遊戯王ARC-V 光紡ぐ意思   作:シューティング☆

20 / 39
どうも、シューティング☆です。



ここまで時間がかかりすみません。ちなみに今回の話しはデュエル構成に結構悩んでいたらあれのOCG化が来ていろいろ調整を加えました。


それでは、どうぞ。


第19話 迫る融合次元の影

~~~ 舞網チャンピオンシップ会場 ~~~

 

「あ~私の番まだかな~」

「次は権現坂だな…まあ、あいつならなんとかなるな!」

「…それにしても、北斗はどこにいったのかしら」

 

第1試合が終わった舞網チャンピオンシップ。…そんな会場では遊華、刃、真澄は現在観戦席。…が、いつもは4人のはずだが3人しかいない。…そう、北斗がいない。

 

「うん…遅いね」

「あいつならもうとっくに来ててもおかしくないんだけどな…」

「…胸騒ぎがするわね…探してくるわ」

「うし、オレも行くか!」

「じゃあ私も!」

「遊華はデュエルがあるからダメ」

「う…はーい…」

 

 

~~~ 舞網市 路地 ~~~

 

…舞網チャンピオンシップ第2試合が開始される頃…舞網市のある路地では、北斗が、何者かに追われている。彼はデュエルをしていた…が、1回戦では圧勝と言える結果を残した北斗が手も足も僅かにしか出せずに敗北、そして怯えた北斗は、思わずその場から逃げだした…そして北斗は…路地の行き止まりに来てしまう。

 

「!し、しまった…」

「やっと追い詰めたぞ。さあ言え!他のエクシーズ使いを!」

 

そして、北斗を追っていた人物…青い髪の少女ともう1人…鍛えられたガッシリとした体を持つ、眼帯をつけた男。少女のほうに関しては…その顔は、柚子にそっくりであった。

 

「って言われても他に結構いるって!ボクエクシーズコースだし」

「だから誰が強いかを言え!」

「いだ!!」

 

少女は北斗の足を踏みつける。力づくで聞く気マンマンなようだ。

 

「さあ早く言え!」

「うう…!は、はい!ゆ、ユースの桜樹さんとか、後はボクと同じ、ジュニアユースの黒咲さんとか…」

「そうか…ならもういい」

「!な、何を…」

「もうお前に用はない」

「!ひぃいいいいい!」

 

少女がディスクを操作し、既にパニック状態の北斗はこれから自分の身に何が起こるのか分からず、それが余計に怖くて悲鳴をあげる…が。

 

「はあ、はあ…セレナちゃん待って!」

 

ディスクを操作していた少女は、不意に後ろを向いた。…そこには先ほどまでいなかった黄緑の髪の少女がいる。おそらく、追い掛けていて追いついたというところだろう。

 

「か、カード化なんてダメだよ!」

「何故だ?こいつをこのままにしてもいいことはないぞ」

「でもダメだって!そんな酷いこと!」

「…確か前線に出ていると聞いたが…まさかそのような言葉を言うとは…」

 

男がそういう。どうやら黄緑の髪の少女は前線というところに出ることがあるそうだ。…無論、人間で前線と言えば、戦場ぐらいしか当て嵌まらないだろう。黄緑の髪の少女のその言葉に対し、セレナと呼ばれた少女は…。

 

「前線に出ているヤツらはこうしていると聞いているぞ。なら…」

「だからダメだって!」

 

黄緑の髪の少女が、セレナを止めに入る…が、男に制止され、止められない。そしてセレナがディスクを北斗のほうに向けたとき…。

 

「待て」

 

静かな声が、聞こえる。全員が一斉に、声がしたほうを向く。…そこには、マスクをつけ、黒いマントに黒い服を着た…少年が一人。ユートだ。

 

「お前たち…アカデミアか」

 

ユートは短いが、確信を持って訊く。…セレナ、そしてもう1人の少女はどちらもアカデミアに所属しているものが着ている服だ。間違えるはずがない。

 

「……お前がエクシーズの残党か?」

「!君は………そうか……アカデミアから見ればそう見えるだろうな。…そして、そう言うということは、やはりアカデミアか」

「ああ。私はアカデミアのセレナ。お前を、エクシーズの残党を倒しに来た」

「…そうか……だが、オレも黙って倒されるような人間じゃない」

 

そういい、少年はディスクのプレート部分を展開し、構える。それを見た少女も、同じようにディスクのプレート部分を展開する。

 

「セレナ様、助太刀は?」

「必要ない」

「…そこの紫の君…早く逃げろ」

「え?あ、ひ、ひぃいいいいい!」

 

