【完結済】インフィニット・ストラトス 〜狼は誰が為に吼える〜   作:ラグ0109

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漸くタグ詐欺なんて事は無くなりました。


空に輝く矮星は

「馬鹿な…こんな機体をただの学生に渡せる訳がない」

 

織斑 千冬は夕刻に学園に搬入されてきた、銀 狼牙専用機のスペックデータを見て狼狽えた。

他者を寄せ付けないその圧倒的な加速性は、耐G訓練を乗り越えた者でさえ顔を引きつらせる。

そして一番の問題は……。

 

 

 

 

 

 

「無理をするんじゃない、セシリア」

「ゼェ…ゼェ…なんで…息切れ…してないんですの…」

 

朝、いつもの鍛錬にセシリアを加えハーフマラソンからのメニューを一気に消化するとやはりと言うか何と言うかセシリアがバテた。

 

「こんなメニューを毎日やっていれば、嫌でも順応する」

「た、タフ…」

 

まぁ、分かりきっていたのでタオルとぬるめのスポーツドリンクを渡す。

セシリアはセシリアでメニューを考えさせんとな…

好意はありがたいが、それで身体を壊されたらたまらん。

 

「おはよう、狼牙君…セシリアちゃん大丈夫なの?」

「おはよう更識…まぁ、なんだ…本人に悔いはなかろうよ」

 

楯無は制服姿でこちらにやってきた。

今日は襲いかかって来んようだ。

偶にお遊びで奇襲してくる。

朝の鍛錬で程よく疲れた状態での実戦訓練は中々に堪える。

 

「はぁ…はぁ…そちらの、女性は…」

「ルームメイトで生徒会長の更識 楯無だ」

 

ドヤ顔で楯無は扇子を開くと達筆な字体で国家代表の四文字。

……聞いてないぞ。

 

「おい、聞いてないぞそんな話」

「おねーさん聞かれていないもの」

「聞くわけがなかろう…学園最強と言うのも理解できるな…」

「更識先輩は…ロシアの国家代表ですのよ…」

 

漸く、息を整えたセシリアが捕捉してくれた。

日本人でロシアの…?

考え込むように腕を組み楯無を見つめると、ポーズなのか何なのか照れたように頬を染める楯無。

対して、セシリアは少々険悪な空気である。

 

「私は狼牙君と違って自由国籍持ってるから問題はないのよ?」

「俺は国無し子だからな…羨ましい限りだ」

「と、ところでルームメイトと言うのは本当ですの?」

 

プルプルと震えながら渡したペットボトルを握りつぶしながら、此方を見上げるセシリア。

…何とも、嫌な予感しかせんな…。

 

「あぁ…セシリアとの決闘前は、IS操作に関するレクチャーもしてもらっている」

 

だが、やましい事も無いので素直に話す。

あぁ、このまま楯無が『あの事』を黙っていてくれれば…。

 

「一緒のベットで寝た仲じゃない」

 

いやんいやんと頬に手を添えながら体をくねらせる楯無。

こいつ、爆弾を投下したか!

 

「な、な、なんですって……?」

「…目をさますと更識が勝手に入ってきているんだ」

 

これが、淑女の出す殺気と言うのか……!?

セシリアの気迫に内心たじろぎながら後ずさる。

これは恐ろしい…今、決闘したならば一矢報いる事なく地に伏す事になっただろう。

後、楯無…後で覚えていろよ…。

 

「不潔ですわ!!!」

「グワーッ!!!!」

 

飛び上がるようなアッパーカットをモロに顎に受け頭から宙に放り出され、頭から落ちる。

小宇宙でも燃やしたのか…セシリア…。

恋する乙女の何と恐ろしい事か。

 

 

 

「ハハハ、災難だったな」

「全く、あの貴族は良い拳をしている」

 

アリーナの更衣室、俺と一夏は迫り来る女子たちの包囲網の裏をかき、何とかアリーナの更衣室で次の授業の為にISスーツを着替えることができた。

 

「しっかし、狼牙はモテるなぁ…やっぱり大人びた雰囲気だからなのか?」

「お前の方がモテている…いい加減好きな奴を定めろよ」

 

本当にモテるのだ…数打てば当たるとかそう言うレベルではない…。

 

「まさか、俺なんかモテるわけないだろ?」

 

首を横に振り苦笑する…こいつは今、彼女居ない歴=年齢の男性諸君を敵に回した事だろう。

いいぞ、詰って…俺が許す。

 

「全く、どうしたらそんな風に考えられるのやらな」

「何か言ったか?」

「何でもないぞ、能天気」

「ひでぇ」

 

しかも都合の悪い…と言うべきなのか重要な部分が耳に入らんのだ…よく刺されなかったものだと本当に感心する。

 

