ハイスクールD×D 同級生のゴースト   作:赤土

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今後の予定について活動報告に載せてあります。
実際筆のノリがいまいちよくない状態が続いていますので
クオリティやモチベーションが下がり気味、ちょっと様子を見つつ投稿してますが……

あと、某所でも執筆活動を行います故に。
(こちら外部公開はしておりません、悪しからず)


Special7. 暴かれた悪魔の秘密

「イッセーくぅん……? 何処にいるのかしらぁ……?」

 

光の宿っていない目で、紫藤イリナは兵藤一誠を探し続けている。

こんなところに黒いボディスーツ姿の女子高生がいると言う事自体が異常だが

それ以上に刀剣を隠しもせずに持っていることから不審に思った警官隊が

職務質問を試みたところ、返り討ちに遭ってしまっている。

それに危機感を覚えた警官隊が、自衛隊員を呼ぶも

こちらも「擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)」の効果で返り討ちにされてしまっている。

 

心ここにあらずと言った様子で剣を振り回すイリナの姿は明らかに異常であった。

 

「何で、みぃーんな邪魔するのかしら?

 そんな事するからこうなるって、わからないのかしら?

 

 ……ああ、この人たちも壊れてるんだ。じゃあ、私が直さないといけないわね」

 

無機的に剣を振りかざすイリナ。その件の切っ先は地に伏した自衛隊員や

警官隊に向けられていた。無慈悲に輝く切っ先が赤く染まる前に

木場の叫び声がかけられた。

 

「待ってくれ! イッセー君の居場所は話す。

 だからその人達にこれ以上危害を加えるのはやめてくれ!」

 

「あら……? あなたは確か……

 ふぅーん。どういう風の吹きまわしかしら? それにヴァーリまで一緒にいるなんて。

 とち狂って禍の団(カオス・ブリゲート)に入りにでも来たっていうの!?」

 

木場とヴァーリの存在を確認すると、突如として激昂しだすイリナ。

完全に情緒不安定のそれである。

前情報を得ていたとはいえ、これには「向こう側」でイリナの知己であった

アーリィも、頭を抱えてしまっていた。

 

(は、話に聞いた以上ですね……けれど神の不在と言うだけで

 ここまでイリナが変貌するとは思えません。

 きっと何か、他の原因があるのでしょう。それを掴むまでは

 私は大人しくしておくべきですね……)

 

アーリィがイリナと知己であったとはいえ

向こう側でのイリナのイッセーに対する想いまで

知りえていたかと言うと、答えは否である。

男女の仲に関して知らぬアーリィではないが、それ以前の問題として

イリナとイッセーの関係を知りえなかったのだ。

両者ともに面識はあるが、二人が幼馴染でありイリナはイッセーに傾倒している

面があるところまでは、アーリィも知らなかったのだ。

 

ただ、イリナの思い込みの激しさだけは知っていたが。

それにしても、まさかこれほどまでとは――と言うのが、現在のアーリィの考えだ。

 

一方で、イリナと悪い意味で面識のあるセージも霊体化し

イリナの目線に入らないようにしている。

今回の作戦はディオドラとイリナを鉢合わせさせ

ディオドラの尻尾を掴む作戦だ。互いに禍の団に入っているのは間違いない。

 

しかし、この作戦は無茶が過ぎた。そもそもディオドラの尻尾を掴むだけなら

禍の団に所属しながらも愛想の尽きていたヴァーリだけを連れて行けばいいだけの話だ。

それに、イリナのこの精神状態ではディオドラと出くわしたところで

会話が成立するとは限らない。ただ、イリナをやり過ごすには

イッセーをダシにするのが一番消耗が少ないと木場は判断したのである。

 

(イッセー君には悪いけど、彼女の気持ちを汲めない君にも責任はあるからね。

 ……まぁ、イッセー君も悪魔になったのは不可抗力だけど)

 

「……こいつらは俺が拿捕した。

 話によると、今こいつらの主はディオドラと一緒にいるらしい。

 ……ディオドラに引き渡しに行くぞ」

 

「悪魔の言う事なんか信じられないけど……イッセー君もそこにいるのかしら?

