第二次スーパーロボット大戦Z Another   作:Dr.クロ

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学園に悪事が舞い降り、何者かが暗躍した時、運命は乙女より星を授かる。


第九話~アッシュフォード・ラプソディ後編~暗躍する者、飛び立つ運命の星~~

さて、そんな事を知らないZEXISメンバーはある事に驚いていた。

 

それは…

 

女生徒「待ってルルーシュ君!」

 

女生徒2「あたしにタッチさせて!」

 

ルルーシュ(咲世子)「ははは!捕まえてごらん!」

 

そこでは咲世子が変装したルルーシュを女生徒達が追いかけていたのだがルルーシュ(咲世子)は持前の運動神経でとんでもない逃げ方をしていた。

 

シオニー「す、凄いですねあの副会長さん」

 

甲児「すげぇジャンプ力…!」

 

ワッ太「あの人、只者じゃないよ!」

 

赤木「冷静沈着で頭が切れて、ルックスが良く、ストレスに負けなくて、おまけにとんでもない運動能力!?」

 

クロウ「ついでに妙にさわやかだ」

 

その逃げ回り方にそれぞれが感想を言う。

 

AN「(いや絶対違う人でしょあれは!?)」

 

そんなメンバーにANは内心ツッコミを入れる。

見た目はそっくりだが始まる前の自分達から遠ざかった際の走りから運動神経は一般人と同じ程度だと言うのを調べたANだからこそ分かった事である。

 

AN「(…追ってみますか)」

 

気になったのでANはルルーシュ(咲世子)を追いかける。

 

しばらくするとルルーシュ(咲世子)は校内へと入って行く。

 

ANも気付かれない様に距離を置いて追いかける。

 

校内~廊下~

 

ルルーシュ(咲世子)「(良し…女生徒は振り切った…後はこの速度を維持して…)」

 

誰もいない事を確認して捕まらない様に走り抜けようとしたルルーシュ(咲世子)だったが…

 

ルルーシュ「咲世子!」

 

ルルーシュ(咲世子)「ルルーシュ様!?」

 

怒った顔で現れた本物のルルーシュに驚いて立ち止まる。

 

ルルーシュ「いったい何なんだあれは!?俺をスーパーマンに仕立て上げるつもりか!」

 

AN「(どうやらあっちの方は咲世子さんっていうそうですね…)」

 

怒鳴るルルーシュのを離れた場所で隠れながら聞いたANは納得する。

 

ルルーシュ(咲世子)「何としても逃げ切れとの御指示でしたので…」

 

ルルーシュ「(くっ、失態だ!またも咲世子の天然ぶりを忘れていた!)」

 

どこか悪かったでしょうかと首を傾げるルルーシュ(咲世子)にルルーシュは顔を抑える。

 

AN「(…天然のようですね;)」

 

会話からそう判断するANは人が近付いて来るのに気付く。

 

ルルーシュ(咲世子)「ルルーシュ様!誰かが近づいています!」

 

ルルーシュ「誰かに見つかる訳にはいかない!後は俺がやる!!」

 

ルルーシュ(咲世子)「了解です。ご無事で」

 

同じ様に気づいたルルーシュ(咲世子)の言葉にルルーシュがそう言った後にルルーシュ(咲世子)はAN以外に気付かれない様にその場を離れる。

 

AN「(あれは…ヒイロさん?)」

 

ヒイロ「ルルーシュ・ランペルージ…」

 

近付いて来る人物がヒイロだと分かるとそのヒイロはルルーシュへ話しかける。

 

AN「(一体何を…)」

 

ルルーシュ「や、やあヒイロ君か。久しぶりだね」

 

どうするのか見守るANを知らずにルルーシュはぎこちなく話しかける。

 

ヒイロ「学園祭でお前の妹を助けた時以来か」

 

ルルーシュ「…何の事かな?俺には弟はいるけど妹はいないよ…(俺はナナリーの記憶が消されてる事になっている。返答には気を付けねば…)」

 

そう言うヒイロにルルーシュは悟られない様に戸惑った様子で答える。

 

ヒイロ「…この学園で、お前の妹はあの女と仲良くしていた…」

 

AN「(あの女?それに妹って…)」

 

ヒイロの言った事にANは考える。

 

ヒイロ「だが、その痕跡が全て消えている。何者かが意図的にやったかのように…」

 

ルルーシュ「(こいつ…まさか!?)」

 

その言葉にルルーシュはヒイロはこの学園でのナナリーがいた事を調べ上げたのだと気付く。

 

ヒイロ「ルルーシュ・ランペルージ…お前は…」

 

何かを言おうとしたヒイロだったが聞こえて来た足音に中断される。

 

リリーナ「ヒイロ」

 

ヒイロ「!」

 

その人物はリリーナ・ドーリアンであった。

 

現れたリリーナへ向いたヒイロを見てルルーシュは逃さなかった。

 

ルルーシュ「(リリーナ・ドーリアン…!だが、これはチャンスだ!)ヒイロ君。君が何を言ってるか分からないが、俺には生徒会の用事がある。また後にしてもらおう」

 

