊、竜星の具象化の効果!カードガンナーは自身が破壊されたら、補給部隊は自分フィールドのモンスターが破壊されたら、デッキから1枚ドローする、そして具象化は自分フィールドのモンスターが破壊されたらデッキから1ターンに1度だけ、竜星モンスター1体を特殊召喚する!ということで、デッキから闇竜星-ジョクトを特殊召喚!」
闇竜星-ジョクト DEF 2000
「そんなカードばかりだったのか…ちっ。カードを3枚伏せて、ターンエンド」
「おいおい融合しないのか?」
「できないときはしない(それにセットカードはミラーフォース、リビングデッドの呼び声、リミッター解除、守りとしてはいいだろう)
オベリスクフォースC 手札2 LP 4000
モンスター
魔法・罠 セットカード×3
「ねえちょっと、大丈夫なの!?ライフもう風前の灯じゃない!」
「なんとかする。私のターン、ドロー!ジョクトの効果発動!フィールドに他のモンスターがいないとき、手札の竜星を2枚墓地へ送ることで、デッキから攻撃力0と守備力0の竜星を1体ずつ、合計2体特殊召喚する!ということで、手札の風竜星-ホロウと宝竜星-セフィラフウシを墓地へ送って、デッキから攻守0の光竜星-リフン、攻撃力0の秘竜星-セフィラシウゴを特殊召喚!」
光竜星-リフン ATK 0
秘竜星-セフィラシウゴ ATK 0
ジョクトの効果により、いつものように2体の竜星が現れる。そう、いつものように
「レベル6のセフィラシウゴに、レベル1のリフンをチューニング!禍々しい雷を纏い、暗闇より現れろ!シンクロ召喚!レベル7、黒き竜の星、邪竜星-ガイザー!」
邪竜星-ガイザー ATK 2700
「相手フィールドにモンスターが特殊召喚されたことで、ダブルバイト・ハウンド・ドッグの効果発動!そのモンスターに、ギア・アシッドカウンターを1つ乗せる!」
「古代の機械猟犬」+「アンティーク・ギア」モンスター×1
①このカードが攻撃する場合のダメージステップ終了時まで、相手は魔法・罠カードを発動できない。
②1ターンに1度、相手フィールドにモンスターが召喚、特殊召喚された場合に発動できる。そのモンスターにギア・アシッドカウンターを1つ置く(最大1つまで)。
③ギア・アシッドカウンターが置かれているモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。そのモンスターを破壊する。
邪竜星-ガイザー ギア・アシッド・カウンター(以後、GAC) 0→1
「へー。ガイザーの効果発動!自分フィールドの竜星と、相手フィールドのカード1枚を破壊する!ガイザーと…そっちの人のセットカードを破壊!」
「なっ!」
破壊されたセットカード
リビングデッドの呼び声
「そしてガイザーと竜星の具象化と補給部隊の効果!ガイザーは破壊されたら、デッキから幻竜族モンスター1体を特殊召喚できる!ガイザーの効果で、タツノオトシオヤを、具象化の効果で炎竜星-シュンゲイを特殊召喚!それと補給部隊の効果でドロー!」
タツノオトシオヤ ATK 2100
炎竜星-シュンゲイ ATK 1900
フィールドに現れたのは、タツノオトシオヤと、シュンゲイ。…よく見る光景だ。
「タツノオトシオヤの効果発動!このカードのレベルを1つ下げることで、タツノコトークンを1体特殊召喚する!」
タツノオトシオヤ 星7→6
タツノコトークン DEF 200
「さらにトラップ発動!リミット・リバース!墓地からホロウを特殊召喚!」
風竜星-ホロウ ATK 0
遊華がさらに呼び出したのは、墓地から特殊召喚されることがそれなりにある、ホロウだ。
「レベル4のシュンゲイと、レベル1のタツノコトークンとホロウに、レベル2の闇竜星-ジョクトをチューニング!煌めく光を纏い、天空より舞い降りよ!シンクロ召喚!レベル8、黄金の竜の星、輝竜星-ショウフク!そしてシンクロ素材になったシュンゲイの効果で、ショウフクの攻撃力と守備力は500ポイントアップし、ショウフクの効果!シンクロ素材につかった幻竜族モンスターの元々の属性の種類だけ、フィールドのカードをデッキに戻す!素材になったのは炎属性のシュンゲイ、水属性のタツノコトークン、風属性のホロウ、闇属性のジョクト、合計4種類!ということで、そっちの人のセットカード全部と、デビルをバウンス!」
「なっ!?させるか!速攻魔法、リミッター解除!機械族の
輝竜星-ショウフク ATK 2300→2800
