第二次スーパーロボット大戦Z Another 作:Dr.クロ
エクシア「ふぅ~」
刹那「大体は終わったな」
モップを持って汗を拭う感じに腕を動かすAエクシアに同じ様にモップを持った刹那がそう言う。
AN「全く、貴方たちは…」
シン「ホント大変だな刹那にエクシア、お前等2人で4隻の艦のカタパルトの掃除って」
それに外行きに着替えたANは呆れ、残っていたシンがそう言う。
刹那「まぁ、こうなってしまったのは俺達に責任があるからな」
Aエクシア「いやまぁ、それを言うなら軽く聞いた俺が悪いッスよ;」
AN「それにしてもまさかあの女の人が沙慈さんの…」
そう言う刹那にAエクシアが謝るのを見ながらANは思い出した後にそれはともかくと考え…
AN「まぁ、それはそれで罰なんですからしっかり掃除頑張ってくださいね。ウイングにX、私が出かけてる間の監視を頼みますよ」
そう言ってウイングと今いるエリア11と呼ばれるもう1つの日本に着く前に作り上げたガンダム、ガンダムX魔王に指示する。
ウイングPR「了解した」
X魔王「任しといてくださいな姐さん!」
AN「ではお願いしますね」
返答を聞いてからANは外に出て歩きながら此処に来る前の事を思い出す。
☆
沙慈「ルイス!」
ルイス「沙慈!?」
戦いが終わった後に大体の話を終えた所でAエクシアと刹那の報告でARISIAに来た面々の中で沙慈はルイスに驚き、ルイスも驚いた様子で沙慈を見る。
ビリー「クジョウ!」
スメラギ「ビリー…まさか此処で再会するとは思いもしなかったわ」
別の方では自分に駆け寄るビリーにスメラギはなんとも言えない顔でそう洩らす。
AN「あらら…お知り合いのようですねそれぞれ」
刹那「ああ…」
カレン「まさかルイスも巻き込まれてたなんて」
その様子から困った顔で頬をポリポリ掻くANに刹那は肯定して、カレンは複雑な顔で沙慈と話すルイスを見る。
ルイス「どうして沙慈がZEXISと…ソレスタルビーイングと一緒に居るの!」
刹那「それについては先ほど不安にしない為に言わなかった事がある。沙慈はとある事で俺達が保護した。言わなかった事についてはすまない」
沙慈「(保護と言うより最初は囚われたが正しいけど今はそっちが良いよね…)それでそのままZEXISに同行してるんだ」
叫ぶルイスに刹那がそう言って謝罪し、沙慈も肯定しつつ彼女の事を考えてZEXISを強調して言う。
ルイス「保護ってどういうことよ…」
沙慈「あー…」
再度問うルイスに沙慈は困った顔をして目を泳がし、刹那もどう言えば良いか考えてるのか無言でいる。
ルイス「なによ、言えないの?」
沙慈「ご、ごめん。どう説明すれば良いか困ってて…」
刹那「同じく」
ジト目で見るルイスに沙慈はほとほと困った顔でそう言い、刹那も沙慈とは表情が違うが困った様子で返す。
AN「どういう事ですか?」
ティエリア「彼はとある事でアロウズに拘束されて、拘束された場所で危うくオートマトン…無人兵器に殺されかけたのを刹那が保護した。殺されかけたなどを簡単に言えないのだろう」
2人の様子から隣に丁度いたティエリアに小声で聞くANにティエリアは同じく小声でそう返す。
ルイス「なによ…それ…」
納得してた所に聞こえて来たルイスの声にANは刹那達の方へ顔を向ける。
ルイス「どういうことか詳しく教えなさい二人とも…」
Aエクシア「お、落ち着くッスよ;」
黙り込んでる2人に苛立ってるルイスがおり、Aエクシアが慌てて宥めていた。
ウイングPR「そいつらが言いたくないのならそれだけお前を傷つけたくないのだろう。お前だって触れられたくない時があるだろ?」
ルイス「そ、それは…」
それを見かねてそう言うウイングPRにルイスは口ごもる。