そう言ってルルーシュはその場を去る。

 

ヒイロ「…逃げたか」

 

AN「(気になりますがあっちを追いますか)」

 

ヒイロが何か言いたかったのか気になるがルルーシュを追いかけるのを優先してANはその場を去る。

 

ヒイロ「(……どうやらルルーシュを追いかけたか)」

 

そんな追跡をヒイロに気づかれてるとは知らずにANはルルーシュを追って図書室と思われる部屋に入る。

 

AN「(此処は図書館のようですね)」

 

色々とあるなと考えながらANは歩いているとルルーシュに気付く。

 

ルルーシュ「(くっ…久々にエリア11に戻ればこの騒動だ…これではゼロをやっていた方がずっと楽ではないか…!)」

 

シャーリー「ルル…」

 

色んな事で頭が痛いルルーシュは近くの椅子に座るとそこを何時の間にかいたシャーリーが話しかける。

 

AN「(…なんかいい雰囲気ですね)」

 

ルルーシュ「や、やあ…シャーリー…」

 

現れたシャーリーとルルーシュの様子を見てそう思うANを知らずにルルーシュはそう言う。

 

シャーリー「…何かあったの?」

 

ルルーシュ「え…」

 

隣に座ってそう聞くシャーリーにルルーシュは目を丸くする。

 

シャーリー「この頃、ルルの様子…ずっとおかしかったから…」

 

ルルーシュ「シャーリー…」

 

心配そうに言うシャーリーにルルーシュは脳裏に自分が記憶を無くさせる前のシャーリーを思い浮かばせた後に口を開いて話そうとし…

 

AN「(…ん?)」

 

???「おっと、ラブコメはそこまでだ」

 

ANが気付くと同時に銃を持った男が現れて銃を突き付けて言う。

 

それにルルーシュは咄嗟にシャーリーの前に出る。

 

ルルーシュ「何者だ!?」

 

それにANは急いで天井裏へ隠れる中でルルーシュが問う。

 

傭兵団「俺達は傭兵団『暁の牙』…!これよりこの学園を占拠する!」

 

ルルーシュ「何っ!?」

 

告げられた事にルルーシュとシャーリーは驚く。

 

AN「暁の牙?」

 

名乗った名前にANは呟いた後に相手を探る為に伺う。

 

そしてしばらくして…

 

 

~ARISIA・ブリッジ~

 

シン「アッシュフォード学園にテロリストが来たってホントか!」

 

刹那「そうらしい。今流れてる」

 

X魔王と共に駆け付けたシンに刹那はそう言ってウイングPRが出した中継映像を見る。

流れてるのでは暁の牙が使うジェノサイドロンやアクシオとデスラムがアッシュフォード学園を囲んでいるのが分かる。

 

Aエクシア「人質を取られて手も足も出せないみたいッス!」

 

X魔王「これやと行ってる皆さんが心配やな」

 

ううむと唸るAエクシアの隣でX魔王がそう呟く。

 

 

~ブリタニア政庁~

 

ギルフォード「テロリストの一団の動きは?」

 

ブリタニア騎士「アッシュフォード学園を占拠し、ブリタニア政庁に身代金を要求しています」

 

映像を見ながら聞くギルフォードにブリタニア騎士はそう報告する。

 

ギルフォード「食い詰めた傭兵段が犯罪に手を染めたか…別の場所で陽動の為の騒動を起こし、その間に本隊を動かすとは…手の込んだ真似をしてくれる…」

 

顔を顰めて眼鏡を直しながらギルフォードはそう呟く。

 

ナナリー「アッシュフォード学園が…」

 

ローマイヤ「総督…テロに屈する事は許されません。隙を見て強攻策を取る事を進言します」

 

ギルフォード「お待ちくださいミス・ローマイヤ。あの学園には枢木卿が潜入しています」

 

そんなナナリーにローマイヤが進言するがギルフォードが落ち着かせる様に言う。

 

ギルフォード「また、ヴァインベルグ卿とアールストレイム卿もそのバックアップに動いています。今は、それを待ちましょう」

 

ナナリー「(頼みますスザクさん…学園を…皆さんを救ってください…)」

 

それを聞きながらナナリーは祈る。

 

???「おやおや…何か面白いことになっていますね」

 

そんなナナリーをとある人物は見ながらその手に手に入れたある物を見ていた。

 

???「さて例のものは手に入ったし見に行きますか」

 

愉快そうに言ってその人物はその場を離れる。

 

 

~アッシュフォード学園・生徒会室~

 

一方で暁の牙の団員達により、ルルーシュ達は生徒会室に集められていた。

 

ANも知られない様にステルスモードを発動させて天井裏から見ている。

 

傭兵団「すまないな。楽しいイベントの真っ最中だったようだが、君達には我々の人質になってもらう」

 

リヴァル「人質って…」

 

集められたルルーシュ達にそう言う傭兵団にリヴァルは顔を引きつらせる。

 

AN「(皆さん此処に集められているそうですね)」

 