「ところで、これからやる授業で狼牙は専用機を渡されるんだよな?」

「そうなるな。マニュアルも無しに渡されるとは思いもしなかったが…」

「ほら、ISって装着する時に一気に性能とか頭に叩き込んでくれるだろ?だからじゃないか?」

 

あぁ、言われてみれば確かに…

打鉄を初めて装着した時、一気に知識が流れ込んできた。

本当に一瞬だ。

人間の本能に刻まれているものだと言っても疑われないだろう。

俺たちは小走りでアリーナ内へと向かう。

既にクラスメイトの女子達が学園指定の体操服に着替えている。

尚、この学園の指定体操服であるが…ブルマである。

そうブルマなのである…大切なことなので二回言わせてもらった。

ISスーツは露出が多い。

これは恐らくお上の判断も噛んでいるのだろうが、基本的に女性用の一般的なISスーツと言うものはハイレグ状のレオタードと膝や肘につけるサポーターだけだ。

非常に羞恥心を煽る物なのだ…ボディラインもクッキリと出るからな。

そう言う訳で、そう言った羞恥心を薄れさせる為なのか女子の体操服はブルマと言う事になっている。

ちなみに水着はこれまた中々お目にかかる事が無いであろう旧スクール水着である。

……徹底しているな、お上は……。

 

閑話休題

 

「おー、ローロームキムキだぁ」

「それに比べると俺、筋肉少ないか?」

「多分、銀君が異常なんじゃないかな…」

 

ぴっちりとしたISスーツに身を包んでいる俺たちは複数の女子達に囲まれる。

写メを撮るな…写メを…

 

「何でも小学生の頃から鍛錬を続けているそうですわよ」

「一体どんな鍛錬をしたらそうなるんだ…?」

 

セシリアの言葉に箒から呆れた声が上がる。

セシリアは今回の実践授業に参加する為にISスーツを身に付けている。

グラビアアイドルもやっていたと言うだけあってプロポーションが抜群に良い。

時折女子達が嫉妬の目を向けている。

箒からは、昨日から時折敵意を感じるようになった。

…依存、しているのだろうな。

 

「朝、こちらと合流してみますか?ハードですわよ…」

「わ、私は一夏に剣道を施さなくてはならないんだ!」

 

腕を組みソッポを向きながら声を荒げる、箒に苦笑するセシリア。

 

「一昔前のお前の姿だ…セシリア」

「うぅ…あまり言わないでくださいまし…」

 

ひそひそとセシリアと話すと、周りから生暖かい視線が飛んでくる。

 

「おー、セッシーらぶらぶー?」

「莫迦な!決闘で愛情が目覚めたと言うのかっ!!」

「抜け駆けはー?」

「「「極刑!!!」」」

「そ、そんな抜け駆け等と言うことは!」

 

必死に否定するセシリアに包囲網を縮める女子達。

すると救世主が現れた。

 

「騒ぐな!専用機持ちと銀は前に出て、他は出席番号順に列を作って座れ!」

 

千冬さん(群れのリーダー)である。

千冬さんは黒いジャージ姿で竹刀を肩に担いでいる。

何ともサマになっていてカッコいいものだ。

 

「「「「ハイ!!」」」」

 

千冬さんの指示に従い全員が所定の位置につき座る。

 

「今日の実践訓練は銀の専用機のフィッティングの様子と専用機持ちによる演習だ」

 

山田先生がフランス製のISラファールのマイナーチェンジ機を纏いコンテナを運んでくる。

 

「お待たせしました、銀君。これが銀君専用機…」

 

コンテナを皆に見える位置に置き展開させると、狼を模した全身装甲(フルスキン)のISが現れた。

 

「『天狼』です」

 

名を聞いた瞬間全身の毛が逆立つ思いがした。

天狼…かつて『俺達』が呼ばれていた名。

天の頂きの狼

誇り高い我等の名…蛇め…狙ってやったとしたら今度会った時思い切り殴ってやる。

 

「これが、俺のものか…」

 

ゆっくりと俺はISに近寄り、自然と笑みを浮かべる。

何で、一夏もセシリアも顔を引きつらせているんだ?

千冬さんは千冬さんで何か浮かない顔をしているな。

 

「銀、フィッティングを始めろ」

「承知」

 

俺はISに背を向け倒れこむように身体を天狼に預ける。

すぐさま、天狼が体に装着され情報が頭に流れ込んでくる。

 

[お早い帰還ね、ロボ]

 

あぁ、今は授業中…フィッティングの実践でな…お前なら時間を掛けずともできるだろう?

