抂いし王の叔父   作:岐阜の人

47 / 70
或る意味本篇でのネタが尽きかけて居る訳では無いのですがシナリオと今までの矛盾を出来るだけ解消をする為のシナリオの作成で時間を費やす事に成ります

ですから之からは取り敢えず閑話を続けて行こうと思います


私は私 後編

さて私は此の世界に生を受けて早10数年の月日が流れたのだ・・そう時が流れると言う物は非常に早い物だ

 

そう私は此の世界で其れなりの地位に就いて居る・・そう何しろ我が家の家系と言うのは「元ビザンチニア皇国連邦の複数存在をする王家を束ねる盟主格の家系」なのだ

 

因みにだが此のビザンチニア皇国連邦の貴族制度と言うのは「皇帝の家族が成れるのが皇帝>所謂選帝侯の当主に成れる存在と皇帝の親族が成れるのが王の称号で

 

其れで選帝侯の家族又は親族が成れるのが副王の称号>其の他の有力諸侯中で五本の指に入る位大きな公爵系を候>そして5本の指に入らなかったが其れなりの権威と領土を持つ貴族家を辺境伯>そして伯爵家>子爵家>男爵家と成る

 

だが平民でも戦争の際に武功を上げた物や此の国に益を齎した存在は3代限り貴族号の所持を認めてくれるのだ・・だからこそ亜人でも此のビザンチニア皇国連邦に多大な益を齎す成らば貴族の号の所持を認めさせたりもしている

 

だからこそ亜人部族の連中からして見れば嘗てのエウロパ帝国の支配下の中で我々亜人種に対して平等に接しているのはビザンチニア皇国連邦とソビエトグラード連合の2カ国と最近マシに成って来て居る西エウロパ帝国の領域を端に発するゲルマニア帝国の3か国だけだ」と言う様な感じだ

 

だからこそ亜人族は基本的に共通意識として「もし人間の国家に帰属をするなら最初はソビエトグラード連合そして其処で駄目ならビザンチニア皇国連邦・・そして其処が駄目ならゲルマニア帝国

 

そして其処でも駄目なら自分達の国を無理やり造り・・そして人間達と全面戦争をする構えを見せる」と言う様な風刺と言うかブラックジョークと言う物が存在をしている

 

さて因みにだが我がビザンチニア皇国連邦と言う国家と此の世界でのロシア連邦の所謂ウラル以西のロシアに相当をするソビエトグラード連合では亜人種との結婚と言う事は別段可笑しくは無いし

 

そう逆に寧ろ先程の亜人種との種の交わりと言う物を忌避や憚れる物とか社会的な冷たい眼差しを浴びるとかそう言うタブーとか禁忌扱いをしずに其の行為自体を黙認する何処とか其れを否定するロマリアの連中は気が痴れて居る

 

そう其の反対で寧ろ此処数百年の間のビザンチニア皇国連邦は積極的な亜人種との交わりと言う物を推奨して来たと言う歴史的な背景を存在しているのだ

 

さてまあ何故此のビザンチニア皇国連邦では先程述べた亜人への優遇政策と言うか共存政策と言うのを進めてきた経緯を述べれば「西エウロパ帝国の管轄範囲を宗教的な面で束ねる西ブリミル教徒

 

そう所謂ロマリア教では亜人の迫害所か亜人の殲滅作戦すらも推奨をすると言う暴挙に出たのだ・・だからこそ我々が西のブリミル教徒が先程の行為に勤しむと言うので有れば我々が成すべき事は迫害をされた亜人の保護をすると言う事だ

 

否其れだけでは駄目だ・・そう神話に聞いたと言うか我がエウロパ帝国に伝わる古文書否我がエウロパ帝国の歴史を纏めた「大エウロパ史」には以下の様な記述が掛かれていた筈だ

 

「始祖ブリミルと呼ばれし存在に息子達と弟子と共に彼の物が使う異界の魔法により奇跡と周囲に恩恵もたらせり

 

そして彼の物の使い魔に女エルフを供にせし・・そして彼の物を支えに也て正に其れ夫婦の如く相思相愛成也

 

そして彼のエルフ彼の息子達そして弟子からも母の如く慕われり」と言う古文書の記述が掛かれていた

 

だからこそ亜人種を貶す行為をする西ブリミル教否ロマリア教との馬鹿共は間接的に始祖ブリミルと言う存在並びに始祖ブリミルの意思を否定しているのだ

 

だからこそ我々の様に亜人種との夫婦の関係に也子供を設けて其の魔法を使い周囲に多い成る幸福する事こそが寛容な精神として必要だし・・そして始祖の精神を体現する事が出来るのだ

 

まあだからこそ此のビザンチニア皇国連邦やソビエトグラード連合そして此の世界でのウクライナやベラルーシに当たる存在では亜人との間に子を産ませると言う行為を奨励している地域も存在をしているのだ

 

さて当然の事ながら此の亜人が当主を勤める貴族の家も存在をする・・韻龍であるトランシルヴァニア家が代々トランシヴァニアとワラキア地域を支配しているのだ其れでトランシヴァニア家の家の格は王の格であるのだ

 

因みにだが此の世界でと言うか此の世界でのビザンチニア皇国連邦領内での王の格を持つ存在は先程の私の前世での世界でのルーマニアのトランシヴァニア地域と言うか地方を支配をしているトランシヴァニア家

 

そして今現在の皇帝の一族に成って居る我がパライオロゴス家と言う存在も選帝王の地位に就いて居るだけで・・まあだからこそ早い話は「皇帝が余りにも暴君ないし暗君で有れば選帝王が会議をして・・そして新たな別の王家から皇帝に据える」と言う政策を取って居るのだ

 

其れで我がパライオロゴス家の支配地域を前世での地球の国家で述べれば「ギリシャ+バルカン半島のトルコ領+キプロス島」と言う面積しか持ち合わせて居ないのだ

 

そして選定王の称号を持つ家は「此の世界でのセルビア・モンテネグロ・コソボそしてクロアチアを支配下に置いて居る狼の亜人否韻狼のベオグラード王家」が在る

 

そしてルーマニアの先程述べたトランシルヴァニア地域を除くルーマニアを支配下に置いて居るのがワラキアとトランシヴァニア地域を除くルーマニア地域を統治する「ブカレスト王家」

 

そして此の世界でのクリミア半島と言うか実の所を言えば此の世界でのクリミア半島は完全に黒海のど真ん中に存在をしている上に黒海自体が湖に成って居るのだ

 

だからこそ此の世界ではバルカン半島とアナトリア半島は一つの大きな山脈・・そう前世の世界では載って居なかった「標高9800メートル級の山々が列に成って居るアッシリア山脈」を隔てているのだ

 

だからこそ此の世界でのクリミア半島は黒海に浮かぶクリミア島で黒海自体も巨大すぎる湖と言う訳だ・・だからこそ此のクリミア島とモルドバを支配する「タタール王家」の5つの選定王家で皇帝の座を決め得居ると言う訳だ

 

だからこそ非常に亜人とも仲良くしている人間も居て・・そう何しろ私の叔父に当たる人が亜人と結婚をしていた人も居るのだ

 

そして私と佐藤さんの初めて顔を合わせる話は又別の機会では無そうと思う

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。