ハイスクールD×D 同級生のゴースト   作:赤土

91 / 151
ゼノヴィアはいないのでオカ研編はこれでおしまいです。

――――

冥界・堕天使領のとある病院

「……仕方ありませんね。ハーデス様には私から伝えておきましょう」

「申し訳ありません。あなた様の手を煩わせる形となってしまって……。
 では、此度は私めが代わりに……」

病院の待合室では、会議の時と同じ格好をした薮田直人――ヤルダバオトが
シェムハザと話をしていた。
内容は――堕天使勢のギリシャ勢への謝罪に関する事だ。
謝罪に出向く筈だったアザゼルが受けた傷の影響は
想定以上に滅びの力による浸食が酷く、未だ完治の目処が立たないのだ。
そのため、予定されていたハーデスへの謝罪に出席できないでいる。

「いえ。今回は私一人で赴きますよ。
 それに、会議への襲撃自体は予測の範囲内でしたが
 この負傷は私も想定できませんでした。いわば私の不手際です。
 ミカエルの件と言い、やはり偽者は所詮偽者にすぎませんね。
 ……とまあ、愚痴をこぼすのはこれ位にしておきましょう。
 ではシェムハザ、アザゼルを頼みましたよ」

「――はっ」

彼ら堕天使にしてみれば、かつて自分たちを追放した存在――の影。
二心を抱いていないと言えば嘘になるが、今それをしても意味はない。
しかし何故、彼は「一人で行く」と言い出したのだろうか。
代理である自分が赴くのが筋ではなかろうか?
そんな疑問を、シェムハザは抱かずにはいられなかった。
そもそも、今日の面会だって本当にハーデスへの謝罪に関する打ち合わせだけが
目的だったのだろうか?
いくら彼が聖書の神の影であり、相互不干渉の協定外の存在だからとはいえ。

堕天使と言う種を守るためには、「彼」の動向にも注意せねばならないかもしれない。

――――


キャラ紹介・オカ研(アーシア・朱乃・ギャスパー)

アーシア・アルジェント

原作相違点

当初セージはイッセーにほぼ四六時中憑依していたため、必然的に彼女とも接点が生じている。

最期をイッセーだけでなくセージにも看取られており

それがセージ暴走の一因にもなっている※1。

その後は原作同様悪魔となり、経緯もほぼ同様だが

使い魔ラッセーを使役した戦い方が若干増えている。

また、聖書の神の不在を知りその後現れた聖書の神の影・ヤルダバオトに対しても

臆することなく「神に愛されるのではなく、神を忘れないために信仰を続ける」と持論を展開。

彼を唸らせ「その祈りの痛みが私とあなたを繋ぐ絆」と彼女に試練を与えている※2。

また、悪魔稼業の他に元教会の戦士の家庭・伊草家でベビーシッターのアルバイトを兼任。

同家に居候しているゼノヴィアと偶然の再会を果たし、彼女の日本語教師も受け持つ。

戦いにおいては消極的ながらも、人助けの分野においては多岐にわたる活躍をしている。

 

 

対人関係

オカルト研究部

兵藤一誠

リアスの「兵士(ポーン)」であり、初めてできた友人と言う点や同居人であることは原作同様。

友人として確かに世話になっているが、なかなかそれ以上の感情が湧かないことや

悪魔の駒(イーヴィル・ピース)」による転生を受けたにもかかわらず神への感謝を忘れない姿勢などから

若干考え方に食い違いが起きてしまっている。

 

宮本成二(歩藤誠二)

イッセーと共有する形での「兵士」。

悪魔として最期を看取るが、その後彼自身が悪魔であることに懐疑的になり

悪魔でありながらもある意味自身を見失っていないアーシアとは

ある一点において対照的。

戦闘能力の低いアーシアを下げることが多く、その際の人命救助活動や

私生活でのベビーシッターのアルバイトなど、社会貢献に関しては

非常に好意的な見方をしている。

 

リアス・グレモリー

主。尊敬の念を持っているのは原作同様で、崇拝するよう

悪魔の駒に植え付けられているが、それでも「普通の生活の一環」として

悪魔稼業以外でのベビーシッターのアルバイトを申し出るなど

原作に比べイッセーの絡まないところでも活動的。

 

