今回はユートVSユーゴです。原作では遊矢の言葉もありユートは止められたけど、ユーゴは止められなかった……でもここでは…。
それと今回のデュエル、SRの情報が出る前まではユーゴのデッキ、ヴァイロンにしようと思ってヴァイロンで最初書いてましたが、SRの情報が出てヴァイロンからSRに変えました…結構自身のある内容だっただけに、残念です。
…ARC-V、第71話の次回予告………メリッサのあの発言、きっと何言ってんだこの野郎とか、みんな友達とか言っておいて何言ってんだ…そんな感じのこと思った人がいると思いますが、私はそれ以上に……怖かったです。
メリッサのあの発言から、おそらくは…あれが当たり前、トップスでは常識。現実で言えば、アメリカではアメリカでしか通用しない常識、中国では、中国でしか通用しない常識、イタリアでは、イタリアでしか通用しない常識……1度も、そのことに疑問を思ったことがない。でも、余所では通用しないであろう、歪んだ常識。
ルールじゃない、当たり前。それがあそこまで歪み発展した。もはや狂気としか言いようがないです…怖いです。
この問題は、あまりにも価値観が違い過ぎる…簡単ではない、単純でもない…そして、根深すぎる…シンクロ次元が攻められて始めてどうにかなるかもしれない…でも、それじゃあきっと、ダメだ。歪みがまた別の、大きな歪みを生み出すことに繋がるかもしれない。でもきっと、アカデミアは攻めてくる。わたしはそう思います。
前書きが長くなりましたが、それでは、どうぞい。
前回のあらすじ:遊矢、ユート、そして3人目の遊矢にソックリ…?な、少年がバイク…に乗り、光とともに現れた!何やらユートと3人目は、何か因縁があるようで…。
「…いいだろう、受けてたつ」
「ちょ、ちょっと待てよユート!話しを聞くとか」
「あいつは融合次元の、アカデミアの手先だ」
「え?!」
「てめえ…オレは融合じゃねえ!ユーゴだ!!間違えてんじゃねえ!!」
3人目…ユーゴはそう言う…間違えたわけではないが、融合とユーゴ、よく似ているため、間違える…もしくは、間違われることが多いのだろうか…。
「いくぜ!」
[デュエルモード、オートパイロット、スタンヴァーイ!]
「「デュエル!」」
ユーゴ LP 8000
ユート LP 8000
「行くぜ、先手必勝!オレのターン!」
「え!?バイクに乗りながらデュエルするのか!?」
遊矢のツッコミは無視され、ユーゴは動く。
「自分フィールドにモンスターが存在しないことで、手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!ベイゴマックスは召喚、特殊召喚に成功したとき、デッキからベイゴマックス以外のSRを手札に加える!オレはデッキから、タケトンボーグを手札に加える!さらに手札からチューナーモンスター、SR三つ目のダイスを召喚!」
ユーゴのフィールドに、ベイゴマがいくつも連なったモンスターと、三角形の面を4つもつ目のマークがついたモンスターが現れる。…レベル3が2体。だがこの場合は…。
「オレはレベル3のSRベイゴマックスに、レベル3の三つ目のダイスをチューニング!」
三つ目のダイスが3つの歯車になり、その中にベイゴマックスが入り、3つの星になる。
「十文字の姿持つ魔剣よ、その力で全ての敵を切り裂け!シンクロ召喚!」
歯車から光が放たれ、けん玉に似た形状のモンスターが現れる。けん玉で言えば下となる部分は鋭くなっており、まさに剣と言える。
「現れろ、レベル6、HSR魔剣ダーマ!そして魔剣ダーマの効果!墓地の機械族モンスター1体を除外し、相手に500ポイントのダメージを与える!オレはベイゴマックスを除外して、500ポイントのダメージだ!」
「くっ!」
魔剣ダーマの剣先からエネルギー弾が放たれる。ユートはそれをギリギリのところでかわすが、衝撃波を受け流すことはできなかった。…そして、エネルギー弾の着弾地点の地面は、えぐられていた。
ユート LP 8000→7500
「どうだ先制パンチの味は!」
「この程度、まだ余裕だ」
「へっ、そうかよ! カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
ユーゴ 手札3(SRタケトンボーグ) LP 8000
モンスター HSR魔剣ダーマ×1(攻)
魔法・罠 セットカード×1
「なあユート、融合の手先ってホントなのか!?融合使わなかったけど…」
「オレはユーゴだ!」
「ああ。おそらく隠しているだけだ。オレのターン、ドロー!…オレは手札から幻影騎士団ラギッドグローブを召喚!そして自分フィールド上に幻影騎士団が存在することにより、手札から幻影騎士団サイレントブーツを特殊召喚!」