傭兵団「ブリタニア政府に身代金を要求した。それが払われれば、君達を解放しよう」

 

見える範囲で気づかれない様に穴を開けて見たANを知らずに傭兵団はそう言う。

 

AN「(定番な台詞ですね…。どうせ解放する気ないくせに)」

 

ルルーシュ「(今のエリア11総督はナナリーだ…だが、ブリタニアの国是から考えてテロリストに屈することはありえない…きっと今、ナナリーは苦しんでいる…学園の皆を救いたいが、その術がないと…)」

 

呆れながらそう心の中で呟くANを知らずにルルーシュもそう思って顔を顰める。

 

傭兵団「さて…残念だが、ブリタニア政府に示した約束の時間が過ぎようとしている…」

 

すると時計を見た傭兵団がそう呟いた。

 

傭兵団「非常に遺憾であるが、この中の誰かを見せしめとして傷つけなければならないだろう」

 

そう言って手に持っていた銃をルルーシュ達へ向ける。

 

ルルーシュ「(学園にはラウンズやZEXISも居る…。きっかけさえ掴めば、連中が突入して、この程度の奴らはすぐに片付く…!)」

 

そう考えてルルーシュは先ほどANが起こした騒ぎを思い出す。

今の面々が普通じゃないのを…

 

ルルーシュ「(いかん…白兵戦に強い面々の一部やラウンズの2人は彼女の起こしたので普通じゃなくなっている。幸いなのは賊の規模から考えて、人質が集められたのはこの生徒会室だけ。やりようは幾らでもある…ここの様子は機密情報局のモニターで監視されている筈だ。おそらく、ロロも来るだろう。ロロのギアスがあればこの状況は覆すのは簡単な事だ)」

 

すぐさま思考を奔らせた後にふと、気になった。

此処に集められた後に傭兵団が円柱の機械をおき、その後に傭兵団はスカウターの様なのを付けたのだ。

 

ルルーシュ「(あれはなんなんだ?此処にあると言う事は妨害用なのか?)」

 

AN「(なんですかあれ?)」

 

傭兵団「…時間だ。では、哀れな生け贄を選ばせて貰おう」

 

2人が気にしてると傭兵団がそう言う。

 

リヴァル「そ、そんな…」

 

生徒「い、嫌だ…!死にたくない!」

 

その宣告にその場にルルーシュ以外の生徒達はざわめく。

 

傭兵団「恨むならエリア11の総督を恨むのだな」

 

そんな生徒達へ傭兵団が言った時…

 

ビー!ビー!

 

すると置かれていた装置からビームが出て1つは窓へ、もう1つは生徒会室の入口を貫く。

 

傭兵団「ほう、どうやら鼠が紛れ込んでた様だな。流石はあの商人が言ってた自動迎撃装置だ」

 

AN「(商人?)」

 

満足そうに言った傭兵団の言葉にANは気になったが先ほどの様子から装置について考える。

 

AN「(先ほどからして、どうやら設置された際にその部屋にいる生命反応以外の生命反応が部屋に入ろうとしたら自動的に迎撃する感じにされてる感じですかね…そうなると隙を見て私が破壊しないと他の皆さんが危険ですね…)」

 

傭兵団「おい、そこの女…何をしている?」

 

どうするかを考えていると聞こえて来た声にビクッとして慌てて見る。

ただ、どうやら自分ではなくルルーシュの近くにいたシャーリーに言ったみたいだ。

 

シャーリー「い、いえ…なにも!」

 

ルルーシュ「(くっ、あの装置がある限りこのままでは誰も入れない。俺がなんとかしないと行けないのか…)」

 

戸惑うシャーリーの隣でルルーシュは顔を顰める。

 

先ほど窓からスザクを確認出来たが先ほどのでロロとは別に突入は無理だと確信する。

この中では自分がやるしかないかと考える。

 

傭兵団「女…!最初の生贄はお前だ!」

 

シャーリー「きゃあ!?」

 

リヴァル「シャーリー!」

 

そんなシャーリーの態度に気に食わなかったのか傭兵団はシャーリーの腕を掴む。

その瞬間、ルルーシュは隙を伺うとかを全てかなぐり捨てた。

 

ルルーシュ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

自分を奮い立てるのと注目を集める為に叫んだルルーシュはシャーリーを掴んでいた傭兵団へタックルする。

そのまま装置ごと地面に倒れる。

 

ルルーシュ「今だ!皆、逃げろ!!」

 

必死に抑えながら叫んだルルーシュに誰もが慌てて逃げる。

 

AN「へ~、やるじゃないですか」

 

彼の行動にANはそう洩らす。

 

ルルーシュ「お前等ごときの欲望の為に俺の大切な人達を傷つけることは許さん!」

 

傭兵団2「貴様!余程、死にたいようだな!」

 

押さえつけながらそう言うルルーシュに別の傭兵団の団員が銃を向ける。

 

ルルーシュ「っ!(すまんナナリー…俺はお前を迎えにいけないようだ…だが、シャーリーたちをもう二度と俺の事情に巻き込んではいけなんだ…)俺はもう…!俺はもう失いたくないんだ!何一つ…失いたくない!」

