ハイスクールD×D 同級生のゴースト   作:赤土

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またしても前後編編成です。
今回はゼノヴィアが逮捕されてから。

753の反響が案の定でかかったのでちょっと長くなってしまった
ゼノヴィア編かもしれないエピソード。

なので、初のゼノヴィア視点です。


Extra Saint4. 聖剣少女、新天地にて。前編

――あの戦いの後、私ゼノヴィアは投獄された。

何を言っているのか自分でも分からないが、私は主の、神のために

奪われた聖剣を取り戻し、神に背く堕天使を打ち破る事ができた。

その時に悪魔の力を借りたのがいけなかったのだろうか。

そのせいで、私はこうして両手に鉄の輪をかけられ

鉄の格子に入れられているのだろうか。

 

……イリナ。君は今、どこにいるんだ。

コカビエルが言っていた「神はいない」というのも

ある意味、今なら頷けるな……。

 

牢の壁をデュランダルで破壊する事は簡単だ。

薮田(やぶた)という男が言うには「デュランダルの拘束は必要ない」との事らしいが

そもそも日本の警察はそんな事までできるのか。

正直、私が逮捕された件と同様見縊っていた。

エクスカリバーについては、本部から要請があったしそもそも預かり物なので

警察を通して本部に返還する事になったが、まぁいいだろう。

私自身、エクスカリバーは返すつもりでいたのだから。

 

ともかく、薮田という男は私を信用しているらしい。

ならばデュランダルで壁を破壊したが最後。

私はあの忌々しいフリードと同じ次元にまで堕ちてしまうかもしれない。

主の祝福を賜れないからとは言え、そこで自棄を起こしてそんな真似をする事自体が

そもそも忌むべき行いなのだ。

 

だから私は、堕天使というのは好きになれない。

結局は、神に愛されずに不貞腐れているのを正当化しているだけだろう、と。

そんな根性の曲がった連中が大それた事をしようとするから

今回のような事になってしまうのではないのか。

 

とまあ、そんな風に色々考えるのだが。正直そうでもしないと退屈だ。

取調べで何度か牢の外に出る以外に、外の情報を仕入れる術はない。

精々、外の明るさと食事のタイミングで

今が朝か、昼か、夜かが何となく分かるくらいか。

何回か外が明るくなったり暗くなったりを繰り返した辺りで

私を取り巻いている環境に変化が訪れた。

 

「ゼノヴィア、面会だ」

 

面会? イリナが来たのか!?

それとも、本部から誰かが……

そんな私の希望は、いとも簡単に崩されたのだが。

 

――――

 

面会に来ていたのは、見たことも無いスーツの男。

年の程は私よりも一回りは上に見える。

聞けば、昔は教会に所属していたらしいが、今は日本で普通の生活を送っているらしい。

そんな男が、私に何の用だ?

 

「俺は伊草慧介(いくさけいすけ)。単刀直入に言おう。俺の弟子になりなさい」

 

通訳を通して聴いた言葉に、私は耳を疑った。

……は? 何を言っているのだこいつは。

そもそも、私とて独学で剣を学んだわけではない。

つまり、既に別の者に師事を受けている身なのだが。

それ以前に、何故このような者が? 全く話が見えない。

思わず私は声を荒げてしまった。

 

「私をバカにしているのか!? いきなりやって来て弟子になれとは何を考えている!?

 そもそも、何故教会は、司教枢軸卿は何も連絡を寄越してこないのだ!?

 イリナはまだ見つかっていないんだろう!?」

 

やってしまった。弟子云々はともかく、司教枢軸卿は彼には関係ないというのに。

長い事――のはずだが――牢屋に入れられていたせいで、気が立っていたのだろうか。

ともかく、これは自分でもまずいと思った。

 

「静粛に! ゼノヴィア、拘留中であることを忘れるな!

