抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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果実を欲するなら種から 中編

此の国で生きて居ると言う事は此の国で何かしらの責務を果たさなければ成らない事と同義だ

 

そう其の責務と言う物は国そして時代によって変わる物だ・・そう前世の日本否大日本帝国時代では男子は徴兵をする事が義務されて居たと言われて居る

 

だからこそ人は国家と言う存在に帰属している以上は大なり小なり其の責務を全うをしなくては成らないのだ

 

さて其れで私事前世では佐々木三郎と名乗る存在であった私は今現在オルレアン大公国連邦の盟主にしてオルレアン大公国の中枢とも言うべき此のメストロワの一角に居るのだ

 

そう此処に居るのは「私と松原さんと秋谷龍二さん」の3人で話し合って居るのだ・・そう何故話し合いをしているのかは端的に言えば「此の国の当主で有る佐藤さんそして相国の佐川さんから出された任務」とも言うべき存在に着いて話し合って居るのだ

 

其れで託された仕事の内容と言うのが「今後儂が行って居る政務活動の一部を御前さん達に任すとするよ・・そう何しろ今現在御前さん等は名目上そして対外上では爵位と言う特権持ちで有る事に変わりが無い

 

だからこそ之から御前さん等には対外的な戦略と言う物所謂外交的方針を決めて欲しい物だな・・そうアルビオン王国とトリスティン王国の外交政策を御前さん等に一任素」と言う事を言われたのだ

 

だからこそ私達は会議に会議を重ねたのだ・・まあどの道先程のアルビオン王国とトリスティン王国の外交政策は基本的に「殆ど関わりが無い姿勢所謂国交断絶状態」と言う事にしようと思う

 

そして先程の2カ国に対する間諜を今以上に強化をする積りで居るのだ・・そう此の国否正確的に言えばトリスティン王国と言う存在には散々我がオルレアン大公国に煮え湯を飲まされて来たのだ

 

だからこそ我が国がトリスティン王国と言う国を痛めつけても別に良いだろう・・だが仮にも松原さんからして見れば母国で有り佐々木武雄さんから見ては第二の故郷であるトリスティン王国だが

 

だ松原さんの方から「もしかして佐々木さんも秋谷さんも中橋さんも私の現世の母国・・そうハンス・ダッチの母国であるトリスティン王国が灰燼状態に成ったからこそ心が痛むと思って居るんでしょうが

 

だが私の現世での家族と言うべき存在は先のオルレアン独立戦争の御蔭で私と言う存在とトリスティン王国と呼ばれる隔たりと言うか楔と言う物は消え失せた

 

だからこそ私は有る意味では祖国であるトリスティン王国を裏切った売国奴と奴らは罵るだろうが・・だが私から言わせれば遣らなくても良い他国への内政干渉と懲罰目的のオルレアン大公国への軍事侵攻の御蔭で私の家であったダッチ家は崩壊をした

 

そしてダッチ家が支配して居たあの島は全て糞ったれ共の無茶な戦争をした王家そして其の取り巻き連中共の策略とも言うべき結果我がダッチ家は私と言う国を出た存在以外居ない事を口実に王家の直轄領に成った

 

だからこそ今更私は自身の生まれ育った島をあの島を此のオルレアン大公国連邦の力そう軍事力と言う代物を使っての奪還と言う物を考えてはいない

 

そう・・そうすれば又要らぬ争いが増える上にそしてオルレアン大公国の評判と言う存在が著しく低下をする

 

そしてオルレアン大公国並びにオルレアン大公国連邦の構成国の住民に対して人間が死ぬ矢生活が負担が掛かると言う事

 

そして私が暮らして居たあの島に暮らす住民が後から来た統治者に搾取が目に見えて居る事を放置をしなくてはならない事を私は受け入れるほかないのだ

 

まあ其れこそ国家社会主義ドイツ労働者党の親衛隊や突撃隊そして中華人民共和国の紙幣集団である人民解放軍そして旧ソ連の赤軍みたいな私兵の武装集団と言うか私兵の軍隊的な集団を使い領土を掻っ攫うと言うのも良いかも知れないなあ

 

だが其れも後腐れと難癖を付けられる可能性が有るから一昔前の東インド会社の様に建て前上は巨大な会社ないし財閥と言う事にして

 

そして本社をビザンチニア皇国連邦かノイ・アーリア国又はソビエト主権国家否此処は正式名称で述べるのがマナーか

 

まあソビエト主権国家による国家共同体条約機構に加盟をしている国家に寄る連合体と言う有る意味では表面上では何処の国とも国交を結ばない有る意味表面上はフリーハンドで有る国に会社の本拠地を間借りして

 

そして私が先程述べた様のトリスティン王国を対外的な戦争や紛争又は内戦が原因として起こるデフォルト状態にさせる様に仕向け

 

そして我々は借金のかたとして私の生まれたあの島を奪還させて・・そして私はオルレアン大公国連邦構成国の一加盟国又は構成国としてワッデンアイランデン大公国又はダッチ大公国否ダッチ公国として進めようと思う

 

だからこそ他の皆さんが基本的な方針を余り決めて居ないので有れば私が練った先程のトリスティン王国への政治政策としての「デフォルト計画」を進めると言う事で良いですかね」と言う事を尋ねて来たのだ

 

其れで秋谷龍二さんが「松原さん・・そう松原さんアンタ自身の描いた絵図は非常に我が国に取って被害が少なくて済むうえに多大な利潤と影響力の拡大を生む

 

そして何より向うがトリスティン王国やアルビオン王国そしてロマリア連合と言う3か国が抗議に雇用が「否私達オルレアン大公国国家連邦は新しく出来たフリースラント公国かワッデンアイランデン大公国とは関係ありません」とを使用とすれば通じる相手では無い

 

だからこそ松原さんの考え方は非常の言いが危ない橋を渡るのと一緒だぞ」と龍二さんは述べたのだ

 

こうして会議は長く続く事に成る

 


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