 

傭兵団「死ねっ!」

 

死を覚悟しながらもルルーシュは自分の思いを叫び、傭兵団は彼に向かって引き金を引こうとし…

 

AN「はぁ!」

 

そこに天井からANが突入してルルーシュを撃とうとした傭兵団を蹴り飛ばす。

 

傭兵団「貴様!」

 

スザク「うおおお!!!」

 

突入して来たANに別の傭兵団が狙おうとして窓を割って入って来たスザクが蹴り飛ばす。

 

ルルーシュ「スザク!?」

 

スザク「すまないルルーシュ、ちょっと遅れた」

 

驚くルルーシュにスザクは堪えながら右肩を抑える。

よく見ると血が出ているのが分かる。

 

AN「お、他の皆さんも来たようですよ」

 

その言葉と共にスザクがやった様に甲児を筆頭にタケルとヒイロ、シリウス、ガウリィに少女になってる斗牙が突入して来る。

 

ルルーシュ「スザク!シャーリーを頼む!」

 

スザク「分かった!」

 

シャーリー「ルルは?」

 

まだ残っていたシャーリーに気付いて頼むルルーシュにスザクは頷くとシャーリーは聞く。

 

ルルーシュ「俺もすぐに行く!急げ!」

 

シャーリー「う、うん」

 

スザク「さあ、シャーリー!」

 

それを聞きながらスザクはシャーリーと出ながら先ほどの自分を恥じた。

 

先ほど、自分はルルーシュが記憶が戻ってるかを確かめる為にシャーリーや生徒達が傷つきかねない所を見届けようとしていた。

だが、先ほどの装置による攻撃からそんな事をしてはいられないとルルーシュに記憶が戻ってるかなどを捨ててすぐさま突入した。

 

傭兵団「くっ…」

 

ガウリィ「観念しろ!」

 

シリウス「自分達が犯した事を後悔するのだな!」

 

それに呻く傭兵団にガウリィとシリウスが言った時…

 

甲児「お、おい!なんだこれ!?」

 

驚いた様子の甲児のに誰もが甲児を見ると甲児は倒れていた装置を見ていた。

ルルーシュの体当たりで傭兵団ともども巻き込まれて沈黙していた装置が機動音と共に自動的に起き上がると全身にビーム砲が出て来る。

 

装置《オールキルモード機動・殲滅開始》

 

タケル「!皆隠れろ!」

 

音声を聞いたタケルの言葉と共に誰もが身近なテーブルを倒してバリケードにすると共に装置はビームを乱れうちする。

 

傭兵団たち「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!???」」」」

 

隠れられたルルーシュ達は無事だったが傭兵団達は瞬く間にビームの雨によりその命を散らす。

 

甲児「な、なんだよありゃあ!?」

 

AN「自動迎撃装置です!生命反応を感知して攻撃してきます!」

 

タケル「迎撃装置!?そんなのを持ち込んでいたのか!?」

 

いきなりの事に驚く甲児に説明するANにタケルは見ようと顔を上げてすぐさま引っ込めて言う。

 

AN「あれは私が破壊します。皆さんは隠れていてください!」

 

ルルーシュ「待ってください!あなたに出来るんですか!?」

 

そう言うANにルルーシュは驚いて呼び止める。

 

AN「それは…」

 

甲児「あー…そこの2人、斗牙の奴が出て、なんか避けてるんだが;」

 

ルルーシュに自分の事をどう言えば良いか悩んでいると申し訳ない顔で甲児がそう言う。

 

言われた事に2人は思わずバリケードから顔を出すと斗牙が動作はゆったりだが確実にビームを避けていた。

 

斗牙「悪い機械だね~さっきのテロもあって~〝私”~…もう爆発しそうなんだよねー」

 

そう言うと斗牙は今が少女とは思えない動きでビームを避けて行く。

 

兵器は斗牙に集中してかビームを斗牙へ向けて放って行く。

 

ルルーシュ「!今だ!彼女に集中してる今なら!」

 

AN「えい!」

 

ルルーシュの合図にANは持っていたドライバーを投げる

 

投げられたドライバーは機械に突き刺さると突き刺さった所が起動関連に関わっていたのか機械はそのまま動きを止める。

 

ガウリィ「良し!」

 

シリウス「後は外の集団をなんとかするだけだ」

 

AN「そっちの今魔王たちが排除しているそうです」

 

喜ぶガウリィとシリウスへ通信機を持ったANがそう言う。

 

学園外ではデスティニー、ダブルオー、Aエクシア、X魔王、ウイングPRにより傭兵団のロボットを次々と撃破されていた。

 

X魔王「これを貰っとき!返品はええで!」

 

ウイングPR「元より返品出来んだろう」

 

シールドバスターライフルで撃ち続けながら言うX魔王に同じ様にバスターライフルカスタムで撃ちながらウイングPRがそう言う。

 

傭兵団『クソォォォォォォ!?』

 

数は揃えただろうが相手が悪かった事もあり、傭兵団は瞬く間に壊滅した。

 

