抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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前オルレアン公であり転生者だった存在の跡を継いだ主人公の回である


遺産 前篇

私は余り年端と言う物を過ごして居ないのに10代の前半で広大な領地と戦略的に見れば・・はあ考えたくは無いがとても重要な土地を任される破目に成ったのだ

 

そう年の離れた我が兄は何を考えているのか解らないが此の広大な領地の継承を承認をしたのだ・・多分だがジョゼフ達との関わりを出来るだけ遠ざけたいと言う思いが存在をしているのだろう

 

まあ確かに現ガリア国王と言う存在からして見れば私と言う存在は「ガリアの国力の底上げを図り・・そして王家に対して反旗を翻す素振りも無く、まあ従順な存在」と思って居るのだろう

 

だが逆に言えば現ガリア王が耄碌の状態そして現国王の妻そう世間から見れば王妃と其の王妃の親族や其の王妃の生家と癒着関係にある貴族階級や所謂大商人や聖職者と言う存在が「今現在の間は確かに貴方様の弟君は不平不満を漏らさずに此の国の為に働いて居ますし・・そして国の礎に成る平民の為に働いて居ます

 

そして何より政治と言う物に関して執着をする様な素振りも御座いません・・ですが弟君が治める土地は私達ガリア王国に取っ手の重要な場所で有る事に替わりません

 

ですから貴方の弟君には正直な所オルレアンの大地を任せるのは少々荷が重いのでは御座いませんか?

 

弟君は何より今はガリア王国の為に働いて居ても私達の息子であるジョゼフが国王の位に継承をする際に最悪の場合の話ですが

 

そう勿論の事「あのジョゼフが支配をする此のガリア王国なんか知るか私は私の国を造る」と言う風に成り「オルレアン大公国の樹立」を近年成長の著しいゲルマニアや宗教的権威が存在をする光の国である「ロマリア」の後ろ盾と言う物が存在を確認を出来てしまえば

 

そう例え大国であるガリア王国でも太刀打ちをする事も出来なくなるでしょう・・ですから貴方様の弟君には小さな領地を任せて細々と余生を送らせる様にした方が彼の為にも成ります」と言う風に成るかも知れない

 

そう私は前世の世界では早い話「世界史や日本史そして地理」と言う物が非常に好きだった・・だからこそ私が此れから進むべき道は二つ程否4つほど存在をする

 

そう其の一つ目は「自分自身が或る程度年を取ったら、例えばジョゼフの息子や娘を養子縁組を結んで自身は楽隠居をする」と言う考え方だ・・まあ此れが一番無難な人生の生き方なのかも知れない

 

そう下手に力を付けて王家と言う存在に対して脅威に成ってしまえば歴史の流れとして「王家の方が難癖を付けて其の領主に対して理不尽な命令や濡れ衣を着せた後に其の領地に対しての軍事侵攻を行う」と言う事は充分に有り得る事だ

 

そして其の二つ目の「所謂自分自身が聖職者に成る」と言う考え方である・・だからこそ今の領地を別の王族共に任せて自分自身は聖職者の地位に居れば余程の難癖を付けられない限りは「命を狙う」と言う事は起きないだろう

 

そして其の3は「独立国とまでは行かないが半独立国としてのオルレアンん大公国の樹立」をすると言う展開だ・・だからこそ此れは将来的に「ガリア王国との戦争」を進む可能性が有る選択肢だ

 

そして其の4が「他国の皇族や王族への婿養子へ行く」と言う選択肢だ・・まあ此の選択肢は有って無い様な選択肢だろうなあ

 

そう何しろ我が兄は私と言う存在をガリア王国の虚無の使いてと認識をしている様だ・・だからこそ態々或る意味此のガリア王国の最高戦力である私を見す見す婿養子と言う物に出させないだろうなあ

 

まあどの様な人生を歩むかなんか解らないからこそ人生と言う物は面白いとも言えるんだろうなあ

 

さて頑張って公爵家の当主生活と言う人生を頑張って過ごすか

 

 

 

存在辺りがに成れば


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