遊戯王ARC-V 光紡ぐ意思   作:シューティング☆

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どうも、92話のデュエルに対し、ふざけるなと思っているシューティング☆です。あの乱入は酷い。月影のときはその話しのうちで、前々から言っていたが、92話は次どうなるんだ?っていう期待をさせておいて最後は第3者のセルゲイ乱入かよ…マジでふざけるな。
そして93話は前のデュエルが酷かった分、デュエルはマシ。でも…あれはあれでな…もう、カオス。



それでは第21話、どうぞ


第21話 星を司る戦士VS偉大なる英霊と精霊

 

[えー、では第5試合!デュエルをするのはこの2人!第1回戦を圧倒的な強さで勝利した、LDSエクシーズコース所蔵!志島北斗選手!そしてこちらは第1回戦、危なげながらも勝利を掴んだ、LDS所属!赤馬零奈選手―!!]

 

第4試合が終わり、第5試合…対戦するのは、北斗と零奈。どちらもLDSだ。

 

「よろしくお願いします」

「は、はい、よろしくお願いします…」

 

何やら悪寒を感じている北斗。その悪寒の原因は北斗を睨みつけている、毛布に包まっている遊華である。…そもそもデュエルで負けていろいろあってなんとか逃げ出して安心して間もなく、自身の番が来た。

 

[では早速参りましょう!!アクションフィールド、伝説の古城、セット!]

 

リアルソリッドヴィジョン投影機が起動し、フィールドが広大な古城へと変わる。…ただし北斗と零奈がいるのは、その中にある広い庭。

 

「では、戦いの殿堂に集いしデュエリストが!」

「モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い!」

「フィールド内を駆け巡る!」

「見よ!これぞデュエルの最強進化系!」

「アクショーン…」

「「デュエル!」」

 

北斗 LP 4000

 

零奈 LP 4000

 

「それじゃあボクのターン!手札から、セイクリッド・ポルクスを召喚!ポルクスが召喚に成功した場合、このターン、セイクリッドを通常召喚とは別に、1度だけ特殊召喚できる!セイクリッド・カウストを召喚!」

 

セイクリッド・ポルクス ATK 1700

 

セイクリッド・カウスト ATK 1800

 

身体の半分が真っ白で特に装飾がない戦士と、ケンタウロスの戦士。セイクリッドではカウストが一番重要で、レベル4を2体、揃えるのがセイクリッドの基本戦術だ。

 

「レベルは…どちらも4、ということは…」

「いいや、ボクが出すのはランク4じゃあない。カウストの効果発動!自分フィールドのセイクリッド1体のレベルを、1つ上げるか下げる!この効果は1ターンに2回発動でき、この効果でポルクス、カウストのレベルをそれぞれ1つあげる!」

 

カウストが矢を上に向かって放ち、その矢が光の粒子になってカウスト、ポルクスに降り注ぐ。

 

セイクリッド・ポルクス 星4→5

 

セイクリッド・カウスト 星4→5

 

「ボクはレベル5となったポルクス、カウストでオーバーレイ!2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!」

 

ポルクスとカウストが黄色い光になり、フィールドに現れた穴へと飛び込む。

 

「星々の光よ、今大地を震わせ降臨せよ!エクシーズ召喚!ランク5、セイクリッド・プレアデス!」

 

穴から現れたのは、白と金の鎧を纏った戦士。手には一振りの剣を持っている。

 

セイクリッド・プレアデス ATK 2500

 

「そしてカードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

北斗 手札2 LP 4000

モンスター セイクリッド・プレアデス×1(攻)OU×2

魔法・罠 セットカード×1

 

エンドフェイズになり、北斗は移動を開始。アクションカードを探しに行く。それを見た零奈はと言うと………あまり、動かない。この伝説の古城、安全性はしっかり確保されているが罠が仕掛けられており、下手に動いて罠にはまる。…零奈の場合、デュエル以外の要素とアクションカードが絡むと大抵碌なことが起きない。

 

[志島北斗選手、いきなりエースモンスター、セイクリッド・プレアデスをエクシーズ召喚!さっそく強力なモンスターだー!]

