抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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移住後編

私には良き相談役と成る人物が二人存在をしている・・一人目が嘗て私の前世の世界の日本の前身である大日本帝国とは少し似ている並行世界の大日本帝国で海軍の軍人をして

 

そしてあの零式艦上戦闘機である俗世間的略称として「ゼロ戦」に乗りあ・・そして此の異世界の異国の地「ハルケギニアのトリスティン王国のタルブの村」で暮らして居た佐々木武雄氏

 

そしてもう一人目が私の治める此のオルレアンの大地を支配そして統治をしていた「フィリップ・オルレアン」そして前世では同じ日本人であり私と同じ身の上の「佐藤瑞夫さん」此の二人である

 

そして俗世間では前世のフィリプ・オルレアン大公は死亡をしている扱いまでは行かないが病気の為に私に土地の支配権の譲渡をしたと言うていで居るのだ

 

だからこそ今現在此のオルレアンの大地を統括をしているのは名目上は私だが・・まあ実際の所は「先代のオルレアン大公」と言う所だ

 

因みにだがオルレアン大公は今の国王の先代の先代の先代の末子に成る・・だからこそ或る意味ではガリア王国内での王族達所謂公爵家の人間からして見れば「重鎮又は長老そして生き字引」的な存在だ

 

だからこそ今のオルレアンの支配地域の大半は元々はゲルマニアの支配している地域だったが此のフィリップが若い頃に策謀を巡らして所謂前世の世界線で言うならば「アルザス・ロレーヌ地方」を分捕る事に成功をしたのだ

 

其れに撚り今のオルレアン領が存在をしていると言う訳に成る・・だからこそ今も尚ゲルマニアは此の地域を虎視眈々と狙って居るのだ

 

そして今現在此の世界のスイスを支配をしているガリア王国だが最初は・・まあ正確的に言えば「前オルレアン公」が此の世界のスイスを全部支配出来て居なかった

 

そして最初はスイスの西側地域の一体しか支配をする事が出来なかった・・そして佐藤さんが活躍をしたお蔭で「スイスの全ての地域のガリア王国への支配下に置く事の成功」をしたのだ

 

だからこそ此のガリア王国の今まで数百年間の間の変わらなかった版図を一代で広げたのだ・・だからこそ今のガリア王族に先代フィリップ大公に欠を付ける存在は居ない

 

そして先代の国王そして現国王である年の離れた私の兄も余り此の大公に関わりたくない様な雰囲気をして居た程だ

 

そして今其の二人は「首都の近郊に存在して居た初代魁日本塾の宿舎そして学び場の此のオルレアンの大地に存在をして良いのか」と言う内容だ

 

だからこそ先代のオルレアン大公は「別に好かろう・・其れに此の国はもう大公国に成ったのだ政治的に見ればガリア王国に従属をする身で有れどその内務の部分は独自国家として維持できるのだ

 

そう儂が引退をし王の弟を此の国に譲渡をする条件に大公国と言う世間的に見れば外交的に属国に成る部分が有れど多くは独立的要素のある国にする事が出来る

 

だからこそ政治的な部分はガリア王国の政治家共に欠を言う、そして政治的に内部干渉をする権利を持たなくなる・・そして此の大公国は周辺国にも国の設立と言う事を根回しにをしている

 

だからこそ他国からも一つの独立国として見るだろう・・まあ其の分外交的努力を怠ればガリア王国とゲルマニア帝国とトリスティン王国そしてアルビオン王国、ロマリア連合国による所謂対オルレアン同盟を結ばれる可能性もあるのだ

 

そして最悪の場合はサハラのエルフ共とつるんで居るからと言う無理難題の難癖を吹っ掛けて来るかも知れないのだ・・まあ我々には軍事的兵器や銃器が沢山持って居るからおい其れと軍事侵攻をしに来た日には大損害を被る事は確実だがな

 

まあ最悪の場合は奪う者が少ない状態で此のオルレアンに侵攻をすれば相手側の国は出征による事が原因による重税に反発をする民衆が革命でも起きる事は明白だから

 

まあ其の時は見物だな」そう先代のオルレアン大公は述べていた

 


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