 それなら私も付いていくけど」

 

イリナの問いかけに、木場は黙って頷く。

黒歌と白音の姉妹は、猫に化けて距離を取っている。

そうなると……ごまかしが効かないのがアーリィだ。

 

「……で、そこのシスターは?」

 

「ディオドラのご所望だそうだ……行くぞ。時間が惜しい」

 

ディオドラがシスターを狙っている、と言うのはセージの入れ知恵だ。

記録再生大図鑑(ワイズマンペディア)や、今までの経験から立てた推測に過ぎないが。

それを語るには、時間を少し遡る必要がある。

 

――――

 

話は一同がイリナの前に飛び出す少し前の事。

わざとヴァーリに捕まったふりをして、イリナやヴァーリ共々リアスの――

ディオドラの下へと戻ろうとした木場だったが

それをやるには人数が多すぎたのだ。

 

霊体になれば大体の相手からは視認されなくなるセージ。

猫に化ければごまかしが効く黒歌と白音の姉妹。

この三人はいいとしても、木場とアーリィだけはどうにもならなかったのだ。

特にアーリィは、何故ここにいるんだというレベルで不審者である。

 

「道に迷って……ってのは、ダメですかね?」

 

「説得力が無さすぎます。たとえ事実だとしても」

 

セージから即答でダメだしを喰らってしまう始末だ。

とは言え、アーリィも嘘はついてない。事実が理屈に追い付いていないのだ。

 

「それはそうと……アーリィさん。

 あなたの世界で、ディオドラ・アスタロトと言う悪魔はいましたか?」

 

「え? 話には聞いたことがありますが……。

 

 ただ、いい話じゃありませんよ? シスター失踪事件と言うのが私の世界ではありまして……

 皆敬虔な信徒だったんですが、ある時を境に突如として姿をくらましてしまうんです。

 教会は人攫いの仕業と見ていますが、私の掴んだ情報では傷ついた悪魔が

 その失踪したシスターと接触しているという話があるんです」

 

「それが、ディオドラ・アスタロト……と言うわけですか」

 

セージの質問に対し、アーリィは淡々と答えるが

その内側には怒りが渦巻いているようにも見て取れる。

それは悪魔の誘惑に屈した同胞に対するものでは無く、その悪魔に対するものであることは

否定のしようがないが。

 

「……どう考えても、それ無茶苦茶怪しいにゃん」

 

「その通り、無茶苦茶怪しいです。そのシスター失踪事件。

 今から調べようと思ったんですが、もしかしてと思い確認を取りました。

 で、これがこっちの世界でも同じような経緯で起きているとなれば……」

 

その内容に黒歌がツッコミを入れているが、それにはセージだけでなく

アーリィも同意見であるらしく、黒歌の一言に大きくうなずいていた。

 

「結局、失踪したシスターは見つからずじまいでした。

 そればかりか、その傷ついた悪魔に関わった――つまり失踪したシスターを

 異端呼ばわりする始末でして。そう言えば、あの子も……

 

 ……って、こっちでも似た様な事件が起きているのですか?」

 

アーリィの言葉にセージ、木場、白音は一人のシスターが頭をよぎった。

アーシア・アルジェント。彼女もまた、悪魔を癒したばかりに異端呼ばわりされ

追放されるという憂き目にあっていたのだ。

 

「……ええ。アーシアさんは悪魔を癒したことで教会を破門され、

 ここに左遷され、ある堕天使の毒牙にかかり死亡。

 そこを悪魔にさせられた経緯があります……もしや同じことが?」

 

「……ええ。ゼノヴィアさんからも聞きましたけど。

 あの子は優しすぎますからね……もう少し、私としては強くあってもいいと

 思うのですけど……そもそもあの子は……」

 

BOOT!!

COMMON-LIBRARY!!

 

「あ、すみません。検索するんで話は後回しでいいですか?

