抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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契合前編

私が此の世界に来たのは今から3年と10か月前の事に成るのであろう・・まあその話は今はいいか

 

そして私は今向かう場所はこのオルレアン公爵家の支配地域の一部になっている・・そして此の世界でのオランダとベルギーとベネルクス地域に面しているドイツ地域を支配下に置いている「トリスティン王国」と面しているランドリア湖に居る

 

そう如何やら此の世界でのランドリア湖は「この世界には存在しないリヒテンシュタイン侯国」と同じ位否リヒテンシュタイン全域+其の周辺地域の3キロが先ほど述べた「ランドリア湖の面積」に成るのだ

 

だからこそトリスティン王国側は「モンモラシー伯爵家」に此の代々ランドリア湖の管轄をさせて居るのだそうだ・・まあトリスティン王国が曲りなりに存在をしている一因にも「ランドリア湖から齎す恩恵と優秀なメイジの多さ」が有るのだ

 

だが現オルレアン公爵家の当主である「フィリップ公」は私に対して以下のようなことを語り掛けてきたのだ「さて御前さん自身此の世界の文献を漁れば此のランドリア湖には古くから水の精霊と呼ばれる存在がいる事は知って要る筈だ

 

そして其の精霊は代々先程述べたとおりにトリスティン王国のモンモラシー伯爵家と代々契約を結んでいるそうだ

 

だが儂自身の直属の隠密部隊であるヤタガラスの情報によれば現当主の代で先ほどの水の精霊との関係が如何やら調子が悪いらしい

 

だからこそ御前さん自身が精霊と上手く好い関係を築く事が出来れば先程の精霊の力の一部を手に入れる事が出来るし・・そして運が良ければ御前さんと精霊が一体に成る事も出来て

 

まあだからこそ水の精霊様の力を丸め事取り込む事が出来る可能性も充分に有るぞ・・まあそうなればトリスティン王国側は国力の弱体化を図る事も充分に可能だし

 

そして最低でも先程述べたモンモラシー家は今までトリスティン王国側で恩恵を齎した水の精霊の力を使用をする事が出来なくなり領地持ちとしてのモンモラシー家の御家の断絶は免れないなあ

 

其れに抑々の話の根本的な話として水の精霊と言う存在は「トリスティン王国より正確的に言えばモンモラシー家に自分の力を分け与えるのは聞いた話では

 

其れで其の話よれば初代のモンモラシー家の当主が先ほど述べた水の精霊に好かれた事により子孫の代になっても其の繋がりは継続をしたに過ぎないんだ」まあ儂が聞いた話ではと言う前提条件で聞いてくれ

 

だからこそ其の水の精霊に好かれた存在こそが此のランドリア湖の人類側の支配者になる権利が認められると言う事に成るのだ

 

何しろ水の精霊の視点からしてみれば人間同士の国盗りや領地の取り合い、そして人の営み自体が精霊からしてみれば自然の一部として見ているのだ

 

だからこそ水の精霊に好かれた物は其の愛された人間が住まう地域引いて其の愛された物が暮らす国も豊かにする

 

まあだからこそ御前さんも一度先程述べた様に「ランドリア湖に向かって見て直接水の精霊と会話してみてはどうか?」と言う風に述べてきたのだ

 

そして私は其の現オルレアン公と会談をした数日を開けた後に其のランドリア湖に向かう事にしたのだ・・そう勿論の事「水の精霊」に会う為に

 

そして将来的に見て此のオルレアンの土地を支配そして統治をする物としての領地の観察の為にも私は彼の地に向かったのだ

 


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