抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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独立戦争後編

私は今現在トリスティン王国内で起きて居る南北戦争に対して表面上は中立状態の儘で居て・・まあ水面下ではグランデンブルク大公領の所謂独立勢力側に支援の提供をしているのだ

 

後因みにだが今は停戦合意すら結ばれて居ない先の我が国での名称第一次ハルケギニ戦争又はオルレアン独立戦争又は干渉戦争でのオルレアン大公家は死傷者数が累計にして590人位に成るが

 

だが肝心のトリスティン王国側の死傷者数は100万人以上に成るのだ・・だからこそ3人に一人位は死傷者に成って居ると言う事に成るかも知れないのだ

 

だから今現在トリスティン王国では超の付く人口不足に陥っているのだ、だからこそ先の戦争では元気な成人の男性が先ず最初に駆りだされて

 

そして他にも「所謂目の不自由な障碍者、老人、罪人、無国籍の所謂スラム系の住人」等の子供以外の全ての老若男女が戦場に駆り出されて死に又は障害を持ち事に成ったのだ

 

だからこそ今現在のトリスティン王国の状態を私の前世の世界風で述べると「民主カンプチア元よりポルポト政権下のカンボジア」見たいな状況に成って居る

 

だからこそ此の侭数年も経てばトリスティン王国は先の第一次ハルケギニア戦争の際に食料と兵隊の援助をして貰って居たアルビオン王家の方に吸収併合をされるか

 

まあ又は嘗てトリスティン王国から分離独立戦争をして出来た都市国家連合を端に発する・・まあ我が国が出来る前まで新参者国家扱いをされて居た「ゲルマニア帝国」に疲弊状態なトリスティン王国を「軍事侵攻」を掛けて「国土の占領」と言う事も出来なくはないのだ

 

だからこそトリスティン王家は近い将来に国の名前としては消えて無くなる可能性と言う物は或る意味決定事項なのかも知れないのだ

 

だが我がオルレアン大公家・・そして私自身のの立場で述べると「出来る事ならトリスティン王国と言う国は存続をしてほしい」と言う気持ちは有るのだ

 

まあ理由を端に述べると「滅んだトリスティン王家に仕えていた下級貴族や兵士達が傭兵や盗賊の類に落ちて此のオルレアン大公国に密入国をして其の地で反オルレアン戦線と言うテロ集団又は反政府勢力が出来たら厄介だからだし

 

まあ他に理由を挙げれば所謂先程の南北戦争にゲルマニア帝国がトリスティン王国を占領をされれば次の標的に成るのは南北戦争の北軍側のグランデンブルク大公国に成る

 

そして其の次にゲルマニア帝国に狙われるのは当然の如く先のハルケギニア大戦で孤立無援で戦って国が存続するとが出来た我が国家であるオルレアン大公国に成るのだ

 

まあ之は或る意味決定事項の様な物だ・・そしてゲルマニア帝国の皇帝が現在の国王の娘を娶り俗に言う婿養子と言う形で出来た所謂新生トリスティン王国又はトリスティン連合王国が其の強大な国力と人間を使い我が国に何度も軍事侵攻をしてくる可能性は充分に有るのだ

 

だからこそ確かに我が国には転生者の佐川さんが兵隊の召喚をして兵力の補充と言う事も出来るだろう・・だが其れを使い続ければ倒れた兵士から手に入れた所謂鹵獲品の現代銃を新生トリスティン連合王国の方にも装備されかねない

 

まあ万が一に転生特典能力の酷使により転生特典の消滅と言う事も起きるかも知れないのだ・・だからこそ私は極力の事ゲルマニア帝国との交戦だけは避けたいのだ」まあ之は或る意味私自身の紛れも無い本心である

 

さて取り敢えずの事グランデンブルク大公領に向けて食料や薬の援助をしますかね、何しろ今のトリスティン王国は人が居なさ過ぎて干ばつとかも起きて居るからなあ

 

だからこそ此のトリスティン王国と此のオルレアン大公国へ軍事侵攻をしたガリア王国の諸侯内では先程述べた光景が広がって居るのだ

 

だからこそロマリア連合国やアルビオン王国そしてゲルマニア帝国からの所謂あぶれ者と烙印を押された人の波が先程のトリスティン王国やガリア王国に移民をしに行くのだ

 

だからこそ水面下では徐々に徐々に「トリスティン王国のゲルマニア帝国の属国化」が行われたのだ・・だから冗談抜きに世の勢力図は改変したのだ

 


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