「私のターン、ドロー!…フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが存在することで、手札からEE ウンディーノを特殊召喚!」

 

 

EE ウンディーノ 天使族・効果 水属性 星3 ATK 0 DEF 0

「EE ウンディーノ」の①の方法による特殊召喚は、1ターンに1度しか行えない。

「EE ウンディーノ」の②の効果は、1ターンに1度しか使用できない。

①フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚することができる。

②このカードが特殊召喚に成功した場合、発動できる。自分のデッキからレベル4以下の「EE」Pモンスター1体を手札に加える。

 

 

EE ウンディーノ DEF 0

 

零奈のフィールドに現れたのは…水。その水が姿を変え、人間の女性の姿になった。……全裸、とかではなく服を着ているような感じにはなっている。

 

[おおっと、前のデュエルではまったくでなかったモンスターだ。いったいどんな効果を秘めているのでしょうか!]

「EE ウンディーノは特殊召喚に成功した場合、デッキからレベル4以下のEEと名のつくペンデュラムモンスター1体を、手札に加えられます。この効果でデッキから、EE空の預言者 ウイングを手札に加え、そのまま召喚」

「EE…?」

 

 

EE空の預言者 ウイング 天使族・効果/ペンデュラム 光属性 星1 ATK 0 DEF 0

【Pスケール:赤2/青2】

自分は、「EE」モンスターしかP召喚できない。この効果は、無効にできない。

①自分フィールド上に「EE」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは、4になる。

②1ターンに1度、自分のメインフェイズに手札の「EEE」儀式モンスターを相手に見せることで発動できる。自分フィールドからレベルの合計が、見せた儀式モンスターのレベル以上になるように自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、その儀式モンスター1体を儀式召喚する。

【モンスター効果】

「EE 空の預言者ウイング」の①の効果は、1ターンに1度しか使用できない。

①このカードが召喚、特殊召喚に成功した場合、発動できる。デッキから「預言書」カード1枚を手札に加える。

 

 

EE空の預言者 ウイング ATK 0

 

続いて零奈のフィールドに現れたのは………羽。舞い落ちる無数の羽。そして天から光が差し込み、フィールドに白い服を来た分厚い本を抱えた女性の天使が現れる。女性は目を閉じ、とても優しそうな笑みを浮かべている。

 

「空の預言者 ウイングは召喚、特殊召喚に成功したらデッキから、預言書を1枚手札に加えます。この効果でデッキから…天の預言書を手札に加えます」

「預言者に預言書…(でも、プレアデスを使うわけにはいかないな。攻撃力は0、それに効果をもう1度使われたりしたら大変だ)」

「それでは…手札からスケール9のEE天の預言者 ブリッツを、ペンデュラムゾーンにセッティング!」

 

フィールドに光の柱が現れ、その中にウイングと似ている黄色い服を着て、分厚い本を抱えた女性の天使が昇ってきた。

 

「スケール9…中々高いスケールですね」

「ええ…手札から天の預言書を発動し、天の預言者 ブリッツの、ペンデュラム効果!このカードは自分フィールドのモンスターを素材に、EEE融合モンスター1体を、融合召喚できる。私が融合するのは、EE空の預言者 ウイングと、EE ウンディーノ!」

「!融合を…」

 

 

EE天の預言者 ブリッツ 天使族・効果/ペンデュラム 光属性 星2 ATK 0 DEF 0

【Pスケール:赤9/青9】

自分は、「EE」モンスターしかP召喚できない。この効果は、無効にできない。

①自分のPゾーンに、このカード以外の「EE」Pカードが存在しない場合、このカードのPスケールは4になる。

②1ターンに1度、自分のメインフェイズに発動できる。自分フィールド・手札から「EEE」融合モンスターによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

【モンスター効果】

「EE 天の預言者ブリッツ」の①の効果は、1ターンに1度しか使用できない。

①このカードが召喚、特殊召喚に成功した場合、自分フィールド上の「預言書」カード、もしくは「EE」カード1枚を対象に発動できる。そのカードを手札に戻す。

 

 

「行きます。空を見つめる神秘の預言者よ、水を司る原始の精霊と交わり、古の英霊をここに呼び出さん!融合召喚!」

 

ウイングとウンディーノの2体がフィールドに現れた渦へと入り、渦からは……簡単な作りながらも日本風のしっかりとした鎧を纏い、布の服を鎧の下に着ている男性が現れる。顔は兜の面で隠されており、その手には1本の質素な剣が握られている。

 

「再臨せよ、太古の若き英霊、EEE英進霊 ヤマト!」

 

EEE 英進霊 ヤマト ATK 2200

 

「EEE英進霊 ヤマトの効果!自分フィールドの預言書カード1枚を手札に戻し、デッキからレベル4以下のEEモンスター1体を手札に加えます。この効果により、天の預言書を手札に戻し、デッキからEE アークを手札に加えます。」

