抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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大喧嘩 後編

其の日此の半独立国のオルレアン大公国に「ガリアの諸侯」が攻め入った・・其の理由は端的に言えば以下の通りである

 

そう「先代のオルレアン大公はガリア王家に対して弓を引いた上に東の地に存在をする日本の文化を流す事によりハルケギニアの魔法の文化を否定をしている

 

だからこそ我々がしている事はハルケギニアの文化を守る為に行う所謂聖戦であり奸臣である存在を討伐をする」と言う内容である

 

だからこそ我々「オルレアン大公国が崩壊をして・・そしてオルレアン地域は諸々先程述べた諸侯の連中共に蹂躙をされる未来」が見えるだろう

 

因みにその諸侯内には「公爵家」と言う存在も居るのだ・・そうガリア王国内には我等オルレアン大公家以外にも「カスティーリャ家、アラゴン家、グレナダ家、ブルターニュ家」等が存在をする

 

そして其の早い話は公爵家12家の内10家も此のオルレアン大公領への軍事討伐に参加をしているのだ

 

だが傍からして見れば確かに我々オルレアン大公国は「四面楚歌」と言う言葉が浮かぶほど八方塞がりだ

 

其れに唯一の救いがゲルマニア帝国側は未だに動く気配が無いのだ・・だからこそ此の所謂「ガリア王家内での御家騒動」である

 

だからこそ部外者で一番参戦をして来て可笑しくないゲルマニア帝国が動かないのは正直な所嬉しい誤算か其れとも御家騒動で両方疲弊を仕切って弱り切った所を一気に雪崩込んで

 

そしてオルレアン大公家亡き後の此の大地をゲルマニア帝国の影響下に置きたいのと、此の世界での「元ゲルマニア帝国領にして現オルレアン大公家が支配をしているアルザスロレーヌ地域の返還」を求めて来るだろうなあ

 

さて精神的に見て此の世界に来て5年三カ月・・肉体的な意味では今年で11歳に成るので此のオルレアン大公家を相続をしたのは「11歳半」の時だ

 

そして今現在私の年齢は13歳に成るのだ・・それにしても13歳で此れだけの領地を先程の最低でも「2つの勢力・・ガリア王国の諸侯軍そしてトリスティン王国の2カ国は隣国故に軍事侵攻をするだろう

 

そして最悪の場合は6つの勢力上記の二つに加えてアルビオン、ゲルマニア、ロマリア、ガリア王王国への帰順を望む所謂内の敵であるだろう

 

其れで今の所は其の内の敵と言う物は存在をしない・・そう完全にオルレアン大公国での貴族達は「先代のフィリップに対しての忠節」しか存在をしないのだ

 

だからこそ余程オルレアン大公国の本土の大部分の陥落と言う事態が来なければ先程の内部からの離反と言う物は起きないだろう

 

そして今日を持って我々の領内に向けてのガリア諸侯軍は進撃をした・・だが我々はこの様な事態が来る事を事前に知って居たからこそ「国家の戦時体制」と言う物が発令をして

 

そして此の国に入る為には有刺鉄線と塹壕を越えなければ此のオルレアン大公国領への本土侵入をする事が出来なくなるのだ

 

そして我々には特殊兵器とも言える転生者の転生特典と言う物が存在をする・・其れで以前会った佐川実さんが此方の陣営に来てくれたお蔭で戦争が此方に有利に進む事は間違いが無い

 

何しろ佐川さんの能力は「色々な世界に転移をする能力」そして「争いに係る物を無限に召喚」すると言う二つの能力を持ち合わせて居て

 

だから「争いに係る物を無限に召喚の解釈次第で所謂軍隊の特殊部隊そしてモサドやCIAやMI6やKGBの所謂スパイの連中も召喚をする事も出来るのだ」・・だからこそ攪乱しまくって逆に諸侯の領土で民衆を扇動をして

 

そして最悪下剋上も起こす事が出来るだろう・・さて此の戦争の行く末がどの様な終わり方をするのか楽しみで仕方が無い

 

 


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