遊華のデッキの主軸の1体、ショウフクも現れる。…なお、通常召喚はこれから。
「それじゃあドンドンいくよー!手札からジャンク・シンクロンを召喚!効果で墓地から、ホロウを守備表示で特殊召喚!」
ジャンク・シンクロン ATK 1300
風竜星-ホロウ DEF 1800
「ショウフクの効果発動!ホロウを破壊して、墓地からシュンゲイを特殊召喚!そしてホロウとリフンの効果!ホロウは破壊されたらデッキから同名以外の竜星モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚して、リフンは自分フィールドのモンスターが効果破壊されたら、墓地からこのカードを特殊召喚する!ということでホロウの効果でビシキを、リフンの効果でリフン自身を特殊召喚!」
水竜星-ビシキ ATK 0
光竜星-リフン ATK 0
「レベル4のシュンゲイとレベル2のビシキに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!古より恐れ崇められる、封じられし最強の龍よ…その封印は今解き放たれ、その猛威は世界の全てを飲み込む!シンクロ召喚!」
…3つの歯車と6つの星が合わさり、光と共に膨大な冷気が放たれる。…そう、トリシューラである。
「へ、ヘックション!れ、レベル9、絶対零度の龍、ヘックション!氷結界の、龍 トリシューヘックション!トリシューラ!そして、トリシューラの効果ヘックション!このカードがシンクロ召喚に成功したら、相手のフィールド、手札ヘックション!墓地のカードを1枚ずつ、除外する!」
「なんだとヘックション!」
「うう、寒~」
「うう…そそ、それじゃあ、フィールドのハウンドドッグと、ダブルバイトの人の墓地のハウンドドッグ、それとデビル出した人の手札をバウンス!」
氷結界の龍 トリシューラ ATK 2700→3200
除外された手札
古代の機械兵士
吹き荒れる猛吹雪と冷気により、近くの気温は一気に下がる。…これがあってもなお、使うのである。
「うう…タツノオトシオヤの効果!トークン1体を、特殊召喚ヘクシュ!」
タツノオトシオヤ 星6→5
タツノコトークン DEF 200
「れ、レベル1のタツノコトークンに、レベル5のタツノオトシオヤを、ヘクシュ!チューニング!へ、ヘクシュシンクロ召喚!れ、レベル6、スターダスト・チャージ・ウォリアーヘクシュ!」
スターダスト・チャージ・ウォリアー ATK 2000
タツノオトシオヤが5つの歯車になり、その中にタツノコトークンが入り、1つの光に変わる。歯車から光が放たれ、中から…いわゆる、スターダストに似た顔を持つ、戦士。腰からは何かの細長い機械があり、さらに別の機械が左右3つ、合計6つついている。
「す、スターダスト・チャージ・ウォリアーがシンクロ召喚に成功ヘクシュ!したとき、デッキからカードを1枚ドローするヘクシュ!」
そしてドローしたカードを見た遊華は…少しうれしそうな表情をする。
「よ、よーし…魔法カード、マジック・プランターを発動ヘクシュ!具象化を墓地へ送って2枚ドロー…私は、スケール1の咆竜星-テンコウと、スケール7の眩竜星-シフラを、ペンデュヘクシュ!ペンデュラムゾーンヘクシュ!に、セッティング!」
「は?!ヘクシュ!」
遊華がペンデュラムゾーンにカードをセットすると、黄緑の細長い東洋風に近い竜のようなモンスターと、体は細長いが四肢がしっかりとしている、無駄に光っている竜のようなモンスターが、光の柱の中から上ってくる。
「な、なんヘクシュ!なんだこれは…」
「こ、これで、レベル2から6、そ、それとテンコウのペンデュラム効果で、もう片方のペンデュラムヘクシュ!ペンデュラムゾーンに竜星カードがあれば、レベル1の竜星もヘクシュ!ペンデュラム召喚できるヘクシュ!」
「い、意味が分からない」
「天に現れし光よ、柱と柱を繋げ、新たな世界の扉を開け放て!ペンデュラム召喚!エクストラデッキからレベル6、秘竜星-セフィラシウゴ!」
「エクストラデッキからだとヘクシュ!」
秘竜星-セフィラシウゴ DEF 2600
「せ、セフィラシウゴの効果!このカードがペンデュラム召喚されたヘクシュ!モンスターゾーンで破壊されたら、デッキから竜星と名のつくマジック、トラップを1枚ヘクシュ!手札に加える!デッキから、竜星の極みを手札に加えヘクション!うう、加える…そ、そして、シフラのペンデュラム効果!1ターンに2回までヘクシュ!自分フィールドの、竜星モンスターのレベルを1つ上げる!この効果を2回とも、リフンのヘクシュ!に対してヘクシュ!使ってズピー…うう…レベルを、2つあげる!」
