ガールズ&パンツァー  五人の女神と魔神戦車   作:熊さん

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第24話  みほの帰省

  

 五月四日、土曜日の二時近くになった。

 熊本駅新幹線ホームに、西鹿児島行の九州新幹線が一両、滑り込んでくると、徐々に速度を落としながら、定められた停車位置へ、静かに止まった。

その電車の中ほどになる、自由席乗車口から、みほは、ボストンバッグを持ち、駅のホームへと降り立った。

 

「やっぱり、九州は、暑いなぁ……」

 

 みほは、五月になったばかりだというのに、むしむしとする気温を体で感じて、思わず、独り言をつぶやいた。

 コツコツとヒールの音を響かせながら、ホームを歩く彼女は、すれ違う人々が交わす、九州弁の会話を、なつかしく思いながら、改札口へと続く、階段を降りていった。

 彼女は、改札口を出ると、そのまま、駅前ロータリーへと歩いて行く。そこで、客待ちをしている、個人タクシーに乗りこんだ。

 みほは、乗り込んだ後部座席から「◆◆町の西住流家元の家まで、お願いします」と、運転手に、行く先を告げた。

 バックミラー越しに、チラリと、みほの顔を見た運転手は「はい、西住さんのところですね」と言いながら、料金メーターの表示を、回送から賃走へと、スイッチを切り替えると、タクシーは、なめらかに、駅前ロータリーを出発していった。

 みほは、走り出したタクシーの窓から、車外の風景を見る。

 彼女は、久しぶりに見る、熊本市内の様子を、懐かしそうに見ていた。

 三十分ほど走り、市内を抜けたタクシーは、それからまた、三十分ほど、国道を東へと進み、目指す西住家の正門前に着いた。

 タクシーを降りると、みほは、正門の前で その奥に見える本宅を、じっと見た。

 そして、彼女は、六年前、家を出た時と同じ、鉄格子で仕切られた、立派な洋風の正門を見上げ、その右の柱に掲げられている「西住流戦車道家元」という、これもまた、立派な表札を見つめながら、小さく呟いた。

 

「家を出る時は、もう二度と見る事はないと思ったんだけど……」

 

 みほは、小声でつぶやくと、バッグを左手に持ったまま、表札の下にある、小さな呼び鈴を、右手の人差し指で押した。

 呼び鈴の横に備えてある、インターホンからの返事を待っていた彼女だったが、返事はなく、その代わりに、正門奥の本宅へと続く道を、家政婦である菊代が、足早に正門へと歩いてきた。

 やってくる菊代に気付くと、みほは、少し嬉しく思う。

 

(……菊代さん。全然、かわっていない)

 

 

 

 正門横の側門を開けて、みほの目の前に立った菊代は、彼女の顔を見て、深々と頭を下げながら、挨拶をする。

 

「お嬢様――。お帰りなさいませ」

「はい」

 

 みほは、短く返事をすると、菊代は顔を上げて、静かに話を続ける。

 

「執務室で、奥様と、まほお嬢様がお待ちです。ご案内致します」

「はい」

 

 みほは、持っていたボストンバックを、左手から右手に持ちかえると、菊代に続いて、側門から、西住邸内へと入った。

 しばらく歩いて、本宅玄関に着くと、菊代は玄関を開ける。そうして本宅内に入った菊代は、すぐに脇に移動して、みほの前を開けた。

 菊代のすぐあと、みほが玄関に入るのを、彼女は見届けると、菊代は玄関の扉を閉める。そして、みほより先に、玄関を上がると、彼女の前に、昔、みほが使っていたスリッパを出した。

 みほは「ありがとうございます」と、お礼を言い、玄関に上がった

 菊代が先に立ち、みほは、本宅の長い廊下を歩いていく。右、左、右と三つの角を曲がると、左手に奥座敷があり、そこから、もう一つ奥の部屋が、しほの執務室になる。

 執務室の前に来た、菊代とみほ。

 扉越しに菊代が「奥様、御到着なされました」と、部屋の中へ呼びかけると、部屋の中から「入りなさい」という、しほの声が聞こえた。

 

「お嬢様。……どうぞ」

 

 彼女は、執務室のドアを引っ張り、みほの方を見る。

 みほは「失礼します」と、小声で挨拶をし、うつむきながら、静かに、執務室へと入っていく。

 執務室では、西住流戦闘服を着たしほと、同じく、真新しい西住流戦闘服姿のまほが並んで、部屋の真ん中に立っていた。

 二人は、黙って、バッグを持ったまま、入ってきた彼女を見ている。

 みほは、ドアから三歩歩いて、室内に入ると、そこで足を止めた――。

 すると、しほが、立ち止まったみほへと、呼びかける。

 

「みほ、私の前に来なさい」

「……はい」

 