 ――『記録再生大図鑑』起動、検索開始。

 キーワードは……シスター失踪事件……悪魔……

 そして……

 

 ……ディオドラ・アスタロト……

 

 

 ……ふむ、ふむふむ……やはり。ビンゴだ。

 祐斗。ディオドラは黒、真っ黒だ。

 シスター失踪事件、そのすべては奴が仕込んだことだ。

 つまり、アーシアさんが悪魔になるに至った遠因もコイツにあるといっていい。

 全部、ディオドラ・アスタロトの仕業だ」

 

「なんだって!? それは本当かい!?」

 

セージが検索をかけた情報に、木場をはじめとする一同が驚く。

疑惑通り、ディオドラはシスター失踪事件の主犯であったのだ。

情報収集を終えたセージが、重い口を開く。

 

「以前、ディオドラの眷属と戦ったって話はしたよな?

 その時、俺は悪魔の癖になんで砕けたとはいえ

 ロザリオをぶら下げているのか不思議に思ってな。

 人間だったころの遺品だと思えば、納得がいく」

 

「……っ!!」

 

アーリィがヴェールの奥で歯ぎしりをしている。

彼女の妹は、無理矢理悪魔の眷属にされた経歴を持っているのだ。

その妹と、ディオドラによって眷属にされたであろうシスターが重なって見えたのだろう。

 

「……本当に最低の話にゃん」

 

「ちょっと待ったセージ君。その眷属はアインストだったって言わなかったかい?

 ……ま、まさか……!!」

 

木場が何かを察したかのように口を開く。

それを察してセージも苦い顔をしながら語り始める。

 

「……そのまさかだ、祐斗。彼女たちは人間から悪魔にされ

 そこからさらに、アインストに変貌させられた可能性が高い。

 ……どこまでも、人の一生を歪めるのが好きな奴だ」

 

「……お話しいただいてありがとうございます、セージさん。

 私、どうやらやる事が出来たようです。そして、薮田さんが

 私にこれを下さったこと、今こそ感謝できそうです」

 

アーリィが鞄にしまわれたナイトファウルを指し示し

感謝の言葉を口にする。傍から見ていると、ちょっと危険ともいえるが

その眼はディオドラを祓うという意志に満ちていた。

 

「あ、いや……これは俺らの世界の問題であるからして……」

 

「世界が変わっても、私はそういう悪魔が許せないんです。

 私は、家族を悪魔に奪われました。父も、母も、妹も。

 

 あの日以来、私は人に仇成す悪魔を祓おうって決めたんです」

 

「……私もある意味、似た様なものね。

 白音を悪魔にしたくない一心ではぐれ悪魔になったのに

 その白音は別の悪魔によって悪魔にさせられた。

 

 ……白音。これだけははっきり言っておくわ。

 私はリアス・グレモリーを許さない。何があってもよ。

 今まで白音を守っていたといえば、聞こえはいいかもしれないけれど」

 

「姉様……私は……」

 

アーリィの発言に、黒歌が同調する。

互いに、悪魔に家族を奪われた者同士である。

二人の間に、不思議な縁が芽生えていたのは確かであった。

 

「何も言わなくていいわ、白音。

 あなたはまだリアス・グレモリーの眷属。

 下手なことをすれば、私みたいになる。

 悪魔の駒の切除手術の技術が確立するまで位、私は待てるわよ」

 

「切除手術……その技術があったなら、妹も救い出せたかもしれませんが……

 いえ、もうあの子は帰ってこないんです。これから救える命が、運命があるなら

 私はそれを救いましょう。それがきっと主の意思です」

 

だからこれ――ナイトファウルを私に託したのかもしれませんね、と

アーリィは納得している。アーリィもこれを渡した薮田直人(やぶたなおと)

まさか聖書の神の影であるとは思ってもいないのだが。

その一方で、さっきからずっと話を聞いていたヴァーリもしびれを切らしたのか

セージに話の続きを催促しだしていた。

 

「……紫紅帝龍(ジェノシス・ドラゴン)。話の続きを頼む」

 

「あ、ああ。だから、ディオドラは……凄く個人的な理由で

 シスターを攫っては自分の眷属にしている。

 そして、ここ――奴らの支配下に俺たちがいると言う事は……アーリィさん。

 あなたの存在も恐らく筒抜けでしょう。

 そこで……」

 

「私が囮になればいいんですね? 大丈夫です、荒事の心得はありますから」

 

「フォローはなるべくします。

 