白は何をやらせてもソツなくこなす…ただ、どこぞのネコの様に茶目っ気があるのが玉に瑕だが。

 

「銀、先日の戦闘データは初期化してある。まずは歩行から走行、飛翔を行え。織斑、オルコットは随伴して手本になってやれ」

「承知」

「「わかりました(わ)」」

 

一夏は白式をオルコットはブルー・ティアーズを展開し、先行して歩き始める。

 

「全身装甲とは珍しいですわね…」

「なんか、アニメに出てくるヒーローみたいなISだよな」

「肉体を晒すよりは幾分気が楽で良い」

 

ゆっくり歩きながら徐々に速度を上げ、走り始めると他の二機よりも前に出る。

 

[地上用って訳じゃないのに早いわね…これなら思い通りに動かせるんじゃないかしら?]

 

体にしっくり来る感じがする。良い気分だ。

 

「速いって!狼牙!」

「待ってくださいまし!」

 

後を追うように走ってくる二人を置いて空に舞い上がる。

やはり気持ちが良い。

空を舞えば、同じようにセシリアと一夏が飛んでくる。

 

「ははは、こうして飛ぶのはいい気分だな」

「楽しんでますわね…」

「っと…飛ぶのに中々慣れないなぁ…」

 

セシリアがやって来れば苦笑し、一夏がおっかなびっくりと言った様子で遅れてやってくる。

すると千冬さんの厳しい一言が飛んでくる。

 

「どうした、織斑…白式の出力スペックはブルー・ティアーズより上だぞ。しっかり飛べ!」

 

バツが悪そうに一夏は愚痴を溢す。

 

「そんな事言われてもなぁ…そもそもどうやって飛んでるんだか…イメージってのも浮かばないし」

「イメージは所詮イメージですし、飛んでいる理論も説明しても構いませんわよ?」

「頭が痛くなりそうだから遠慮しておく」

 

首を横に振り一夏が断ると俺の天狼が光り輝く。

 

[フィッティング終わったから一次移行するわよ]

 

あぁ、頼む。

装甲が蠢き適した形状に変化する。

銀一色だった装甲は腕や足の一部の装甲が刃の様に鋭くなり、駆動箇所を中心にクリスタル状の装甲が追加される。

背面には非固定武装の円形のシールドと、狼の尾の様にスラスターが追加される。

 

[これ、人が乗るように出来てないわ…リミッターが掛けられてるけど、言ってくれれば何時でも外すわ]

 

リミッター…やはりゲテモノの類だったか。

 

「一夏!!何時まで飛んでいる!早く降りてこい!!」

「こう、恐れを知らんな箒は…」

「「ははは…」」

 

スッパーン!!と凄まじい音がアリーナに響き渡る。

まさしく天誅である。箒には是非とも反省してもらいたいものだ。

 

「一次移行も終わったな。オルコット、銀、織斑の順で急降下、急制動をかけろ。目標は地面から10cmだ」

「では、お先に」

 

セシリアが模範的なマニューバー見せ、目標通りの位置で制動をかける。

クラスからは拍手が響き渡る。

 

[あら、誰かからコンタクトがあるわ…少しお相手してくるわね]

 

少しこの世界を楽しんでくると良い。

では、行くとするか。

 

「セシリアに負けてもいられん、先に降りるぞ」

 

一夏に手を振りPICをカットし頭から落下する。

自由落下中にスラスターを軽く吹かし、落下速度を上げる……そろそろか。

PICを出力し天地を正し動きを止める。

 

「15cmか…初めてにしては上出来だが、制動が早すぎたな」

「少々臆病になりすぎた」

 

PICをカットし、着地する。

さて、一夏の番だが…クラスの全員で見上げていると一夏が『落下』してくる。

……そろそろ止まらないと…。

爆発音と共に一夏は着地した。

 

「「一夏(さん)!?」」

 

一夏はアリーナにクレーターを作り出していた。

野菜星の人か、お前は。

 

「誰がクレーターを作れと言った?」

 

千冬さんは溜息交じりに呆れている。

 

「す、すみません…」

「情けないぞ、一夏!」

 

だから、箒よ…心の炉にとは言ったが…くべすぎは制御不能の炉心と変わらんぞ…。

アドバイスした事を深く後悔し頭を抱える。

 

「どうした、銀?」

「いや、侭ならん物なのだな、と嘆いていたところだ」

 

溜息交じりに千冬さんに答え、どうしたものかと思案する。

 

「あまりお前は気を回すな。倒れるぞ」

「性分な物でな…気を付けはしよう」

 

一夏、セシリア、俺で並ぶ。

 

「よし、織斑とセシリアは武器を展開してみせろ…織斑からだ」

「はっはい!!」

 

一夏は右腕を左手で握り強く集中し始める。

十秒ほど経った頃淡い光が出始め雪片弐型が一夏の手に握られる。

 

「遅いな…コンマ五秒で出せるように努力しろ」

「ぐ…わかりました…」

 

