【完結済】インフィニット・ストラトス 〜狼は誰が為に吼える〜   作:ラグ0109

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戦士たちの輝き

初戦から三日目の水曜日。

俺と一夏、箒のチームは順調に勝ち進み決勝トーナメントへの切符を手にした。

ブロックの関係上、俺と箒のチームは決勝トーナメント第一回戦でやり合うことになる。

箒の望みは叶えてやりたいが、生憎と俺は勝ちに来ている…俺とて敗北を甘んじて受け入れる訳にはいかない。

俺は寮の屋上に設置されたベンチに座り、空を赤く染める夕焼けを眺めている。

ここの所慌ただしい日々を送っており、こうした一人だけの時間と言うのは中々貴重だ。

いつもはセシリアや更識姉妹が隣に居たが、今は白すら居ない…。

ラウラに関しては、少しばかり改善の兆しが見られている。

なんと、俺の背後からレールカノンをぶっ放してくる頻度が少なくなってきたのだ。

恐らく、撃ったところで当たらないからだろうがな。

それでも大事な一歩だ…この調子で…等と思っていると、屋上に小さな人影が現れた。

ラウラ・ボーデヴィッヒ本人である。

 

「銀 狼牙…」

「ボーデヴィッヒか…いい加減フルネームで呼ぶのは止めんか?俺と分かるのであれば、好きに呼べば良い」

「……」

 

ラウラは口をつぐむと、此方へと歩み寄ってくる。

敵意があることにはあるが、あまり感じられない。

 

「遺伝子強化試験体について聞きたいのか?」

「っ!?何故貴様がそれを知っている!?」

「そういった諜報活動が大の得意な友人がいるものでな。前にも言ったが俺は生粋の日本人だ…こんなナリだがな」

 

俺は微笑を浮かべ、ラウラを見つめる。

対する彼女はそれでも信じられないといった顔だ。

 

「ならば…どうしてあれほどの瞬時加速を連続で使用して、平気な顔をしていられる?」

「ポーカーフェイス位は取り繕える…皆が見ておらんところで中身を吐き出したりしている。じゃじゃ馬だからな…天狼は」

 

実際、初戦のあの日も胃液を吐き出している。

慣れてきて、尚且つ天狼のフルスペックの加速Gに比べれば子供の様な物ではあるが、負担は負担だ…それ相応にダメージがある。

その内歯がボロボロになりそうで怖いな…。

 

「ただの一般人が軍人以上の格闘戦をこなし、あまつさえ私に狙われて被弾しないと言うのはどう説明する!?」

「俺とて小学生の頃から必死に鍛錬を積み、中学の頃からは千冬さんと手合わせをしているんだぞ?ボーデヴィッヒは分かりやすい敵意を発しているからな…注意を払っていれば弾丸を避けるくらいは訳ない」

 

正確には、前世での戦闘経験がモロに反映されている…が正しいな。

だが、その経験も鍛えた体がなければ宝の持ち腐れだ。

人の身で反応が鈍いが、ISがそれを補ってくれている。

ISを身に纏っている間、俺は前世の戦闘能力により近付いていると言える。

そんな状態で注意を払っていれば三対一でも早々に落とされんよ…精神的には堪えるがな。

なんせ、あの大口径だ…食らえば、アンチマテリアルライフルとは比べものにならん衝撃がくるだろう。

 

「…貴様は…銀は何者なんだ…?貴様は私とは違うのか!?」

「俺は銀 狼牙…ラウラ・ボーデヴィッヒではない、ただの人間だ。そして、お前もラウラ・ボーデヴィッヒと言う一人の人間だ…織斑 千冬の強さに憧れている、一人の少女に過ぎん」

「…き、貴様は…一体…」

「そうだな…俺につく付加価値と言うのは、存外につまらんものだぞ?この学園の生徒会副会長で、クラスの副代表と言うだけだ。それに比べてお前はどうだ…ドイツ軍が誇るIS部隊、シュヴァルツェア・ハーゼの部隊長なのだろう?誇れ、自身の立ち位置を…だが、決してひけらかすな…それはただの傲慢でしかない」

 

ラウラがああも他者を拒絶するように見下し、力を誇示するのか…それは自身の存在を認めてもらいたいという気持ちが心の何処かにあるからだ。

ラウラは、出来損ないだの落ちこぼれだと言われ続けた。

だが、千冬さんとの出会いがあって今ではドイツ軍の部隊長だ。

生半可な努力はしてこなかったのだろう。

力を示せば自身の存在を認めてもらえる居場所…それが軍隊と言う環境だ。

しかし、ここは軍隊ではない…兵器こそ扱ってはいるがな。

 