幻影騎士団ラギッドグローブ ATK 1000
幻影騎士団サイレントブーツ DEF 1200
それぞれが青白い炎でできた体を持つモンスター…ラギッドグローブは巨大な腕があり、サイレントブーツは茶色い服に白いズボンをつけている。
「オレはレベル3の幻影騎士団ラギッドグローブとサイレントブーツでオーバーレイ!戦場に倒れし、騎士達の魂よ。今こそ蘇り、闇を引き裂く光となれ!エクシーズ召喚!」
2体が紫色の光になり、フィールドに現れる渦に飛び込む。…渦からは、黒い鎧にも見え体を持つ馬と、同じような体を持つ、頭やいくつかの関節は青白い炎になっているモンスターが現れる。
「現れろ、ランク3!幻影騎士団ブレイクソード!そしてエクシーズ素材としたラギッドグローブの効果!このカードをエクシーズ素材にしたモンスターの攻撃力を、エンドフェイズまで1000ポイントアップさせる」
幻影騎士団ブレイクソード ATK 2000→3000
「バトルだ!ブレイクソードで、魔剣ダーマを攻撃!」
「ちっ…」
ユーゴ LP 8000→7200
ブレイクソードが、魔剣ダーマを追い、その手に持つ大剣を使って魔剣ダーマを両断、破壊される。
「ち、魔剣ダーマが…」
「…オレはカードを2枚伏せて、ターンエンド。このエンドフェイズ、幻影騎士団ブレイクソードの攻撃力は元に戻る」
幻影騎士団ブレイクソード ATK 3000→2000
ユート 手札2 LP 7500
モンスター 幻影騎士団ブレイクソード×1(攻)OU×2
魔法・罠 セットカード×2
「行くぜ、オレのターン、ドロー!…手札から速攻魔法、サイクロンを発動!左のカードを破壊だ!」
「トラップ発動!幻影騎士団シャドーベイル!この効果で、ブレイクソードの攻撃力、守備力を300ポイントアップさせる!」
幻影騎士団ブレイクソード ATK 2000→2300 DEF 1000→1300
「フリーかよったく…オレは墓地の、HSR魔剣ダーマの効果発動!自分フィールドにモンスターが存在しないとき、墓地のこのカードを、特殊召喚できる!ただしこの効果を発動したターン、オレは通常召喚を行えない。もう1度こい、魔剣ダーマ!」
HSR魔剣ダーマ ATK 2200
再び現れる魔剣ダーマ。…なんだかテープみたいなものが貼られているように見える。
「そしてオレのフィールドに風属性モンスターが存在することで、手札からSRタケトンボーグを特殊召喚する!」
タケトンボが変形し、人型の小型ロボットへとなった。だが、タケトンボーグはこれだけでは終わらない。
SRタケトンボーグ DEF 1200
「タケトンボーグの効果!このカードをリリースすることで、デッキからスピードロイドと名のついたチューナー1体を、特殊召喚する!こい!SR赤目のダイス!」
SR赤目のダイス DEF 100
フィールドに黄色い四角…この場合、六面ダイスが現れる。正面には赤い目の模様が1つある。
「ただしこの効果を発動したターン、オレは風属性モンスターしか特殊召喚できない。ま、風属性しか今のところ出してないけどな。そしてHSR魔剣ダーマの効果!タケトンボーグを除外して、500ポイントのダメージだ!」
「!ぐっ…」
ユート LP 7500→7000
地味に削られていくユートのライフ。無論ユートはエネルギー弾をかわし、結果地面をえぐっている。
「さあ行くぜ相棒!オレはレベル6のHSR魔剣ダーマに、レベル1の赤目のダイスをチューニング!」
赤目のダイスが1つの歯車になり、その中に魔剣ダーマが入り、6つの星になる。…と同時に。
「っ!ぐっ…」
「!く…な、なんだ…」
「っう…すぐ出してやるからな…その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!!」
歯車から光が放たれ…光から、白くも洗練された細めの体に、ミントグリーンの翼を持つ機械的な部分を一部に持つ、ドラゴンが現れる。
「現れろ!レベル7、クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 2500
その名前をユーゴが叫び、クリアウィングの咆哮が、公園に轟く…と同時に…。
「!こいつは…」
「あ!遊矢くん!」
「!ユーキ!」
ユーキがその場に到着した。
「バトルだ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンで、ブレイクソードを攻撃!旋風のヘルダイブ・スラッシャー!!!」
「!ぐああ!」
ユート LP 7000→6800
「く…幻影騎士団ブレイクソードの、モンスター効果!オーバーレイ・ユニットを持つこのカードが破壊されたとき、墓地からそのモンスターを全て、特殊召喚する!こい、ラギッドグローブ、サイレントブーツ!」