姫島朱乃

リアスの「女王(クイーン)」。原作同様アーシアの魔力を見初め

魔力の強化プランを提案する。

 

木場祐斗

リアスの「騎士(ナイト)」。誘拐時の救助の際に乗り込んできた一人。

ライザー戦の結末ではライザーの惨状を目撃しないように目を覆われた。

 

塔城小猫

リアスの「戦車(ルーク)」。誘拐時の救助の際に乗り込んできた一人。

その後悪魔になった後は原作同様、彼女と組んで悪魔稼業に乗り出すことも多い。

同居しているせいか、イッセーに近い存在だと思われている節がある。

 

ギャスパー・ヴラディ

リアスの「僧侶(ビショップ)」。自信を喪失している彼を諭す場面もあった。

 

 

生徒会

森羅椿姫

ソーナの「女王」。コカビエル戦で駒王町全域に避難勧告が出た際には

彼女と共に警察の避難活動を支援した。

 

匙元士郎

ソーナの「兵士」。原作同様、彼が鼻の下を伸ばしイッセーが嫉妬する一幕も。

ウォルベンに一蹴された彼を治療している。

 

薮田直人(やぶたなおと)

生徒会顧問教師。彼の正体を知り驚愕することに。

 

 

フェニックス家

ライザー・フェニックス

フェニックス家三男。彼の敗因がプール一杯の聖水に漬けられたことを

聖職者としての経験から見抜く。

 

ユーベルーナ

ライザーの「女王」。

原作同様決戦の折に彼女に動きを封じられるが、後から来たセージによって救助される。

 

 

冥界

ウォルベン・バフォメット

政府直属部隊「イェッツト・トイフェル」突撃隊長。

木場・セージ捜索中に遭遇し、迎撃のためにラッセーを使役するが

全く歯が立たず、歯牙にもかけられなかった。

 

ザトゥージ

リアスの紹介で来た使い魔マスター。

原作同様、彼の手引きでラッセーを使い魔に迎え入れる。

 

 

堕天使

レイナーレ

原作同様、神器(セイクリッド・ギア)のために虚偽の連絡で来日させられ、神器を抜き取られる。

その神器はかなり物理的な方法で奪還されたことを彼女は知らない。

 

コカビエル

エクスカリバー強奪事件を利用し、戦乱を企てた「神を見張る者(グリゴリ)」の幹部。

神器の能力を警戒し、いの一番に始末しようとするが阻止される。

 

アザゼル

堕天使総督。アインストレヴィアタンに食いちぎられた右腕を治療しようとしたが

滅びの力の浸食もあり、彼女の神器でも完全治療とはいかなかった。

 

 

禍の団(カオス・ブリゲート)

フリード・セルゼン

原作同様、当初は彼のアシスタントをやらされていた。

その後は彼自身にとってもどうでもいい存在だったらしく、エクスカリバー事件の折には

殆ど言及されていない。

 

紫藤イリナ

元教会の戦士。原作同様エクスカリバー事件の際、部室に来た彼女とゼノヴィアに愚弄される。

その後、禍の団とアインストの襲撃後に彼女がミカエルを襲撃する様を目撃。

その行いを糾弾するが「壊れたミカエルを助けようとするなんて、やはり魔女は魔女」と

一蹴されてしまう。

 

 

天界

ミカエル

四大熾天使の一人である大天使長。五大勢力の会談に参加した際彼女に

「システム」について聞かれるが回答を拒否している。

その後イリナに襲われ、「聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)」でも治療しきれないほどの重傷を負ってしまう。

 

ヤルダバオト

聖書の神の影。立場上アーシアを表立って支援することはせず

突き放した態度を取っているが、彼女の見せた覚悟には感服している。

 

 

人間

テリー(やなぎ)

駒王警察署超常事件特命捜査課(ちょうじょうじけんとくめいそうさか)(超特捜課(ちょうとくそうか))課長。

コカビエルとの決戦の際、駒王町全域に出された避難勧告による避難誘導の手伝いを

最初は渋るものの、アーシアと椿姫に協力を願う。

 