 小さく返事をして、うなずいたみほは、バッグを足元に置くと、また、三歩歩いて、しほの前で、立ち止まった。

 彼女は――。うつむいたままである。

 

「みほ、私達の顔を見なさい」

「……はい」

 

 しほの、少し厳しい口調の指示に、みほは、また小さく返事をすると、顔を上げて、しほとまほの顔を、交互に見た。

 すると、しほは――静かに言った。

 

「これは、西住流副師範の仕事を放りだした、あなたに対しての、西身流師範の私です」

 

 早口で、そう言ったしほは――、いきなり、右手で、みほの左の頬を、鋭くひっぱたいた。

 パチンという、乾いた音が、執務部屋に響く。

 だが、思いきり叩かれたのではなかった――。それが証拠に、みほの頬は、痛くなかった。

 ただ、いきなりだったので、驚いたみほは、叩かれた頬を、左手で押さえて、キョトンとしている。

 

「そして……、これは、あなたの母親である、西住しほの――、あなたへの気持ちです」

 

 今度は、ゆっくりと、そして、気持ちがこもった、おだやかな口調で、そう言うと、しほは、両手を広げて、キョトンとしたままのみほを、優しく抱きしめたのである。

 物心ついてから、一度も、母親から抱きしめられたことがなかった、みほは、びっくりして、身を固くした。

 しほは、みほを抱きしめながら、彼女の耳元で、優しい小声で言う。

 

「お帰りなさい。みほ……。痩せてしまっているようですが、元気そうで。――本当によかったわ」

 

 怒られるのを覚悟して、家に戻ってきたみほだった。だが、その母親から、思ってもみなかった、優しい言葉を掛けられて、彼女は、その瞬間、一気に涙腺が崩壊し、涙が瞳から、濁流のように、頬を流れ始めた。

 

「お、お母……さん。ご、ごめん……な、さ……い」

「いいのです――。あの時、あなたのした事は、西住流の誇りを守ったのですから。それに気づかなかった、私の方こそ、ごめんなさいね」

「お母……さん」

 

 みほは、しほの胸で、思いきり声を上げて、小さな子供の様に、泣きはじめた。

 しほの隣に立つ、まほは、二人の様子を傍で見ながら、小さくもらい泣きをしている。 

 しばらく泣いていた三人だったが、気持ちが落ち着くと、しほは、抱きしめていた両手を、みほの両肩に置いて、みほの顔を見つめながら言う。

 

「みほ。帰ってきてもらったのは、他でもないのです。御祝い事が重なったから、帰ってもらったのです」

 

 母親の言葉を聞いたみほは、右手で涙を拭いて、顔をまほの方を向けると、嬉しそうに言った。

 

「あっ、そうだね。お姉ちゃん。メディカルチェックの合格! 本当におめでとう!」

「ああ――、ありがとう。それで、みほにも、紹介しておきたい人がいるのだ。さあ、お母様、座敷に参りましょう。お待ちのはずですから」

「そうですね。行きましょう」

 

 みほは、振り向いて、自分のバッグを持つと、入口の脇に、身をずらす。そして、三人は、それぞれ、しほ、まほ、みほの順に部屋を出て、隣の奥座敷へと向かった。

 奥座敷の襖の前、廊下の所に、菊代が、正座で待機していた。

 執務室から出てきた三人を見た彼女は、顔だけ横に向けると、部屋に向かって「お越しになりました」と告げて、その襖を開ける。母と姉が、順に座敷に入ると、菊代は「みほお嬢様、お荷物をお預かりします」と言って、座ったまま、両手を、みほの方に差し出した。

 みほは「お願いします」と言って、彼女に荷物を渡すと、奥座敷の方へ、顔を向ける。

 そこには、たくさんの御馳走が、座卓の上に並べてあり、上座の方に、若草色のブレザーを着た見知らぬ女性。反対側に、濃い紫色の女性用スーツと、タイトスカートを着た逸見エリカが座って、自分の方を見ていた。

 しほは、上座の見知らぬ女性の横に座ろうとしており、まほは、彼女の正面となる、下座に座っていた。

 

「さあ――。みほは、ここに座るんだ」

 

 まほは、自分の隣にある、座布団を指差すと、ちょうど、まほとエリカの間になる所に、みほは座った。

 彼女の正面の、右手にしほ。左手に見知らぬ女性となる。

 

「みほ――。あらためて、お帰りなさい」

「はい。ただ今、帰りました。長く我儘をしました。申し訳ございません」

 

 しほの言葉に、みほは、背筋を伸ばし、姿勢を直すと、座ったまま、深々と頭を下げた。

 しほは、みほの様子を見ると、顔を下げ、小さく首を、左右に振る。

 

「――いいのです。元気な様子を見られて、私は、ホッとしました。それと、みほに、紹介したい方がいます」

 

