第二次スーパーロボット大戦Z Another 作:Dr.クロ
斑鳩~ブリッジ~
神楽耶「大丈夫ですか天子様?」
天子「此処が外なのですか?」
ウイングPRにより斑鳩に連れて来られた天子は神楽耶の問いに答えずに実感の籠ってない声で聞く。
AN「すみませんね。連れ去る感じにしてしまって」
神楽耶「このような乱暴なやり方で天子様の夢を叶える事になろうとは…ごめんなさい…本当はその役目を果たすのは別の方の筈でしたのに…」
謝るANの後に神楽耶も天子に向けて謝る。
天子「…それは…」
神楽耶「黎星刻…将来を言い交わした御方ですか?」
天子「ただ…約束しただけです…」
AN「(と言うかそうなったらあの人、変なのを張られる気がするんですが;)」
そう聞く神楽耶のにANは心の中でツッコミを入れる。
AN「さてと…ではその彼の仲間を助けにちょっと行ってきますね」
気を取り直して星刻の仲間を助けに行こうとしてANは画面に映っている出撃してるメンバーを見てあれ?と首を傾げる。
デュオ『おい、刹那とアメイジングエクシアの奴どうした?』
ウイングPR『確かエクシアの奴は人間サイズになって警備に参加していた筈だが?』
シン『あいつ小さくなれるのか!?』
エイジ『ってか参加してたのかあいつ!?』
ロックオン『確か刹那は外の警備だったよな?』
同じ様にそれに気づいた面々がいない2名を言う。
AN「そういえば居ませんね」
何処に行ったのでしょうかと漏らす。
その頃の2人
中華連邦兵「いたぞ!!」
Aエクシア「でぇぇぇ!?何で追いかけて撃って来るんスか!!?」
刹那「分からない」
ビリー「何で僕達まで!?」
ルイス「知りませんよ!」
向かっている途中で巻き添えを喰らった2名と共に逃げていた。
ちなみにルイスはAエクシアにお姫様抱っこされている。
AN《あ~Aエクシア聞こえますか?》
Aエクシア「あ、クリエイター!丁度良い所に今中華連邦の兵に追いかけられて銃撃されてるんですけど状況説明プリーズッス!!」
聞こえて来た声にAエクシアは刹那とビリーと共に角を曲がった所を刹那が咄嗟に護身用の銃で牽制をしてる間にルイスを下ろして聞く。
AN《いや~実はね…》
~状況説明中~~
Aエクシア「あんた等何やってるんッスかァァァァァァァァ!!!!?」
ルイス「え?何、つまり今追いかけられてるのそれが原因;」
ビリー「ホントに何してるんだよ君達は!?」
刹那「……なんだかすまない」
他の3人にも音声が聞こえる様にした後のANから事情を聞いたAエクシアは絶叫して、ルイスは冷や汗を流し、ビリーは怒鳴り、刹那は牽制しながらそう言う。
AN《今そちらにARISIAを行かせますので》
ダブルオーも乗せていますのですぐに合流してくださいねと付け加えて言う。
Aエクシア「へ~い…えっと悪いけど2人共、俺のクリエイターが作った船に一緒に来てくれないッスか?流石に巻き込まれたから保護されていたにしとけばお咎めないと思うッス」
ビリー「わ、分かった」
ルイス「此処は仕方ないと思います」
刹那「…よし行くぞ」
通信を切った後に頼み混むAエクシアにビリーは納得してないが承諾し、ルイスも同意した後にAエクシアの先導の元ARISIAへ向かう。
~斑鳩・格納庫~
AN「ふぅ…」
終えた後にANは自分のやるべき事の為に斑鳩から出るとすぐさま走る。
~大竜胆・通路~
AN「さて此処ですか…」
様々な所にハッキングして星刻の仲間が拘束されている場所に着く。
ちなみに今は何時も通りのに加えてステルス迷彩で姿を消している。
数もそれ位あるがANにとっては普通に終わらせられる数であった。
AN「(…ん?)」
いざ、と言う所でANは違和感に気付く。
自分のセンサーに意識を向けると目の前とは別に何か強大なエネルギーを感じ取っている事に気付く。
AN「(このエネルギーは…まさか?!)」
それによる被害予測を立てた後に急いで星刻の仲間を助けて逃げる様に言った後に色々と準備した後に合流する為に走る。
AN「ですが、なぜあれがここに?」
走っている途中で浮かんだ疑問を呟いた後に急いで向かう。