情けない声をあげ、北斗は逃げていく。……セレナも、男も、そして黄緑の髪の少女も、追わない。…少なくとも、セレナの目当ては目の前にいる。

 

「さあ行くぞ!デュエル!」

「デュエル!」

 

セレナ 手札5 LP 8000

 

ユート 手札5 LP 8000

 

「行くぞ、私のターン!手札から魔法カード、融合を発動!手札の月光蒼猫(ムーンライト・ブルー・キャット)月光紫蝶(ムーンライト・パープル・バタフライ)を融合!青き闇を徘徊する猫よ、紫の毒持つ蝶よ。月の引力により渦巻きて、新たな力と生まれ変わらん!融合召喚!現れいでよ!月明かりに舞い踊る美しき野獣、月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)!」

 

融合の渦に、片側だけの仮面をつけた青い女の猫の獣人と、デザインは違うが同じく片側だけの仮面をつけた、蝶の羽を持つ女の紫の獣人が入る。そして融合の渦からは融合素材となった2体の仮面を合わせたものに近いデザインの仮面をつけた、赤紫の女の猫の獣人が現れる。服に関しては…大胆な恰好である。

 

 

月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー) ATK 2500

 

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。さあ、お前のターンだ」

 

セレナ 手札2 LP 8000

モンスター 月光舞猫姫×1(攻)

魔法・罠 セットカード×1

 

「…オレのターン、ドロー。手札から速攻魔法、手札断殺を発動。互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送り、2枚ドローする」

「ちっ…仕方ない」

 

 

ユートが墓地へ送ったカード

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ラギッドグローブ

幻影騎士団(ファントムナイツ)シャドーベイル

 

 

セレナが墓地へ送ったカード

融合

ギャラクシー・サイクロン

 

 

「さらに魔法カード、ナイト・ショットを発動。相手のセットされた魔法か罠を破壊する。そのセットカード、破壊させてもらう」

「!ナイト・ショットの発動時、選択されたカードは発動できない…おのれ…」

 

セレナのセットカードが瞬時に撃ち抜かれ、露わとなり破壊される。破壊されたのはスキル・プリズナー…破壊できていいほうだろう。

 

「そして手札から魔法カード、幻影相対を発動。相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドモンスターが存在しない場合、デッキから幻影騎士団1体を、特殊召喚する。現れろ!幻影騎士団(ファントム・ナイツ)グラッシージャケット!」

 

フィールドには通常の召喚エフェクトは現れず、静かに現れたのは暗い色の迷彩柄のジャケットを着た…青い火の玉。

 

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)グラッシージャケット DEF 1000

 

幻影相対 通常魔法

①相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、発動できる。自分のデッキからレベル3の「幻影騎士団」モンスター1体を特殊召喚する。このカードを発動したターン、自分は「幻影騎士団」モンスター以外のモンスターを特殊召喚することができない。

 

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)グラッシージャケットの効果!このカードが特殊召喚に成功したとき、自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、自分の墓地か手札からレベル4以下の幻影騎士団1体を特殊召喚する!現れろ、幻影騎士団ラギッドグローブ!」

「これでレベル3が2体…」

 

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)グラッシージャケット 戦士族・効果 闇属性 星3 ATK 300 DEF 1000

「幻影騎士団グラッシージャケット」の①の効果は、1ターンに1度しか発動できない。

①このカードが特殊召喚に成功したとき、自分フィールド上に他のモンスターが存在しない場合、発動できる。自分の墓地、もしくは手札からレベル4以下の「幻影騎士団」モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

フィールドに現れたのは、巨大な手を持つ青い火の玉が本体と思われるモンスター。こちらは通常の召喚エフェクト付きで現れる。

 

幻影騎士団ラギッドグローブ DEF  500

 

 

「オレはレベル3の幻影騎士団グラッシージャケット、幻影騎士団ラギッドグローブでオーバーレイ!戦場に倒れし騎士たちの魂よ、今こそ蘇り、闇を切り裂く光となれ!エクシーズ召喚!現れろ、ランク3、幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ブレイクソード!」

 

フィールドに現れた穴の中に、グラッシージャケットとラギッドグローブが紫色の光になって飛び込む。そして渦からは馬に跨った人型の青い炎である鎧の騎士、ブレイクソード。手には大剣を持っている。

 

「ラギッドグローブをエクシーズ素材とした闇属性エクシーズモンスターはエクシーズ召喚時、自身の攻撃力を1000ポイントアップさせる効果を得る」

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ブレイクソード ATK 2000→3000

 

「カードを1枚伏せて、ブレイクソードの効果発動。オーバーレイ・ユニットを1つ使い、自分フィールドと相手フィールドのカード1枚を破壊する。オレのセットカード1枚と、月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)を破壊する!」