 そして、しほは、自分の隣に座っている、恰幅が良い、見た目、五十代前半の女性の方を見た。

 中肉中背の彼女は、丸い縁なし眼鏡をかけており、髪型はいわゆる、パッツン髪の黒髪で、大きな団子鼻が、印象的である。

 昔のテレビで流れていた、家庭ドラマに登場する、度胸の据わった日本のお母さんというイメージで、愛嬌のある、穏やかな顔付きの女性である。

 

「こちらは、神宮寺美鈴先生です。まほのリハビリを指導してくれた、西住家の恩人です」

「ウフフ」

 

 しほに紹介された、神宮寺美鈴は、小さく笑うと、しほにむかって、顔を向け、照れ臭そうに、話し出した。

 

「いいえ、しほちゃん。そんな大げさに言わないでください。全部、まほちゃんの頑張りの結果なのですから」

「いいえ、違いますよ、先生。まほが、希望を持って、リハビリを六年間も続けてこられたのは、全て、神宮寺先生のおかげですから」

「はい、お母様の言う通りです。先生、本当にありがとうございました」

 

 しほとまほの二人は、体を美鈴の方に向けると、先ほどの、みほと同じように、姿勢を正し、彼女に向かって、深々と頭を下げる。

 

「うん、うん、本当によかった。よかったわね……」

 

 そう言いながら、笑う美鈴を見て、みほも、母と姉と同じように、その場で、頭を下げた。

 

「神宮寺先生。お姉ちゃんの事、ありがとうございました」

 

 すると、美鈴は、初めて会った、みほを見て、うれしそうに、彼女に話しかけてきた。

 

「あなたが、みほちゃんね。うん、うん。まほちゃんもそうだけど、二人とも、目が常夫君に、本当によく似てるね」

「お父さん? 先生は、お父さんお知り合いの方、なんですか?」

 

 みほが、首を傾げながら訊ねると、美鈴は、首を縦に振った。

 

「ええ、そうよ。しほ先生と結婚する前、私――常夫君と、お付き合いをしていたのよ」――『ええっ!?』

 

 真顔でそう言った美鈴。しほ以外の、三人全員が驚いて、一斉に美鈴を見た。

 彼女を見た三人は、すぐに、しほの顔を見る。

 西住しほは――ただ、笑っていた。

 すると、三人の慌てた反応を楽しむかのように、美鈴は大声で笑った。

 

「あははは、冗談! 冗談よ! 心配しなくていいから!」

 

 ひとしきり笑うと、美鈴は、みほへ、自己紹介みたいな話をはじめた。

 

「みほちゃん。常夫君と私はね、小学校からの同級生よ。常夫君はね、昔から頭が良くて、手先が器用だったの。それだから、機械工学の先生になったのよ。私は、家がお医者さんだったから、運動神経について勉強して、スポーツ医学を専攻した。それで、六年前に、常夫君から、まほちゃんの事を相談されたのよ。それから、ずっと、まほちゃんのリハビリのお手伝いをしてきたの」

「お母さんは、神宮寺先生の事、知っていたの?」

「ええ。お父さんから、うかがっていました。冗談好きの面白い先生だって、でも、信用できるお医者さんだから、まほを診てもらいなさい、と言われたのよ」

「しほちゃんを、慌てさせようと思って言ったのに、無理だったわね。さすが、西住流家元だわ」

 

 お互いを見て、笑い合う、しほと美鈴である。

 こうして、みほに対して、美鈴の紹介が終わると、しほが、みほの顔を見て言った。

 

「みほ――。あなたに、伝えなければいけない事があります」

「はい」

 

 母親の口調が、穏やかな口調から、真剣な口調へと変わった。

 母親の方に、体ごと向きを変え、手を太ももに乗せ、あごを引き、綺麗な正座のまま、みほは、鋭く返事をした。

 

「今度、全流派の緊急会議があります。私は、その席で、各流派家元の先生方に、西住流家元の交代を報告して、正式に隠居します。そして、西住流は、まほに家督を譲るつもりです。みほに帰ってきてもらったのは、それを伝え、西住家の次女として、この事を了承してもらう為です」

 

 そこで、しほは、一呼吸おいて、あらためて、みほに問いかけた。

 

「みほ――。それで、いいですね」

「はい。お姉ちゃんが、一番適任だと、私はずっと思っていました。お姉ちゃん、西住流家元の就任。おめでとうございます」

 

 みほは、母親の問いに、そう答えると、隣に座る、まほの方を向いて、丁寧に頭を下げた。

 

「ありがとう。みほ、もう戦車道や、西住流の事は忘れていい。これからは、自分の好きなように生きろ。だが、私達は、離れて暮らしていても、西住の家族だ。それだけは、忘れるなよ」