幻影騎士団ラギッドグローブ 星3→4 DEF 500
幻影騎士団サイレントブーツ 星3→4 DEF 1200
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
ユーゴ 手札2 LP 7200
モンスター クリアウィング・シンクロ・ドラゴン×1(攻)
魔法・罠 セットカード×1
「さあ、オレは相棒を出した、てめえもとっとと出しやがれ!」
「いいだろう、オレのターン、ドロー!…オレは、レベル4となっている幻影騎士団ラギッドグローブとサイレントブーツで、オーバーレイ!」
ラギッドグローブとサイレントブーツの2体が、再び紫色の光になり、フィールドに現れた渦の中へと飛び込む。……そして、渦から光が溢れる。
「漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う、反逆の牙!今降臨せよ!エクシーズ召喚!!」
そして、現れたのは…暗き闇を纏ったモンスター…黒に紫、灰色に青緑…決して暖色系とは言えない色が体のところどころにある…闇のドラゴン。暗い闇が晴れたときにハッキリとしたその姿は…。
「ランク4、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」
「!遊矢くんの、オッドアイズに…似ている」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 2500
そう、どことなく、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンに、似ている。……完全に似ている、というわけではないが。
「へっ、出てきやがったっ!ぐ…」
「!ぐ…あっ……」
「っ!ぐ…な、なんだこれ…」
「!遊矢くん、どうかしました?」
…ダーク・リベリオンが出てきて少しして、ユートとユーゴ、2人の様子がおかしくなる。…同時に、遊矢も胸を押さえ苦しい声を出す。…そして、ダーク・リベリオンと、クリアウィングが呼応するかのように、咆哮を轟かす。…その少し後に、2人が口を開く……が。
「…破壊する…全てを」
「滅ぼす…世界を」
「「そして、全てを消滅させる!!!」」
「!!」
…明らかに、ユートとユーゴが、おかしい。目が光り、いきなり物騒なことを言い始めた。
「ラギッドグローブの効果で、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの攻撃力は1000ポイントアップする!」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 2500→3500
「オレはダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの効果発動!オーバーレイ・ユニットを2つ使い、相手モンスター1体の攻撃力を半分にし、その数値分、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの攻撃力をアップさせる!トリーズン・ディスチャージ!!」
「クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果発動!1ターンに1度、自分フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象にするモンスター効果を無効にし、そのモンスターを破壊する!ダイクロイック・ミラー!!!」
ダーク・リベリオンの翼が展開し、紫色の雷が迸り、クリアウィングへとその雷が向かうが、クリアウィングの翼に電子基板のような模様が薄く浮かび、光が放たれ…それが、雷を押し返す。…だが。
「トラップ発動!ブレイクスルー・スキル!このカードは相手フィールド上のモンスター1体の効果を対象に、その効果を無効にする!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果を無効にする!」
「く…」
クリアウィングに浮かんでいた紋様が消え、光がなくなる。…そして、クリアウィングは、紫の雷によって拘束される。
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 2500→1250
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 3500→4750
