真・恋姫✝無双 魏国 再臨 番外   作:無月

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《警告》
・これは番外です
・タイトル通り、作者が参加しています
・ボツ案、こぼれ話、メタい発言が多々含まれています

『それでも読む!』という方のみお進みください


作者登場回 ~宝譿といっしょ~

 さぁさぁ、読者の皆様お久しぶりです。皆様ご存知再臨シリーズの作者・無月でございます。

 今回は以前より考えておりました作者登場回、何人かの存在と私による疑問やら作品のこぼれ話などを熱く語っていきたいと思います。

 記念すべき第一回のお相手はこの方(?)、再臨の電波塔、宝譿!

「なんで俺から?! いろいろとおかしくね!? もっと他に話すべき相手いるだろ!」

 冬雲(主人公)だと私が殺されかねないから☆

「オメーがやったことが鬼畜過ぎるからだろうが!」

 後悔はしてない。いつだって私は、私に正直に書いてきた。

 あと、予定している面子の中でお前が一番最初に登場してるからなんだよね。

「あー、俺早かったもんなー。

 なんてったって風と一緒に登場してっから本編一桁からだもんな!」

 はい、得意げな顔しなーい。

 そんな顔してるけど、お前を個人としてしっかり書こうって決めたのって前日譚からだからねー。

「はぁ?! おまっ、それ以前から結構俺にいろんなことさせてたよな?!」

 させてたねー、ヘリコプターにしてみたり、お茶くみさせたり、お菓子作らせたり、挙句矢の代わりにしたり・・・ うん、我ながら自分に正直に生きてる(書いてる)

「『自分』と『正直』の間に『欲望』忘れてんぞ、馬鹿作者!」

 欲のない人間は人間ではありません(⌒∇⌒)

「開き直んな!!」

 んで、宝譿から私に疑問はないの?

「唐突だな、テメーは!

 話ぶった切ってんじゃねーよ!」

 私が欲望に忠実なのはお前ら書き出した時からわかってることだし、大体そうでもなきゃいろいろ言われることが確定してる恋姫二次なんて書かないつーの。

 凹んだり、書けなくなったり、忙しくなったりして大変だけど、改めてお前らと話しながらお前達のことを考えたいと思ったのよ。だって大好きだからねぇ。

「・・・オメーは真面目なのか、不真面目なのかわかんねーよな」

 さっきから自分で言ってんじゃん、私は自分の欲望に正直だ。

 お前達が好きなことを隠したこともなければ、後悔したこともないし、これからも誰よりも好きなのは私だよ。

「お、おぅ・・・

 じゃぁ、まずお前に言いてぇのはよ」

 ん? なんでそんなに顔を近づける? お前とキスしても嬉しくないし、何かのドアップってなんか苦手なんだが・・・

「なんで俺、土産物屋で十年待たされたんだコノヤロー」

 あぁそれ? 番外でそれ一本で書こうと思ったこともあるんだけど、文字数稼げないから延期してたら書くタイミング逃しちゃったんだよね。

「良いから説明しろや!」

 こちらに再現VTRをご用意してありますので、どうぞ。

「はぁ?! つーかそれ、再現じゃなくて、お前の生録・・・」

 はい、黙ろうねー。

 

 

×××

 

「あらあら、夢那ちゃんったら魏のご主人様を追いかけていくなんて悪い子ねぇん」

「そう言いながらもお主も愉快そうではないか。

ん? 貂蝉」

「ん・ふ・ふ・ふ♪ 夢那ちゃんが何をしてくれるか、楽しみだもの。

けどまさか、程昱ちゃんが亡くなる直前になってこの子(宝譿)に魂が宿るなんてねん」

「ほぅ、そやつか。程昱殿が頭に載せていたそのものか。

 愛された古道具には命が宿るというが、まさかこやつに宿るとは・・・ 奇跡と言わざる得まい」

「そうかしらん?」

「む? どういう意味だ。貂蝉よ」

「この世界では『名』こそが全てを示すものよん、卑弥呼。

 物とはいえ名を与えられ、程昱ちゃんとずっと共に過ごしてきたこの子だもの。命が宿っても不思議なことはないわん。『言』葉を理解する聡くも賢い()『宝』のような子、それがこの子の名に込められた意味だとするなら、必然と言ってもいいわん。

 夢那ちゃんが戻ってきた時、きっと何かをしてくれるでしょうし、その時は私達の力でこの子もそこにいれてあげましょ♪」

「ふむ、それは素晴らしい考えだな。貂蝉よ」

 

 

×××

 

「なかなか本題にたどり着かねーんだけど?!」

 まぁまぁ、もうすぐだから。

 

×××

 

「ふむ、それはそうと貂蝉よ」

「あらん、まだ何かあるの? 卑弥呼」

「程昱殿とそやつはどこで出会ったか、お主は知っているのか?」

「・・・? あら、そういえばいつなのかしらん?」

「儂が今、程昱殿を覗いて見たが彼女の頭には湯呑が乗っていたのだが・・・」

「とりあえず、彼女がいつか来そうな土産物屋にでも置けばいいんじゃないかしらん?