ウイングPR「今回は男のメンツと言う事で聞かないでやったらどうだ?あっちもあっちで終わった様だからな」
そう言ってウイングPRは話し終えたスメラギとビリーを見る。
ビリーの方は不満げだが了承してる様子と決意を秘めた顔をしてるスメラギの様子からかなり揉めたが決まったのだろう。
ウイングPR「とにかく、お前達はちゃんと送らないとな…エクシア、お前の失態なんだからちゃんと送り返すんだぞ」
Aエクシア「ラジャーッス」
AN「あ、その前にこの薬を」
そう言うウイングPRにAエクシアが返した後にANがルイスに何かを手渡す。
ルイス「これって…私の薬入れ?」
AN「はい、入っている薬は違いますけど」
沙慈「?何か病気があるの?」
Aエクシア「実は…」
目をパチパチさせるルイスにANがそう答える中で気づいた沙慈が聞くとAエクシアが説明する。
沙慈「そんな薬を渡してるなんて…なんて奴だそのリボンズって奴は!」
刹那「確かにな」
状況を聞いて憤慨する沙慈に刹那は同意する。
そんな沙慈にルイスは自分の事で怒っている沙慈に頬をうっすらと赤く染める。
AN「そいつですが…今日のパーティーに居たんですよね」
ティエリア「ああ、奴は底知れない奴だ」
そんな沙慈に対しANがそう言い、対面したティエリアはそう言う。
沙慈「そうだったのか…」
AN「なんかああいう感じのキャラって黒幕って感じがしそうなんですよね」
ゼロ「1つと言う意味ではそうかもしれん。だが、多元世界では黒幕となれば多くいるだろう」
シン「確かにそうだな…俺達がいた世界でもそうだったしな…」
呟くANにそう言うゼロに同意かZEUTHのメンバーも思っていた様でシンが代表で言う。
AN「ま、要注意人物にしときますかね」
ゼロ「それが良いだろう。アメイジングエクシアが戻り次第、我々はエリア11に移動しよう」
そう言うANにゼロは今後の行き先を言ってお開きとなった。
その後はANが知らない会話である。
☆
~ゼロの部屋~
C.C.「無事に終わってエリア11に戻る訳か」
ルルーシュ「ああ、そろそろ様子を見て置かないとな」
そう言うC.C.にゼロから仮面を外して戻ったルルーシュがそう返す。
カレン「それにしてもまさかルイスがいるなんて…しかもアロウズに…」
ルルーシュ「確かにそれには俺も驚いたよ。願わくば彼女に遠ざかって欲しいが無理かもしれないな」
遠目で見ていたカレンが悲しそうな顔をするのに対し、ルルーシュも同意してそう呟く。
今回のAエクシアの行動で彼女の心を占めていたのが少し減ったかもしれないがガンダムが仇なのは変わりない。
それで彼女に何もなければ…とルルーシュは考えてすぐさまかぶりを振る。
ルルーシュ「とにかく今はエリア11でのを考えないとな」
そう呟いたルルーシュだったが着いた時に待ち受けていた事に絶叫をする事を彼はこの時知るとは思いもしなかったのは後の事である。
C.C.「それにしてもまさかANの奴があのシュナイゼルに勝つとはな」
ルルーシュ「確かにあれには俺も驚かされた。彼女は知らなかったのは教えてる時に分かっていた。ただ、相手を読むと言うのではその読みはもしかすると俺以上かもしれない」
するとそう切り出すC.C.にルルーシュも思い出してそう評価する。
カレン「ルルーシュ以上!?」
C.C.「大きく言うじゃないかい」
ルルーシュ「それにもしかしたら彼女は…人間ではないかもしれない」
驚くカレンと口笛を吹くC.C.は続けざまに言ったルルーシュの言葉に目を丸くする。
カレン「え?どう言う事?」
ルルーシュ「最初、あった時に握手したんだが…その際握った手が人の体温ではなかった」