「くっ…」

 

破壊されたセットカード:呪われた棺

 

セットカードがブレイクソードに吸収され、ブレイクソードの剣に青い炎が纏われ…横に一振り。炎が刃となり月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)を破壊する。

 

「そして破壊した呪われた棺の効果。相手は自分フィールドのモンスターを破壊するか、手札を1枚、ランダムに捨てる」

「破壊か、ハンデスか…か。手札を1枚捨てる。…ちっ」

 

墓地へ捨てられたカード

月光白兎(ムーンライト・ホワイト・ラビット)

 

「手札からクリバンデットを召喚し、バトルだ!ブレイクソードで、ダイレクトアタック!」

 

クリバンデット ATK 1000

 

黄色いバンダナを頭に被った毛玉の悪魔が現れた後、ブレイクソードの乗る馬が駆け、その剣でセレナを攻撃。セレナは剣をかわすが、その衝撃は大きい。

 

「くっ…」

 

セレナ LP 8000→5000

 

「続けて、クリバンデットでダイレクトアタック!」

「っ…ちっ…」

 

セレナ LP 5000→4000

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンド。この瞬間、クリバンデットの効果発動。このカードをリリースし、デッキから5枚捲る。そしてその中の魔法か罠を1枚手札に加え、残りを墓地へ送る」

 

捲られたカード

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ダスティローブ

ブレイクスルー・スキル

シャッフル・リボーン

ネクロ・ガードナー

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)シャドーベイル

 

 

「この効果により、シャッフル・リボーンを手札に加える」

 

ユート 手札2(シャッフル・リボーン) LP 8000

モンスター 幻影騎士団ブレイクソード×1(攻)

魔法・罠 セットカード×1

 

「私のターン、ドロー!…手札から魔法カード、融合回収を発動!墓地の融合と、融合素材となった月光紫蝶(ムーンライト・パープル・バタフライ)を手札に加える!そして、融合を発動!月光蒼猫(ムーンライト・ブルー・キャット)と、月光紫蝶(ムーンライト・パープル・バタフライ)を融合!青き闇を徘徊する猫よ、紫の毒持つ蝶よ。月の引力により渦巻きて、再び新たな力と生まれ変わらん!融合召喚!再び現れいでよ!月明かりに舞い踊る美しき野獣、月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)!」

 

月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー) ATK 2400

 

再び、月光舞猫姫を融合召喚したときと同じような光景で、再び現れるキャットダンサー。…だが今回は、先ほどのようにはやられない。

 

「パープル・バタフライの効果発動!墓地の融合を手札に加える!そして魔法カード、月光香を発動!墓地のレベル4の月光蒼猫(ムーンライト・ブルー・キャット)を特殊召喚!」

 

 

月光香 通常魔法

「月光香」の①、②の効果は、1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

①自分の墓地のレベル4以下の「月光」モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを特殊召喚できる。

②墓地のこのカードと「ムーンライト」融合モンスターをゲームから除外し、墓地の「融合」魔法カードを1枚対象に発動できる。そのカードを手札に加える。

 

 

月光蒼猫 DEF 1200

 

フィールドに現れるブルーキャット。使用していない効果がもう1つあり、その効果は…。

 

「ブルー・キャットの効果!このカードが特殊召喚に成功したとき、自分フィールドのムーンライトと名のついた融合モンスター1体の攻撃力を、元々の2倍にする!私は月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)を選択!」

「何…!」

 

月光舞猫姫 ATK 2400→4800

 

「さらにキャットダンサーの効果!自分フィールドのムーンライトと名のついたモンスター1体をリリースし、このターン、このモンスターは相手フィールドのモンスター全てに、2回攻撃できる!ただしこのモンスターと戦闘を行うモンスターは1ターンに1度、戦闘では破壊されない!バトル!キャットダンサーで、ブレイクソードを攻撃!フルムーン・クラスター・ファースト!そして攻撃宣言時にキャットダンサーの効果!このカードが攻撃宣言したとき、相手に100ポイントのダメージを与える!」

「…」

 

ユート LP 8000→7900

 

キャットダンサーの短剣が光を帯び、ブレイクソードを切りつける。一気に接近し、しなやかな動きのキャットダンサーに対し、ブレイクソードは重鈍な動き。キャットダンサーの攻撃により、ブレイクソードは破壊され…ない。

 

「ぐ…ぐあ!」

 

ユート LP 7900→6100

 

「そしてキャットダンサーで、もう1度ブレイクソードを攻撃!フルムーン・クラスター・セカンド!」

 