X魔王「なんや、全然相手にならなかったですな」

 

ウイングPR「揃えただろう所詮は流通してるのをそのまま扱っただけのに流石に負ける気はないな」

 

シン『これで終わりか?』

 

肩を竦める様に言うX魔王にウイングPRが良い、シンはデスティニーのを動かしながら呟く。

 

そんな一同を見ている存在がいた。

 

???「やれやれ…やっぱり人間共は役に立ちませんね」

 

せっかく従来のより強いと言って渡したのに…と肩を竦めた後にニヤリと笑う。

 

???「さぁ、行きなさい。我が僕たちよ」

 

手を翳し、そう指示を出す。

 

キャシー『これは!?艦長!謎のエネルギー反応を探知しました!』

 

Aエクシア「なんだって!?」

 

刹那『場所は!』

 

帰還しようとしたメンバーはマクロスクォーターからの報告に周りを警戒する。

 

キャシー『場所は…この付近一帯に推定約三十個!』

 

シン『30!?』

 

X魔王「ちょっと待ってください。確かワテ等が倒した敵の数は…」

 

報告された事にシンが驚いた後にX魔王が言おうとした時、先ほどシン達が倒したロボット達の残骸が突如浮かび出して複数が集まって行く。

 

刹那『なんだ!?』

 

ウイングPR「何が起こってるんだ!?」

 

いきなり起こり始めた事に5体のガンダムは身構える。

 

学園

 

シオニ―「な、なんですかあれ!?」

 

同じ様に学園でテロリストを成敗したメンバーはその光景に驚いていると集まっていた破片は複数の機体へと変わる。

 

人型に四足歩行の獣型の他、龍の様なロボもいる。

 

X魔王「なんやあれ!?」

 

ウイングPR「ジャンクモンスター…と言うべきか」

 

AN「(このエネルギー反応はまさか…)」

 

誰もが驚く中でANはウイングPR命名のジャンクモンスターを見て目を鋭くさせる中でジャンクモンスターの龍型が火炎放射でガンダム達へ襲い掛かる。

 

それにガンダム達は慌てて避ける。

 

シン『火炎放射も出来るのか!?』

 

ジャンク龍「グォォォォォ!」

 

驚くシンの後にジャンク龍はミサイルを町中に放つ。

 

Aエクシア「マジかよ!」

 

ウイングPR「撃ち落とせ!人がいる場所になんとしても落とすな!」

 

誰もが驚いた後に各々持つ重火器でミサイルを落ちる前に爆発させて行く。

 

そこにアルトが乗るVF-25Fメサイア・TPが飛んで来てミサイル破壊に参加する。

 

シン『アルト!戻ってたのか…ってアルト?』

 

アルト『色々と聞きたいだろうが後にしろ!こっちは色々と恥ずかしいんだよ!』

 

通信をしたシンはアルトの姿に目を丸くしてそのアルト本人は顔を赤くしながら怒鳴る様に返す。

 

なお、今のアルトはまだ女体化したままなので女性用のを拝借したが結構きつかったので胸を強調してる感じになっている。

 

ジャンクモンスター達「……」

 

するとジャンクモンスター達は火器などを使わずに町へ攻撃をして行く。

 

刹那『奴らは徹底的に町を壊したいようだな』

 

シン『させるかよ!』

 

それに対しデスティニーはアロンダイトを手に取り、人型ジャンクモンスターへ攻撃を仕掛ける。

 

人型ジャンクM「…」

 

だが、人型ジャンクモンスターはアロンダイトを受け止めるとゼロ距離砲撃を喰らわせる。

 

シン『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

それを受けたデスティニーは吹き飛びながら地面に倒れる。

幸いにもヴァリアブルフェイズシフト装甲によりなんとか無事だが先ほどの砲撃でデスティニーの大体の武装が壊れてしまった。

 

Aエクシア「大丈夫かシン!」

 

シン『あ、ああ…だけどさっきのでデスティニーのほとんどの武装が使えない…』

 

ジャンクM達「……」

 

するとジャンクモンスター達はデスティニーの壊れたアロンダイトや高エネルギー長射程ビーム砲などの部品を吸収する。

 

アルト『何!?奴らは自分の技術でない奴も自分のモノに出来るのか!?』

 

X魔王「下手に近距離で挑めばビームや砲撃でやばいやないですか!」

 

それに驚くアルトとX魔王の後にジャンクモンスターは攻撃を仕掛ける。

 

Aエクシア「流石にどうする?」

 

AN『それぞれ分担して対処しましょう』

 

避けながら聞くAエクシアに答える様に現れて攻撃を仕掛けるノワールブラスタの後にマジンガーZやゴッドマーズ、紅蓮可翔式、蜃気楼、ウイング、デスサイズ、シェンロン、サンドロック、インパルス、グランカイザー+ソルグランディーヴァにグラントルーパーが来る。

 

斗牙『なんで私はGeoミラージュ~?』

 

エイジ『普通に乗せられるか!』

 

