それでは、どうぞ。
「…それにしても、すごいなーここ」
氷河エリアからさらに移動し、ブリッジエリアに来ている遊華。移動の途中で
「さて…何かないかな~」
「む…お前は巳柳遊華!」
「ん?…あ、確か…権現坂昇!刃の弟子の」
「まあ、そうだ」
そこで出会ったのは権現坂。刃にシンクロを教わったため、弟子ということで間違ってはいない。そしてその刃は…。
「それにしても、刃にも弟子か…刃の弟子なら、刃の師匠の私にとっても、ゴンくんは弟子ってことか」
「ご、ゴンくん?!ぬぅ…けしからん!オレは権現坂昇だ!」
「いや、権現坂よりゴンくんのほうがやっぱり言いやすいし…いきなり名前っていうのもね」
「いきなりニックネームもどうかと思うぞ」
刃は遊華の弟子である。刃が遊華に弟子入りするときには遊華がシンクロコースの首席で、今は刃のほうがシンクロコースの首席である。実技のほうでは遊華のほうが上だが総合的な面を見れば刃のほうが上である。特に筆記。
「まあともかく…今ここで会ったなら…デュエルしよう!」
「……そうだな。オレは2枚の
「それじゃあ私も2枚!ということで、始めよう!戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」
「モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い!」
「フィールド内を駆け巡る!」
「見よ、これぞデュエルの最強進化系!」
「アクショーン…」
「「デュエル!」」
昇 LP 4000
遊華 LP 4000
「行くぞ、オレのターン!自分の墓地にマジック、トラップが存在しないことで、オレは手札から超重武者ビッグワラーGを特殊召喚!」
超重武者ビッグワラーG DEF 1800
権現坂が出したのは草鞋に近い見た目をした機械族モンスター。だが草鞋、というにはかなり分厚い。
「そしてビッグワラーGは特殊召喚したターン、超重武者しか特殊召喚できず、機械族モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる!オレはビッグワラーGをリリース!動かざること山の如し!不動の姿、今見せん!超重武者ビッグベンーK!そしてビッグベンーKは召喚、特殊召喚された場合、守備表示にできる!」
超重武者ビッグベンーK ATK 1000 → DEF 3500
「これでターンエンドだ!」
昇 手札3 LP 4000
モンスター 超重武者ビッグベンーK×1(守)
魔法・罠 なし
「それじゃあ行くよー、私のターン、ドロー!…うん。手札からカード・ガンナーを召喚!」
カードガンナー ATK 400
「そしてカード・ガンナーの効果!デッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って、その数だけ攻撃力が500ポイントアップさせる!3枚墓地へ送って、1500ポイントアップ!」
墓地へ送られたカード
レベル・スティーラー
竜星の輝跡
カメンレオン
カード・ガンナー ATK 400→1900
「カードを2枚伏せて、ターンエンド!そしてエンドフェイズにカード・ガンナーの効果は終了して、攻撃力は元に戻る」
カード・ガンナー ATK 1900→400
攻撃力の低いカード・ガンナーが攻撃表示、その状況に眉を潜める権現坂。この場合、結構な場合に何かを狙っている、というのが確実。
遊華 手札3 LP 4000
モンスター カード・ガンナー×1(攻)
魔法・罠 セットカード×2
「むっ、攻撃力の低いカードをそのまま…だが、容赦はせん!オレのターン、ドロー!…行くぞ、バトルだ!ビッグベンーKで、カード・ガンナーを攻撃!」
「それじゃあ永続トラップ、竜星の具象化発動!そしてダメージを受ける前にトラップ発動!ガード・ブロック!自分への戦闘ダメージを0にして、デッキからカードを1枚ドロー!そして具象化の効果!モンスターが破壊されたら、デッキから竜星1体を特殊召喚できる!さあ来て、闇竜星-ジョクト!」
闇竜星-ジョクト DEF 2000