「サーチ効果か…でも攻撃力は2200、まだプレアデスのほうが」

「バトル!EEE英進霊 ヤマトで、セイクリッド・プレアデスを攻撃!そしてこの瞬間、EEE英進霊 ヤマトの効果!このカードは自分のターンのバトルフェイズの、このカードの攻撃宣言時に、このカードの攻撃力を500ポイントアップさせます!」

 

 

EEE英進霊 ヤマト  天使族・効果/融合 炎属性 星7 ATK 2200 DEF 1700

「EE」モンスター×2

①このカードが融合召喚に成功した場合、自分フィールドの「預言書」カード1枚を対象に発動できる。そのカードを手札に戻し、デッキからレベル4以下の「EE」モンスターを1体手札に加える。

②自分のターンのバトルフェイズ、このカードの攻撃宣言時に発動できる。このカードの攻撃力を500ポイントアップさせる。

③このカードが破壊された場合、自分のエクストラデッキに表側表示で存在する「EE」カード1枚を対象に発動できる。そのカードを手札に加える。

 

 

「へー…それで攻撃力を上げて、プレアデスを破壊する算段だろうが、残念。セイクリッド・プレアデスの効果!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、相手フィールドのカード1枚を手札に戻す!ヤマトには、手札に戻ってもらおうか」

「……天の預言書を発動。カードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

零奈 手札2(EE アーク) LP 4000

モンスター なし

魔法・罠 永続魔法「天の預言書」、セットカード×2

Pゾーン EE天の預言者 ブリッツ:9

 

「それじゃあボクのターン、ドロー!…ちっ。手札からセイクリッド・シェラタンを召喚!シェラタンの効果でデッキから、セイクリッド・ソンブレスを手札に!」

 

セイクリッド・シェラタン ATK 700

 

北斗のフィールドに、小柄なセイクリッド、シェラタンが現れる。頭には曲がった角がついている。

 

「さあバトルだ!セイクリッド・プレアデスでダイレクトアタック!!」

 

攻撃宣言を行った北斗。だが、いきなりディスクから、ブー!という音が聞こえる。これはエラー、ということだ。

 

「………え?…プレアデスで、ダイレクトアタック!」

 

…もう1度攻撃宣言を行うが、結果は同じ。そしてそんな様子を見ていた零奈が…。

 

「あの…実は、天の預言書の効果はランク4以上、もしくはレベル4以上のモンスターは攻撃できないって効果で…」

「え?!そのカードにそんな効果が?!」

 

 

天の預言書 永続魔法

「天の預言書」は、自分フィールドに1枚しか存在できない。

①このカードがフィールドに存在する限り、レベル4以上、もしくはランク4以上のモンスターは攻撃できない。この効果は、自分のフィールドに「EE」カードが存在しない場合、無効になる。

②このカードを発動した3ターン後のスタンバイフェイズ、発動する。このカードを墓地へ送る。

 

 

「で、でもセイクリッド・シェラタンのレベルは3!問題なく攻撃できる!シェラタンで、ダイレクトアタック!」

「…」

 

零奈 LP 4000→3300

 

「これでターンエンド!(セットカードはセイクリッドの流星。さあ、攻撃してこい!)」

 

北斗 手札3 LP 4000

モンスター セイクリッド・プレアデス×1(攻)OU×1、セイクリッド・シェラタン×1(攻)

魔法・罠 セットカード×1

 

「ではエンドフェイズにリバースカード、オープン!永続トラップ、光の預言書」

「光の預言書…」

「私のターン、ドロー!…スタンバイフェイズに永続トラップ、光の預言書の効果発動!このカードは自分のターンのスタンバイフェイズに1度、デッキからレベル4以下のEE1体を手札に加えます。デッキからEE スターを手札に加えます」

 

 

光の預言書 永続罠

「光の預言書」の①の効果は、1ターンに1度しか使用できない。

①自分のターンのスタンバイフェイズに1度、発動できる。デッキからレベル4以下の「EE」モンスター1体を手札に加える。

②このカードを発動してから3ターン後のエンドフェイズに発動する。このカードを墓地へ送る。

 

 

「サーチカードか…それで?そこからは?」

「ここからです。EE アークは、フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターがいる場合、手札から特殊召喚できます。チューナーモンスター、EE アークを特殊召喚!」

「チューナー…ということは、シンクロを」

 

EE アーク DEF 100

 