なお、グランカイザーに作り忘れて1つだけだった元に戻る薬をジャンケンで勝ち取って元に戻ったエイジが搭乗していて変わりに斗牙がGeoミラージュに乗っていた。

 

ちなみに乗せるのには他の面々が同意していた。

そのままソルグラヴィオンに合体する。

 

???「ほう、来ましたか」

 

それに見ていた人物はニヤリと笑うと小声で指示を出す。

 

するとジャンクモンスターはブリタニア政庁に目を向けるとブリタニア政庁へ攻撃を仕掛ける。

 

ゼロ『!?させん!!』

 

それに蜃気楼が割り込むと絶対守護領域で守る。

 

カレン『ゼロ!?』

 

ゼロ『私は大丈夫だ!お前達は早くあの機械を倒すのだ!』

 

叫ぶカレンにゼロは叫ぶ。

 

AN 『わかりました!皆さん、やりましょう!』

 

エイジ『そうだな!行くぞ斗牙!』

 

斗牙『おー!』

 

答えるANに追従してソルグラヴィオンが前に出る。

 

エイジ&斗牙『ソルグラヴィトン!ノヴァァァァァァァァ!!」

 

ソルグラヴィトンキャノンと胸部に備えられた超重剣の宝玉から放ったエネルギーを正面に形成したレンズで集束し、発射する。

 

人型ジャンクM「!」

 

放たれたグラヴィトンノヴァによりジャンクモンスター達はその身を半壊させる。

 

カレン『良し!』

 

琉菜『これなら流石に…!?』

 

半壊した事でグッと握りしめた琉菜だったが目の前のに驚く。

 

なんと半壊したジャンクモンスター同士がお互いを補う様に融合したのだ。

 

シオニー『融合した?!』

 

甲児『なら溶かすだけだ!ブレストファイヤー!!』

 

驚くシオニーの後にマジンガーZが胸から超熱線を放つ。

 

それにジャンクモンスター達は守る様に防御する体勢になるが当たった所から溶けて行く。

 

???「ふむ、ならこうしますか」

 

それを見ていた存在は顎を擦った後にそう呟く。

 

AN『!?シンさん避けてください!』

 

シン『えっ!?』

 

見ていたシンはANの警告に驚いた後に咄嗟にデスティニーをその場から飛び退る。

 

???「遅いですよ」

 

だが、次の瞬間、シンは衝撃を受ける。

 

シン「な、なんだ!?」

 

???「さぁ、取り込みなさい」

 

それに誰もが驚いた。

突如飛んで来たエネルギーがデスティニーにぶつかるとデスティニーが変貌しようとしていた。

 

刹那『これは一体!?』

 

シオニー『デスティニーが…』

 

シン『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

 

誰もが驚いていると黒いオーラを放つデスティニーはマジンガーZに体当たりする。

それによりジャンクモンスター達を完全に溶かしきる前にブレストファイヤーは中断されてしまう。

 

甲児『どわっ!どうしたシン!』

 

シン『うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

いきなりの事に甲児が聞くがデスティニーはマジンガーZへ攻撃を仕掛けて行く。

通信画面を開くと顔に何か模様の様なのが付いたシンが映る。

 

シオニー『なんですかあの模様!?』

 

エイジ『わかんねえけど…早く止めねえと!』

 

驚くシオニーの後にエイジがそう言うとランスロット・コンクエスター、トリスタン、モルドレッドが来る。

 

スザク『これは一体!?』

 

ジノ『何かあったのかい?』

 

AN『はい、シンさんとデスティニーが乗っ取られてしまい…』

 

ゼロ『!ミスAN。あなたは彼に起こった事について知ってるんですか?』

 

驚くスザクの後に聞くジノにそう言ったANへゼロは問う。

 

AN『おそらく、シンさんはあのエネルギーに乗っ取られているんだと思います』

 

ミヅキ『エネルギー?さっきのね!』

 

ワッ太『それでシンさんの様子が!』

 

告げられた事に誰もがその時の様子を思い出してマジンガーZを攻撃するデスティニーを見る。

 

シン『ガァァァァ!!』

 

すると再生したジャンクモンスターの1体がデスティニーガンダムと合体して武装の様になる。

 

アルト『合体した!?』

 

ウイングPR「あのジャンクモンスターはデスティニーの武装を取り込んだ奴か!」

 

驚いている間にデスティニーは砲門となったジャンクモンスターを使い砲撃を仕掛ける。

向かって来る攻撃に蜃気楼以外慌てて避ける。

 

龍ジャンクM「グォォォォォ!」

 

甲児『うお!?離れやがれ!ルストハリケーン!!』

 

そこに龍型のジャンクモンスターがマジンガーZの肩に噛み付くがすぐさま口から酸を纏った突風を放ったマジンガーZのに悲鳴をあげながら離れる。

 

勝平『どうすんだよ!このままシン兄ちゃんをほっておけねえよ!』

 

シオニー『ですがどうやって助けるんですか?!』

 

誰もが思っている事を叫ぶ勝平にシオニーも叫び、ANとゼロは悩む。

 

 

~北米サクラメント・ZONE~

 

 