「そしてカード・ガンナーが破壊されたら、デッキからカードを1枚ドローする」
「む、そうくるか…ならばオレは、モンスターを1体セット、ターンエンドだ」
昇 手札3 LP 4000
モンスター 超重武者ビッグベンーK×1(守)、セットモンスター×1
魔法・罠 なし
手札を補充し、着実に準備を整えている遊華。定番とはいえ、着実に攻める手立てを作り上げる。
「それじゃあ私のターン、ドロー!…うん。ジョクトの効果!手札の炎竜星-シュンゲイ、地竜星-ヘイカンをコストにデッキから、秘竜星-セフィラシウゴ、光竜星-リフンを特殊召喚!」
秘竜星-セフィラシウゴ DEF 2600
光竜星-リフン DEF 0
フィールドに現れるセフィラシウゴ、リフン。シュンゲイとビシキのパターンのほうが多いが、今回のパターンは珍しい。
「む、ペンデュラムモンスターか…」
「うん。ということで、レベル6のセフィラシウゴに、レベル1のリフンをチューニング!禍々しい雷を纏い、暗闇より現れろ!シンクロ召喚!!」
リフンが1つの歯車になり、その中にセフィラシウゴが入り、6つの星になる。そして歯車から光が放たれ、中からガイザーが現れる。
「レベル7、黒き竜の星、邪竜星-ガイザー!そしてガイザーの効果!ガイザーと…セットモンスターを選択して破壊!」
「む、自分のモンスターを破壊して、さらに展開するつもりか」
邪竜星-ガイザー ATK 2600
ガイザーの放った雷により、ガイザー自身とセットモンスターである、赤い鎧兜のロボ、超重武者ソード-999が破壊される。
「…なるほど。破壊して正解かな。それじゃあガイザーと具象化の効果!ガイザーは破壊されたら、デッキから幻竜族モンスター1体を特殊召喚できる!ということで、ガイザーの効果でタツノオトシオヤを、具象化の効果で魔竜星-トウテツを特殊召喚!」
タツノオトシオヤ ATK 2100
魔竜星-トウテツ ATK 2200
「確かもう片方は前のデュエルで…」
「それじゃあ行くよー!それじゃあタツノオトシオヤの効果!レベルを1つ下げて、タツノコトークンを特殊召喚!この効果でレベルを合計2つ下げて、タツノコトークンを2体特殊召喚!」
タツノオトシオヤ 星7→6→5
タツノコトークン×2 DEF 200
トークンにより、フィールドを埋めていく遊華。なお、現在通常召喚を一切行ていない。
「続けて魔法カード、トランスターンを発動!このカードは自分フィールドのモンスター1体を墓地へ送ることで、そのモンスターと同じ種族、属性でレベルが1つ上のモンスター1体を、デッキから特殊召喚できる!ということで、レベルが5に下がっているタツノオトシオヤを墓地へ送って、デッキからレベル6の竜宮のツガイを特殊召喚!」
「条件が厳しいとはいえ、さらにモンスターを展開するだと!だが、トークンをもう1体精製できるのに、いったいなぜ…」
竜宮のツガイ ATK 2000
…赤と青、2体のリュウグウノツカイにも似たモンスターが現れる。…すごくラブラブで、今もイチャイチャしている。
「…うん。それじゃあ手札のモンスターを1体墓地へ送ることで、竜宮のツガイの効果!デッキからレベル4以下の幻竜族モンスター1体を特殊召喚できる!ということで来て!リフン!」
墓地へ送られたカード
レベル・スティーラー
光竜星-リフン DEF 0
これにより、フィールドが埋め尽くされる。…内心遊華は、もっとモンスターを出せればいいのに…と思っていた。
「む、モンスターが5体…」
「それじゃあ行くよー…レベル6の竜宮のツガイと、レベル1のタツノコトークンに、レベル1のリフンをチューニング!煌めく光を纏い、天空より舞い降りよ!シンクロ召喚!!レベル8、黄金に輝く竜の星、輝竜星-ショウフク!」
輝竜星-ショウフク ATK 2300
リフンが1つの歯車になり、その中に竜宮のツガイとタツノコトークンが入り、合計7つの星になる。そしてショウフクが現れる。
「ショウフクの効果!シンクロ素材にした幻竜族の属性は、光と水!よって2枚までバウンス!ということでビッグベンーKをバウンス!」
「ぬっ、しまった…」
「さらにショウフクの効果!トウテツを破壊して、墓地からジョクトを特殊召喚!」
