抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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有る意味何故作者である私と言う存在が茶番劇と言うタイトルにしたかが理解出来る回です


茶番劇 後編

此のガリア王国の首都のオルレアン大公の別荘で・・まあ今現在はガリア王国のオルレアン大公国の大使館としての役割を担う場所に居るのだ私達は

 

そう私達は佐川さんが此のガリア王国の首都に来るまでの間此の大使館兼大公国の休養施設に成って居る

 

そう此の場所は王都の近郊にあるのに割かし大きい敷地が備わって居る・・そう広さ的に言えば佐藤さんの話によると「そうだな・・そう此の施設自体が丁度正方形に成って居てな面積で言えば南北に20キロメートルそして東西に20キロメートルもある

 

だからこそ面積で言えば400キロメートルもある・・だが佐川さん曰く此の星自体が儂らの前世での地球と同じサイズでは無くてな

 

そう此の惑星は地球の表面積の約5倍の面積もあるし抑々此の惑星が所属をする太陽系自体が5倍の面積が或るのだ・・だからこそ此の星は当然の如く非常に広いのだ

 

だからこそ此の世界でのベルギーとオランダしか今現在支配をして居ないトリスティン王国も地球の国と比較すればウラル以西のロシアまでは行かないにしろ其れなりに広大の面積を支配する事が出来るだろう

 

まあだからこそ儂等のオルレアン大公国も領土的面積で行けば地球の国でのフランスとスペインそしてポルトガルそしてスイスを足した位の広さに成るんじゃないかと思う

 

さて400キロ平方メートルの土地が存在をして居れば十分此の場所で籠城をする事も出来るだろう・・何しろ此の400キロ平方メートルは儂等の前世の世界風で言えば確かカリブ海に浮かぶグレナダ国より少し大きい位だ

 

だからこそ此の場所に軍事基地を立てる事も大規模な農場を経営する事も容易だ・・だからこそ実質的に此の別荘と謂うべき此の場所はオルレアン大公国の飛び地と言う事に成る

 

まあ此の状態はさながらキューバ革命後のキューバでのグアンタモナのグァンタナモ米軍基地と言う状態に変わりが無いのだがな

 

そして話は進めるが先のオルレアン独立戦争の際にも此の場所自体も襲撃を掛けられたのだ・・そうガリア諸侯軍と言う有る意味ではガリア王家に逆らう存在によってな

 

だが儂は何れ此の場所に襲撃を掛けられる事が何と無く理解をしていたからこそ佐川さんの協力を得て佐川さんの召喚をして貰った軍隊を傭兵の集団と言う名目で駐留をさせていたのだ

 

だからこそ此の飛び地も先の第一次ハルケギニア戦争の戦争期間中は建物や壁の損壊と言う事が起これど死者と領地の制圧と言う事は起きなくて済んだのだ

 

だからこそ一応の事あの戦争が起きたのは此処数年前の出来事だが・・だが御前さん等も此のオルレアン大公領の飛び地に来る際に見た光景が如何にあのオルレアン独立戦争と言う物が自分達以外の土地にまで影響を及ぼして居たかが理解出来ただろう

 

まあ抑々先のオルレアン独立戦争自体が或る意味ではオルレアン大公家の当主とガリア王家のガリア王国の国王で仕組んだ茶番劇と言う事は此処に居る数人と国王と后と数名しか知らない事だろうなあ

 

まあ其の茶番劇で后の実家と言う物が御家断絶の危機に陥る破目に成るとは・・だが今思えば何故后は自分の実家に手紙で「この度オルレアン大公が勝手に興したオルレアン大公国への討伐の為の軍事侵攻をしないで下さい」と言う手紙位だしても良い物なんだがな」そう佐川さんは述べたのだ

 

其れで私事佐々木瑞夫は「否案外マリアさん自身が自身の実家に対して恨みとかそう言う物を持って居たんじゃないのかと私は思うんだよね

 

だってそうじゃなきゃ態々其の実家に手紙を渡してオルレアン大公国への軍事侵攻と言う物に参加しないでと必死に成って呼び止める筈だ

 

だけども其れをしなかったって事はマリアさん自身は所謂聡明な人物で・・そして自身の兄移譲そして叔父以上に才能があると思って居た筈だ

 