問うカレンにルルーシュは最初にあった時の事を思い出して言う。
C.C.「冷え性かもしれないぞ」
ルルーシュ「そうも捉えられるだろう。握手した時は俺は手袋をしていた。だが、それ以外に握った際の感触が人のではなかった。そうまるで人形の様な感じであった」
そう言うC.C.にルルーシュは手を見ながら答える。
C.C.「人形だと…?」
カレン「ちょっと待ってルルーシュ!見て来たけどあの人感情があるわよ!しかも飲食もしてたし」
ルルーシュ「そこだ。もし俺が言った人形ならばそれが出来ん。だがアメイジングエクシアやウイングガンダムフェニーチェリターシナと同じ様に感情を持ち、なおかつそう言う事をする事でエネルギーを補給できる存在ならば…とんでもない技術力にも納得がいく」
目を細めるC.C.の後にそう言うカレンへルルーシュはそう答える。
C.C.「もしかしたら奴らの作ったスパイかもしれないな」
ルルーシュ「いや、それはない」
そう洩らしたC.C.だがルルーシュがきっぱり否定した事に目を丸くする。
C.C.「何故だルルーシュ」
ルルーシュ「我々が知る中でこれほどまでに人間に思われる存在を作り上げる存在は限られる。さらに断言するならばガンダムを見ただけで一から造りあげられる存在を創れる人物などその中に早々いない」
カレン「確かに、それなら私達のを量産してる筈よね」
なぜ断言したかを聞くC.C.へ答えたルルーシュのにカレンはインサラウムとの戦いで彼女がインサラウムの機体を直して兵隊にしてたのを思い出して言う。
C.C.「じゃあ奴は一体…」
ルルーシュ「1つ言えるのは、彼女は自分達に敵対するつもりはない事だろう」
呟くC.C.にルルーシュはそう言ってふうと息を吐くのであった。
~アッシュフォード学園~
そんな回想もとい現実逃避していたルルーシュは目の前の問題をどうしようかと考える。
目の前の問題、自分を睨んでいる同級生で、アッシュフォード学園の生徒会メンバーの一員のシャーリー・フェネットに戸惑いながら言う。
ルルーシュ「や、やあ…シャーリー」
シャーリー「全てのデートの約束…。このイベントのために延期したそうね」
ぎこちなく挨拶するルルーシュだがシャーリーはそれを跳ね除けて睨むのを止めない。
それにルルーシュは内心冷や汗を流しまくりながら言葉を選んで言う、
ルルーシュ「あ、ああ…。せっかくミレイ会長が計画してくれたんだ。副会長として、ちゃんと参加しないとね」
シャーリー「どうかしらね…。面倒になって全て投げ出したんじゃないの?」
そう返したルルーシュだがシャーリーはまだ納得してない様でそう返す。
ルルーシュ「シャーリー…!」
シャーリー「賭け事だけじゃなくて女遊びまで…!情けない!!」
そう言うシャーリーにルルーシュはホントどうしようかと困っていると自分達に近寄る足音に気付く。
誰かを見ようとして顔を向けて驚く。
ジノ「ダメですよ、ルルーシュ副会長。女性を泣かしては…」
ルルーシュ「君は…!?」
声をかけて来たのはナイトオブラウンズのナイトオブスリーのジノであった。
ジノ「本日より、この学園に転入してきたジノ・ヴァインベルグです!よろしくお願いします!」
ルルーシュ「ナイトオブスリー!?(どう言う事だ!?何故、ナイトオブラウンズがアッシュフォード学園に!?)」
自分の前にいるジノにルルーシュは驚いているとジノと共に来たであろうルルーシュの遊び友達であるリヴァルがまるで自分の様に得意げに口を開く。
リヴァル「驚いたろ、ルルーシュ?何でもスザクに聞いて、庶民の学園生活に興味を持ったんだってさ」
疑問に答える様にリヴァルは言ってからちなみにもう1人いるぜと付け加えた後に何かのシャッター音が聞けて来たので振り返る。