1回目の攻撃からまだ離れていない状態だったキャットダンサーは、短剣の光を大きな刃にし、一気に突き刺してブレイクソードを破壊する。

 

「すまないブレイクソード…ぐお!」

 

ユート LP 6100→6000→3200

 

「く…ブレイクソードの効果!このカードが破壊されたことにより、自分の墓地から、同レベルの幻影騎士団(ファントム・ナイツ)を2体、レベルを1つあげて特殊召喚する!こい、ダスティローブ!ラギッドグローブ!」

 

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ダスティローブ DEF 1000 星3→4

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ラギッドグローブ DEF 500 星3→4

 

 

ユートのフィールドに、ローブに入った火の玉と、ラギッドグローブが現れる。…が、キャットダンサーの攻撃は…終わってない。

 

「なら、その2体に2回連続で攻撃する!順番はラギッドグローブ、ダスティローブの順番だ!フルムーン・クラスター、サード、フォース、ファイブ、シックス!」

「…ラギッドグローブへの2回目の攻撃時、墓地のネクロ・ガードナーを除外することで、その攻撃を無効にする」

 

ラギッドグローブへの2回目の攻撃時、半透明の人型のモンスターがキャットダンサーとラギッドグローブの間に入り、キャットダンサーの攻撃を受け止めた。

 

「!(エクシーズモンスターを守らず、特殊召喚されたモンスターを…ランク4でも呼ぶつもりか…)これでターンエンドだ。ブルーキャットの効果は切れ、キャットダンサーの攻撃力は元に戻る」

 

月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー) ATK 4800→2400

 

セレナ 手札0 LP 6400

モンスター 月光舞猫姫×1(攻)

魔法・罠 なし

 

「オレの、ターン!!…手札から幻影騎士団(ファントム・ナイツ)クラック・ヘルムを召喚!」

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)クラック・ヘルム ATK 1500

 

フィールドに現れたのは西洋の兜と手だけで、青い炎が本体と言えるモンスター。…効果が残念なのが、一番残念なモンスターだ。

 

「オレはレベル4のラギッドグローブ、クラック・ヘルムで、オーバーレイ!漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今降臨せよ!エクシーズ召喚!ランク4、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

 

フィールドに穴が現れ、その中にクラック・ヘルム、ラギッドグローブが紫色の光になり、飛び込む。…現れるのは、ユートのエース、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン。

 

「闇属性のダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンのエクシーズ素材となったことで、ラギッドグローブの効果を発動する。ラギットグローブをエクシーズ素材としたエクシーズモンスターの攻撃力を、1000ポイントアップさせる」

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 2500→3500

 

「そしてダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの効果!オーバーレイ・ユニットを2つ使い、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を半分にし、その攻撃力分、ダーク・リベリオンの攻撃力をあげる!キャットダンサーを選択する!トリーズン・ディスチャージ!」

「墓地のスキル・プリズナーの効果!このカードを除外し、キャットダンサーを守る!」

「ならその効果にチェーンし速攻魔法、禁じられた聖槍をダーク・リベリオンに対し、発動する!」

「!?な…」

 

 

月光舞猫姫 ATK 2400→1200

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 3500→2700→3900

 

 

ダーク・リベリオンに槍が突き刺さる。…そして、ダーク・リベリオンは背中の翼が展開、そして紫色の電撃を放ち、それでキャットダンサーを縛り上げる。

 

「…スキル・プリズナーは、対象としたモンスターを、そのモンスターを対象とする効果モンスターの効果から守るカード。だが、スキル・プリズナーの守りを受けたモンスターに対し、禁じられた聖槍を使っても、ただ攻撃力を下げるだけに過ぎない。だが自身のモンスターに禁じられた聖槍を使うことにより、その効果は通る」

「キャットダンサーが…」

 

これは間違えたら痛手となる。案外知らなかったり、間違えていたりする人もいる…かもしれないこの効果。

 

「バトルだ!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンで、月光舞猫姫を攻撃!そしてこの瞬間、墓地のブレイクスルー・スキルの効果!このカードを除外し、相手フィールドのモンスター1体の効果を、無効にする!オレはキャットダンサーの効果を無効にする!」

「何!そんなカードいつのまに…!クリバンデットか」

「その通りだ。いけ、ダーク・リベリオン!反逆のライトニング・ディスオベイ!」

 

ダークリベリオンの背中の翼から青い光が放たれ…この場合は宙に浮いた状態でキャットダンサーへとその牙を向け、突撃する。…牙、というより顎の一部にも見える。

 

「!くっ…おのれ…」

 