氷上涼(ひかみりょう)

超特捜課所属の巡査。

アーシアと椿姫の協力に感謝し、イリナを安全な場所まで避難させようとするが……

 

伊草慧介(いくさけいすけ)

NPO法人・蒼穹会(そうきゅうかい)会員にして元教会の戦士。

彼の家庭にベビーシッターのアルバイトをしに行っている。

 

伊草めぐ

慧介の妻で、元教会の戦士。

現役ファッションモデルで、仕事との兼ね合いの都合上一人娘の子守を

アーシアに(身の上を知った上で)依頼している張本人。

 

伊草百合音(ゆりね)

慧介とめぐの娘。

まだ赤子で、アーシアは彼女の面倒を時折見ている。

が、この時ばかりは「悪魔になった」事を若干後悔しているそぶりを見せている※3。

 

ゼノヴィア

元教会の戦士にして、デュランダル使い。

エクスカリバー強奪事件の際にはイリナ共々愚弄するが

後に(悪魔を救うという行いはともかく)和解。

諸般の事情で日本に滞在せざるを得なくなった彼女の日本語教師役も務める。

 

松田、元浜

クラスメート。原作同様、アイドル的扱いをされている。

しかしイッセーとの関係については若干認識に齟齬がある模様。

 

桐生藍華

クラスメート。原作同様、同性の友人の一人。

桐生自身が過去にセージに説教を受けたのか

あるいはイッセーとアーシアの関係が今一つ進展していないのかは不明だが

原作ほどぶっ飛んだアドバイスは送っていない。

ただしイッセーの英語力の急激な向上は彼女が原因だと思っている節がある。

 

 

その他

虹川(にじかわ)姉妹

セージの悪魔契約のお得意先。彼女らの根城「虹川邸」を

フリードから逃亡するイッセーとアーシアにセージを通し一時的に貸与したことがある。

 

ラッセー

原作同様、使い魔の蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)

命名経緯も原作同様で、前述のウォルベン戦や、禍の団とアインストの襲撃の際には

イッセーやリアスの捜索に出たり、アインストの迎撃を行ったり

原作よりも若干活躍の場面は増えている。

 

 

 

――――

 

 

 

姫島 朱乃(ひめじま あけの)

原作相違点

立ち回りは原作とほぼ同じだが、出自のためにリアス眷属の中でもひときわ霊力が高く

セージの行動コントロールに一役買っている※4。

彼女自身ではなく、彼女の父であるバラキエル周りが原作と若干異なっている。

また、原作よりも少々空気の読めていない部分がある。

 

 

対人関係

オカルト研究部

兵藤一誠

リアスの「兵士」。スケベもやんちゃと見做して可愛がっている辺りは原作同様。

原作ではリアスの側も積極的にイッセーに迫っていたが、今回そのような点はあまりないため

逆に彼との距離感を測りあぐねている。また、好意を抱く切っ掛けになったライザー戦も

セージと活躍度合いがトントンのため、そういう意味でも原作より距離がある。

 

宮本成二(歩藤誠二)

イッセーと共有する形での「兵士」。

反抗的と言う点を「調教のし甲斐がある」と見做している。

イッセーに「洋服破壊(ドレスブレイク)」の切っ掛けを与えたのと同様

彼には「モーフィング」の切っ掛けを与える。

一方でリアスと共に彼の肉体がある駒王総合病院に除霊札を張る※5など

彼の反抗的態度が一線を超えると見做される場合にはきつめの対応がとられる。

 

リアス・グレモリー

主。基本的には原作とほぼ変わらないが、グレモリー家が多忙を極めているため

部活動ではなくその関連での補助に回ることも少なくない。

 

木場祐斗

リアスの「騎士」。原作とほぼ同様。

セージとの関連については薄々感づいている。

 

塔城小猫

リアスの「戦車」。原作とほぼ同様。

ライザー戦では彼女と組んで「女王」と戦うことに。

セージとの関連については(彼女の感情も含めて)薄々感づいている。

 