「EE アークは特殊召喚に成功した場合、EE アーク以外の墓地のレベル4以下のEEモンスター1体を特殊召喚できます。EE ウンディーノを特殊召喚し、ウンディーノの効果を発動します。デッキからEE ダークを手札に加えます」

 

フィールドに現れたのは光の球体。その球体から青い光が放たれ、その光がEE ウンディーノへと変化した。

 

 

EE アーク 天使族・効果/チューナー 光属性 星2 ATK 100 DEF 100

「EE アーク」の①の方法による特殊召喚は、1ターンに1度しか行えない。

「EE アーク」の②の効果は、1ターンに1度しか使用できない。

①フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚することができる。

②このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地に存在する「EE アーク」以外のレベル4以下の「EE」モンスター1体を対象に発動できる。そのカードを特殊召喚する。

 

 

EE ウンディーノ DEF 0

 

「そして手札からEE ダークを召喚!EE ダークは召喚、特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのEEと名のつくモンスターのレベルを、1つ上げるか下げる!」

「!レベルを変化…(その効果でシンクロかエクシーズを決めるつもりか。でも例えそうだとしても、プレアデスの効果を使うまでだ。それに自分自身が発動したカードの効果で、多くのモンスターは攻撃できない)」

「私はEE アークのレベルを1つあげます!」

 

EE ダーク ATK 1200

 

EE アーク 星2→3

 

 

EE ダーク 天使族・効果/ペンデュラム 闇属性 星4 ATK 1200 DEF 800

【Pスケール:赤5/青5】

①1ターンに1度、自分フィールドの「EE」モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターの攻撃力を、ターンの終わりまで1000ポイントアップさせる。

【モンスター効果】

「EE ダーク」のモンスター効果は、1ターンに1度しか使用できない。

①このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分フィールドの「EE」モンスター1体を対象に、以下の効果を発動できる。

・そのモンスターのレベルを1つ上げる。

・そのモンスターのレベルを1つ下げる。

 

 

新たに現れたのは、黒に近い紫色の人。ただし形は人型に近いものの、形は時折崩れ、その度に元に戻っている。

 

「そしてレベル4のEE ダークに、レベル3のEE アークをチューニング!古より伝わる神話の英雄よ、精霊達の力合わさりて、この地に再び降臨せよ!」

 

アークが3つの歯車になり、その中にダークが入り、4つの光に変わる。そして、歯車から光が放たれる。

 

「シンクロ召喚!大いなる剣に選ばれた英霊、レベル7、EEE英靭霊 シグムンド!」

 

EEE英靭霊 シグムンド ATK 2700

 

光から現れたのは、白銀の西洋風の鎧を纏い、顔は兜によって隠されている髪の長い騎士が現れる。…細めの体格ではある。その腰には1本の剣が鞘に納められている。

 

「ジグムントの効果!自分フィールドの預言書を1枚手札に戻すことで、相手フィールドのカード1枚を破壊します!天の預言書を手札に戻して、プレアデスを破壊!」

「なっ!だ、だが相打ちだ!プレアデスの効果!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、ジグムントを手札…この場合はエクストラデッキに戻す!」

「させません。チェーンしトラップ発動!スキル・プリズナー!モンスター1体を対象とするモンスター効果を無効にします!この効果でジグムントを守ります!」

「な、なにぃ!?」

 

 

EEE英靭霊 シグムント 天使族・効果/シンクロ 闇属性 星7 ATK 2700 DEF 2000

「EE」チューナー+チューナー以外の「EE」モンスター1体以上

①このカードがS召喚に成功した場合、自分フィールドの「預言書」カード、もしくは「EE」カード1枚を対象に発動できる。そのカードを手札に戻し、相手フィールドのカードを1枚破壊する。

②1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターの攻撃力を600ポイントダウンさせる。

③このカードが破壊された場合、自分の墓地のレベル6以下の「EE」モンスター1体を対象に発動できる。そのカードを特殊召喚する。

 

 

プレアデスの周囲を回っていた光がプレアデスの剣に宿り、その剣を振るうと光が放たれ、ジグムントに迫った…が、その光は掻き消え、ジグムントが剣を抜き…プレアデスへ一気に迫り、斬りつけ破壊した。

 

「!プレアデス!!くっそ…」

「さらにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合、EE スターは手札から特殊召喚できます。手札からEE スターを特殊召喚!EEスターは手札から特殊召喚された場合、墓地のEEと名のつくモンスターを1体手札に加えます。この効果で、EE アークを手札に」

 

 