衝撃に備えるセレナ。……そして、ダークリベリオンがキャットダンサーを貫き破壊した衝撃は大きく、軽く飛ばされる。

 

セレナ LP 6400→4100

 

「これでターンエンドだ。エンドフェイズ、禁じられた聖槍の効果は終了し、ダーク・リベリオンの攻撃力は、元に戻る。だが、ダークリベリオンのモンスター効果による上昇は永続効果、下がっていた800分、攻撃力をあげる」

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 3900→4700

 

ユート 手札2(シャッフル・リボーン) LP 3200

モンスター ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン×1(攻)

魔法・罠 セットカード×1

 

「私のターン、ドロー!…墓地の月光香の効果!このカードと墓地の月光融合モンスターをゲームから除外することで、デッキから融合と名のつく魔法カードを1枚手札に加える!墓地のキャットダンサー1体とともに除外し、墓地から融合回収を手札に加え、発動!墓地の融合と月光蒼猫を手札に加える!さらに私は手札から月光白兎を召喚!月光白兎は召喚に成功したとき、墓地からムーンライト1体を、効果を無効にし、守備表示で特殊召喚できる!私は、月光舞猫姫を特殊召喚!」

 

セレナのフィールドに兎の耳のようなものがある髪の長い少女が現れる。手には杵を持っている。その杵を地面に向かって振り下ろすと、舞猫姫が現れる。

 

 

月光白兎 ATK 800

 

月光舞猫姫 DEF 2000

 

「さらに魔法カード、融合を発動!フィールドのホワイトラビットとキャットダンサーを融合!月明かりに舞い踊る美しき野獣よ、月に映え躍動する兎よ、月の引力より渦巻きて、新たな力と生まれ変わらん!融合召喚!現れよ、月光の原野で舞い踊るしなやかなる野獣、月光舞豹姫!」

 

フィールドに現れた渦の中に、キャットダンサーとホワイトラビットの2体が入る。そして渦から現れたのは…キャットダンサーのように大胆な服装の、浅黒い肌を持つ女の獣人。肘には剣のついた腕輪、毛の生えた手には鋭く長い爪がある。その顔は仮面こそつけてないが、長めの前髪で表情はうかがえない。

 

 

月光舞豹姫 ATK 2800

 

 

「さらに墓地の月光紫蝶の効果!墓地のこのカードを除外し、手札から月光蒼猫を特殊召喚する!そしてブルーキャットの効果!パンサーダンサーを選択!」

「しまった…」

 

 

月光蒼猫 DEF 1200

 

月光舞豹姫 ATK 2800→5600

 

 

「パンサーダンサーの効果!自分のメインフェイズに発動でき、相手モンスターはこのターン、それぞれ1度ずつ戦闘では破壊されなくなり、パンサーダンサーは相手の全てのモンスターに2回ずつ攻撃できる!バトルだ!いけ、パンサー・ダンサー!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを攻撃!」

「!ぐあ!」

 

ユート LP 3200→2300

 

パンサー・ダンサーの鋭い爪で何度か引っかかれるダーク・リベリオン。引っかかれた跡はハッキリと残っており、痛々しい。

 

「そしてパンサー・ダンサーの、2回目の攻撃!」

「ぐああ!」

 

パンサー・ダンサーの鋭い爪によりダークリベリオンは貫かれ、破壊される。

 

ユート LP 2300→1400

 

「パンサー・ダンサーはモンスターを戦闘によって破壊した場合、バトルフェイズ終了時まで、攻撃力が200ポイントアップする」

 

月光舞豹姫 ATK 5600→5800

 

「これでターンエンド。このエンドフェイズ、ブルーキャットとパンサー・ダンサーの効果は終了し、パンサー・ダンサーの攻撃力は、元に戻る」

 

月光舞豹姫 ATK 5800→2800

 

セレナ 手札0 LP 4100

モンスター 月光舞豹姫×1(攻)、月光蒼猫×1(守)

魔法・罠 なし

 

決して少なくないダメージ。フィールド、ライフは一気に逆転し、セレナのほうが有利となっている。…が、ユートはまだ手札のほうが多い。その分、まだ勝機はある。ユートはデッキの一番上のカードを指で挟み、そして…。

 

「…オレの、ターン!!……!!(この、カードは…)」

 

ユートはドローしたカードを見て、驚いている。…そして、そのカードを見て、悩む。

 

「…(このカードを使えば、彼女に勝つこともできる。…だが…)」

「…?(どうしたんだろ…)」

「どうした!さっさとしろ!」

 