 ……すみません伊草さん、失礼な真似を」

 

「気にすることはない。彼女も気が立っているのだろう。

 すまないが、俺は教会や司教枢軸卿のことは一切聞かされていない。

 ただ一つ言えるのは、俺が君の身柄を預かることになった、という事だけだ」

 

……またしても、私は耳を疑った。

私の身柄を預かる? 一体この男は何を言っているのだ?

ここは日本だろう、私は国に帰るつもりをしていたんだが。

疑問に思っていると、あの時私を逮捕した警官がやって来る。

赤いジャケットの方だ。日本の警官はあんなものも着るのか?

私が言うのもなんだが、かなり目立つ部類の格好だと思うんだが。

 

「久し……いや数日振りだな、ゼノヴィア。

 俺も忙しいからな、要件だけ言う。まず、お前は釈放される事になった。

 ただし、保護観察つきだがな。その観察を行うのがそこにいる伊草慧介だ。

 次に……お前が知りたい情報二つだが……聞く覚悟はあるか?」

 

「ああ。私は何時だって覚悟は出来ている」

 

なにやら神妙な面持ちで赤いジャケットの警官が語りかけてくる。

そんなにまずい状態なのか? まさか、イリナが死……いや、そんなはずはない!

 

「まず、お前の身元保証人『だった』紫藤イリナだが……未だ行方は掴めていない。

 これは警察の怠慢といわれても返す言葉が無い。申し訳ない。

 詫びた所で彼女が帰ってくるはずも無いんだが、な。

 捜索は可能な限り引き続き行わせてもらう。

 次に……非常に言いにくいんだが、司教枢軸卿の発表でな……

 

 ……『お前と紫藤イリナは破門』だ、そうだ。

 あの時お前からエクスカリバーを預かり返還したのは、実はそういうわけだ」

 

その言葉を聴いたとき、私は目の前が真っ暗になるのを感じた。

破門。この私が、か。神に背いた行い……恐らくは、悪魔と一時的にとは言え手を結んだ事か。

やはり私は、それだけの事をしてしまったのか。

 

……私は、どうすればいいんだ。

その時、遠くで何か叫んでいるのが聞こえたが、私には何を言っているのかが

まるで分からなかった……

 

――――

 

目を覚ますと、牢屋で使っていたのとは違うベッドの上だった。

そこには通訳の人と、私を弟子にするといったスーツの男――伊草慧介がいた。

 

「目が覚めたか。無理も無い。聞けば、君は敬虔な信徒だったそうじゃないか。

 それがいきなり破門などとは、昔から全く現場の事を何も考えていない。

 それがあの組織の限界……すまない。君に話す事ではなかったな」

 

「いや……心配をかけてしまったようだ……すまない……うっ」

 

身体を起こそうとするが、まだ酷くくらくらする。

物理的な痛みはないのだが、身体が起きる事を拒否しているかのようだった。

 

「君に今必要なのは休息だ。休みなさい。

 落ち着いたら、君の新しい寝泊り先を紹介する。

 何時までも牢屋というのも、いい気はしないだろう?」

 

それには同意するよ。けれど、君は一体何者なんだ?

何故私に好意的に接する?

 

「ああ、そういえば正しく俺の身元を明かしていなかったな。

 俺は伊草慧介、NPO法人『蒼穹会(そうきゅうかい)』に所属している。

 言ってしまえば、事情があって生活に窮するようになってしまった

 青少年の保護・支援を行う組織だ。

 それに加え、さっきも言ったとおり俺は元教会の人間だ。

 君の身の上は、ある程度は理解できるつもりだ」

 

理解できたような出来ないような。

しかし、彼の言うとおり何時までも牢屋暮らしも出来ない。

社会的にも問題があるだろうし、何より気が滅入る。

この男の提案を受けるのが、私にとって最良の選択なのかもしれない。

……と言うか、今の私の状態を考えればそれしかないのだろう。

 

次に目を覚ましたとき、私は彼の提案を受ける事を伝え。

それからはとんとん拍子で話が進んでいった。

まるでそうなるように仕向けられていたみたいで少々引っかかりは覚えたが

それならそれで私にもやるべきことができた。

 