 ……じゃあ作戦だ。俺は霊体化、黒歌さんと白音さんは猫に化ける。

 そうすれば後は祐斗とアーリィさんの二人だけだ。

 ヴァーリ、お前は祐斗を捕まえた体にして、アーリィさんは

 ディオドラへの……献上品と言うか……あ、勿論フリですけど」

 

「わかったよ」

 

「……了解です」

 

「わかったにゃん」

 

木場、黒歌、白音が肯定し

 

「わかりました」

 

「……いいだろう」

 

続く形で、アーリィとヴァーリもセージの作戦に乗る形となった。

木場が立て、セージが形にしたディオドラの尻尾を掴む作戦。

後は、イリナをやり過ごすだけだ。

 

ところが、これ以上籠っていては警官隊に被害が出てしまう。

それは避けたいと考え、セージは作戦の決行を早めることとした。

 

 

こうして、木場の案内のもとイリナを含めた一同はリアスの――ディオドラの下へと

辿り着いたのだった。

 

――――

 

「祐斗、よく戻って……あ、あなた達は!?」

 

「……部長、すみません。不覚を取りました」

 

拠点で木場を出迎えたリアスだったが、その他にいた客人に驚きを隠せない。

何せ禍の団にいるイリナやヴァーリが揃ってついてきたのだ。

これには、一瞬だがディオドラも表情を変える。

 

「おい、どういうつもりだよ木場……ぐっ!?」

 

「あははははっ、やっと見つけたわよイッセー君!

 さあ、大人しくしててね。すぐに私がもとのイッセー君に戻してあげるから……」

 

龍殺しの聖魔剣を片手ににじり寄って来るイリナに、イッセーの表情が恐怖に染まる。

レイナーレの一件以来、イッセーはスケベではあるものの

心のどこかに女性に対する恐怖心が芽生えてしまっていたのだ。

まして、イリナの表情は歪なものである。恐怖心が無かろうと

見るものに恐怖を与えるには十分なものであった。

 

「く、来るな! 来るなよイリナ!」

 

「えー、どうして逃げるのよイッセー君?

 イッセー君は壊れてるんだよ? だから私が直してあげるんだから……

 そこ、動いちゃダメだからね?」

 

イリナに追われ逃げ惑うイッセーを尻目に、リアスが木場に問い質す。

まさか、立て続けに眷属に裏切られるなどとはリアス自身信じたくはない事だからだ。

 

「イッセー! 祐斗、どうして禍の団の一員をここに!?」

 

「イリナはともかく、ヴァーリはもう禍の団に愛想が尽きたそうです。

 それより、部長の方こそなんでその悪魔と一緒にいるんですか?

 ヴァーリが言ってましたよ。彼――ディオドラは禍の団の構成員だって」

 

「ああ。遠目だがお前の顔は見覚えがある。

 ディオドラ・アスタロト。禍の団、旧魔王派の一員だな?」

 

ヴァーリが右拳をディオドラに突き付け、ディオドラに問い質す。

しかし、白龍皇を前にしてもディオドラは動じない。

 

「……ふーん。僕が禍の団に所属しているという証拠はあるのか?

 証拠も無しにいい加減なことを言わないでほしいな」

 

「随分と抜けた言い逃れだな、ディオドラ。

 その腕輪、オーフィスからもらった奴だろう。それが何よりの証拠だ」

 

カテレアも付けていた、ミルトカイル石の腕輪。

ヴァーリもその存在は知っていた。それを積極的に受け取ったのは

力だけを追い求めた旧魔王派ぐらいなものであるが。

 

「ディオドラ……あなた、どういうつもりなの!?」

 

ヴァーリの証言に、事ここに至ってようやくリアスが気付く。

遅すぎるともいえるが、リアスはディオドラの腕輪が

カテレアの付けていたものと同じと言う事は知っていても

それがオーフィスからもらった事までは考えが及ばなかったのだ。

 

「……チッ。全く、お前は赤龍帝と潰し合っていればよかったものを。

 ああそうさ。僕は禍の団に籍を置いている。

 

 だけどそれがどうした? 強い者が全てを支配するのは当たり前じゃないか。

 そして僕は支配するべき立場のものだ。

 力のあるものに与して何がおかしいというんだ?」

 

「だからって、テロリストに協力していいはずがないわ!