引いたカードを使うことを躊躇っている…そのように見える。無論、そんなこと知る由もないアカデミア側は、疑問に思ったり、急かしたりだ。そしてユートは…セレナにあることを聞く。

 

「…君は、どうして戦う」

「どうして?私の実力を、プロフェッサーに認めさせるためだ」

「認めさせるため…どうしてだ」

「戦うためだ、誇り高きデュエル戦士として」

「誇り高き…」

 

眉間に皺が寄るユート。…自身の知るアカデミアに、誇り高いと言えるものなど一人としていない。突如として現れ、いきなり攻撃をしかけ、笑いながら大勢の人たちをカードに変えた。戦ってすらいな相手も、容赦なく。

 

「君は、アカデミアが何をしてきたか知らないのか」

「何を?決まっている。戦士として正々堂々とエクシーズ次元へと戦いを挑み」

「そんなヤツは一人もいなかった!!」

「!」

「…」

 

セレナの言葉に、いきなり怒鳴り声で怒りを表すユート。…目の前で消えて行った…親しい人達、レジスタンスの仲間達。そして……目の前でこそなかったが、カード化されたと言われているレジスタンスのリーダー、ユーワ…様々な顔が、ユートの頭を過る。

 

「アカデミアは平和なオレ達の町をいきなり攻撃した!そして、まるでゲームでもしているかのように楽しみ、嘲笑いながらエクシーズ次元の、ハートランドの人達を狩り、カード化していった!例え無抵抗でも、例外じゃなかった!そんなヤツらの中に誇り高いヤツなど、1人もいなかった!」

「!出鱈目を言うな!アカデミアの戦士は」

「…出鱈目じゃないよ、セレナちゃん…」

「!楓…」

 

不意に口を開いた楓。…その表情は、暗い。

 

「…私は前線拠点に、医療班としていたから…たまに同じ医療班の人や精鋭の人と町を歩いていたけど………抵抗した人達も、たまに無抵抗な人達も…嘲笑いながら、カード化していたのを、何度も見た………私は、何もできなかった、ううん…何も、しなかった。一緒にカード化することも……止めることも」

「…」

 

信じられない…という表情をしているセレナ。楓の表情は暗い。…何もしなかったことに対し、罪悪感があるのだろう。

 

「…もう、謝っても謝っても、許してもらえないくらい、酷いことを私たちは、してきたんだ…」

「そうだ…家を、町を、友達を、仲間を…お前たちは、嘲笑いながら壊し、奪っていった!オレは手札から魔法カード、シャッフル・リボーンを発動!墓地のダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを、特殊召喚!この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効になり、エンドフェイズに除外される」

 

再び現れるダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン。その体はさっきやられた分が残っているのか、所々かけたりしている部分がある。

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 2500

 

「今更攻撃力2500など、怖くはない!」

「………君、今すぐサレンダーをしてくれ」

 

ユートは迷った。…今引いたカード、そのカードを使えば…この状況をひっくり返すことなど容易だと、ユート自身がよく分かっている。セレナには、それを妨害できるようなカードはないからだ。…だが、そのカードからは嫌なものを感じている。使うことを、躊躇するようなものを。…できれば使わず、彼女がこのままサレンダーしてくれることを願った。自分が負ける、という手も考えられるが…負けたらきっとカード化されるのは分かりきっている。負けるわけには…いかない。だが…

 

「!何を言っている。まさか、こんな状況で命乞いか?私のフィールドには、攻撃力3200のパンサーダンサー。お前のフィールドには攻撃力2500の、オーバーレイ・ユニットも持たないエクシーズモンスターのダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン。私が不利なときならともかく、私が有利なときサレンダーを進めるとは。だが、私はサレンダーをするつもりはない!」

「………そうか……なら」

 

…サレンダーはしない。その力強くもデュエリストとしてのプライドのある言葉を聞いたユートは………戦うと決め、カードを手に取り…発動する。

 

「手札からRUM-バリアンズ・フォースを発動!このカードは、自分フィールドのエクシーズモンスター1体を、同じ種族のCX、CNo.へとランクアップさせる!オレは、ランク4のダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンで、オーバーレイ・ネットワークを再構築!」

「何!!」

 

ダーク・リベリオンが紫色の光に変わり、上空に現れた穴へと飛び込む。…この際、レオ・コーポレーションのほうでは召喚反応を観測する計器が、異常なほど大きなエクシーズ召喚の反応を検知、そして壊れたため大騒ぎになったのは、また別の話し。

 

「っぐ!……うぐ…混沌に染まりし漆黒の牙、より強靭なる力により…強大な壁に大穴を開けろ!カオス・エクシーズ・チェンジ!来い、ランク5…CX-ファントム・リベリオン・カオス・ドラゴン!」