眩竜星-シフラ 幻竜族・効果/チューナー/ペンデュラム 星1 光属性 ATK 0 DEF 0
【Pスケール:赤7/青7】
「眩竜星-シフラ」のP効果は、1ターンに2回まで使用できる。
①自分フィールドの「竜星」モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターのレベルを1つ上げる。
【モンスター効果】
「眩竜星-シフラ」のモンスター効果は、1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「竜星」モンスター2体を対象に発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、デッキからカードを1枚ドローする。
シフラが無駄に光を強くし、その光にリフンが驚き地面に激突、目を回し、そのときに出た星2つが、リフンの中へと入った…どういう処理だ。
光竜星-リフン 星1→3
「れ、レベル6のセフィラシウゴに、レベル3のリフンをチューニング!数多の星々輝く天より、鮮やかな光を受け取り、具現化せよ!シンクロ召喚!!」
リフンが目を回しながら3つの歯車になると、その中にセフィラシウゴが入り、6つの光に変わる。そして光が放たれ…チョウホウが現れる。
「れ、レベルヘクション!レベル9、無数の色に輝く竜の星、幻竜星-チョウホウヘクシュ!」
幻竜星-チョウホウ ATK 2800
「…すごい…展開」
「ううう…ば、バトル!スターダスト・チャージ・ウォリアーで、|古代の機械双頭猟犬《アンティーク・ギア・ダブルバイト・ハウンド・ドッグ》を攻撃!乱れ撃てー!!」
スターダスト・チャージの細長い機械についている棒状の機械6つが宙に浮き、それがダブルバイト・ハウンド・ドッグに向かって飛んでいき、そしてビームを放ち攻撃、あっさり破壊する。
「ぐっ…」
オベリスクフォースA LP 4000→3400
「続けてショウフクとトリシューラで、さっきライフを減らしたほうへダイレクトアタック!天竜輝翔嵐!アブソリュート・コールド!」
「!ぐああああ!!」
オベリスクフォースA LP 3400→0
黄金の風と凄まじい冷気により、オベリスクフォースAのライフは一気に削られる。…そして、次は
「そしてヘクシュ!チョウホウで、
「ぐっ、だがこのぐらい…」
オベリスクフォースC LP 4000→3300
「ううう…そ、それじゃあ相手フィールドのモンスターが破壊されヘクシュ!破壊されたから、チョウホウの効果!デッキから、破壊されたヘクシュ!モンスターと、同じ属性のモンスターを、特殊召喚するヘクシュ!地属性の、宝竜星-セフィラフウシを特殊召喚!セフィラフウシはペンデュラム召喚かデッキから特殊召喚されたら、自分フィールドの竜星かセフィラ1体をチューナーにするヘクシュ!フウシを、チューナーに!」
宝竜星-セフィラフウシ DEF 0
…現在、まともに出番のないフウシにようやっと訪れた出番。そしてチューナーとなった、ということは…。
「私は、レベル6のヘクシュ!スターダスト・チャージ・ウォリアーヘクシュ!に、ううう…レベル3のフウシをチューニング!以下省略!シンクロ召喚!レベル9、無数の色に輝く竜の星、幻竜星-チョウホウ!」
幻竜星-チョウホウ ATK 2800
「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」
遊華 手札1 LP 200
モンスター 輝竜星-ショウフク×1(攻)、氷結界の龍トリシューラ×1(攻)、幻竜星-チョウホウ×2(攻)
魔法・罠 「補給部隊」×1、永続罠「リミット・リバース」×1、セットカード×2
「さっきの展開はすごいがヘクシュ!…トドメをさせなかったことを後悔して敗北するがいい!オレのターン、ドロー!オレは手札から、
「ズピー…チョウホウには、素材にした竜星モンスターの属性と元々の属性が同じ相手モンスターの効果発動を封じる効果がある。1体は地属性のシウゴ、光属性のリフン、もう1体には地属性のフウシを使ったから、地属性、おまけで光属性の効果は発動できないよ」
「くっ…た、ターン「その前にトラップ発動!竜星の極み!相手の攻撃可能なモンスターは、攻撃しなくてはならないヘクシュ!」な、なんだと?!」