「世界を知れ、ラウラ・ボーデヴィッヒ。お前が知らない世界が、今立っているこの場所だ。そうして知った時に、お前はより自身の在り方を見つめ直せるかもしれんしな」

「私は、間違っていない!力は示すものだ!誇示して何が悪い!?」

「誇示せんでも俺の様に居られるだろう?この世界は」

 

俺は立ち上がり、ラウラの頭をクシャクシャと撫でる。

 

「俺もお前もこの世界で足掻くガキだ…知るべきことは存外に多いものだからな」

「………」

 

ラウラは顔を俯かせ立ち尽くし、俺は微笑んだ後にそのままラウラを置いて屋上から出て行く。

力に捉われる者は存外に力に弱い。

力だけでは、いつか足元を掬われる。

 

「狼牙…」

「簪と…箒か」

 

屋上に繋がる階段の踊り場に二人が立っていた。

どうも話を聞かれていたらしい…なんとも気恥ずかしいものだな。

 

「銀…ラウラに常に後ろから狙われていると一夏から聞いていたんだが…」

「事実だな…利用させてもらっているが、精神的には相当堪える」

「後悔、していないのか?」

「箒…後悔するくらいならば最初から組まんよ。後悔は、足踏みだ…駄々っ子のな」

 

ああすれば良かった、こうすれば良かった等とifを言い続け過去ばかりに捉われる。

何とも愚かしい話だ。

俺たちは未来に生きているのだから、過去に目を向けてばかりはいられないのだ。

 

「狼牙は、それでもラウラさんと仲良くしてあげたいんだね?」

「クラスメイトなんだ…仲良くして当たり前だろうに。人は独りでいられるが一人で生きてはいけん…で、あれば仲良くした方が尚良いと言うものだ」

 

簪の頭を撫で優しく微笑むと、簪はどこか嬉しそうに微笑む。

 

「狼牙は、やっぱりヒーローなんだよ。絶対に、見捨てたりしない」

「そんな大層なものではない」

「銀は、卑下すべきではないな。その…私も簪達から話を聞いてそのように思っている」

「箒からそんな言葉が聞けるとはな…」

 

少しばかり目頭が熱くなるな…苦節二ヶ月…漸く関係改善の兆しが…。

 

「すまなかった…」

「いや、気にしていない…お前の立場を知っていて立ち振る舞っていたしな。だが、明日は手加減無しだ。お前がどれだけ成長したか見せてもらうからな」

「あぁ!優勝するのは私達だ!」

「負けないからね!」

 

互いに不敵に笑い階段を降りていく。

俺は、静かに闘志を燃やすのだった。

 

 

 

 

食堂でセシリアと合流し、夕食を共にする。

本日のメニューは鯖の味噌煮を二枚、冷奴、豆腐と油揚げのお味噌汁。

ご飯は丼に山盛りにしてもらった。

味噌煮のタレをご飯にかけると、これが美味くて止められんのだ。

 

「朝と昼をほぼ抜いていて、夕方それだけの量…太らないなんて…」

「ほぼ抜かんといけないのは加速Gのせいなんだがな?」

 

肩を竦め、セシリアと並んで座り食事を進める。

鯖は脂がのっていて、口いっぱいに広がる味噌の香りが心地良い…もう二枚貰うべきだったか…。

 

「味噌煮…美味しいんですの?」

「あぁ…好物の一つだ…缶詰のものは骨ごと食べられてあれはあれで美味しいが、やはりこういうところの手作りの一品が一番美味いな」

「…一口いただいても?」

「構わんが?」

 

俺は煮付けが盛り付けられた皿をセシリアの前に差し出すが、セシリアはこちらを見つめてくる。

…まさか…。

 

「その、お箸は苦手ですので食べさていただけませんか?」

 

その時、食堂に衝撃が走る。

そう、いわゆるあーん、をしろと仰るのだ。

周囲の女生徒は貴重なワンシーンを逃さぬように眼光鋭くなり、また恨めしいと言わんばかりの視線が降り注ぐがセシリアは気にした様子がない。

 

「…今回だけだからな?」

 

俺の一言にセシリアは満面の笑みを浮かべて、口を控えめに開けてくる。

どうせ食べてもらうのだ…一番美味しいところを食べてもらうか…。

俺は腹身の部分を箸で取り、ふー、と息で冷まし口元に運んでやる。

孤児院時代、幼い子供相手にしていた事を同年代の…それも女子にする事になるとはな。

 

「ほら…舌を火傷してくれるなよ?」

「あ、あーん…」

 

セシリアは顔を真っ赤にしながら鯖の味噌煮を口に入れる。

その瞬間カメラのフラッシュやら携帯のシャッター音等が響き渡るが、お嬢様は聞こえていないのか体をくねくねと揺らしている。

まぁ、自己責任だし…もう俺はある意味諦めている。

 

「美味しいか?」

「え、えぇ…和食も、良い、ものですわね…!」

 