闇竜星-ジョクト DEF 2000
「さらにトウテツの効果!デッキからセフィラシウゴを特殊召喚!そして、レベル6のセフィラシウゴと、レベル1のタツノコトークンに、レベル2の闇竜星-ジョクトをチューニング!「数多の星々輝く天より、鮮やかな光を受け取り、具現化せよ!シンクロ召喚!!レベル9、無数の色に輝く竜の星、幻竜星-チョウホウ!」
幻竜星-チョウホウ ATK 2700
「チョウホウがフィールドにいることで、シンクロ素材にした竜星モンスターと同じ属性のモンスターは、効果を発動できない!シンクロ素材にしたのは、地属性のセフィラシウゴと、闇属性のジョクト!」
「何…(オレの超重武者は、ほとんどが地属性…まずい)」
「バトル!ショウフク、チョウホウでダイレクトアタック!天竜輝翔嵐!」
「ぐっ…ぬぅん!」
昇 LP 4000→1700
黄金のつむじ風が権現坂を飲み込むが、踏ん張り、耐え抜く権現坂。だが…。
「でもこれは防げるかな?チョウホウでダイレクトアタック!彩竜天光流波!」
「だがこれしき!手札の超重武者装留-ストームシールドの効果発動!相手モンスターのダイレクトアタック宣言時に発動でき、このカードを特殊召喚し、さらにダイレクトアタックしてきたモンスターを裏側守備表示にする!」
「え?!うーん防がれちゃったか…」
超重武者装留-ストームシールド DEF 1100
権現坂の目の前に、黄緑色の円形の盾が現れ、そこから突風が吹き、チョウホウがその風の勢いに負け、裏守備表示になる
超重武者装留-ストームシールド 機械族・効果 風属性 星4 ATK 800 DEF 1100
「超重武者装留-ストームシールド」の②の効果は、1ターンに1度しか使用できない。
①自分のメインフェイズに自分フィールドの「超重武者」モンスター1体を対象に発動できる。自分の手札・フィールドから、このモンスターを装備カード扱いとして、そのモンスターに装備する。装備モンスターは1ターンに1度、戦闘では破壊されない。
②墓地に「超重武者」モンスターが存在し、相手が直接攻撃宣言を行った場合、そのモンスター1体を対象に発動できる。このカードを特殊召喚し、そのモンスターを裏側守備表示にする。
「うーん…うん。カードを1枚伏せて、ターンエンド」
遊華 手札1 LP 4000
モンスター 輝竜星-ショウフク×1(攻)、セットモンスター×1(幻竜星-チョウホウ)
魔法・罠 「竜星の具象化」×1、セットカード×1
なお、一切通常召喚を行っていない。…そして前のデュエルで見せた、大展開はない。…自重しているのか…?
「行くぞ、オレのターン、ドロー!…オレの墓地にマジック、トラップが存在しないことで、手札からチューナーモンスター、超重武者ホラガーEを特殊召喚!」
超重武者ホラガーE DEF 600
フィールドに現れたのは、笠を頭に被り、ホラ貝のような機械を持つロボット。そして、チューナーである。
「ホラガーEが自身の効果で特殊召喚された場合、オレはこのターン、超重武者以外を特殊召喚できないが、それで構わん!オレはレベル4のストームシールドに、レベル2のホラガーEをチューニング!雄叫びをあげよ、神々しき鬼よ!多くの道を繋ぐ戦場に!シンクロ召喚!」
ホラガーEが2つの歯車になり、その中にストームシールドが入り、4つの星になる。歯車から光が放たれ、そこから赤い鬼を模したロボットが現れる。手には棍棒を持っている。
「いざ出陣!レベル6、超重神鬼シュテンドウーG!」
超重神鬼シュテンドウーG DEF 2500
「シュテンドウーGの効果発動!このカードがシンクロ召喚に成功したときに、オレの墓地にマジック、トラップがなければ、相手フィールドのマジック、トラップを全て破壊する!」
「うげ!フルモン限定だからって、ハーピィの羽箒と同じ効果って…」
破壊されたカード
竜星の具象化
竜星の極み
シュテンドウーGが棍棒を思いっきり振り、それによる衝撃波により、遊華の魔法、罠は全て破壊される。
「そしてチューナーモンスター、超重武者タマーCを召喚!」
超重武者タマーC ATK 100