千冬さんに叱責され落ち込む一夏。

言葉通りに受け取るな…目標をくれているじゃないか。

 

「続けてオルコット…ライフルを出した後、近接兵装を出してみろ」

「わかりましたわ」

 

セシリアはスッと右腕を横に出してライフルを呼び出す。

 

「展開速度は及第点だが、そのポーズは何なんだ…その癖は直せ」

「は、はい……」

 

若干涙目になりつつ、ライフルを量子化したセシリアはインターセプターを呼び出そうとして四苦八苦している。

 

「あぁ、もう!『インターセプター』!!」

 

音声コールで呼び出すとホッとした顔になる。

 

「オルコット、近接ブレードはポーズ以前の問題だ。射撃戦専用とは言え、近寄られた時の対処がおざなりでは話にならん!」

「ぐ…返す言葉もございませんわ…」

 

実際不意打ちとは言え近接を仕掛けられてるからな…努力しろよ。

 

「先生、銀君の武装は無いんですかー?」

 

そう、この天狼一つ大きな問題を抱えているのだ。

 

「あぁ、銀の天狼は量子化できる武装が無いため武装を積んでいない」

「「「「エエエエエエーー!?」」」」

「どうもこの部分に容量を食われているらしい」

 

俺は皆の驚きを他所にクリスタル状の装甲をコツコツと叩く。

こう言った衝撃を与えるとエネルギーに変換して蓄える性質がある…そうだ。

圧倒的な燃費の良さと、殺人的な加速性能。

高速格闘戦闘に主眼を置いた結果なのだろう。

 

「つまり、天狼はこの拳と脚が武器になっている」

 

軽く拳を構えてみせる。

 

「ブレードエッジ装甲と呼ばれるものだ。装甲自体が刃物となっていて、普通の打撃が斬撃と同じ扱いになる」

 

苦肉の索なのだろうな…なんせ、武器が積めないのだから。

 

「よってこの機体は自身の格闘家としての力がそのままこの機体の戦闘能力に直結する」

 

千冬さんは軽く頭を抱え溜息をついている。

それはそうだ、俺だったらこの機体を一学生に渡すなんて考えられん。

なんせ、国の庇護がない専用機持ちなんぞいい餌だ。

 

「さて、今日の授業はここまでだ。織斑、穴を午後の授業までに埋めておけよ」

「ウヘェ……」

「手伝ってやるからそんな顔をするな…」

 

結局、俺たち二人は昼休みギリギリまでクレーターの埋め立て作業を行っていた。

 




今更ながら設定をちょろっと




銀 狼牙(しろがね ろうが)

前世の名前:ロボ

性別:男

誕生日:4/9

年齢:16歳

趣味:芸術活動、自己鍛錬

容姿
白雪の様に綺麗な銀色をした長い髪の毛を三つ編みにしている。
綺麗な金色の瞳を持ち目付きはやや鋭く、顔立ちも一夏とは違ったワイルド系のイケメンと言ったところだが、何故か仏頂面である。
身長180㎝、体重90Kg
重いのは鍛えた筋肉のためだがボディビルダーの様に見せる為の筋肉ではなく、引き締められた無骨なものである。
幼少の頃の事故の為に身体中に傷がある為、夏場でも長袖長ズボンを欠かさない。

性格
前世の記憶を引き継いでいる為か、一歩引いて物事を見ようとするが年相応に反応したりする少々歪な性格。
本人曰く、腹芸は苦手。
冷静であろうとするあまり反動でキレると非常に恐ろしく、機械的に暴力を振るう



専用機

IS名:天狼

機体メインカラー:シルバー

世代:第三世代

全身装甲(フルスキン)タイプの機体で他のISに比べて小柄。
フルヘルムのマスクは狼を模しているのか鋭角な犬耳の装飾が施されており、背面には円形の非固定シールドと狼の尾の形状を模したテールスラスターがある
機体の各所にクリスタル状の装甲が覆ってありこれらは第三世代兵器、衝撃変換吸収体『矮星』と呼ばれるものである。
物理的打撃や、自身の駆動による大気摩擦などの衝撃エネルギーの三割を吸収、変換しシールドエネルギーに蓄える事により、全体的な燃費を遥かに向上させた。
両腕、両足に着けられたブレードエッジ装甲『牙狼』は第三世代兵器により武装を搭載できない天狼の為に苦肉の策として、腕や脚の装甲を刃とする事で肉弾戦での攻撃性能を高めた物である。
背面の円形の非固定シールドは展開装甲の雛形、『可変装甲」。
リミッターを解除する事で、二対の翼状のスラスターに変化し操縦者の安全を無視した加速性を得ることができる。
待機状態は、淡く光る白い石に蝶の彫刻を彫り込んだネックレス。

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