非常にご機嫌なのが分かるくらいの眩しい笑顔だ…やはりセシリアは貴族だなんだと言うより歳相応にしている方が一番魅力的に見えるだろう。

 

「ラブラブねぇ…私にはしてくれないのかしら?」

「楯無か…お前は箸を使えるだろう?」

「酷い!私とは遊びだったのね!?」

「極論すぎやせんか?」

 

俺は妄想の世界に旅立ったセシリアを放置しつつ、食事に戻る。

…鯖が減っている。

 

「やっぱり、この食堂の煮付けは最高ね!」

「猫めが…食物の恨みは恐ろしいと言う事を教えてやろうか?」

「ふふん、隙を晒した方が悪いのよ?」

 

ドヤ顔で楯無はデザートを食べる…おのれ…。

 

「ところで、『書類』関連は順調か?」

「えぇ、問題ないわ…『書類』さえしっかりしていれば問題ないもの」

 

シャルロットの問題が俺の手を離れ、無事に解決したようだ。

目に見えて安堵していたのか楯無とセシリアがこちらを見てくる。

 

「なんだ?」

「いえ、随分と穏やかな顔をしていましたので…」

「見惚れていたのよね〜?」

 

楯無の言葉にセシリアは素直に頷く。

穏やかな気分になるのも仕方がないだろう。

 

「問題はラウラか…」

「ドイツっ娘はやんちゃしてるみたいじゃない?」

「狼牙さんを背後から問答無用に撃つのですから…狼牙さんが気を利かせてなければ、ドイツの面目丸つぶれですわよ?」

 

俺は背後から何時でも撃たれて良いように、ラウラの前に出る時は延長線上に敵機が居るように立ち回っている。

もし同士討ちが故意だったと思われてみろ…ラウラの立場が無くなる。

なんせ、今は各国からお偉方が集まっているからな…精神的磨耗はそういった面でも起きている。

 

「そんな状況を利用して攻撃するなんて相当よね…次期生徒会長狙ってみる?」

「お前とはやり合いたくない…完封されそうだしな。簪が挑戦したら考えようか」

「簪ちゃんの事立ててくれるんだ〜」

「簪さんは最近目に見えて明るくなってますわね…狼牙さんのお陰でしょうか?」

 

楯無はニヤニヤとした笑みを浮かべ、セシリアはセシリアでむすっとした顔になる。

 

「さて、な…促しはしたが踏み出したのは簪だ…あいつ自身が変わろうとしたから、現状があるのだろう」

「狼牙さんは、優しすぎます!もう少し厳しくしてもよろしいのではないのですか?」

 

セシリアはもっと自分に目を向けてもらいたいのかご立腹だ。

しかし、楯無はニヤニヤとした笑みを崩さずにセシリアに声をかける。

 

「でも、そういうところも魅力的なんでしょ?」

「う…それは…」

「私は、そう思うけどね」

「美人二人にそう言ってもらえて幸いだ…さて、俺は一足先に部屋へと戻る」

 

俺は立ち上がり食器を手に持つ。

明日は決勝トーナメント…ここまで来てヘマはやれんからな…。

 

「わかりました…応援してますわ」

「期待に応えてはみせよう」

 

俺はセシリアの言葉に頷き、その場を立ち去った。

 

 

 

翌日、決勝トーナメント第一回戦。

ピット内で天狼を身に纏い腕を組む。

 

[箒ちゃんには悪いけど勝ちに行きましょうか]

 

宣戦布告は済んでいるし、向こうもやる気だ。

本気の…とはいかんが全力では行かせてもらおう。

後ろからシュヴァルツェア・レーゲンを身に纏ったラウラが歩いてくる。

 

「ボーデヴィッヒ、日本の代表候補生の方を受け持ってもらいたい」

「…何故だ?」

「もう一人の方の訓練を俺が見ていたからな…言わば卒業試験だ。お前一人でも二人を相手にしても問題は無いだろうが、これだけは譲れん」

「良いだろう、だがもし織斑 一夏とぶつかった時は…」

「承知している。シャルルの相手は俺が勤めよう」

 

敵意はあるが、随分と態度が軟化している。

変わってきているのであれば、俺としては大変喜ばしい。

シンパシーを感じないわけでもないからな。

 

「さて、ボーデヴィッヒ…行こうか」

「ラウラで良い…日本人には発音が大変なのだろう?」

「承知した…ではラウラ、行こう」

 

ラウラを先にカタパルトに乗せ射出した後に、続く形で俺もカタパルトに乗る。

 

「まさか、気遣われるとはな」

[一体、昨日は何を話したのかしら?]

