抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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今回のサブタイトルは後の話の回収をする為の伏線と成る回です


果実を欲するなら種から 前篇

今現在私事松原は仕事にとりかかって居る・・そう今現在の私の仕事は之から起こるであろう事に対しての準備をしている

 

その準備と言うのを端的に言葉で表せば「ガリア・ゲルマニア・トリスティン・アルビオン・ロマリア連合・クルデンホルク大公国対オルレアン大公国国家連邦・ビザンチニア皇国連邦」と言う国家群と言う物で行われるだろう「第二次オルレアン戦争又は第二次東西エウロパ戦争」と言うべき事柄に対しての準備だ

 

そう戦争と言う物は何時何処で何が起きるかすら解りやしない・・そして私や佐々木さんそして秋谷さんも協力をしてくれるのだ

 

そう今頃此のオルレアン大公の当主で有る佐藤さんそして相国の佐川さんは無事に此の国に故郷の地に戻る事が出来るんだろうか

 

まあそんな事はあの二人が戻らないと成るといよいよ此の計画を実行に移さなければ成らなくなるのだ

 

さて其の懸念も其の二人が帰って来た事により・・そして佐藤さんが直々に「あの時に儂等で打ち合わせた事は当分の間凍結までは行かないが儂は昨日ヨハンナ・エスターライヒさんと会った

 

そして儂と佐川さんは先程の女生と話をした結果・・そう彼女の故郷と深い誼を結ばないと成らないと言う殊に至らざる得ない状況に成った

 

だからこそ松原さん、秋谷さんそして佐々木さん・・以後ヨハンナ・エスターライヒさんの心象を悪く見られない様にしてほしい」と言う事を述べたのだ

 

だからこそ秋谷さんが「おいおい佐藤の大将其れは何らかの深い事情の上で先程のエスターライヒさんと言うか彼女の取り巻きが居るゲルマニアと言う国家と言うのが俺等の国以上に高等的な文化と技術力を持って居るのか

 

其れとも其のゲルマニア自体が俺等と言う存在と同じ様に前世の記憶を持つ存在が複数人存在をして居て・・そしてそう言う連中が所謂ゲルマニア皇帝や皇族のブレーン的な集団又は所謂枢密院的な物を造って居るからこそ

 

だからこそ俺等のオルレアン大公国連邦と言う存在を先程の俺等と同じ様な存在と敵対をしない措置の為にする為と言いたいのか大将」と言う事を秋谷さんは述べたのだ

 

そう今まで何故ゲルマニアと言う国家が第一次オルレアン大戦の際に軍事侵攻をしなかったのかと言う事を私達は其の事に付いて話し合ったのだ

 

まあ其の考えで一番上がった事は先ず最初に「ゲルマニアの兵隊を消耗をさせずに・・そして尚且つ無駄に戦費を掛けない為にも周辺国が戦争と言う馬鹿げた行為をして貰って

 

そして我々は其れを高みの見物で眺めて・・そして複数の国が疲弊をしている所に我らゲルマニア帝国がその領土を掻っ攫うとしますかね」と言う事を大方考えて居たのだろうと言う我々3人の見解として挙げられたのだ

 

そしてもう一つ考えられた見解としては「「先程の最後に掻っ攫う理論と非常に似ているが・・そう我々は争わないから貴方達が欲しいと望み外国の領地を手中に収めると考えているのならば我々は貴方方に武器と軍資金の提供を貸し付けましょう

 

正し其の先程の武器と資金の提供にも其れ相応の担保は払った貰いますがね・・ええもう払う能力が無ければ無理矢理でも押収をしますがね」と言う所謂武器商人又は金貸しと言う所謂死の商人的な事をして

 

そして自分達は一滴の血を流さずに領土を掠める事が出来る・・だからこそオルレアン大公サマサマと言う状態に成るだろう

 

だからこそゲルマニア帝国からして見れば「オルレアン大公国と言う存在が昔我が国の土地を掠め取る様にした事は許せないが

 

だが其の国が存在をしてくれるお蔭で我が国は経済的に潤い剰え領土が手に入ると言う事が出来たのだ・・だからこそ過去の事は忘れて私達ゲルマニア帝国は今後ともオルレアン大公国に対して一切の手出しをしない」と言う結論に至ったのではないのかと言う事を導き出したのだ

 

だからこそ今の今まで何もして来ないのは「今軍事侵攻と言う手段を我々のゲルマニアと言う国はしない・・そう貴方達が存在してくれなければ此方としても不都合が有るから」と言う事なんだろうなあ

 

さて此の国の生き末を決める存在は結局の所我々若者では無くて此の国の正統なる統治者である佐藤さんの許可を貰い政治を行うのだ・・其れが此の国内でのルールだ

 

そう此の国の政治形態と言うのはイギリス式の議会制民主主義でも無ければ帝政ドイツの政治形態でも無い強いて言うなら「神聖ローマ帝国の統治形態」とでも言うべき物だ

 

そう何しろ此の国は3つの大公国から成る国の国家連邦体に過ぎず・・そう先ず最初に連邦体と連合体の違いは「連邦体」が「其の複数の国家群を纏める盟主的な国家が存在する国・・例を挙げるならドイツ連邦でのベルリンそしてイタリア連邦でのローマ」が其れだ

 

そして連合体は其の名の通り「空くまでも国家間の間は名目上対等な存在として扱われるのが連合体」と言う物だ

 

だからこそ私の前世の世界線での「EU事欧州連合」は欧州連邦では無く欧州連合と言われるのは建前上盟主格と成る存在が居ないのが理由だ・・そう建前上は

 

だからこそ欧州史や戦後の世界史が好きな存在や経済的知識そして国際関係の知識を持つ人間は前世では「ドイツ第四帝国」だとか「ドイツ経済帝国」だとか揶揄されるんだけどね

 

さて佐藤さんは何故あんなのも「ヨハンナ・エスターライヒさんと言う存在を毛嫌いまではしていないが強い警戒をしていたのに

 

そう有った後は彼女を気遣う事を命令をしたんだろうか」その様な疑問が私には芽生えたのだ・・否触らぬ神に祟りなし深い事はつつかない様にしよう

 


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