――司教枢軸卿へと戻り、事の真意を問い質す。

そして、イリナを見つけ出す。

 

思い上がりではないが、悪魔と手を組んだ以外に破門されるような覚えが無いのだ。

仕事柄、悪魔に堕ちた同僚は多く見たが、私も知らぬ間にそうなったのならば致し方ない。

だが、私は彼らのように悪魔の駒(イーヴィル・ピース)による変異は受け付けていない。

アレを使えば破門もやむなしだが、そうではないのだ。

その時点で既に納得がいかない。なんとしても、確かめなければ。

そしてもう一つ、神が死んだと言うことについても。

ただのコカビエルの狂言ならばそれでいい。そうあって欲しいものだが。

 

こうして、新しい目的を胸に秘め

私は警官に見送られる形で警察署を後にする事になった。

 

――――

 

――蒼穹会・伊草家。

何の変哲も無い普通の家。イリナに聞いていた日本の家とはまた少し違う気もするが。

勝手知ったる場所ではないので、やはり緊張する。

戦いに赴くわけでもないと言うのに、我ながら随分と臆病な話だ。

当たり前だが、私の身元引き受けを買って出た慧介という男は

さも自然に家の扉を開けて中へと入っていく。

 

「ただいま。めぐ、帰ったぞ」

 

「おかえり慧介……って誰よ。その子。慧介、まさか……」

 

そんな慧介を出迎えたのは、また見たこともない女性。

雰囲気からして、彼の奥さんだろうか。

しかもその背中には生後間もない子供が寝息を立てている。

ふと、私は一瞬睨まれた気がしたが……なぜだ?

 

「違う! 以前話した教会から追放された子だ!」

 

「分かってるわよ慧介。それより怒鳴らないの。百合音(ゆりね)が起きちゃうでしょ。

 それよりあなた、名前は? え、えっと……

 それとも英語で話したほうがいいのかしら?」

 

不意に私に話を振られる。な、何を言っているのかまるで分からない!

くっ、こんな事ならイリナにもう少し日本語を教わっておくべきだった!

だ、だが私がここで寝食を過ごすと言う事は、ここで挨拶をせねばならないだろう。

思い切って、日本語で名乗ってみる事にした。自信は無いが。

 

「……ぜ、ゼのヴィあ……deス……」

 

「ゼノヴィア君、彼女は俺の妻、愛。その背中にいるのが娘の百合音だ。

 さあ、中に入りなさい。今日からは君もここを自分の家だと思って、自由にくつろぎなさい」

 

……だから何を言っているんだ。まるで分からない。え、ええと……

首をかしげていると、慧介は私に家の中を指し示す。入れ、って事か?

ならばと私は家の中に足を踏み入れたのだが、その時にちょっとした騒動が起きてしまった。

 

「靴は脱ぎなさい! それが日本家屋の約束事だ!」

 

「あっ、だから慧介怒鳴らないでよ、百合音が……

 あーよしよし百合音、心の狭いパパでちゅねー」

 

「めぐ、馬鹿なことを言うのは止めなさい! 俺の心はスーパーアリーナよりも広い!」

 

赤ん坊の泣き声と、それをあやす声。そしてなにやら叫び声。

わ、わからん。何が起きているのだ。とりあえず、靴を指し示されたので

これをどうしろと……あ。そういえばイリナが言っていたか。

「日本の家では靴を脱ぐ」って。しまった……。

 

「……どうやら、はじめにやる事が決まったようだな。

 ゼノヴィア君。君はまず日本語と、日本のルールを勉強しなさい」

 

「それはいいけど慧介、あなた英語しゃべれるの?

 日本語だけ出来ても、ゼノヴィアちゃんに教えるとなると難しいわよ?」

 

「それについては適任者を呼んでいる。入ってきなさい」

 

入ってきたのはシスターの服を身に着けた金髪の少女――アーシア・アルジェント。

何故、リアス・グレモリーの眷属である彼女がここにいるのか。

と言うか、何故私の日本語の教師の話を!?