 夢那ちゃんがこっちに戻ってくる十年前ぐらいから用意して置けば大丈夫でしょ♪」

「うむ。

では儂は、程昱殿がこの街に近づいたと同時に頭上の湯呑が割れるような呪いを仕込むとしよう」

「卑弥呼!」

「貂蝉!」

『漢女羅武爆我ー(ラブパワー)、注入!!』

 

×××

 

 

 と、いうわけだよ。

「前半のいい話はどこ行った?!」

 上げたら落とすは基本です。

「オチ扱いか!」

 だって、いつから使ってたとか言及なかったんだもん。

 かといって一族に代々あんなもんが受け継がれてたらシュールだし、だったら土産物屋とかで出会うのが自然かなと思ったんだよなぁ。

「十年もの間、売れないで土産物屋に置かれ続けた俺の身にもなれ!!」

 捨てられなくてよかったね!

「てっめー、覚えてろよ!」

 おう、覚えてる覚えてる。明後日ぐらいまでは。

「ぬがー!」

 お菓子かな?

「っ! あー、もうキリがねーから次の質問すんぞ」

 どーぞどーぞ。

「白蓮嬢ちゃんに優男の旦那をやろうって決めたのはいつだ?」

 樟夏の性格が私の中で完成した時だから、かなり初期から白蓮と樟夏はくっつけることを決めてた。

 『道中』の稟視点でわかるように私は白蓮ちゃんのことをかなり高くかってるし、幸せにしたかったんだよ。

「だから、俺らを白蓮嬢ちゃんに配置したのかよ」

 そっ。それに加えて白蓮ちゃんが前に立っても任せられる優秀な妹ちゃんもね。前日譚から誕生した子だけど、この子も愛されっ子なんだよね~♪

「だから、最初らへんの幽州視点で赤根嬢ちゃんいねーのかよ・・・」

 居なかったっていう不自然を補うために赤根には他民族との交流を役目にしてもらったからね。

 実際、軍略の稟と経済やら軍略もなんでもできる風、武の星と文武両道な白蓮ちゃんがいるなら幽州は十分だった。なら、赤根ちゃんがすることは他との和を保つことじゃないかなーと。

「けど、あの性格はねーんじゃね? 豹変しすぎだろ・・・」

 心配と疲労と怒りで振り切れたものだからねぇ・・・

 真名に採用した茜も見た目は凄い地味だし、綺麗な茜色を出すのだって根だから地味だよ。

「んじゃ、なんでそれ(赤根)にしたんだよ」

 花言葉もあんまりいい言葉がなくてね、『私を思って』『媚び』『誹謗』『不信』・・・ あと『傷』だったかな?

「ロクな言葉がねーじゃねーか!」

 でも、茜は時代を超えて日本で愛されてきた。万葉集にも歌われたし、薬としてもとても役に立ち、茜色はとても鮮やかで、虫にだってその名前を与えられるぐらい身近だった。

「んで、本音は?」

 白蓮ちゃんが白で夏の花なら、妹は赤で秋の花かなぁと。

 あと、呼びやすい名前がいいなって考えたら割と即決だったね。

「建前いらなくね?」

 どっちが建前かなんて私にしかわからないからいーんだよ。

 赤と白は意識してたけど、読者が蓮根姉妹って言った時は素直に驚いたわ。その考えはなかった!

「その名称で地味さが増したぞ?!」

 姉妹ってだけで派手になる子達が多いからちょうどいいんじゃね? 張三姉妹とか、桃園姉妹とか、虎三姉妹とか・・・ 春蘭秋蘭も派手だしねぇ。

「そうでもしねーと個性に埋もれんだろ、あの中じゃ」

 天和と桃香だけやたら似てるし、性格も近いけどな!

「それ、禁句だからな?!」

 司馬八達なんて瞳の色以外ほぼそっくりだから私が言えた台詞じゃないんだけど!

「オイッ! じゃぁ、司馬八達とかどうやって見分けんだよ!」

 これは私の経験談も入るんだけど、見た目が凄い似てても意外とその人が纏う雰囲気で見分けられるもんだよ?

