不死の英雄伝 〜始まりの火を継ぐもの〜   作:ACS

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最終的な主人公の装備どうしよう?
月光、ハルバードあたりは確定だけど…、あんまりテンプレ装備は使いたく無いしなぁ。

悩みどころですね。


それと今回、道中はかなり省略して居ます。

正規ルートなんて初見の頃しか通った事が無いので、表現がグダグダになったのが主な理由です。

主人公と同時進行で実機プレイしては居ますが正に迷路なのでどちらにせよ更新が滞る可能性が有りました。

詳細な攻略を楽しみにして居た方々、申し訳有りません。
m(_ _)m

長々と書きましたが連絡は以上です。


不死の英雄伝 29

第二十九話 人喰いミルドレット

 

降りた先に篝火があったので、そこを拠点に周りを見渡す。

 

まだまだ上層、周りからは亡者達の呻き声も聞こえる。

 

見通しが悪く、薄暗い、更に足場も悪いと来た。

 

ハルバードをソウルから取り出し背中の大剣と交換する。

 

俺はソウルから物を取り出す際に若干時間が掛かるため、有る程度の固定装備は始めから身に付けて置いた方が戦いやすい。

 

普段は大剣を背負っているのだが、この場所ではリーチが足りない。普段は万能なのだが間合いだけはどうしようもない。

 

その点、ハルバードはリーチだけでなく刺突、斬撃、その気になれば打突も可能で、多彩な戦い方が出来る。

 

まぁその分懐に潜り込まれたら対応しづらかったり、大剣程の切断力が無かったりするが、今回は大丈夫だ。

 

新しく手に入れた武器、左腰に片手剣と共に差されている刀、居合い刀とでも呼ぼうか。

 

居合い刀の切れ味なら生半可な装備はスライス出来る。

 

ハルバードを構えながら道なりに進む。

 

 

注意深く周りを見ていたお蔭で、物陰に潜むトカゲ頭を発見出来た。息を潜めているトカゲ頭へ不意を突く形でハルバードの刺突を放つ。

 

 

放たれた突きはトカゲ頭の喉を貫く。この程度では亡者を仕留める事は出来ないが、そのまま物陰から引きずり出し額にナイフを投げつける。

 

 

最近物を投げる事に慣れて来たのか、有る程度狙った所に

投げられるようになって来たな。

 

 

 

 

迷路のような道程を進みながら亡者達を突き落としていく。

 

だいぶ、降りてきたな。位置的には下層と言った所かな?。

 

真下には火を吹いている謎の虫、毒を吹き付けてくる蜂、更には地面は瘴気の立ち昇る毒沼が見えている。

 

鐘を鳴らしたら、もう2度と此処には来たく無いな…。

 

ため息を尽きながら下に降り、虫を駆除する。

 

 

 

そして、こんな時に現れる厄介者。

 

何時もの不快感に襲われながら現れる闇霊に目を向ける。

 

地面から湧き出るように現れたソレは衝撃的な姿をしていた。

 

 

右手には最下層に居た料理人の包丁が、左手には粗末な木の板が握られている。

 

だが、そんな事はどうでもいい。

 

問題は彼女の服装だ。

 

頭部にずた袋を被った下着姿の女性。

 

それが今回侵入して来た闇霊だった。

 

呆気に取られた俺に向かって毒沼を躊躇いもせずに突き進む闇霊に、どう対応するのが正解なのか。

 

バカにしているのか、アレしか無かったのか、何にせよもっとイイ物が他にも有るだろうよ…。

 

 

このロードランには色んな奴が居るんだな。

 

張り詰めていた緊張の糸を切られてしまったが気を取り直し、ハルバードを背中に仕舞い刀の柄を握る。

 

これ程鋭い刀ならば、傷口を広げ大量出血が狙える事がこの道中で分かった。

 

真意は分からないが、あのような姿をしているのが彼女の意思だと言うのなら容赦はしない。

 

柄に手を当てたまま壁沿いに移動する。

 

ここでは虫に気を取られてしまう上、高低差もあり居合の射程からも外れてしまう。

 

壁伝いに移動して行くと火を吹く虫を巻くことができ、かつ篝火も発見した。

 

篝火のそばまで来た俺は、毒沼を真っ直ぐ突っ切りながら追いかけてくる彼女に振り返る

 

腰だめに構え居合抜きの体勢をとる。

 

篝火に触れる度に自分を強化し続けたお蔭でこんな事も可能となった。

 

 

一拍、二泊と呼吸を整え抜刀するタイミングを測る。

 

居合い抜きに特化したこの刀ならば、彼女程度の装備は一刀両断出来る。

 

狙うは一撃必殺、相手が何処に居るのかも分かっている。

 

と、言うかともかく俺に向かって直進して来るだけなので余計な事を考えずに済む。てか、何がしたいんだよ。

 

 

包丁を両手で握りながら振り上げて来る彼女は、無警戒に俺の間合いに足を踏み入れる。

 

 

その瞬間、足に力を入れ思いっきり踏み込み彼女に肉薄すると同時に居合を放つ。

 

そして、俺は放たれた居合が回避された瞬間を狙って左手に隠していた毒ナイフを投げるつもりだった。

 

だが、彼女は居合切りを回避できずに両断されてしまう。

 

 

今まさにナイフを投げようと行動に移っていた俺はさぞかし間抜けに見えるだろうよ。

 

今まで俺が戦った闇霊は、城下不死街下層、最下層で出会った放浪者。

 

彼は身のこなしや戦いの技量その物が圧倒的で、前回勝てた事が奇跡に近い。

 

そしてもう一人、同じく最下層で出会った棘の騎士。

 

彼の全身は茨のような棘に包まれておりひたすらこちらの出血を狙うスタンスで、非常に攻めづらかった。

 

 

そんな訳だから今回の闇霊も同じぐらい、若しくはそれ以上の技量を持っているのでは、と思っていたんだが。

 

過大評価だったのか?

 

毒ナイフ片手に居合抜きの体勢のまま、彼女の残して行った血痕を見つめながら混乱している頭を落ち着かせていた俺はそう結論を出した。

 

 

本気で何がしたかったんだよ‼︎





昔、イザリスをフレと攻略して居た際に別の人に呼ばれた、と行っていたのでオーブ使って侵入すると

裏汁魔術師頭のマヌスの大杖持った紳士と出くわした事が有りました。

フレともう一人白さん呼んでた見たいで、その二人は倒しましたが私は杖で殴り殺されました。

その後、白として呼ばれたりと大変愉快な方でした。

他にも森で侵入された際に、伝道師頭と両手頭蓋ランタンという猫霊に出くわした事も有りました。彼は何をするまでもなく私の周りを回るだけでしたが。

皆さんもこんな体験、有りますよね?

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