ハイスクールD×D 同級生のゴースト   作:赤土

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アーシアかと思った? 残念、この二人でした!

本編ではっちゃけにくい分、ここではっちゃけてる部分は無きにしも非ず。

――――

「なぁ、これいつまで続けるんだ?」

――始まったばかりじゃないですか、何言ってるんですか。
  ささっ、どんどんいっちゃいますよ~!


キャラ紹介・オカ研(木場、小猫)

木場 祐斗(きば ゆうと)

原作相違点

聖剣計画の生き残りでリアスに保護されたところは変わらないが

聖剣計画の犠牲者の霊魂と直接コンタクトできる存在(セージ)がいたため

エクスカリバー事件の折には出奔こそしているものの

行動自体は比較的冷静だった。

そのセージとも同事件を切っ掛けに友好的な関係になるが

セージの立場の悪化に伴いリアスとの板挟みに苦悩するようになるが

現在は監視役になることで落ち着いている。

 

 

対人関係

オカルト研究部

兵藤一誠

リアスの「兵士(ポーン)」。概ね原作通りだが若干接点が薄く

原作ほど入れ込んではいない。

イッセーの側からはイケメンを理由にやや目の敵にされているが。

 

宮本成二(みやもとせいじ)(歩藤誠二(ふどうせいじ))

イッセーと共有する形での「兵士」。

上記の通り、聖剣計画の犠牲者の霊魂とコンタクトが取れる存在。

彼を通してかつての同胞の声を聴き、聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)を発現させる。

この事件を通し友好的な関係になるが、それより前に交わされた

決闘の約束は現時点では未だ果たされていない。

原作でイッセーに見せた一部女子(男子も?)が熱狂しそうな視線をセージに向けている場面は

「おそらく」無い。

 

因みに決闘は、ステージさえ問わなければその日はそう遠くないとはセージの見立て。

 

塔城小猫

リアスの「戦車(ルーク)」。アーシア誘拐事件と言い組んで活動することも少なくない。

セージと共に彼女の秘密を共有したため、その関係もあって原作よりは親密で

イッセーがあらぬ疑いをかけたが、そこまでの進展はない。

セージ監視仲間。

 

姫島朱乃

リアスの「女王(クイーン)」。概ね原作と同様で、部活の先輩後輩ないし

「女王」と「騎士(ナイト)」と言う関係以上の何者でもない。

 

リアス・グレモリー

主。原作同様聖剣計画から生き延びたところを保護される。

その後はあくまでも「騎士」として関係を築いていたが、結局はそこ止まりで

踏み込んだ関係を築き上げるには至っていない。

その為か、セージが聖剣計画の犠牲者の霊魂とコンタクトを取った際には

セージの意見に同調してしまい、彼女への忠義に揺らぎが生じている。

 

アーシア・アルジェント

リアスの「僧侶(ビショップ)」。彼女の救出のためにイッセーやセージに付き合うが

その後はただの眷属仲間としてのみの交流であり、特に踏み込んだ関係は築いていない。

しかしライザー戦である種グロ画像な状態になったライザーを前に

彼女の視界に入らないようにする気配りなどはしっかりできている様子。

 

ギャスパー・ヴラディ

リアスの「僧侶」。彼が自主的に閉じこもっていることを知っていたため

セージが知らずに彼の部屋に入った際には肝を冷やしていた※1。

 

 

フェニックス家

ライザー・フェニックス

フェニックス家三男。リアスの命に従い、戦いを挑むことに。

しかし直接は戦わず、セージの依頼でプールに水を張る、消火器を持ってくるなど

裏方に徹していた。決着後の彼の惨状に目を覆い、アーシアに見せまいとしていた。

 

レイヴェル・フェニックス

フェニックス家長女にしてライザーの「僧侶」。

裏方作業に徹している際につけられてしまうが、特に争った様子はない。

 

カーラマイン

ライザーの「騎士」。

原作同様「尋常じゃないやり合い」を演じるが

セージの差し金(事前警告済み)に邪魔されてしまう。

その後は彼から「やりたければ後で口説いてからやれ」と言われるが

その後の顛末を顧みるに、口説いてはいない様子。

 

 

禍の団(カオス・ブリゲート)

フリード・セルゼン

アーシア誘拐、エクスカリバー強奪と様々な事件に関わっている元教会の戦士。

エクスカリバー事件での初戦は冷静さを欠いた状態だったが

実体化できないセージのアシストで事なきを得、決戦時には

発現させた聖魔剣で統合させた三本のエクスカリバーを難なく打ち破っている。

 