「はい。ありがとう、お姉ちゃん」

 

 みほの左肩に、右手をのせて、そう言った、まほ。

 にっこりと笑う妹を見て、まほも、少し微笑んだ。

 

「それと、あらためて、選手のメディカル検査の合格。お姉ちゃん、おめでとう」

「ああ、本当に神宮寺先生。それと、逸見のおかげなのだ。ずっと、私を支えてくれたのだ」

「神宮寺先生、逸見さん。本当にありがとうございました」

 

 みほは、もう一度美鈴に、そして、隣のエリカへと、頭を下げる。

 美鈴もエリカも、同じく頭を下げて、エリカは「副隊長、お帰りなさい」と言った。

 こうして、まほの家督相続とメディカル検査の合格。みほの七年ぶりの帰省と、お祝いが重なって、今日の祝宴の席となった事を、みほは知ったのである。

 

 

 

「お母さん――私、真田先生から、お母さんに、手紙を預かってきました」

 

 食事を始めようとした時に、みほは、そう言って、着ていたスーツの上着から預かった琴音からの封筒を、しほに手渡した。

 手渡された封筒を開け、中の手紙を広げると、彼女は手紙の文面を、目で追っていく。

 しほは、それを読み終わると、封筒にしまい込み、目の前に座っているみほに、訊ねた。

 

「みほ――。琴音先生の、お体の事は……、あなた、知っているの?」

 

 母が、なぜ、そんな事を聞いたのか、わからない彼女は、素直に「いいえ、知りません」と言うと、しほは「そう、わかりました。今の話は、忘れなさい。他言無用です」と言われ、「はい、忘れます」と答えるみほだった。

 

「もう一つ、みほに聞きます。あなたは、真田流の事を、琴音先生に聞いたことはありますか?」

「いいえ。聞いたことはありません。私も、園長先生が、真田流の先生だったという事は、今年の二月に知りましたし、先生は、お話になりませんから」

「そう」

 

 みほの返事を聞いたしほは、凛とした、厳しい口調で、娘に言った。

 

「みほ。琴音先生ご自身から、真田流の事をお話なされない限り、あなたの方から真田流の事を、先生にたずねることは、絶対に許しません。いいですか? 約束しなさい」

「はい。お母さん、西住の名にかけて、お約束します」

 

 みほの、誓いの言葉を聞いたしほは、「約束しましたよ」と、満足した様にうなずくと、座っている四人を、見渡しながら「それでは、遅くなりましたが、いただきましょうか」と言って、箸を持った。

 しほの声が聞こえたのであろう、襖がまた開くと、そこで待機していた菊代が、お盆にのせた祝い酒を、部屋へと運んできた。

 彼女は、上座の主賓となる美鈴の席から、それぞれの席に、順にお酒を置いていく。

 こうして、関係者だけの、ささやかな祝宴が始まった。

 お祝いの膳を食べながら、みほは、七年間、自分が過ごしてきた様子を、四人へ正直に話していく。

 初めて、みほの話を聞く美鈴は、みほの苦悩を理解してくれたのか「そうね、そうなの」と呟いていた。

 あらかじめ、木曜日に、華から聞いていた三人だったが、直接、みほから聞いて、何もかもを許す気持ちになっていた。

 みほの告白も終わり、それぞれが、それぞれにおしゃべりを楽しみながら、食事会が進んでいく中、みほが、正面に座る、しほに訊ねてきた。

 

「お母さん? あのね、華さんからのメールで『一悶着があった』って、書いてあったんだけど、何かあったの?」

 

 娘の問い掛けに、しほは、持っていた箸を置くと、少し微笑みながら、みほに答えた。

 

「そうね。確かに、一悶着ありました。私は、それで、まほに家督を譲る決心をしたのです」

「えっ!?」

 

 みほは、驚いて、隣に座る、まほの方を見る。

 まほも同じように、みほの方を見ると、母親と同じように、箸を置いて、みほに聞いてきた。

 

「みほ――。お前、華先生からは、何も聞いていないのか?」

「うん、短いメールだったし、電話してくださいって、メールだったから」

「……それでしたら、私が、副隊長に、直接お話ししても構いませんか? 当事者ですし」

 

 そう言って、今度は、逸見エリカが、しほとまほに、言ってきた。

 みほは、今度も驚いて、顔を反対側に向けて、エリカの方を見る。

 

「えっ!? 逸見さんが?」

 

 しほが、小さく頷くのを見た、エリカは、みほを見ながら、話しはじめた。

 

「副隊長――、私ね、華先生と、ここで、喧嘩したのよ」

「えっ! 華さんと喧嘩? 逸見さんが?」

「そうよ、大喧嘩よ」

 

 みほの驚いた表情を、楽しむかのように、逸見エリカは、――笑っている。

 


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