遊戯王ARC-V 光紡ぐ意思   作:シューティング☆

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どうも、シューティング☆です。



今回はデュエルなしで、タイトル通りの話し合いが行われます。話し合いと言えるほど話しているかはともかくとして、ですが。




それでは、どうぞ。


第14話 話し合い

光の中に見えるドラゴンは、ハッキリとは見えない。…だが、どこで見た…ユーキは、そう感じた。……だが、ドラゴンが消えていくのと同時に、光も弱くなり…完全に消えたときには、光も消えた。

 

「…今のは…」

「…あれ?オレはいったい…」

「!オレは…」

「!ユート、ユーゴ…よかった…」

「遊矢…すまない、オレは…」

 

そしてユート、ユーゴ、遊矢に起きていた異変は…無事収まった。…だが…。

 

「ってあれ!?なんかデュエル終わってやがる…やいお前!なんかしやがったな!!もう1度勝負だ!」

「…決着をつけたいところだが、今は」

「あーちょっとストップストップ!二人とも落ち着けって!」

「お前はすっこんで…あれ、なんか誰かに似てるような…ってんなこと関係ねえ!」

 

…ユートとユーゴ、2人の気持ちは、まだまだ収まってはいないようだ。…ユートは断るような感じは出してはいるが、ユーゴはそうはいかないようだ。

 

「え、えっと…ふ、二人ともストップストップ!!まずは話し合いましょう!」

「「お前は黙ってろ!!」」

「だからストップ!二人とも、しっかり落ち着いてください!!まずは落ち着いて、そして話し合ってください!!」

「ユートとユーゴもだからストップ!まずは何でこんな風にいがみ合ってるのかちゃんとオレ達に説明してくれ!!」

「…それもそうだな」

「ちっ……なんで説明しなきゃならないんだ」

「訳が分からないからです!」

「……言われてみりゃ確かに…しゃーない、説明するか」

 

…怒りが収まったかはともかく、二人とも少しは落ち着いたようだ。

 

「…それで、二人とも何があったんだ?」

「…こいつは瑠璃をさらったんだ」

「はあ?何言ってんだてめえ。そんなことより、お前はリンをさらったんだろうが!」

「…お前こそ何を言っている。オレはそんなことをしていない」

「んだと!」

「落ち着いて、落ち着いて…」

 

ユーゴは喧嘩っ早い。なので宥めるなり何かしないと、話し合いにならない。

 

「…とりあえず……ユートの話しだと、ユーゴが瑠璃をさらった…そしてユーゴの話しだと、ユートがリン…っていう子をさらった…でいいんだよな」

「…ん?…そういやお前っぽいような気がしてきたな…」

「…」

「…あ!…なあ、もしかしてそれって…融合次元の」

「融合じゃねえユーゴだ!」

「いやユーゴの名前は言ってないって…」

 

…人の話しは、やはりしっかり聴く、ということは大事だと思う。…特に、勘違いを防ぐにはこういうことは大事なはず。

 

「…そうか。スタンダート、シンクロ、そしてエクシーズ…3つの次元に、顔がソックリな人物が3人……ということは確実に、融合次元にも…」

「だから融合じゃ」

「だから違う」

「…えーっと……つ、つまり?」

「どういうことだ?」

「あ…ユーキにユーゴは知らないんだったな……ユートの説明だと…」

 

と、遊矢はユートから聞いたことをユーキ、ユーゴに話した。……どちらも決して物分りが悪いわけではないので…。

 

「…つまり、あれだろ?世界が4つに分かれてて、そのうちの融合とエクシーズがなんか、戦ってるってことだろ?」

「どうして戦争を…」

「分からない。…いきなりオレ達の世界は侵略されたんだ」

「…信じらんねえけど…リンが浚われたときだって、正直信じられなかったからな、いきなり人が消えたんだし……にしても、なんか話し聞いたらさ、リンさらったのがもしかしたら、その融合次元?の、オレのソックリなヤツかもしれねえってことかもな…って思ったんだけど、お前らどう思う?」

「…その可能性は大いにある。…しかし、もし本当にそうだとして、何故なんだ…?」

 

と、ユートは悩みだし、同時に他の3人も悩みだした…が。

 

「…今は、分からないことばかりですね……ん?電話…あ!紫雲院くん探していたの忘れてた!!」

「いや、素良ならもうこの世界にはいない…融合次元に、強制送還されたんだ」

「強制送還……とにかく、急いで2人に知らせないと…あ、2人を急いで連れてきますので、待っててください!」

 