権現坂のフィールドに現れたのは、丸っこくかわいらしい機械のモンスター。とても、かわいらしい。
「タマーCの効果発動!オレの墓地のマジック、トラップがなく、自分フィールドに超重武者以外のモンスターが存在しない場合、相手フィールドのモンスターとこのカードを墓地へ送り、2体のレベルの合計と同じレベルの超重武者シンクロモンスター1体を、シンクロ召喚する!オレはレベル8のショウフクを選択!」
「げっ!」
「行くぞ!荒ぶる神よ、千の刃の咆哮と共に、多くの道を繋ぐ戦場に現れよ!シンクロ召喚! 」
タマーCが2つの歯車になり、ショウフクを飲み込み、ショウフクが8つの光になる。そして歯車から光が放たれ、そこから、鎧兜を身に纏った大柄なロボットが現れる。手にはその身の丈にあう薙刀と思われる武器を握っている。
「いざ出陣、レベル10!超重荒神スサノーO!」
超重荒神スサノーO DEF 3800
「さあバトルだ!行け、シュテンドウーG!セットモンスターを攻撃!シュテンドウーGは守備表示のまま攻撃でき、守備力を攻撃力として扱う!」
「守備力2500、そしてチョウホウの守備力は2200…300足りない…でもまだまだ!破壊されたチョウホウの効果!シンクロ召喚したチョウホウが戦闘か効果で破壊された場合、デッキからチューナー1体を手札に加える!ということで、カメンレオンを手札に!さらに墓地の光竜星-リフンの効果!リフンを守備表示で特殊召喚!」
光竜星-リフン DEF 0
モンスターが破壊されたことで、リフンをフィールドに呼び出した遊華。竜星はやはり、壁が固い。
「ぬっ…ならスサノーOでリフンを攻撃!クサナギソード・斬!!」
リフンとスサノーO、その力の差は圧倒的。容易く破壊する。…とはいえ守備表示のため、ダメージはない。
「ふー…っと、アクションカードだ」
「ぬ…ならスサノーOの効果!オレの墓地にマジック、トラップがないとき、相手の墓地のマジック、トラップを1枚セットする!竜星の極みをセット!」
「うわー、そんな効果まで…」
「これでオレは、ターンエンドだ」
昇 手札1 LP 1700
モンスター 超重神鬼シュテンドウーG×1(守)、超重荒神スサノーO×1(守)
魔法・罠 セットカード×1
「それじゃあ私のターン、ドロー!さてと……うん。手札からチューナーモンスター、カメンレオンを召喚!」
カメンレオン ATK 1600
フィールドに現れたのはカメレオン。時折周囲の色に合わせているのか見えなくなるが、すぐにまた見えるようになる。
「カメンレオンが召喚に成功したとき、墓地の守備力0のモンスター1体を特殊召喚できる!墓地の地竜星-ヘイカンを特殊召喚!」
地竜星-ヘイカン DEF 0
「レベル3のヘイカンに、レベル4のカメンレオンをチューニング!禍々しい雷を纏い、暗闇より現れろ!シンクロ召喚!レベル7、もう1度邪竜星-ガイザー!」
邪竜星-ガイザー ATK 2600
「そしてバトル!ガイザーでシュテンドウーGを攻撃!」
「ぬう…シュテンドウーGは守備表示、故にオレへのダメージはない」
「うーん…じゃあカードを1枚伏せてターンエンド」
遊華 手札1 LP 4000
モンスター 邪竜星-ガイザー×1(攻)
魔法・罠 セットカード×1
「オレのターン、ドロー!…お前がどんな対策をしているかは分からないが、行くぞ!オレは手札から超重武者装留ダブル・ホーンを、スサノーOに装備!ダブルホーンを装備しているモンスターは1度のバトルフェイズに2回攻撃できる!」
「げげ!」
スサノーOにダブルホーンである陣羽織が装備される。肩の部分には大きな角がついている。
「さあバトルだ!スサノーOで、ガイザーを攻撃!」
「ストップストップ!アクションマジック、ハーフダウン!このターン自分が受けるダメージを半分にする!」
ハーフダウン アクション魔法
①このカードを発動したターンの終わりまで、自分が受ける戦闘及び効果ダメージは半分になる。
「ダメージは受けるんだな…ならオレは手札の超重武者装留-バスター・ガントレットを墓地へ送り、効果発動!これによりスサノーOの守備力を、ターンの終わりまで元々の2倍にする!」