 ディオドラ、あなたのやっていることは冥界の面汚しよ!」

 

リアスがディオドラの意見に対して食って掛かる。

リアスの正義と、ディオドラの正義は全く交わる事は無い。

それどころか、ディオドラは口では自身は強い者だといっているにも拘らず

その行動はまるで弱者のものである。

 

「……語るに落ちたな、ディオドラ・アスタロト。

 強い者に取り入るその行動は、まるで弱者のそれだぞ」

 

「うるさい、だまれ、黙れよ!

 僕は、僕は欲しいものはみんな手に入れてきたんだ!

 敬虔なシスターを欲望に塗り固めるのも、誰にも負けない強い力も、みんな!!

 

 ……そうさ、だから僕は手に入れるんだ。アーシアも……

 オーフィスの力もなぁ!!」

 

いつの間にかアーシアを抱えていたディオドラの、アーシアを抱える腕に力が入る。

悲鳴を上げるアーシアに、イッセーが近寄ろうとするが……

 

「てめぇっ、やはりアーシアが目当てだったのか! アーシアから離れろ!!」

 

「イッセーくぅん? 私がいるのに、他の女の子に気を取られるって酷くない?

 そんな壊れたイッセー君は、私がすぐに直してあげるからね?」

 

イッセーの進路に、イリナが立ちはだかる。彼女も禍の団に入っているとはいえ

その行動方針はイッセーを振り向かせる一心によるものであった。

そこに、善だの悪だのそう言った概念は存在していない。

あるとするならば、イッセーを振り向かせることが善、それを邪魔するものすべてが悪。

ただそれだけの単純だが、極めてやり辛い相手である。

 

「い、イッセーさん!? は、離してください!!」

 

「アーシア。君はあの時僕を助けてくれたのに、どうして今度は拒絶するんだい?

 さあ、僕と一緒に来てくれ。そうすれば、君が望むものを全て与えよう。

 あの赤龍帝も、望みとあらば僕が与えても構わないんだよ?」

 

ディオドラの誘いに、アーシアは頑なに首を横に振っていた。

赤龍帝――イッセーを引き合いに出されても、その答えが変わる事は無かった。

 

「嫌です! 何をどうされても、私の答えは変わりません!

 あなたのように人を苦しめて何とも思わないような悪魔を癒したことは

 私にとって、最大級の後悔です!」

 

「そうか……じゃあ、あいつらをここに」

 

ディオドラが指を鳴らすと、アインストグリートの触手が部屋を覆いつくす。

その端部分には、二人の人物が縛り上げられていた。

その人物は――

 

「い、イッセー……」

 

「そ、そんな……!!」

 

「う、嘘だろ……!?」

 

行方不明になっていた、兵藤夫妻――

イッセーの、両親であった……




明かされたディオドラの本性。
そして見つかった兵藤夫妻。
イリナに追われるイッセー、人質を取られたオカルト研究部とセージチーム。

いよいよ、運命の時は近づいて来た……

と言うわけで今回の解説。

>イリナ
ある意味フリードよりも暴走しちゃってる感の強い人。
やったねイッセー、モテ期が来たよ!(なおヤンデレ

>リアス
それっぽい事を言ってるけど腕輪で結論に達せなかったのはポンコツ過ぎると思いました。
書いた自分が言うのもなんですがね。

>アーシア
実は赤龍帝もくれてやるの件で「あ、それはいりません」って言わせようかと思ったけど
白音ほど好感度だだ下がりしたわけでも無いので没に。
下がってるのは事実ですけどね。

>ディオドラ
口では自分が強者だといってるけれど
ヴァーリの指摘通り、これ弱者の発想だと思います。
こういう思想の集まりが旧魔王派な気がしたもので。
(自分達の力じゃなく、外部に頼ってる時点で……ね)

>セージ
久々に某フィリップみたいな記録再生大図鑑の使い方をしてます。
もっと早くにそれ使え? ごもっともで。

>アーリィ
身の上を改めて書いたら某振り切る人みたいになっちゃった件について……
き、気のせいだな。きっと。

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