同時刻、セツコにより止められたZONEが静かにあったが中心部が緑色に輝いた後に1つの光が発された。

 

 

~エリア11~

 

誰もが防戦一方になってやばいと思われた時…

 

AN『?!これは…』

 

エイナ『どうしました!?』

 

驚きの声をあげるANにエイナが聞く。

 

AN『謎のエネルギーがデスティニーに向かってきます!』

 

刹那『何!?』

 

報告に誰もが驚いた後に空から向かって来た緑色の光がデスティニーを包み込む。

 

 

~謎の空間~

 

 

シン「っ……此処は…」

 

緑色の空間の中、シンは呻いた後に周りを見る。

自分の前に別の光が集まって人型となるとセツコに変わる。

 

シン「セツコ…さん…」

 

自分の前に現れたセツコにシンは呟いた後にセツコはシンを抱きしめる。

 

そして耳元で言う。

 

頑張って…シン君

 

 

デュオ『な、何が起きたんだ!?』

 

光に包まれたデスティニーに誰もが驚いていると光が弾け飛ぶ。

 

そして現れたデスティニーに再び驚く。

 

バックパックの黒い所が白くなり、肩の形状がバルゴラ・グローリーのと同じ形になって右肩にグローリー・スターのマークが白く描かれており、額のアンテナの色が白くなって、額と足先の色が青く染まったデスティニーがその場にいた。

 

カトル『あれは…』

 

エスター『デスティニーなのか?』

 

???「なっ…ばかな?!」

 

誰もが変わったデスティニーに驚く中でシンは種が割れるイメージがした後に叫ぶ。

 

シン「行くぞデスティニーガンダムGS(グローリー・スター)!新たな運命を切り開く!」

 

その言葉と共にデスティニーGSはバックパックにある武装を取り出す。

 

エスター『あれって!?』

 

ルナマリア『バルゴラのガナリー・カーバー!?』

 

龍ジャンクM「グォォォォォォ!!」

 

取り出されたのにまた驚く中で龍型ジャンクモンスターが襲い掛かる。

 

シン『今のデスティニーならこれ位!』

 

龍型ジャンクモンスターの突進を避けた後に回転を加えた実弾を発射した後にバーレイ・サイズを発生させて実弾を受けて怯んでいた龍型ジャンクモンスターに接近し、斬り払った後に反対側からジャック・カーバーを発生させて切り裂く。

 

シン『まだだ逃がすか!』

 

そのまま龍型ジャンクモンスターを空中へ投げ飛ばした後にガナリー・カーバーの狙いを定める。

 

シン『ザ・グローリー・スター!バースト!!』

 

咆哮と共に超出力の極太レーザーを発射され、龍型ジャンクモンスターは放流に飲み込まれた後に爆発四散し、放った光線の粒子が星のきらめきのように降り注ぐ。

 

???「くっ…こうなれば!」

 

それに苦々しい顔をした後に何か指示を出す。

 

すると残っていたジャンクモンスター達が一か所に集まる。

 

マリン『なんだ!?』

 

タケル『これは!?』

 

誰もが驚く中でジャンクモンスター達は合体して巨大ロボへとなる。

 

ジャンクロボ「グォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」

 

勝平『野郎、さらに大きくなりやがった!?』

 

赤木『なんてデカさなんだ!?』

 

咆哮するジャンクロボを見て驚くメンバーの後にジャンクロボは攻撃を仕掛ける。

 

ジャンクロボ「ジャンクバーニング!」

 

そんなメンバーに向けてジャンクロボは火炎弾を放つ。

 

タケル『やばいぞ!あんなのが当たったら!?』

 

X魔王「ワテに任せてください!」

 

大きさにそう言うタケルにX魔王はシールドバスターライフルに何かを取り付ける。

 

X魔王「発射!」

 

トリガーが引かれると銃口から蒼いエネルギー光弾が放たれて火炎弾に当たると火炎弾は消える。

 

X魔王「超冷たい氷結弾や!消火に最適なのは確実やで!」

 

ジャンクロボ「ジャンクハリケーン!!」

 

自信満々に言うX魔王へ向けてジャンクロボは先ほどマジンガーZがやったルストハリケーンの様なのを放つ。

 

甲児『人様のをパクリか!本家のパワーを見せてやる!ルストハリケーン!!』

 

それに対し、マジンガーZが割り込んでルストハリケーンを放つと均等しあった後にルストハリケーンが押し返す。

 

ジャンクロボ「風力十倍!」

 

するとジャンクロボは風力を上げたのかルストハリケーンを押し返す。

 

甲児『っ!この!』

 

それにマジンガーZも踏ん張るが押される。

 

アルト『後ろががら空きだ!』

 

ジャンクロボの後ろに回っていたアルトがミサイルを放ってジャンクロボを怯ませて風を中断させると共にルストハリケーンがジャンクロボの顔に炸裂する。

 

ジャンクロボ「グォ!?」

 

不意打ちにも近かったのでジャンクロボは顔を抑えるとランスロット・コンエクスターのヴァリスと紅蓮可翔式の輻射波動機構(射出Ver.)を受けた所にガナリーカーバーを構えたデスティニーGSとバスターライフルを構えたウイングとウイングPRが狙いを定める。