というと、ユーキはそのままその場を去った。おそらく、D・ホイールを停めてある場所に向かったのだろう。…だがその少し後に…。

 

「あ、遊矢―!」

「あの声…柚子―!」

 

…柚子が、こちらに来ている。……そしてすぐに柚子のブレスレットに反応が…。

 

「!きゃあ!」

「え?」

 

………そしてブレスレットの光が収まると…ユート、ユーゴの姿はなかった。

 

「…あ、あれ…ユートとユーゴは、どこに…」

「……あ、あれ?…遊矢、誰かと一緒にいたみたいだけど…」

「あ、ああ…ユート、それにオレに似たユーゴっていう人と一緒にいたんだけど…」

「え!?」

 

ユート、ユーゴの2人はいなくなり、残ったのは遊矢と柚子の、2人だけであった……………そして、遊矢達は気付いていない…遊矢を含め、何人かのスタンダードにいたデュエリストに…何かが、入り込んだことに。

 

 

 

~~~ ? ~~~

 

とある謎の場所…そこでは、1人の少女が宙に浮いたモニターを見ている。…そのモニターに映し出されているのが何かは分からないが…何やら、いくつかの黒い丸が、点滅している。

 

「…仕込みが始まったな」

 

表情こそフードを深く被っているため分からないが、少しだけうれしそうだ。

 

「せいぜいうまく行くことを願おうか。まあ、問題ないだろう。だがまあ…少しだけ、細工をさせてもらおうか」

 

そういうと、別のモニターが現れる。それには謎の表示と…柚子、遊矢、そして遊華が映っている。

 

 




遊華「…え?最後辺りの、入り込んだのって何?」

それは秘密…かな。

ユーキ「…いったい、何人ぐらいのデュエリストに入り込んだんですか?」

遊矢、それに遊華含め何人か。

遊華「え゛、私も?!なんだか怖い…」

それがなんなのかは、今後の展開次第。

ユーキ「………最後の謎の人達は?」

プロローグに出てた謎の人。そしてある計画を、いよいよ進め始めた…という感じです。

ユーキ「ある計画?」

それを言う訳にはいかない。

遊華「そっかー…」

それでは…全力!デュエル塾!…今回は、以前何も書かれなかった後書きに載せる予定だった、ユーワの設定を、一部公開!

ユーキ「…今後は何もない、なんていう状況にはならないでくださいね」

はい…。


ユーワ
エクシーズ次元において、レジスタンスのリーダー格であった人物。隼曰く、遊華と似ているが、雰囲気はまったく別。性格は明るく元気なことが多いなど、性格は似通っている点が多い。ただしリーダーとしての責任やアカデミアとの戦いでの経験から、遊華と比べかなり大人びているとは言える。

不思議なカリスマ性の持ち主で、隼が出会った当初から信頼できたと言っている。
また、何も考えていないと思えば様々なことを考え、逆に何かを考えているように見えるときほどくだらないことを考えている、ということがほとんど。

かっとビングという言葉を好んで使い、逆境のときは確実に叫ぶ。誰が教えたのか聞いても、内緒と言って教えない。

ある日突如として行方不明となり、後におしゃべりなオベリスク・フォースが、シャドー・フォースがユーワと倒した、ということを言い、レジスタンスは弱体化の一途を辿った…。


遊華「いや私と性格似てるの?」

と言っても、遊華が元気いっぱい、明るい子供なのに対し、元気で明るい子供っぽい大人、という感じ。


ユーキ「大人…ですか」

成人ではない、けどユーキよりも年上。


遊華「え?…確か、何歳だっけ」

ユーキが16。

ユーキ「ということは…17~19歳、ということですか」

そういうこと。

遊華「それにしても、不思議なカリスマ性…か」

経験と信念と自信によってもたらされたものであり、それらが滲み出た結果。

ユーキ「滲み出てるんですか」

うん。…融合次元との戦争が生み出した天才、というべき存在で、戦争が起きてから急成長した、という感じ。

遊華「うーん…経験したことがないから、よく分からないけど…極限状態が続けば、磨かれるものがある、ってこと?」

うん。…それでは今回はここまで。ユーワについて聞きたいことがあったり、誤字脱字などがあったらご報告、お願いします。

遊華「それでは、次回も読んでくさいね。…えーっと……次回、黒いもの…G?」

黒光りも増殖も飛翔も対峙もしないから!Gじゃないから!!



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