私は思わず、彼女には現時点でも話が通じると言う事もあって問い詰めてしまった。

 

「アーシア!? リアス・グレモリーはいいのか!?

 それより、君は何故ここに!?」

 

「部長さんには話はしてあります。これは私が申し出た事なんです。

 今の私なら、通訳も出来ます。事情を知っていて、通訳も出来る私なら

 あなたのお勉強のお手伝いが出来るかと……」

 

「しかし、私は君に酷い事を……」

 

「それなら気にしないでください。過去にどうしたかよりも、私はあなたと仲良くしたいんです。

 それとも……悪魔が友達では、ダメですか……?」

 

悪魔が友達。そうか……私の友達は悪魔、か……。

教会を破門された私には、ある意味お似合いかもしれないな。

私も、かつて同胞を脅かした背教者といつの間にか同類になっていたとは。

 

その事実を突きつけられて、私の中で何かが壊れた。

 

「……神もいない。帰るべき場所もない。今更悪魔が友達でも構う事はないか。

 わかった、アーシア。君の申し出を受けよう……よろしく頼む」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします!」

 

こうして、私達は硬く握手を交わす。

かたや悪魔に身をやつした聖女。

かたや神の不在を知り、かつていた場所から追い出された聖剣使い。

私達にとって異国の地であるここに、新たな縁がその芽を開かせた。

 

「……こほん。アーシア君、本題に入ってもらって良いだろうか」

 

「あ!? す、すみません!」

 

蒼穹会・伊草家。何の変哲も無い、ただ強いて言うならば

かつて教会に身を置いた戦士が暮らす普通の家庭。

教会の戦士からは堕ちてしまったが、私にはまだやる事、やりたい事がある。

ここは、そんな私にとって新しい拠点足りうるだろう。

一度開き直ってしまえば、割と気は楽なものだ。

それで気が緩んだのか、私はアーシアにある疑問を投げかけていた。

 

「ところでアーシア。君はどういう経緯でここを?」

 

「あ、それはですね……」

 

「ふぅ、百合音も落ち着いたし。じゃ慧介、私モデルの仕事行って来るから。

 アーシアちゃんもいるって言っても、百合音の面倒。ちゃんとお願いね?」

 

「俺を誰だと思っているんだ。伊草慧介、君の旦那だ。任せなさい」

 

もでる? なんだそれは?

首をかしげていると、アーシアがおもむろに雑誌を見せてくれる。

その表紙には、さっきの女性が写っている。

 

「めぐさん、ファッションモデルをやってるんです。

 昔は教会の戦士だったんらしいんですけど、慧介さんと結婚されたのを機に戦士を辞めて

 モデルに専念する事にしたんだそうです。最近まで出産とかで休んでいたんですけど

 また、モデルを再開したそうなんですよ?」

 

ふむ。しかもこの雑誌は女性向け雑誌のようだ。

一部の者は読んでいたそうだが、私は正直興味を引かなかった。

だが、今となってはそうも言ってられないのだろうか。

そしてもう一つ、私は新たに気になることができた。それは――

 

「それよりアーシア、何故君はここの事情に関して詳しい?

 その様子だと、私の日本語の教師を受け持つ以前から

 ここの人達と関わりを持っていたみたいだが」

 

「ベビーシッターのアルバイトしてたんですよ。悪魔の契約じゃ、ありませんけどね」

 

「そうか……赤ん坊、か」

 

剣を振るい、悪魔を駆逐する事に情熱を燃やしてきた私だが

赤子に対する興味もまた、それ相応に抱いている。

最も、実際にこうして対面する事は早々無かったが。

 

……いずれ私も子を持つのだろうか。彼女のように。

 

「百合音が目を覚ましたら、抱いてみなさい」

 

「え……? いやしかし、私は赤子は抱いた事は……」

 

アーシアの通訳を交えながら、慧介は私に赤子を抱く事を提案する。

曰く、守ろうとしていたものを知るのも大切である、と。

言いたいことはわかる。だが、剣を振るうのとは全く意味合いが違うんだぞ!?