紫藤イリナ

エクスカリバー事件を追ってきた元教会の戦士。

これ見よがしにエクスカリバーを見せびらかす彼女に逆上し、戦いを挑むが

相方のゼノヴィアに倒されてしまう。

その後コカビエル戦での共闘を経て、本格的に相対するのは禍の団襲撃時だが

その頃には既に彼女の心は壊れており、アスカロンと聖魔剣で切り結ぶことになる。

 

 

人間

テリー(やなぎ)

駒王警察署超常事件特命捜査課(ちょうじょうじけんとくめいそうさか)(超特捜課(ちょうとくそうか))課長。

町中で暴れるフリードとの戦いの際に遭遇、逮捕に協力。

フリードが奪ったエクスカリバーの破壊を申し出るが、証拠品と言うことで許可されず。

また、セージ共々「学生が命のやり取りをするな」と説教されることに。

 

ゼノヴィア

元教会の戦士にして、デュランダル使い。

ほぼ原作同様の経緯をたどり、コカビエルとの戦いにおいても共闘。

その後謎の悪魔と魔法使いの集団に襲われているところに駆け付け、救助している。

目的に向かって焦る彼女に、何かしらを感じている様子。

 

伊草慧介(いくさけいすけ)

元教会の戦士にして、NPO法人・蒼穹会(そうきゅうかい)の会員。

彼と共に謎の悪魔と魔法使いの集団に襲われたゼノヴィアを救出する。

 

兜甲次郎(かぶとこうじろう)

セージの中学時代の友人。セージの依頼により、出素戸炉井(ですとろい)高校や

金座(かねざ)高校の生徒の悪事の秘密を暴くために彼にコンタクトを試みる。

 

 

幽霊

海道尚巳(かいどうなおみ)

聖剣計画時代の友人。ギターを趣味にしていたが、幽霊になったことで弾けなくなる。

虹川(にじかわ)姉妹に頼っていたところをセージと出会いそのまま木場と再会する※2。

その後は思い出の曲を完成、演奏して成仏……したかと思いきや

虹川姉妹と共に活動、カラオケボックスで遊ぶ彼らにドッキリを仕掛けた。

 

虹川姉妹

セージの悪魔契約先の幽霊姉妹。

虹川楽団(にじかわがくだん)」のライブ活動中に旧友の海道と出会い

その流れで根城にしている生前の住処に招く※3。

木場がイケメンであるからか、彼女らにも好評。

 

 

 

――――

 

 

 

塔城 小猫(とうじょう こねこ)

原作相違点

実姉、黒歌との関係が大きく異なっている。

心を閉ざしていた原作と異なり、セージに依頼してまで探し求める積極性を見せる。

こうなったのは「姉がなぜこうなったのか」を純粋に知りたいがための行動であり

別段「リアスの元を抜け出したい」とは考えていなかったのだが

リアスは頑なに黒歌との接触を認めず(当たり前なのだが)

そこにセージの反抗的な態度も重なってリアスに対する信頼にヒビが生じてしまっている。

また、それに伴い仙術の使用に対する抵抗感はなく、その気になれば使えるのだが

体質※4のため他ならぬ黒歌からも

また小猫の素性を知っているリアスからも固く禁じられている。

 

 

対人関係

オカルト研究部

兵藤一誠

リアスの「兵士」。概ね原作通りで、変態行為を働く彼に制裁を加える役。

またセージと言うブレーキ役が付いたことで、彼女も安心して(?)制裁を加えている様子。

しかしその反面、原作ほどに仲間意識は強くない。

 

宮本成二(歩藤誠二)

イッセーと共有する形での「兵士」。

上記の通り、姉の黒歌の捜索を依頼している※5。

その他「戦車」時の連携や夜間送迎、小柄な彼女に対し大柄なセージなど

眷属内ではかなり良好な関係を築いており、現時点では彼に自分の正体を

(明言こそしていないものの)打ち明けている。

後に彼が幽閉された際には、監視役を買って出た。

 

木場祐斗

リアスの「騎士」。アーシア誘拐事件と言い組んで活動することも少なくない。

セージに秘密を打ち明けた際に同席しており、秘密を共有することに。

後にセージが幽閉された際には共同で監視役を買って出る。

 

姫島朱乃

リアスの「女王」。概ね原作と同様で、部活の先輩後輩ないし

「女王」と「戦車」と言う関係以上の何者でもない。

胸の大きさには思うところがあるようだが。

 

リアス・グレモリー

主。原作同様黒歌による主殺害の騒乱から生き延びたところを保護される。

グレモリー家で正体や体質について調べられたことで「戦車」の駒を与えられ

姉同様仙術の使用を固く禁じられ現在に至っている。

その経緯からか、ある程度の信頼関係はあったのだが

頑なに黒歌との接触を禁止する態度と、セージの態度を見ているうちに

信頼関係に疑問を抱き始める。

 