アーシア・アルジェント

リアスの「僧侶」。悪魔になった彼女の魔力を見初めるなど

原作とほぼ同様。ベビーシッターのアルバイトについては

「リアスが許可を出したのならば」と、言及していない。

 

ギャスパー・ヴラディ

リアスの「僧侶」。原作とほぼ同様だが

原作に比べありえない怖がり方(セージ絡み)に当惑する様子も見せる。

 

 

魔王・冥界

サーゼクス・ルシファー

現魔王にしてリアスの兄。主君の兄として、魔王として忠誠を誓っている。

彼がふと漏らした一言に反応するが……。

 

ユーベルーナ

フェニックス家三男、ライザー・フェニックスの「女王」。

原作と異なり、小猫も交えて戦うが最終的には彼女に倒されてしまい

結果、リアス側最初の脱落者となってしまう※6。

 

 

堕天使

レイナーレ

基本的に原作同様。

しかしリアスが止めを刺すかと思った矢先にセージが暴走、彼を止めることに。

 

コカビエル

エクスカリバー強奪事件を利用し、戦乱を企てた「神を見張る者」の幹部。

ふと漏らしたバラキエル(バルディエル)の名前を聞き、暴走気味に雷を乱射する。

最後は冷静さを取り戻し、他の仲間と協力して撃退に成功する。

 

アザゼル

堕天使総督。五大勢力の会談の後に朱乃にバラキエルの事について話そうとしていたが

その前に襲撃を受け帰還を余儀なくされたため、今なお伝えられていない。

 

バラキエル

実父。過去に起きた次元震反応への調査に向かった際行方不明となり

ある事件を経て後述のバルディエルへと改名される。

現在は書類上MIA扱い。

 

バルディエル

コカビエルが漏らしかけた名前。かつて姫島神社の襲撃事件の際に現れ

全てを終わらせた。その際「静寂なる世界」と言う単語を口走っていたことから

現在で言うアインストの影響下にあったと推測される※7。

その後の調査でバラキエル本人だと判明するが、既にバラキエルとしての人格がほぼ失われており

「バラキエルはMIAになった、今確認されているのは

 外見が酷似した『バルディエル』と言う別個体。

 襲撃事件の際にいたのもそちらの個体」と制定。

但し朱乃自身はその件に関して「嘘をついている」と見破っており

それもあって朱乃の堕天使と言う種族への嫌悪感は殊更に強い。

この事件に関して真実を知っているのは次元震調査に同伴したコカビエルとアザゼルのみ※8。

 

 

その他

虹川姉妹

セージの悪魔契約のお得意先。

彼女達自身のみならず、ライブの観客(幽霊)もしっかり見えるようだ。

 

 

 

――――

 

 

 

ギャスパー・ヴラディ

原作相違点

現在はイッセーの家がリフォームされていないことに伴い、グレモリー邸の一室に住んでいる。

神器の性質については原作同様。しかし「そもそも見えないもの」は対象にならないため

幽霊や霊体と言った不可視の存在の時間を停止することはできない。

彼自身も下級の幽霊ならば見えるのだが、虹川姉妹クラスの幽霊は見えない。

よって、霊体化したセージも見えない。それが意味するところは……

 

 

対人関係

オカルト研究部

兵藤一誠

リアスの「兵士」。原作同様、対人恐怖症の克服訓練を彼と共に行っている。

比較的彼には懐いているが、男であることを理由に邪険にされることが稀にある。

 

宮本成二(歩藤誠二)

イッセーと共有する形での「兵士」。

自身が入っている棺桶ごとハンマーにモーフィングされ、ぶん回された経緯で

相当な苦手意識を抱いている。その事はセージも知っているが

アインストとの戦いの際には身を挺して逃がされたため、わだかまりは多少消えている※9。

尚入れ替わりで幽閉された際、パソコン類はそのままセージに譲渡し

自身は新しいものを購入した模様。

 

リアス・グレモリー

主。基本的には原作とほぼ変わらず。

イッセーの家がリフォームされていないため、幽閉の解かれた彼を

自身の実家の一室に住まわせる。

 