…竜星の補助カードの中でも、攻撃と防御両面で使え尚且つ、竜星の特性を引き出すカード、それがこのカード。…攻撃を強制するカード、竜星なら、展開する前ならさらなる展開、展開して大型のモンスターがいるなら…お分かりだろう。
「へ、ヘクシュ!…ということで、さあ攻撃してね」
「く、くっそ!ショウフクを攻撃…うわあああ!!」
オベリスクフォースB LP 4000→2700
「くっそ、エンドだ」
オベリスクフォースB 手札1 LP 2600
モンスター なし
魔法・罠
「私のターン、ドロー!…(禁じられた聖杯…これで1体分無効にできても、もう1体が無効にできない…くっそ!)…モンスターを1体セット、ターンエンド」
オベリスクフォースC 手札2 LP 3300
モンスター セットモンスター×1
魔法・罠 なし
「私のターンヘクシュ!ドロー!…え、永続魔法、竜星の気脈を、発動!このカードは、墓地の竜星の種類に応じて得る効果があって、2種類以上なら竜星モンスターの攻撃力を、500ポイントアップさせるヘクシュ!」
輝竜星-ショウフク ATK 2800→3300
幻竜星-チョウホウ×2 ATK 2800→3300
「ば、バトル!ショウフクで、ダイレクトアタック!天竜輝翔嵐!!」
「く、くっそおおおお!!」
オベリスクフォースB LP 2700→0
「そしてチョウホウでセットモンスターを、攻撃!ヘクシュ!彩竜天光流波!!」
「くっ…」
そして破壊される、古びた機械の兵士。…そしてその属性は、地。
「ヘクション!うう…チョウホウの効果!デッキからヘイカンを特殊召喚!」
地竜星-ヘイカン DEF 0
「もう1体の、チョウホウでダイレクトアタック!!彩竜天光流波!!!」
「く、ぐあああああ!!!」
オベリスクフォースC LP 3300→0
これで3人とも倒した。デュエルが終了したことで、遊華のモンスターが消え、冷気も収まる。…そして、オベリスクフォースは…光に包まれたかと思うと、消えた。
「?!き、消えた…」
「き、消えた…ど、どこに…」
「さ、さあ…と、とにかく、今はここから離れよう、ゆっちゃん!」
「ストップ、私ってあなたからあだ名で呼ばれるぐらいの仲だっけ」
「いや、あだ名のほうがさらに仲良くなれるかなーって。あ、私のことは好きに呼んでいいからね」
「はあ…」
遊華「なんかオベフォ強くない?」
そりゃあ強化してますもん。機械の反乱Rの頃に書いていたら情報出てきてるカタパルト使います。下手すりゃチョウホウ餌にします。
柚子「竜星ならホロウだっけ…それをシンクロ素材にすれば問題なくクリアできちゃうのがすごいところよね…」
遊華「いやー、それほどでも」
ということで、始めていきます全力!デュエル塾!今回のキーカード…っていうかオリカばっかりなんで、今回はオリカの紹介!
「
①このカードが攻撃する場合のダメージステップ終了時まで、相手は魔法・罠カードを発動できない。
②1ターンに1度、相手フィールドにモンスターが存在する場合に発動できる。相手ライフに600ポイントのダメージを与える。
③自分フィールドにこのカード以外の「アンティーク・ギア」カードがある場合に発動できる。自分の手札・フィールドからこのカードを含む「アンティーク・ギア」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合召喚する。
アンティーク・ギア・ハウンド・ドッグだ!
遊華「すごく強化されてるね。OCG化して条件がアンティーク・ギアモンスターが他にフィールドにいるときっていうのだったらどうするの?」
…どうしよう。
柚子「今悩むんかい!まったく…このカードについているのは、アンティーク・ギア特有の魔法と罠の発動制限、相手に600のダメージを与えるバーン効果、そして内蔵されているアンティーク・ギア限定の融合効果」
遊華「確かアニメにでている限りじゃあ、ダブルバイト・ハウンド・ドッグ、トリプルバイト・ハウンド・ドッグ、アルティメット・ハウンド・ドッグ、カオス・ジャイアント、デビルがこれで出せるんだよね」
うん。カオスジャイアントが一番難しくて、一番楽なのはデビル。
遊華「一番楽にしちゃ一番バーン強かったけどね…」
柚子「新しいアンティーク・ギアのカード情報も出てきたし、オベリスクフォース…油断できない相手ね」
それじゃあ今回はここまで!
遊華「じゃあ次回も読んでくださいね!」
柚子「ん?今回は私か…次回、怒りの共鳴。……なんのこと?」