「バトル!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンで、クリアウィング・シンクロ・ドラゴンを攻撃!反逆の、ライトニング・ディスオベイ!」
「トラップ発動!攻撃の無敵化!このカードはバトルフェイズにのみ発動でき、モンスターの戦闘破壊を防ぐ、もしくはこのターンの戦闘ダメージを0にする効果のうち、1つを選んで使う!オレはクリアウィングの破壊を防ぐ!」
「だがダメージは受けろ!」
「ぐおおおお!!!」
ユーゴ LP 7200→3700
ダーク・リベリオンとクリアウィング、2体の衝突により、凄まじい衝撃波が放たれる。それはデュエルを見ている3人に及ぶ。
「きゃ!」
「うわ!」
その衝撃により、ユーキ、遊矢は尻もちをつく。それほどの衝撃であった。
「これでターンエンド!このエンドフェイズ、ラギッドグローブの効果が終了する」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 4750→3750
ユート 手札3 LP 6800
モンスター ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン×1(攻)
魔法・罠 なし
「オレのターン、ドロー!…オレは手札から魔法カード、スピード・リバースを発動!墓地のHSR魔剣ダーマを特殊召喚!」
HSR魔剣ダーマ ATK 2200
3回目の特殊召喚となる魔剣ダーマ…先ほどより明らかにセロテープのようなものが多い。
「く…こんな……こんなの、デュエルじゃない…このデュエルは…危ない……頼む、二人とも…ユートも、ユーゴもやめてくれ!!やめるんだ!!!」
「!遊矢くん!!」
遊矢は、ユートとユーゴの間に入る。
「ユート!お前本当は、誰も傷つけたくないんだろ!!お前、素良とのデュエルで攻撃したとき、辛い顔をしてた。それって誰も傷つけたくないってことだろ!!」
「!…」
「オレはHSR魔剣ダーマの効果発動!墓地の赤目のダイスを除外し、500ポイントのダメージを与える!」
「ユーゴもやめてくれ!!こんなの、お前望んで」
「そしてクリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果!フィールド上のレベル5以上のモンスター効果の発動を無効にし、そのモンスターを破壊する!ダイクロイック・ミラー!!」
「!ユーゴ、お前…」
「そしてクリアウィングの効果で破壊したモンスターの攻撃力、クリアウィングの攻撃力は、アップする!」
「なんだって!!?」
クリアウィングの翼から放たれる光によって、魔剣ダーマが破壊される…本日3度目の呼び出しで、魔剣ダーマは簡単バラバラになる。…ドンマイ、魔剣ダーマ。
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 1250→3450
「ユート、ユーゴ!頼むからやめてくれ!!」
「手札からSRシェイブーメランを召喚!」
SRシェイブーメラン ATK 2000
「シェイブーメランの効果発動!このカードを守備表示にすることで、フィールド上のモンスター1体を対象に、その攻撃力を400ポイント下げる!オレは、クリアウィング・シンクロ・ドラゴンを選択!そしてクリアウィングの効果!レベル5以上のモンスターを対象にしたモンスター効果を無効にし、そのカードを破壊する!シェイブーメランの効果を、無効にし、破壊する!ダイクロイックミラー!!」
バナナにも見えるブーメラン状のモンスターが現れ、そしてすぐクリアウィングの翼から放たれた光によって破壊される。…そして、その攻撃力は…。
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK 3450→5450
「バトルだ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを、攻撃!!!」
クリアウィングの翼が光を放ち、空へと飛ぶ。
「まずい…遊矢くん!!」
そして…クリアウィングは、風を纏って…回転しながら、急降下する。
「旋風のヘルダイブ・スラッシャー!!!」
「ユーゴ!!」
「ダメ…ダメー!!!」
…思わず、ユーキが叫ぶ…そして、ダーク・リベリオンとクリアウィング、そしてその間の遊矢、黒と白、2体のドラゴンが接近し、ぶつかる直前……ユーキのデッキから、凄まじい光が、放たれる。
「っ?!」
「うわ?!」
「な、なんだ!?」
そして光が放たれたと同時に、ダーク・リベリオンとクリアウィングの2体は止まり、共に咆哮をあげる。…そしてその光の中に、ユーキは…1体の、白いドラゴンを見た。
「……?…あのドラゴンは…」
では始まります、全力!デュエル塾!