 

そして上空の穴から光が溢れ…フィールドに降り立ったのは、確かにダーク・リベリオンの面影を持つモンスターだが、体中に赤紫色の光を放つ線があり、その姿もダーク・リベリオンの面影を残すだけであり、全体的に鎧を纏っているようにも見える。また、翼に関しては球体状のものにダークリベリオンのものより大きい翼、それと大砲がついている。

 

 

CX-ファントム・リベリオン・カオス・ドラゴン ATK 2800

 

 

「攻撃力…2800…だが、それだけでは3200のパンサー・ダンサーに勝つには、少し足りないな」

「ぐっ…ファントム・リベリオン・カオス・ドラゴンの、モンスター効果。ダーク・リベリオンをオーバーレイ・ユニットとして持っている場合、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を0にする!」

「なんだと?!」

「オレは、パンサー・ダンサーを選択する!カオス・ルイン・ディスチャージ!!」

 

 

CX-ファントム・リベリオン・カオス・ドラゴン ドラゴン族・効果/エクシーズ 闇属性 ランク5 ATK 2800 DEF 2300

レベル5のモンスター×3

「CX-ファントム・リベリオン・カオス・ドラゴン」は、自分フィールドに1体しか存在できず、1ターンに1度しか特殊召喚できない。

①1ターンに1度、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、発動できる。このカードはもう1度、相手モンスターに攻撃することができる。

②このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、発動できる。そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを、相手に与える。

③このカードが「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」をX素材としている場合、以下の効果を発動できる。

・このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールド上のモンスター1体を対象に発動できる。そのカードの攻撃力、守備力を0にする。

 

 

ファントム・リベリオンの翼が展開し、赤紫色の電撃が放出されパンサー・ダンサーを縛り上げ、さらに大砲がパンサー・ダンサーへと向けられ、赤紫色の電撃を放ちパンサー・ダンサーを傷付ける…その衝撃は、周囲にも影響を及ぼす。

 

「!きゃああ!」

「!ぐっ…これほどとは…」

「セレナ様!」

 

月光舞豹姫(ムーンライト・パンサー・ダンサー) ATK 2800→0

 

「はあ、はあ…バトル!ファントム・リベリオン・カオス・ドラゴン!月光舞豹姫(ムーンライト・パンサー・ダンサー)を、こうげ」

「いたぞ!こっちだ!!」

 

いきなり声が響く。ユートの後ろに男性…その服装を見る限り、LDSでも上位の実力を持つという制服組と思われる。その声にユートは攻撃の手を止める。

 

「…」

「なんだ、どうした。まさかまた情けでもかけるつもりか?」

「…君にとっては不本意かもしれないが…これ以上、傷つけたくない」

「ふざけるな!情けをかけられるぐらいなら死んだほうが」

「例えどれほど憎い相手でも!…これ以上、誰かを傷付けるのは…嫌なんだ」

 

ユートは攻撃宣言を止めたままであり、ファントム・リベリオンはセレナのほうを睨んでいる。…このままでは人が集まる。…セレナ、バレットはそれぞれ自身の目的があり、それにはあまり目立たないほうがいい。…もう十分目立っているが。

 

「…頼む。これが、最後だ。…………サレンダー、してくれ」

「断る。まだ、私の敗北が決まったわけじゃない」

「…そうか……ファントム・リベリオン・カオス・ドラゴンで、月光舞豹姫を、攻撃!この一撃で全てを、破壊しろ!!」

 

ファントム・リベリオンが、待ってましたと言わんばかりの咆哮を轟かせ、効果を使ったときよりも赤紫色の電撃が激しく迸る。大砲から赤紫の電撃が放たれ、舞豹姫に直撃、その電撃はロープのように大砲から繋がっている。無論舞豹姫は、より苦しむ。さらに周りにも影響がでて…。

 

「!あぎゃっ!」

「!このままでは…まずい!」

「オレ達の怒りを、受けろ!怒濤のカオス・アンガー・ディスオベイ!!!」

 

そして全身からさらに赤紫の電撃が迸り、その牙を前に向け、パンサー・ダンサー目掛け突撃していく。…が。

 

「セレナ様!ここは退きましょう!」

「!バレット、何をする、離せ!!」

「いいえ、ここは撤退です!このままでは、危険です!!!」

 

攻撃が当たる寸前、バレットがセレナを掴み、瞬時にお姫様だっこをすると、素早く周囲の壁を利用し、上へとあがる。…無論その間もデュエルは続いており、舞豹姫は容赦なく、ファントム・リベリオンの牙によって貫かれ、さらには赤紫の電撃をさらに浴びせられ…破壊された。