アーニャ「………」
ルルーシュ「ナイトオブシックス…アーニャ・アールレイム卿…」
そこにいたのは携帯をルルーシュに向けているアーニャで先ほどのは携帯のカメラモードと納得して彼女もいるのかと内心呟く。
アーニャ「私…あなたのデータ持っている」
ルルーシュ「え…」
告げられた事にルルーシュは呆気に取られていると突如ファンファーレの様な音楽が響く。
ミレイ「ル――――ック!!」
その後に生徒会長のミレイ・アッシュフォードの言葉が響き渡り、誰もがした方へ見ると自信満々な顔の本人がいた。
ミレイ「皆さん、注目!!これより特別イベント、キューピッドの日の開催を宣言しま~す!」
ジノ「へぇ…あちらがロイド伯爵の婚約者、ミレイ・アッシュフォード嬢か…」
アーニャ「キューピッドの日…?」
マイク片手に高らかに言うミレイを見てジノはそう呟く隣でアーニャはミレイの言った事に首を傾げる。
ミレイ「タッチされた人はタッチした人と強制的に恋人になりま~す!」
その後にオープンイベントですから、学園外からの飛び入りも大歓迎で~す!と付け加える。
ジノ「もしかして、それ…。私達も参加するわけですか?」
ミレイ「もっちろんです!」
恐る恐る聞くジノにミレイは元気に答える。
リヴァル「諦めた方が良いッスよ。この学校ではミレイ会長がルールですから」
ジノ「いやいや、これこそ庶民の学校の醍醐味!是非とも参加させていただこう!」
笑って言うリヴァルにジノも笑い返して参加を申し出る。
ルルーシュ「(キューピッドの日…!今日のイベントで女子達との関係を一気に清算する!!)」
シャーリー「ルル…」
グッと決意を込めて気合を入れるルルーシュにシャーリーが話しかける。
ルルーシュ「な、なんだいシャーリー…」
シャーリー「私…本気でやるからね」
告げられた事にえ…とルルーシュが戸惑っているとそこにエリア11を観光していたZEXISメンバーが来る。
AN「此処がアッシュフォード学園ですか」
シオニー「大きいですね」
学園を見てそう洩らすANにシオニーも関心する。
甲児「向こうで可愛い子に迫られているのって前にヨコスカで見た奴じゃないか?」
ワッ太「うん。ゼロのマスクを追ってた時に見た色々と残念な人だよ、あれ」
するとシャーリーにタジタジなルルーシュに気づいた甲児がそう言い、ワッ太も同意するとその時に見てた面々もホントだとルルーシュを見る。
シオニー「残念な人って…」
AN「(あれ?あの人…)]
冷や汗を流すシオニーの隣でANはシャーリーを見て気づく。
彼女からゼロのとは違うギアスの力をかけられていると…
傍にいるリヴァルやミレイからも感じる。
AN「(…よくよく調べてみたらこの学園って…)」
そのまま学園中を見渡して学園全体に力が使われてるのに気付く。
それをやった人物は何を目的にしたのかは今の所ANには特定できなかった。
AN「(それにしてもここまでやるとは…)」
その後にかけられた力の数に徹底的にやったのは確かだとANは感じた後にこの力の効力が何か気になった。
丁度前回の中華連邦で感じたゼロの力を解析してゼロの力やそれに近い力を打ち消すアイテムを作り上げている。
それを使って後で確かめて見るのはありと考えてANは学園内で一番力を感じる人物…シャーリーを見る。
AN「(後で時間があいたら…)」
ミレイ「はいは~い!そろそろイベントのスタートよ!みんな、お互い距離を取って!」
ルルーシュ「(ミッションを成功させるにはZEXISの皆が近くにいるとまずい!)」
そうANが考えているとミレイの合図と共にルルーシュが駆け出す。
シオニー「あ、逃げた」
シャーリー「待ちなさい、ルル!」