「え?!」
超重荒神スサノーO DEF 3800→7600
「クサナギソード-斬!」
「うわああ!!」
遊華 LP 4000→1500
「ガイザーは幻竜族モンスターをデッキから特殊召喚する効果を持つが、それはヘイカンの効果により戦闘破壊されなくなっている!」
「うっ…(セットカードは具象化…アクションカードは…!)あった!」
「させん!スサノーOはダブルホーンの効果によりもう1度攻撃できる!スサノーOでガイザーをもう1度攻撃!クサナギソード-斬!」
「!わああああ!!」
遊華 LP 1500→0
アクションカードを見つけ、取りに行った…だがそのアクションカードがあるのはそれなりに距離がある場所、行かせないとすぐにスサノーOで攻撃を仕掛けた権現坂。…結果としては、遊華はアクションカードを取る寸前で攻撃を受け、ライフが0になった。そしてデュエルが終了し、モンスターが消える。
「あいたたた…あ~負けた~」
「オレも負ける訳にはいかないからな。…では、ペンデュラムカードを」
「うん…はい、2枚」
「うむ。…しかし、いつも同じような感じだな、巳柳遊華、お前のデュエルは」
「え?」
「前のデュエル、そして今回のデュエル、連続シンクロには驚かされるが、常にジョクトと言うモンスターが基礎になっているように見える」
「まあ、ジョクトは竜星を2体特殊召喚するからね」
ジョクトは手札の竜星2枚を墓地へ送ることにより、デッキから竜星を2体特殊召喚するモンスター。だが…。
「だが手札コストは2枚、その効果を無効にされた場合は一気に不利になる」
「う…まあ、そうだけど…でもどうしてそういうこと言ってくれるの?」
「いつまでも同じでいられんということを言っただけだ」
「そ、そう…」
遊華「あ~負けた~」
昇「いつまでも同じような手をやっているようでは、さらに上へと行くことはできないぞ」
デュエルは常に進化しているからな…それじゃあ始めましょう、今回の全力!デュエル塾!今回のキーカードは…あえてこのカード!」
超重武者タマーC 機械族・効果/チューナー 星2 闇属性 ATK 100 DEF 800
「超重武者タマ-C」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①自分フィールドに「超重武者」モンスター以外のモンスターが存在せず、
自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードをフィールドから墓地へ送る。その後、墓地へ送ったそのモンスター2体の元々のレベルの合計と同じレベルを持つ「超重武者」Sモンスター1体をエクストラデッキからS召喚扱いで特殊召喚する。
超重武者タマーC!
昇「ホラガーEに続く、超重武者のチューナーモンスターだ。効果は、相手フィールドのモンスターとともに墓地へ送り、その合計と同じレベルの超重武者シンクロモンスター1体を、エクストラデッキからシンクロ召喚扱いで特殊召喚する、というものだ」
遊華「確か超重武者のシンクロモンスターは、大体が超重武者扱いになってるんだよね」
昇「ああ。スサノーO、シュテンドウーG、ムサーC、キュウーB、そして今のところアニメオリジナルの、超重忍者サルトーB。スサノーOが10、シュテンドウーGが6、ムサーCが5、キュウーBが9、そしてサルトーBが8、つまりこれらを合わせれば、8、7、6、4、3のモンスターを対象にできる、というわけだ」
遊華「相手のモンスターを利用してシンクロかー、いいなー」
ただ、どうしても相手に依存するから、レベルを持たないエクシーズモンスターや、レベルの範囲外のモンスターだと対処できない。
昇「ああ。だが、チューナーだからこそ、効果を無効になっても他のモンスターを素材にシンクロを行えるモンスターだ」
遊華「そういえばこのモンスター、超重武者の中じゃ唯一の闇だね」
昇「超重武者装留には、地属性以外のモンスターもいるぞ。ファイヤー・アーマーとかな」
遊華「なるほど」
それじゃあ今回はここまで!
遊華「次回もぜひ見てくださいねー!…?…次回、不穏な影…なんか不気味たタイトル」