そんな簡単に抱けと言われてもだな……

 

「心配は要らない。百合音は俺とめぐの子だ。それに、命を抱える事に戸惑い、怖れを抱くのは

 正常な思考の証だ。怖れは確かに戦士には望ましくない感情かもしれない。

 しかし、怖れも知らず生きていくというのは、ただの蛮勇だ。

 真の戦士は、怖れも知って乗り越えられる戦士だ。君は怖れを知っている。自信を持ちなさい」

 

「大丈夫ですよゼノヴィアさん。優しく抱けば、きっと大丈夫です。

 それに私は……」

 

「むぅ……そ、そうか……そうだな」

 

肯定の言葉を返した後、小声でアーシアが私に話を振ってくる。

曰く「私は悪魔だから、また違うと思うんです。百合音ちゃんにとって」だそうだ。

 

……そうだった。アーシアは悪魔で、私はまだ人間。

そしてこの赤ん坊は人間の子供。悪魔が赤ん坊を抱くのと

人間が赤ん坊を抱くのとでは、また意味が大きく違う。

それは、悪魔祓いとして過ごしてきた経験上も言える事だ。

 

だったら、やはり私が抱くべきなのか。自信は無いが。

 

「……わかりました。お願いします」

 

「それがいい。さて。百合音は俺が見ているから、勉強を始めなさい」

 

「はい。それじゃ、よろしくお願いします!」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

ここ駒王町は、はぐれ悪魔や堕天使による事件が後を絶たないらしい。

そんな彼らの魔手から人々を守る。それは、グレモリーの眷属のみではない。

人間もまた、自分たちの力で生きようと日夜戦っているのだ。

私もその一人として、がんばらないとな。




今回の解説

めぐ、百合音
以前後書きで触れたとおり、伊草慧介は
キバ本編終了後の名護さんをモチーフにしています。
なので、結婚もしていれば子供もいたりします。
子供の名前はプロトイクサ装着者の麻生ゆりと紅音也から。
嫁さんはキバ本編同様、麻生恵から。

だからゼノヴィアとのフラグは立ちませんよ?(一応)


今回の話のコンセプト

「ゼノヴィアが名護さんちにホームステイするようです」

身も蓋もない言い方するとこうなりますが
本編ではなあなあでリアス眷属入りしていたゼノヴィアだったので
(後にもっと酷い経緯で眷属入りする人出てきますけど……)
今回は処遇はそのままに、リアス眷属入りだけキャンセルかけたら
どうなるか、を目指している方向です。
(名護さんのキャラが強すぎてそれどころじゃない気もしますが)
眷属入りしてからも喜びの見出し方がイッセーにとって都合のいい方向にしか
働いていないように見えたので。その辺を補うためのホームステイです。
アーシアもだけど、彼女も普通の家にホームステイさせたほうがいいと思うんです。
……伊草家(名護さんち)が普通の家かどうかはさておいて。

アーシアは悪魔の駒の作用で日本語ぺらぺら、授業も真面目に受けてるので
日常会話を人に教えるくらいは可能だろうと言う事で。
ゼノヴィアの経緯を知っており、かつ似たような身の上と言う事で
アーシアにゼノヴィアの日本語教師役を任命しました。

……ここで注意点。
ゼノヴィアは、実は前回のことについて「酷いことを言った」とは認めましたが
「アーシアの行いが悪魔祓いを愚弄している」事については撤回してません。
魔女アーシアとしてではなく、悪魔アーシアとして
見ることができるようになっただけです。その上で友人として認めている。
そんな、複雑な人間関係です。

イリナ。
「神の不在を知ったが故に破門された」と言う事は
原作ではその場にいなかったイリナは破門されませんでしたが
本作ではその場に居合わせたため、イリナもゼノヴィア同様破門されています。
さて、彼女は一体カテレアに連れられて何処に行ってしまったのやら。

※1/12修正
没案の名前混じってた。

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