アーシア・アルジェント

リアスの「僧侶」。彼女の救出のためにイッセーやセージに付き合う。

悪魔転生後は悪魔の先輩として悪魔稼業を共同で行ったり色々と面倒を見ている。

 

ギャスパー・ヴラディ

リアスの「僧侶」。原作同様だが、彼の解放当時セージは満足に戦えない状態だったため

それにもかかわらず逃げ出した※6彼に対し感情的になるほど怒りを露わにした。

同級生と言うこともあり、元来眷属の中では仲は良好な方。

 

 

フェニックス家

ライザー・フェニックス

フェニックス家三男。「戦車」状態のセージと協力し強力な一撃を浴びせ

ノックダウンさせたかに見えたが、不死の特性までは破ることが出来ず

反撃を受け脱落してしまう。

 

ユーベルーナ

ライザーの「女王」。

初撃の爆発を凌ぐことが出来たため、朱乃と共に戦うが一歩及ばず

後詰めでやってきたセージと交代する形となった。

 

 

その他

黒歌

実姉。現時点では猫の姿でしか登場していないが

時折彼女やセージの前に現れている。セージが己の身体を取り戻すように

彼女との邂逅こそが小猫の、白音の目的である。

 

ウォルベン・バフォメット

政府直属部隊「イェッツト・トイフェル」突撃隊長。

木場・セージ捜索中に彼と遭遇。一目で彼の危険性を見破るが

同行していたイッセーが戦いを挑んでしまう。

結局見逃されるような形で事なきを得たが、彼女曰く「チョコは嫌い」と

チョコ愛好家の彼と真逆の事を言い残していた※7。

 

天照大神

日本神話の主神。直接的な接点はないが、声や健啖家な点に

共通点がみられる。プロポーションはその限りでもないが。

 

アインストクノッヘン

出典:スーパーロボット大戦OGシリーズ

異世界から来たと思しき生命体。集団でセージを襲っているところに駆け付け

朱乃と共に撃退、この際仙術を使用したと思しき様子がある。

因みに大きさで言えば巨大ロボットに匹敵するクノッヘンではなく

エンドレス・フロンティアに出没する「アインストシェーデル」が近いのだが

性質はクノッヘンのそれと全く同じため、クノッヘンと呼称している。

 

 

※1:案の定、彼の入っている棺桶はモーフィングさせられてしまった。

※2:木場からは見えないが。

※3:やはり木場からは見えないが。ただしセージの証言

   (「可愛いっちゃ可愛い」)には反応していた。

※4:髪など色白はアルビノによるもの。そのため瞳は赤く

   怪力や耐久力などは完全に後天性(悪魔の駒)によるもの。

   しかしその影響で元来の身体があまり強くなく

   そのために仙術に身体が耐えられないことから

   黒歌やリアスから仙術の使用を禁止されている。なお一度この禁止は破っている(上述)。

   ちなみに何故そんな彼女に「戦車」の駒を使用したかと言うと

   「少しでも体を丈夫にしたいため」と言うリアスの思いがある。

※5:黒猫探しと言う名目だが。後に自分の正体を明かした際に

   黒猫が自分の姉だとはバレている。

※6:実際にはセージがギャスパーを逃がしたのだが。

※7:現実の猫にも甘いもの(チョコとか)は厳禁です!!




――若き勇者、サイラオーグ……ねぇ。ま、俺が書いたんだけどな。

スポーツ紙を丸めながら、冥界の澱んだ空を眺めながら煙草を吹かすリー。
アインストによる冥界への攻撃の際、迎撃に出た政府軍や各領地の悪魔の中に
彼はいた。

滅びの魔力を持たず、己が腕一本で戦い抜くという
悪魔の中では異端児ともいえる存在。
そんな彼をあえて持ち上げる。それだけで興味本位で民衆は食いつく。
後はうまく扇動するだけだ。

――こいつがあの幻の忌まわしき勇者「アモン」に匹敵する逸材になるか。
  それとも……「アモン」の末路も悲惨だったけどな。
  ま、その前にあいつと戦わせても面白そうだが……

煙草をふかしながら彼が思い浮かべるのは、かつてネットで情報を得た
「9個目の『兵士』」。盗聴バスターの話じゃ、新しい力を得たらしい。
その「兵士」を抱える主は才能だけの凡人だが
赤龍帝と言い、聖魔剣と言い眷属はキワモノぞろいだ。
血は争えないって奴なのだろう。

――なんにせよ、しばらく冥界はスクープに困らなさそうだぜ。

――――

※7/14一部修正。
表記が原作と比べておかしなことになっていたので。

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