 

シン『消え去れ!!』

 

ヒイロ『殲滅する』

 

ウイングPR「はっ!」

 

同時に発射された砲撃はジャンクロボを包み込み、ジャンクロボは断末魔をあげながら飲み込まれる。

 

砲撃が収まった後には跡形もなかった。

 

フェルト《敵、反応ありません。全滅を確認しました》

 

カレン『片付いたか』

 

ジノ『やれやれ、あ、ANさん。終わった後に戻る薬をください。流石にこれ以上だと戻れませんので;』

 

報告を聞いてふーと息を吐くカレンの後にジノがそう言う。

 

それに待機していた面々もうんうんと頷いている。

 

AN『あー…1時間待っててください。元に戻す薬はエイジさんの分で無くなったので』

 

ジノ『それでも良いです。と言うか日にち跨ぐのでなかったのに安堵しましたよ』

 

そう返すANに言ったジノに被害を受けた面々はうんうんと頷く。

 

???「ちっ…」

 

ジャンクロボが倒された事で謎の人物は苛立って舌打ちした後にその場から消え去った。

 

学園

 

ミレイ「みんな、お疲れ様。飛び入りのゲストには参ったけどね」

 

学園にてミレイが学校の生徒達に向けてそう言う。

 

ルルーシュ「全くです」

 

リヴァル「ホント、シャレにならなかったですよ。ルルーシュのガッツがなかったら、どうなってた事やら…」

 

それにルルーシュが同意し、リヴァルがルルーシュの肩を叩いてそう言う。

 

ルルーシュ「しかも会長、楽しんでましたよね」

 

ミレイ「まさか、生徒の命がかかってる状況で楽しむ訳ないじゃない。ホント不幸中の幸いよ(まぁ、これで少しは進展したかしら?)」

 

そう言うルルーシュにミレイは肩を竦めて答えた後に内心そう呟く。

 

シャーリー「ルル…」

 

ルルーシュ「シャーリー…」

 

そこにシャーリーが近寄り、ルルーシュはシャーリーと向く。

 

シャーリー「たくさんの女の子とデートを約束したの…理由があったんでしょ?」

 

ルルーシュ「あ、ああ…(本当は咲世子の安請け合いが理由だがな…)」

 

そう聞くシャーリーにルルーシュは内心冷や汗掻きながら頷く。

 

シャーリー「ルルは優しいものね…きっと傷つけない為に全部OKしちゃったのかな…でも、忘れないでね…時と場合によってはそういう優しさが人を傷つけるって」

 

ルルーシュ「わかった。覚えておくよ」

 

そう言うシャーリーにルルーシュは頷く。

 

AN「おやおや、これは…」

 

シャーリー「じゃあ。これは罰よ。目をつぶって…」

 

ルルーシュ「え…」

 

雰囲気的に見に来ていたANはニヤニヤ笑う中でいきなり言われた事に戸惑うルルーシュだが早くと急かされて目を瞑る。

 

バシッ!

 

ルルーシュ「イタッ…!」

 

するとオデコに来た衝撃にルルーシュは目を開ける。

 

どうやらシャーリーの体勢からしてオデコを叩かれた様だ。

 

AN「あ、オデコにタッチしたという事は…」

 

シャーリー「キスされると思ったんでしょ?でも、お生憎様」

 

ルルーシュ「あ…いや…その可能性の問題として…」

 

気づいたANを知らずにしてやったりな笑みを浮かべるシャーリーにしどろもどろでそう返すルルーシュにルルのエッチ!と返し、ルルーシュは戸惑いながら弁解しようとする。

 

シャーリー「けど、これでオデコにタッチできた」

 

ルルーシュ「あ…」

 

そう言われてルルーシュはイベントの事を思い出す。

 

AN「(青春ですね~)」

 

シャーリー「ちょっとズルい方法だったけど、いつか本当に好きにさせてみせるからね」

 

ルルーシュ「シャーリー」

 

シャーリー「前にも言ったでしょ?」

 

しみじみ思うANを知らずにフッと笑うルルーシュにシャーリーは一旦言葉を切って笑顔で言う。

 

シャーリー「恋はパワーだって!」

 

それと共に歓声が沸き上がる。

 

AN「…」

 

それを見届けながらANはさて…と呟く。




機体説明

デスティニーガンダムGS
外見:バックパックの黒い所が白くなり、肩の形状がバルゴラ・グローリーのと同じ形になって右肩にグローリー・スターのマークが白く描かれており、額のアンテナの色が白くなって、額と足先の色が青く染まった感じ
概要
デスティニーガンダムがスフィアのエネルギーを受けて変貌した姿。
GSの正式名称は『グローリー・スター』である。
高エネルギー長射程ビーム砲とアロンダイトにフラッシュエッジ、ビームライフルがオミットされた変わりにバルゴラが使うガナリー・カーバーが追加されている。
バルゴラが使っていたのと同じ事が出来る。

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