そんなルルーシュにシャーリーは絶対にやるんだからと闘志を燃やし、手をグッと握りしめる。
AN「…ん?」
それを見た後にANは周りの学生がどこかを見てざわめいているのに気付く。
気になって視線の先を見るとZEXISの面々一部で葵やら正太郎を見ていて表情も獲物を狙う様な感じであった。
変態的な意味で…
AN「(うわぁ…)」
学生達の変態ぶりにANは思わず引く。
ルルーシュがいたら絶対に頭を押さえていただろう。
なお、葵を狙おうとしていた男性学生達はくららの殺気籠った笑顔を見ると冷や汗掻いてそそくさと目を逸らしたりその場を離れた。
朔哉「(俺達は絶対に葵に近づかない方が良いな)」
ジョニー「(同感。と言うか僕にはエイーダいますし)
そんなくららのにチームメイト男性陣も冷や汗掻いていた。
AN「というかアルトさんのが一番…」
アルト「止めてくれANさん。指摘しないでくれ」
言おうとしたANにアルトが真剣な表情で言わせない様にする。
その後にミレイの始まりの合図のフエッスルが鳴り響く。
AN「さて、逃げますか」
始まりの合図を聞いてANはその場から離れる…シオニーのメイド服の襟首を掴んで…
シオニー「ふえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
クロウ「………やれやれ、さて、俺も行きますか」
連れ去られて行くシオニーを見届けてクロウは苦笑しながら呟いた後に歩き出す。
しばらくして…
AN「追手はないですね」
シオニー「はひぃはひぃ…」
走るのを止めてそう呟くANの後ろでシオニーが先ほどまで襟首を掴まれていた状態で連れ回されていたので呼吸を整えていた。
AN「…ん?あれは…」
そんなシオニーを尻目に周りを見ていたANはある光景が目に入る。
クラン「放せララミア!ミシェルにやらなきゃいけないんだ!!」
ララミア「落ち着いてください!!」
そこにはララミアに抑えられてるクランの姿があった。
AN「どうしたんですか?」
ネネ「いえ、ちょっとお姉さまがやきもちを」
近付いて聞くANに見ていたネネが苦笑してある方向を指す。
そこにはミシェルが女生徒を口説いてるのが見えてそれでANとシオニーは納得した。
AN「ならこれ使いますか?」
クラン「?なんだこれ?」
そんなクランにANはある物を渡し、渡された本人は首を傾げるがANが耳元でごにょごにょと教えるとクランは成程と悪戯っ子な笑みを浮かばせてミシェルに近づく。
トントン
ミシェル「ん?誰…ぶっ!?」
肩をトントンされてミシェルは振り返って吹いた。
クラン「どうだミシェル?」
そう言って不敵に笑う本来のゼントラーディの姿のクランがいた。
しかも何気にミシェルと同じ身長である。
ミシェル「おま、どうやったんだ!?」
クラン「ふふ、それは秘密だ」
目を見開いて聞くミシェルにクランは悪戯が成功した子供の様に笑い、それにミシェルはあ、中身はマイクロン時のままなのねと内心思った。
AN「私開発のこの大人になれるよ君のおかげです!」
ミシェル「うお!?」
にゅっと現れて手にある薬を見せて言うANにミシェルは思わず後ずさる。
クラン「ああ、いきなりバラすなよ」
AN「別にいいでしょばらしたって」
もーと怒るクランにANはそう返す。
ミシェル「(ギャップ萌えとはこれの事か)」
それにミシェルは背を向けて思わず頬を赤くする。
AN「さらにこっちの薬では」
ミシェル「は?んぐ!?」
続いてミシェルに振り向かせて口に薬を放り込む。
クラン「うぇ!?」
ララミア「うそ!?」
ネネ「あらあら」
それによりミシェルに起きた事に3人は驚く。
ミシェル「な、何を…って声が!?」
AN「女体化薬です♪さらに」