EE スター 天使族・効果/チューナー 光属性 星3 ATK 0 DEF 0

「EE スター」の①の方法による特殊召喚は、1ターンに1度しか行えない。

「EE スター」の②の効果は、1ターンに1度しか使用できない。

①フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚することができる。

②このカードが手札から特殊召喚された場あう、自分の墓地から「EE」モンスター1体を手札に加える。

 

 

「天の預言書を発動してレベル3のEE ウンディーネに、レベル3のEE スターをチューニング!古より伝わる神秘の存在よ、精霊達の力と合わさり、再びこの地に降臨せよ!シンクロ召喚!レベル6、輝きを放つ者、EEE 英輝霊スキールニル!」

 

スターが3つの歯車になり、その中にウンディーネが入り、3つの光になる。そして歯車から光が放たれ、現れたのは…周囲に輝く光球が3つほど浮かんでいる、仮面をつけた白いスーツの男性だ。

 

「スキールニルの効果!自分フィールドの預言書を2枚手札に戻すことで、デッキからEEと名のつくペンデュラムモンスター1体を手札に加えます!天の預言書、光の預言書の2枚を手札に戻し、デッキからEEE 英剣霊アーサーを手札に!」

 

 

EEE英輝霊スキールニル 天使族・効果/シンクロ 光属性  星6 ATK 1800 DEF 1700

「EE」チューナー+チューナー以外の「EE」モンスター1体以上

①このカードがS召喚に成功した場合、自分フィールドの「預言書」カード2枚を対象に発動できる。そのカードを手札に戻し、自分のデッキから「EE」Pモンスター1体を手札に加える。この効果でレベル7以上のモンスターを手札に加えた場合、自分はこのターン、「EE」モンスターしか特殊召喚できない。

②このカードが戦闘を行ったダメージ計算終了時、発動できる。このカードと戦闘を行った相手モンスターを破壊できる。

③このカードが破壊された場合、自分の墓地のレベル3以下の「EE」モンスター1体を対象に発動できる。そのカードを特殊召喚する。

 

 

「そして手札から魔法カード、EEイリュージョンを発動!自分のエクストラデッキから、EEペンデュラムモンスター1体を、直接ペンデュラムゾーンにセッティングします!この効果でエクストラデッキからスケール5のEE ダークを、ペンデュラムゾーンにセッティング!」

 

 

EEイリュージョン 通常魔法

「EEイリュージョン」の①、②の効果は1ターンに1度、どちらか1つしか使用できない。

①自分のエクストラデッキに表側表示の「EE」Pモンスター1体を対象に発動できる。そのカードを自分の空いているPゾーンに置く。

②自分の墓地にあるこのカードをゲームから除外し、自分フィールドの「EEE」モンスター1体を対象に発動できる。そのカードをリリースし、自分のデッキからそのモンスターよりレベルが1つ上の「EEE」モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

フィールドに光の柱がもう1つ現れ、その中にダークが昇ってくる。

 

「!これで、ペンデュラム召喚が…」

「ええ。スケールはブリッツの9、ダークの5。よって、レベル6から8のモンスターを、同時に召喚可能です……天地の間揺れる神秘の振り子、時を経て語り継がれる英霊を、天よりこの地へと降臨させよ!ペンデュラム召喚!手札からレベル8…最強の聖剣を携え現れよ!EEE英剣霊 アーサー!!」

 

振り子が現れ、それが2つある光の柱の間を揺れ、上空に空いた穴が出現、その中からは一筋の黄色い光が落ちてきた。…現れたのは、絢爛豪華ながらも実用性に優れた西洋の鎧兜を身に纏い、腰には大きな一振りの剣が、鞘に収まっている。

 

EEE英剣霊 アーサー ATK 3000

 

「EEE英剣霊 アーサーの効果!このカードがペンデュラム召喚に成功した場合、相手フィールドの攻撃力1500以下のモンスターを全て破壊します!」

「なんだとぉ?!(このままじゃセイクリッドの流星が使えなくなる!)」

「聖剣エクスカリバー・乱舞一撃!!」

 

 

EEE英剣霊 アーサー 天使族・効果/ペンデュラム 光属性 星8 ATK 3000 DEF 2000

【Pスケール:赤8/青8】

①このカードがPゾーンにある場合、自分フィールド上の「EE」モンスターの攻撃力、守備力は700アップする。

【モンスター効果】

①このカードがP召喚に成功した場合、発動できる。相手フィールドの攻撃力1500以下のモンスターを全て破壊する。

②このカードが相手モンスターを戦闘によって破壊した場合、発動できる。そのモンスターの攻撃力分、自分のライフを回復する。

 