ユーゴ「んあ?なんだここ」
遊矢「あ、そういえば始めてだったな。ここは今回のキーカードを紹介したり、他にこの小説の設定を一部公開したりするコーナーなんだ」
そういうこと。
ユーゴ「なんだこいつ。…まあとにかく、今回のキーカードっつったらあれだろ、オレのクリアウィングだろ!」
なんだはないだろなんだは。まあそうでなくとも、今回のキーカードは決まっている。今回のキーカードは…。
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ドラゴン族・効果/エクシーズ 闇属性 ランク4 ATK 2500 DEF 2000
レベル4モンスター×2
①このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分このカードの攻撃力をアップする。
ユート「漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う、反逆の牙!今降臨せよ!エクシーズ召喚!!ランク4、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」
ユーゴ「なんであいつのドラゴンなんだよ!オレのクリアウィングじゃないのかよ!!」
いや、ダーク・リベリオンは今回が初登場だし、クリアウィングはまだ後に出番が十分ある。
ユーゴ「そういう問題か!」
遊矢「と、とにかく今は説明しよう…レベル4のモンスターを2体使うことでできる、ランク4のエクシーズモンスター。素材の指定が緩い上にオーバーレイ・ユニットを2つ使えば、魔法カード、フォースを永続効果にした効果を使えて、強力だ」
ユート「フォースと違いダークリベリオン自身しか攻撃力はあげられないが、それでも攻撃力なら、効果を使えばほぼ全てのモンスターに打ち勝つことができる。どれほどの力を持っていようと、それを弱め、こちらを強めれば打ち勝つことはできる」
ユーゴ「ったく…でも対象とるからスキル・プリズナーや、オレのクリアウィングは天敵じゃねえか?それに今回、ブレイクスルー・スキルさえなけりゃ、無効にできてた」
ユート「過信はできないということだな。油断をすれば、それは敗北へと繋がる。…それにダークリベリオンはクリアウィングとは違い、何かに対する耐性は一切持っていない。その分は他のカードで補うしかない」
遊矢「そういえばオーバーレイ・ユニットを2つ使うから、1つでも取られたら効果は使えない、ってことでいいんだよな」
ユート「その通りだ。そしてダークリベリオンは召喚に、レベル4のモンスターを2体のみ要求する。オーバーレイ・ユニットを補給する効果は手札を消費する上に、ダークリベリオンに使えるその手のカードも多くはない。使うタイミングを誤れば、ダークリベリオンは容易く破壊されるだろう」
遊矢「使いやすい分、タイミングが重要、ってことか」
そういうこと。それでは今回はここまで!次回予告、ユーゴよろしく。
ユーゴ「え?いやなんでオレが……?えーっと…次回、話し合い……ってなんだこのタイトル」