笑顔で言うANは続いて誰かに何かを飲ませようと周りを見ると誰もが離れてるのに気付き、にゃぴーんとアルトに狙いを定める。
アルト「俺だと!?」
AN「ほいっと」
驚くアルトの口にANは薬を放り投げる。
それにアルトは思わず飲み込む。
アルト「んぐ!?」
甲児「な、何が起こるんだ?」
クロウ「普通にこええな」
デュオ「だな」
それに誰もがドキドキしてると変化が起こる。
シオニー「はわわ、凄い美人な女性になりました!」
アルト「何!?」
シオニーの言葉通り、アルトはシェリルに負けない程の胸を持ち、なおかつ長身な女性になっていた。
しかも見た目の事もあって誰もが振り向いてしまう魅惑の女性へとなっている。
女性となったアルトに男性陣はターゲットにならなくて良かったと心底そう思った。
アルト「……はっ!?」
その後に背後の気配に気づいて振り返ると大量の男子生徒がおり…
ダッ!(アルト逃亡)
アルト「絶対にシェリルかランカ以外にされるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
危機的本能から全力でその場を去る。
それに男性陣は無言で手を合わせた。
AN「さてと、もっと騒がしてきますか」
男性陣「え?」
見届けた後のANの言葉にその場にいた男性陣は冷や汗を掻く。
~ARISIA・格納庫~
シン「……なんだろう。俺、行かなくて良かったと心底思った」
X魔王「いきなりどうしたんですかシンはん?」
ANからARISIAの整備装置を使わして貰ってデスティニーを整備していたシンはそう呟き、同じ様に手伝ってたX魔王は首を傾げた。
戻ってアッシュフォード学園
クロウ「うぉぉぉぉぉぉ!?」
何かスイッチが入ったのかやり始めたANの次なる被害に遭ったのはクロウで小さくなってしまった。
エスター「く、クロウ…可愛い♪」
クロウ「おいこらエスター!?」
それにエスターが抱き付いてスリスリしてクロウは抜け出そうとジタバタする。
アレルヤ「えっと…」
マリー「うふふ、可愛いわよアレルヤ」
エイジ「おうorz」
リィル「エイジさん…可愛い♪」
フェイ「琉菜、そろそろ放したらどうかしら?」
琉菜「いやです」
もう一方で追いかけてたけど騒ぎで戻って来た所を飲まされたので小さくなったアレルヤをマリーが優しく撫でてて、油断した所を薬を飲まされて同じく小さくなったエイジを少女3人が取り合ってたりする。
シオニー「落ち着いてくださいANさん!」
AN「放してください!まだやりたいんです!」
ルナマリア「いやホント落ち着いて!こんな所騒ぎ起こしたら怒られますよ!」
そんな問題を起こしたANはシオニーやルナマリアを中心としたメンバーが取り押さえられていた。
AN「何言っているんですか、あの人だって楽しんでいるんじゃないですか」
そう言ってANが指した方を正太郎ともども避難してた朔哉とジョニーは双眼鏡を取り出して見る。
見えたのはこちらを面白そうに見てるミレイであった。
朔哉「げっ、あの会長楽しんでやがる」
ジョニー「盛り上がれば良いって感じなんでしょうね」
デュオ「うへぇ、一度巻き込まれて見ろよと言いたいよな」
それに朔哉は呆れ、ジョニーのにデュオはそう洩らす。
AN「ということで更に!ランダム薬!」
デュオ「あ、抜け出してやがった!」
それにANは何時の間にか抑えを抜け出して薬を様々な人物へ投げ込む。
結果
ジノ「こ、これが自分か?」
カミーユ「orz」
斗牙「わあ~凄いね~」
エイジ「おい斗牙の奴が思いっきり別人になってるぞ;」
ツッコミ入れたエイジ除いた上記3名、女体化
アーニャ「……爽快」
ルナマリア「こ、これはセツコさんに負けてない!」