「他愛ない会話だ…行くぞ、白」

[アイ・サー]

 

俺はカタパルトで撃ち出され、アリーナ中央付近にいるラウラの隣まで移動し腕を組む。

丁度向こうも来たようだ。

二人は打鉄を身に纏い、箒は近接ブレードを二刀流で装備し簪はアサルトライフルを二挺装備している。

箒がオフェンスで簪がサポートする形か…手早く分断してしまおうか。

 

「箒…百秒耐えてみせろ…そうすればお前は俺に勝ったと言える」

「どういうことだ?」

「…スパルタだね、狼牙は」

 

簪は俺の言葉にクスッと笑い、箒は険しい顔で近接ブレードを構える。

 

「では、ラウラ…手筈通りに頼む」

「……」

 

俺は腕を組んだままラウラへと視線を向けるが、黙したままリボルバーレールカノンの照準を簪へと合わせている。

さて、狩りの時間だな…俺からの全力の牙…へし折ってみせろ、箒。

試合開始のブザーと共に箒は前進、ラウラは簪へとレールガンによる砲撃を開始しワイヤーブレードの展開を始める。

 

「白、リミッター解除」

[見せつけてあげましょう、私達の力を]

 

俺は突っ込んできた箒の近接ブレードを足でいなしながらリミッターを解除。

会場内に狼の遠吠えが響き渡ると同時に、背面のシールドが二対の翼状の大型スラスターへと変化する。

 

「くっ!私は、負けられないんだ!」

「悪いが、俺とて負けられんのでな!」

 

箒が二刀を振り上げ斬りかかると同時に、俺は瞬時加速を伴った飛び蹴りを箒へと叩き込み弾き飛ばす。

 

「ぐっ…疾い!」

「この程度は序の口だ…狼の狩りと言うものを教えてやろう」

 

時間も無い…俺は速攻でケリをつける為、全ての移動を瞬時加速で行い箒に張り付き殴り、蹴り、或いは投げ飛ばす。

いずれも真正面からでは無く、以前一夏を叩きのめした時と同様に多方向からの攻撃だ。

しかし箒も負けてはおらず、攻撃が来る瞬間を狙って近接ブレードを振るってくる。

型にはまった流麗さではなく、より実戦的な無骨な剣術。

俺は笑みを浮かべる。

箒もまた、変わろうとしている…一体、どの様な考えの元変わろうとしているのかは分からない。

だが、俺はそれを嬉しく思う。

 

「この速度に追い付くとはな!」

「私を舐めるな!」

「好敵手とはこうでなくてはな!!」

 

で、あれば俺は反撃を許すまい…残り二十秒…ケリをつけさせてもらう。

瞬時加速を用いた瞬間、俺は箒の目の前から消えて見えたのか、驚愕の声をあげる。

 

「んなっ…!?」

「敗北もお前の糧になる…沈め」

 

背後にまわり、背に寸勁を叩き込み弾き飛ばした後に再び瞬時加速。

 

「おおおおおおおっ!!!!」

 

天高く舞い上がり一気に急降下、弾き飛ばされている箒に追い打ちをかける様に飛び蹴りを叩き込み、そのまま地面へと急降下。

アリーナの地面を箒で削り取りながら滑り、停止すると共にリミッターが機能しスラスターがシールドへと戻る。

箒のシールドエネルギーはゼロだ…残念だったな。

 

「ぐ…負けたのか…っ」

「腕を上げたな…精進しろよ、箒」

 

俺は飛び上がり箒を見下ろすと、箒は悔しさに涙を流している。

一夏の事ではなく、自身の弱さに涙できるのであれば…いずれ…。

俺はラウラの元へと向かい、前へ出る。

簪も善戦していたのだろうが、ラウラの停止結界に阻まれ有効打を与えることはできなかったようだ。

ラウラのISは装甲に傷がある程度だが、簪のISは装甲から火花が散っている…そろそろ限界だろうな。

 

「さて、諦めるか?」

「絶対に、あきらめない…!」

「そうでなくてはな!」

「私の獲物だ!」

 

ラウラはワイヤーブレードで簪を牽制しつつ、プラズマ手刀を展開し近接戦を仕掛ける。

対する簪はアサルトライフルの弾丸をばら撒きながら、ワイヤーブレードを掻い潜って行くがラウラの停止結界に捕まってしまう。

 

「怯えろ、自分の弱さに!」

「私は、怯えない!もう、逃げないから!」

 

ラウラは恐怖を煽るためかゆっくりと簪の胸元にプラズマ手刀を突き刺しシールドエネルギーを削りきる。

その間も簪は目を背けず、戦意を衰えさせることはなかった。

 

「勝敗は決した…もう、いいだろう?」

「チッ…」

 

俺はラウラの腕を掴み簪から遠ざけさせると、ラウラはそれを振り払いピットへと戻っていく。

 

「負けちゃった…」

「ラウラ相手にアレだけ戦えたのだ…誇ると良い…」

 

俺は簪の頭を撫で、ピットへと向かう。

次は決勝…一夏達は上がってくるだろうか?


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