だけども家の因習により自分自身が当主に成れ無かった事に対して強い憤りと言う物が芽生えて・・そして敢えて手紙等や使者等を送る事はせずに敢えて自身のカスティーリャ家の滅亡を望んで居たんじゃ無いのかなと私は思うんだ

 

其れで佐藤さんが手紙で寄越した帰参せよと言う意味は・・まあ自分が今居る国王家を脅かすオルレアン大公家以外を除く大半の公爵家や有力諸侯の御家断絶をした事に対して感謝の為に手紙を渡しますと言う解釈も出来るよね」そう私は私以外の転生者達に述べたのだ

 

そして佐川さんが到着をして佐川さんが「どうだ之からカスティーリャさんと会うのは楽しみだな・・そう何しろ俺は彼女に会う為にプレゼントを探して居たからなあ」と述べた後にノートを取り出して其のノートには以下の様な事が掛かれていた

 

そう「まあ遅れてすまんな・・其れで少し信チャンには申し訳ないが無理矢理数日間の間異世界に飛ばす事にした後にステレス迷彩を着てガリアの国王の居るグラントロワに向って内部調査をしていたから遅れたんだ

 

そして此処に居る皆の中で「サイレント」と言う魔法を一度使ってくれ・・そして佐藤さん

一応の事言うぞ「此の部屋は防諜対策整っているか」」とノート越しで尋ねて来て

 

そして佐藤さんは一度持って居たノートで「チャンと整って居る・・其れに此の部屋は或る意味気付かれ難い場所に存在して居るからな・・そっとやちょっとでは見つかる事は無い」と述べた後に「そんな物今此の場所で話す事では無いだろう・・まあ彼女は或る意味聡明だからな

 

だからこそ当代のオルレアン大公が常々姉と慕うのも或る意味頷けるな」と元来は成すべき事をノート越しに話す事で如何に「重要な話」を此れからするのかが佐川さんと佐藤さん以外の転生者は理解出来たのだ

 

そして佐川さんはノートに書き連ねた事私達が全て見た際に非常に重苦しい雰囲気が流れたのだ・・そう私達は如何に周辺国の茶番劇に無理やり巻き込まれたのかが理解出来たからだ

 

そう佐川さんが書いたノートには「之から重要な話をするぞ、御前さん等がマリア・カスティーリャと呼んでいる后と言う存在が居るだろ

 

そう其の后と言う存在は現在の信チャンがオルレアン大公に就任そしてオルレアン大公国の建国をしたのと粗同じ時期に世間から抹消されて

 

そして今からあんた等と言うか俺等が会うマリア・カスティーリャと言う存在はマリア・カスティーリャから見たら双子の妹に当たる存在で・・まあガリア王国に伝わるの或る意味忌まわしき因習の双子が生まれたら何方かを孤児院に入れ込めとか言う風習があるだろ

 

其れで其のマリアの双子の妹は今現在ヨハンナ・エスターライヒと言うゲルマニアの僅か一代で築き上げた子爵家の最初の当主と成り・・そして其の彼女の養父に当たる存在が現在のゲルマニア皇帝に当たる存在

 

そう現在のゲルマニア皇帝はカスティーリャ家に双子の姉妹が出来た事を何らかの情報を知り・・そして其の後にヨハンナと呼ばれる女の子を奪取をして

 

そして英才教育を受けさせて・・そして自身の姉と言う存在がガリア王国の国王の正室に成った事と

 

そして将来的に敵対するであろうオルレアン大公のガストン・オルレアンが魔法と言う物を碌に使えない国王の年の離れた弟の養子縁組をした事と其の養子として受け入れる条件に因るオルレアン大公国の樹立に因る

 

そうゲルマニア帝国とガリア王国との戦争の際に邪魔に成るであろうオルレアンの独立により・・そして其のオルレアン大公国の討伐に向かわせる為に造りだされたガリア王国の諸侯軍に因る

 

そう所謂対外的に見たガリア王国での内戦によりガリア王国の弱体化・・そして其の後のガリア王国対ゲルマニア帝国での戦争の際にゲルマニアに有利に進めさせる為に仕組んだ」と佐川さんの報告にはそう書かれて居たのだ

 

だからこそ佐藤さんは「そうかガリア王国と言う物は之からゲルマニア・ガリア2重帝国に成るのか・・そしてガリア王家は当代で或る意味終わる事に成るかも知れないな」と呟いたのだ

 




之により在る意味ガリア王国は内側より崩壊する事と成るでしょう

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