姫島朱乃

リアスの「女王」。セージに対し尋常ならざるおびえ方をする彼に当惑する。

 

木場祐斗

リアスの「騎士」。セージに自身の事を話さなかったことについては多少後悔している様子。

 

塔城小猫

リアスの「戦車」。満足に戦える状態でないセージを置いて逃げた※10

彼に激昂、口調が変わるほどの怒りを見せる。

とは言え、基本的には同学年と言うのもあり仲は悪くない。

 

アーシア・アルジェント

リアスの「僧侶」。敵前逃亡し自信を喪失した彼を励ます。

 

 

その他

ジオティクス・グレモリー

リアスの父。原作ほどリアスが多大な戦果を挙げていない※11ため

ギャスパーの幽閉を解く理由が無いにも関わらず

セージ幽閉の交換としてギャスパーの幽閉を解く。

この際神器の危険性を「幽閉の要無し、経過観察」と制定

代わりにセージの神器を「幽閉の要あり」と制定させることで

彼を解放した、見方によっては恩人※12。

 

カテレア・レヴィアタン

禍の団、旧魔王派の一員。彼女の作戦とヴァーリの入れ知恵で

旧校舎に一人※13残された彼を人質にリアスをおびき出す。

 

ゼノヴィア

元教会の戦士で、デュランダル使い。

原作ではリアスの「騎士」となり彼の対人恐怖症の特訓(と言う名のイビリ?)を行っていたが

今回彼女は悪魔転生は行っていないため、当然面識もない。

 

 

※1:レイナーレに対する執拗な攻撃の中には「神器を抜き取ろうとする」も含まれていた。

   しかし当然そのプロセスをセージは知らないので

   「物理的に、強引に」抜き取ろうとしていたわけだが。

※2:痛み自体はヤハウェ消滅後に制定された「システム」によるもので

   「悪魔も治療できる」聖母の微笑とはコンセプトに矛盾が生じているため

   それも踏まえての「試練」と思われる。

※3:「人間の赤子を悪魔の手で抱く」事に抵抗がある様子。負ぶう事にはさほど抵抗はないが。

※4:但し、セージ本人は生霊のためかおぼろげにしか見えない様子。

※5:この除霊札、不完全らしくイッセーに憑依するなどでスルーできる模様。

   後に病院にセージの肉体があることが本人に知られて以降はもう除霊札は張られていない。

※6:その後小猫とイッセーが立て続けに脱落。

   彼らの脱落が決着間際(イッセーに至ってはセージの手による脱落)であることを考えると

   実質ただ一人の脱落者ともいえる。

※7:当時、アインストは観測さえされていなかった。

   そもそもアインストが初めて確認されたのは五大勢力会議の最中である。

※8:アインストの襲撃については、アザゼルが次元震事件を喋る前に

   負傷退場してしまう形となり、そのまま相互不干渉協定が結ばれてしまう。

   相互不干渉が悪い方向に働いてしまった例かもしれない。

※9:但し、セージ自身割と大柄なためにそういう点でも苦手意識はある模様。

※10:実際にはセージが身を挺して逃がした。戦意喪失していたのも事実だが。

※11:それ以前の問題としてフェニックス家との裁判など

    グレモリー家自体が大変なことになっている。

※12:勿論、本人は外に出ることをほとんど望んでいなかったが。

※13:実際にはセージやゼノヴィア、慧介がいたが。

    結果としてギャスパーはセージに救出されるが

    代わりにリアスが人質に取られてしまう事に。




――――

「……今気づいた。何故姫島先輩が俺を見た時に背筋に寒気が走るのか」

――何々? 何の話ですかぁ?

「そこは聞かなくていいって。さて、じゃあ……」

――次は人間界の様子を教えてもらっていいですか?
  私が師匠の所にいた時には、超特捜課なんて無かったですし
  そもそも一般の警察が悪魔の事件に立ち向かうってかなり稀なケースですよ!

  ……師匠の知り合いの刑事さんも「悪魔と戦ったり、会話したことある」って
  言ってましたけど。

――――

と言うわけで次回以降、超特捜課+α編。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。