 

アーサーが鞘に納められた剣を抜く。…黄金の光を放つその剣は、明らかに普通の剣とは違う。そして踏み込み、一閃。聖剣から放たれた斬撃がシェラタンを斬り、一撃で破壊する。

 

「くっそ!…!アクションカード…よし」

「EE ダークのペンデュラム効果!自分フィールドのEEと名のつくモンスターの攻撃力を、このターンの終わりまで1000ポイントアップさせる!この効果でアーサーの攻撃力を、1000ポイントアップ!」

 

EEE 英剣霊アーサー ATK 3000→4000

 

「攻撃力…4000!」

「バトル!英剣霊アーサーで、ダイレクトアタック!聖剣エクスカリバー・一閃大豪斬!!」

「アクションマジック、回避!これでアーサーの攻撃を無効に!うお!」

 

アーサーの剣から放たれる黄金の光が強くなり…横に振る。巨大な黄金の斬撃が放たれるが、北斗にバリアが張られ、その攻撃を防ぐ…が、衝撃波を完全に殺すことはできないため、北斗は後ろに吹っ飛ぶ。

 

「ぐっ…!アクションカード…」

「スキールニルで、ダイレクトアタック!」

「!うわ!」

 

北斗 LP 4000→2200

 

スキールニルの光球が北斗に当たりかける。それを北斗はかわしつつアクションカードを回収した…が。

 

「!なっ…アクションマジック、奇跡…モンスターがいなければ、意味がないじゃないか…っ!」

「…何もないなら、これで終わりです!ジグムントで、ダイレクトアタック!!」

「ぐっ…うわああああああ!!」

 

北斗 LP 2200→0

 

ジグムントの剣から放たれた衝撃波の直撃により、北斗のライフは0、デュエルが終了し、リアルソリッドヴィジョンが解除されていく。

 

[決まったーーーー!!最初志島北斗選手の有利かと思いきや、最後には赤馬零奈選手が連続シンクロからのペンデュラムにより圧倒!勝者は、赤馬零奈選手だー!!!]

 

「くっそぉ~負けた~…」

「あ、あのー…か、勝っておいていうのもなんですが…気を落とさないでください」

「…はい…」

 

それでもやっぱり、気を落としている北斗なのであった…。

 

 




零奈「なんとか勝てました…でも、なんだか悪いことをした気がします」

遊華「危ないことしなかったけど、あれぐらいが北斗にはいい薬だと思うよ。それにしても、EEに、EEE…これって、どういう意味?」

EEはエターナル・エレメントで、EEEはエターナル・エレメント・イグジステンス。EEは意味としては永遠の元素、EEEは永遠の元素の存在、っていう感じの意味を持たせてます。

遊華「1つだけエじゃなくてイなんだ」

英語はあんまり詳しくなくて…いいヤツを探してこれに行きつきました…。

零奈「でも私、英雄や伝説、神話は結構好きですよ。…でも、どうしてEなんですか?」

DDやCCよりも後に作られたって設定があります。

遊華「へー…それじゃあ行ってみよう、全力!デュエル塾!今回のキーカードは…」


スキル・プリズナー 通常罠
①自分フィールドのカード1枚を対象に発動できる。このターン、そのカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
②墓地のこのカードをゲームから除外し、自分フィールドのカード1枚を対象に発動できる。このターン、そのカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


スキル・プリズナー!

遊華「…まあ、オリカばっかりだからね…このカードはブレイクスルー・スキルと似た効果を持つけど、あっちと違ってこっちは防御系のカードだね」

零奈「エフェクト・ヴェーラーや今回出たセイクリッド・プレアデス、後、兄様が使うDDD呪血王サイフリートなどのカードに対して高い効果を発揮します」

最大の特徴としては、墓地からも同じ効果を発動できること。墓地へ送られたターンには使えないけど、十分。ちなみに前回出た乙女を始めとするカード効果の対象になったら効果を使えるモンスターとも中々の相性がいい。

遊華「あー、なるほど…」

零奈「ただ…対象を取らないモンスター効果は防げませんし、何より魔法や罠は一切防げないので、安心はできません」

遊華「でもエフェクト・ヴェーラー防げるのはモンスターにとっては大きいよ」

それでは今回はここまで!

零奈「次回もぜひ、読んでください」

遊華「えーっと何々…勲章おじさん出没………何この変なタイトル」



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