 

セレナ LP 4100→1300

 

「!ぬおおおお!!」

「!ここまでの、衝撃…っ!」

 

衝撃は無論、バレット達にも届いた。…が、鍛えられているためか、バレットはそのままその場から離脱していった。

 

「………逃げた…か」

 

そう言うと、ディスクからデッキを抜いた。…ファントム・リベリオンは消えていったが…勝ち誇ったような咆哮は、完全に消えても、周囲に轟いていた。…そして、そのデュエルを見ていた制服組の人間は…。

 

「…い、今のは…」

「…オレにも、よく分からない。だが……」

 

ユートは1枚のカード…ファントム・リベリオンを手に取る。

 

「…オレ達の知らない、大きな力を持っているのは、確かだ」

「知らない、力……」

「それにRUM-バリアンズ・フォース…隼もRUMを持っているが、これは隼の持っているものとは明らかに違う…」

「え?」

「…隼の持っているのは、何の変哲もないカードのように思える。…だがこのバリアンズ・フォース…何か、嫌なものを感じる」

 

…ファントム・リベリオン、そしてバリアンズ・フォース…どちらにも言えることはただ1つ…異質なもの。

 

「…あっ!それよりも彼女…」

「…アカデミアだからと言って、あまり手荒くしないでくれ……ああするつもりはなかった……脱走されないようにしつつ、医務室に」

「は、はい!」

 

…と、先ほどの気を失って倒れ、さらには置いてかれた楓と呼ばれた少女を、どこか気まずそうな表情で見る、ユートであった…。

 

「…あの、ユートさん」

「…なんだ?」

「…その恰好、事情を知っているこちらはいいですけど、いや、知らなくてもただの不審者です」

「…」

 

 




セレナ「ようやっと私の出番か」

ユート「そして2015年、この小説最後のデュエルか」

遊華「最初しか私の出番ない…」

うん。それじゃあ2016年まで時間がないからさっそく始めよう全力!デュエル塾!今回のキーカードは…


月光舞豹姫 獣戦士族・効果/融合 闇属性 星8 ATK 2800 DEF 2500
「月光舞猫姫」+「ムーンライト」モンスター
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
①このカードは相手の効果では破壊されない。
②1ターンに1度、自分メインフェイズ1に発動できる。
このターン、相手モンスターはそれぞれ1度だけ戦闘では破壊されず、このカードは全ての相手モンスターに2回ずつ攻撃できる。
③このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動する。このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで200アップする。


月光舞豹姫!

セレナ「私の切り札の1体だ。相手のカード効果では破壊されず、さらに相手モンスターはそれぞれ1度の戦闘では破壊されず、そしてパンサー・ダンサー自身は相手モンスターにそれぞれ2度ずつ攻撃を仕掛けることができ、さらに相手モンスターを戦闘破壊したら攻撃力をバトルフェイズ終了時まで、200ポイントアップさせる。超攻撃的なモンスターだ」

ユート「相手フィールドにモンスターが多ければ多いほど、このモンスターの力は大きくなる。おジャマトリオに加え、パンサー・ダンサー自身に守備貫通を持たせれば、与えるダメージは大きくなる」

遊華「ゴブリン系の永続罠とも相性がいいよね~。このパンサー・ダンサー、何度も相手にダメージを与えられるし」

そして何よりブルー・キャットと組み合わせればライフ8000でも一瞬で消し炭にされかねない恐ろしい火力の持ち主だからな…そうじゃなくても恐ろしい。

セレナ「おジャマトリオ?ゴブリン系の永続罠?そんな小細工、私には必要ない!」

遊華「いや十分強いからね?弱点としては………ダイガスタ・スフィアード+ガスタのリクルーターがトップかな…ガンガン攻撃力上がるし」

ユート「…資料で見せてもらったが…確かに恐ろしい弱点だな。あまりいい戦法とは、呼べないが…」

セレナ「そんなもの、真正面から打ち破ってやる!」

いや、少しは小細工混ぜようよ…それでは今回はここまで。

遊華「いやー、2015年、いろいろあったね~」

ユート「アニメではオレ含め、遊矢達が暴走しているな…大丈夫か?」

セレナ「…それより、私は大丈夫なのか?神経ガス、というものを吹きつけられていたが…」

あれ実際相当危ないらしいからね…それではみなさん、よいお年を!そして新年に見る人しかいないだろうから、新年、あけましておめでとうございます!

遊華「それでは、次回もぜひ読んでくださいねー!」

セレナ「ん?なんだ?…これを読め?……次回、相対する2体の竜」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。