「いきなり感覚的になったな」

 んー・・・ まぁ、わかりにくいことだとは思うわ。自分でも『なんとなく』としか答えられんし。

 司馬八達に関してはたびたび話してるけど、白陽以外は最初登場させるつもりなかったしね。一応白陽を出した時に全員分の真名は考えたけど、ここまで動いてくれるとは思わなかったし、個性を持ってくれるとも思ってなかった。

「あの姉妹、自重って言葉知らねぇもんな。

 紅陽嬢ちゃんとか、青陽嬢ちゃんとか大人しめの嬢ちゃんらが心配になるくれーに」

 マッドサイエンティストな灰陽、ストーカーな橙陽、おしゃれ好きを通り越しても特殊メイクもこなしそうな藍陽、時々とんでもないことをしでかしてくれる緑陽。

 素晴らしい、真名通り色とりどりじゃないか!

「自画自賛してんじゃねーよ!」

 黒陽も真名通り、ほんのり黒くしつつも黒という色が持つ上品さや他の色と合わせた時の茶目っ気を出せたと思ってる。

「茶目っ気なんて可愛いもんじゃねーだろ、アレ・・・」

 黒は白同様に万能色だけどね、白が他の色に合わせつつ強調させるのに対し、黒は自分の色を主張して対立することで他の色を強く見せると私は思ってるよ。

 実際、本編・番外問わずに誰と絡ませてもうまくあしらってくれるから助かってる。稟の親友が増えたのも嬉しい誤算だったし、秋蘭と会話させてる時も楽しいからね。

「オメーはよぅ・・・

 んで、最後の質問いいか?」

 あぁ、まだあるのね。言ってみ。

「星嬢ちゃんの出番が少なくね? つーか、弄られすぎじゃね?

 原作はむしろ弄る側だったじゃねーか」

 まずは簡単に答えられる方からいくけど、星が再臨でいじられっ子になったのは口で軍師二人に勝てるとは思えなかったから。むしろ稟と風に弄られたから他を弄るようになったのかなーって考えたら、意外と自然だった。真面目に仕事させたのも二人が仕事しないで遊び呆けるのを許すとは思えなかったからなんだけど、そのせいでツッコミ役が赤根ちゃんになっちゃったんだよなぁ。白蓮ちゃんは樟夏と婚約してからはすっかりラブラブしちゃってるし。

「意図してなかったのかよ・・・

 お前、マジで考えて書いてんのか?」

 考えながら書いてるよ! 全体の動きを見つつ、個々の性格を崩さないでそれぞれのらしさを全開にする行動を常に考えてる。

 再臨の華琳はあくまで私の感じた・考えた華琳でしかないし、私は自分の感じたようにしか原作キャラを書けない。外史の数だけ原作キャラはいると思ってるよ。

「オリキャラも多いかんな。

 どの外史でも有名どころは大概出てくるし」

 それも語りだしたら長くなるからとりあえず置いとくけど、もう一つの質問は星の出番のなさだっけ?

「そーそー。

 そもそも俺らも合流したばっかだから出番少なくてもおかしくはねーんだけど、星嬢ちゃんは特に少なすぎじゃね?」

 ぶっちゃけるとさ、原作でも言えることなんだけど魏組と蜀組の精神年齢に差がありすぎるのが問題なんだよね・・・

「あー・・・」

 再臨は白北郷や桃香の成長を促したから原作ほど酷くはないんだけど、それでも魏の中じゃ星の行動って子どもっぽ過ぎて扱いずらい。

 ただでさえ皆精神的に老け・・・ 大人びてるところに華蝶仮面とか、警邏隊に通報されても仕方ないよね!

「けど、その割にゃ樹枝の兄ちゃんと星嬢ちゃんって仲悪いよな。

 優男の旦那とは可もなく不可もない関係だっつうのに」

 初対面の人間がいきなり親しい知人ぐらいの行動とったら、お前はどう思う?

「・・・なるほど」

 わかったならよし。あと何か質問は?

「あとは・・・ さっき、オメーのポケットから落ちた紙切れに書かれてる『連合IF・宝譿合体ロボット案』と『連合IF・林鶏vs宝譿 ~闘鶏のおこり~』ってなんだ?」

 連合を考えてる時に出たいくつかのボツ案です☆

「お前、こんなもん本編に書くつもりだったのかよ!?」

 え? こっちがよかった? 『腐で結ばれる大陸平定』

「は? なんだ、そのタイトル・・・」

 おぉっと、用事を思い出したー。

 なので今回はここまで! このシリーズはあと何回か続く予定なので、また次回~。

「はっ?! おまっ、最後まで勝手気まますぎんだろ!?」

 趣味ぐらいは我が道を行こうぜ!

 




本編等を含めば三か月ぶり、番外のみなら半年ぶりです。皆様、お久しぶりです。

またバタバタとしていましたが、ようやく落ち着けそうなので少しずつ書いていきたいと思います。
番外でリハビリしつつ、本編を書き進めていけるよう頑張りたいと思います。

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