サラ「す、凄い…」
上記3名、魅惑の長身女性に成長
ゲイナー「さ、サラが凄い事に…」
ガロード「すっげぇ顔真っ赤だぜゲイナー;」
アポロ「縮んだなおい」
葵「胸は縮んでないわね」
上記4名、幼児化
くらら「(ヤバいヤバいやばいやばいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい///)はふぅ」
朔哉&ジョニー「くららぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
幼児化した葵の可愛さにくらら、ノックダウン
なお、その際のを面白がって撮ってたヴィレッタにより見せられたルルーシュと話を聞いたシンはその時思った事は一緒であった。
ルルーシュ&シン「「(その場にいなくてホント良かった…)」」
と言う。
AN「いや~すごい騒ぎになりましたね」
満足そうに笑うANだがその肩をポンポン叩かれる。
振り返ると女体化した斗牙がいた。
ただ、その目が笑ってる様で笑ってなかった。
斗牙「あのね~エイジが言うにこれって悪い事なんだよ?色んな人を困らせるなんて…お仕置きが必要だよね~」
それを聞いたANは自分の事とかを抜きに直感した。
あ、これやばい事しちゃったと…
そんなANを知らずに斗牙はANの襟首を掴むとズリズリと引き摺って行く。
AN「あ、すんません調子に乗ってましたマジすいません。だからそのどこからともなく取り出したヌイグルミでや、あ、ちょ、い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
聞こえて来る声に誰もが顔を青くして小さい子供メンバーは大人メンバーによって耳や目を塞がれていたので終わった後にメンバーの反応に首を傾げていた。
その時のANのコメント
AN「いやもうあの時自分の事とか抜きにやばかったですね。お仕置きを受けてる時に斗牙さんの後ろにとあるドSな女神様見えましたから;」
結論、女体化した斗牙は怒らせてはいけない。
一方その頃、ルルーシュは
~アッシュフォード学園地下・秘密情報基地~
図書室にてギアスによる記憶操作で弟とされていたロロのギアスで自分のメイドである咲世子と入れ替わっていた。
今はANの起こした事に顔を抑える。
ロロ「す、すごいねあの人…」
ヴィレッタ「変わった人物が入ったなルルーシュ」
ルルーシュ「こっちもまさかミレイ会長の様な感じな人と言うのを今認識したよ」
ANの起こした事にそう述べるロロの後のヴィレッタのに疲れた表情でルルーシュがそう返す。
ロロ「…!?ヴィレッタ、あれ…」
ヴィレッタ「なんだ?…!」
ルルーシュ「どうしたロロ、ヴィレッタ?」
するとカメラを見ていたロロが叫んで呼ばれたヴィレッタはロロが見ているのを見て驚き、疲れた表情ながら気づいたルルーシュが聞く。
ヴィレッタ「ルルーシュ…お前は咲世子にどんな指示を出した?」
ルルーシュ「…?何としても逃げきれと言ったが?」
何でそんな事を聞くんだと疑問を感じるルルーシュにヴィレッタは慌てた様子で言う。
ヴィレッタ「あれを見ろ!さらに騒ぎになっているぞ!!」
ルルーシュ「これは…!このままではまずい!これでは俺のキャラクターが誤解される!!」
言われて映っている光景にルルーシュは目を見開いた後に慌てて出て行く。
ロロ「兄さん!」
ヴィレッタ「待て、ロロ…!第12モニターを見ろ!」
慌てて追いかけようとしたロロを別のカメラからの映像を見ていたヴィレッタが呼び止める。
ロロ「え…あの人たちって…」
ヴィレッタ「くっ…こんなときに侵入者だと!」
驚くロロの後にヴィレッタは苦い顔でモニターに映る集団を睨む。