一方外では合流したダブルオーとアメイジングエクシアが五飛が乗るシェンロンガンダムを抑え、他のメンバーが鋼髏部隊とティエレン長距離射撃型部隊を撃退して星刻が乗る神虎を無力化させようとした所をブリタニアと共に現れた大竜胆に乗った大宦官達の攻撃からシェンロンと神虎と共にZEXIS面々が斑鳩の甲板に出た天子を守っていた。
AN「な、なんですかこれは!?」
起きている事にANは驚いた後に急いでARISIAへ走る。
だが、大竜胆やその周りのKMFから放たれようとしていた攻撃に間に合わないと顔を歪める。
星刻『誰か!誰でも良い!彼女を救ってくれ!』
趙皓《とどめを刺せい!!》
星刻の叫びの後の趙皓の指示の叫びに主砲が放たれようとし…
???『分かった…!聞き届けよう、その願いを!』
それより前に斑鳩から何かが飛びだしてメンバーの前に出ると放たれた主砲を展開した防壁で防ぐ。
AN「あれは…」
誰もがいきなり現れた機体に驚いたがそれ以外に驚いたのがある。
趙皓『む、無傷だと?!』
セシル「ロイドさん!あれは!?」
ロイド「やられたね、これは…あのKMF…ガウェインのドルイドシステムを流用したんだろう」
無傷でその場を浮く機体、KMFに後ろの輸送機に乗っていて見ていたロイドは顔を顰めてかつてゼロが乗っていたKMFを思い出して言う。
シオニー『す、凄い…』
アルト『あのデカい砲撃に無傷で耐えたのかよ』
琉菜『凄い』
ラクシャータ《KMF蜃気楼…その絶対守護領域は世界最高峰の防御力なのよ》
カミーユ『絶対守護領域!?』
誰もが驚く中でラクシャータが砲撃を防いだKMFの事を説明して出て来た名にまた驚きが出て来るとラクシャータがそして…と続け…
ゼロ『大宦官!今、この私が民に変わり天誅を下す!』
蜃気楼からのゼロの言葉の後に蜃気楼の胸部が展開すると共にプリズム状の結晶体が発射された後にビームが発射されると先に発射されたプリズム状の結晶体に当たると乱反射して広範囲にビームが降り注ぐ。
それにより大竜胆の周りにいたKMFの集団へと炸裂していき爆発していく。
AN『あの大軍を一掃するとは…流石ですねゼロ』
シオニー『あ、ANさん』
その光景にノワールブラスタに乗って合流したANは感嘆の言葉を述べる。
ラクシャータ《絶対守護領域と相転移砲…ドルイドシステムとそれを使いこなす情報処理能力があって初めて有効となる…》
赤木『それってつまり…』
マリン『常人じゃあ普通に扱えない代物だと言うのかあの機体は…』
そう締め括るラクシャータの言葉に誰もが蜃気楼の性能の高さを認識する。
星刻『ゼロ…』
ゼロ『哀れだな、星刻。同国人に裏切られ、たった一人の女も救えないとは…』
目の前に浮遊する蜃気楼を見て呟く星刻はゼロからの言葉に顔を歪める。
ゼロ『だが、これで分かった筈だ。お前が組むべき相手は私しかないと…』
星刻『だからといって部下になる気はない!』
ゼロ『当たり前だろう?君は国を率いる器だ』
自分に向かって言われた言葉に噛み付いた星刻は続けて出てきた言葉に呆気に取られる。
ゼロ『救わねばならない、天子も貴公も!弱者たる中華連邦の人民全てを!』
五飛『綺麗事を…!そのKMF1機で全てを救えると思っているのか!』
そう叫ぶゼロに五飛は問う。
ゼロ『戦局を左右するのは戦術ではなく戦略だ。その意味はそろそろ分かる』
五飛『何?』
そんな五飛にゼロがそう答えるとスメラギにフェルトが慌てた様子で報告する。
フェルト「す、スメラギさん!中華連邦の各地で暴動が発生してます!」
スメラギ「なんですって!?」
ミレイナ「上海、南京、北京!確認中ですが、多発で市民の皆さんが政府軍と戦っているです!」
AN『ゼロとバカ者達のやり取りがリアルタイムで流された+調べていた事を流した結果ですね』
驚くスメラギの後にミレイナが報告するとANがそう言う。
趙皓「な、なんだと?!」
それには大宦官達も驚愕する。
シオニー『す、凄いです』
キャシ―《だとしても、この動きは早過ぎます!》
そう洩らすシオニーの後にキャシーが誰もが思った事を言う。
ジェフリー「下地は既に出来ていた。いくら情報を隠蔽しようと、人々の間で不安と不満は鬱屈していた…」
AN『おそらく星刻さんも、今日と言う日の為に各地で決起の準備を行ってたのでしょう』
キャシ―「それがゼロの流した大宦官の言葉で一気に火が付いたのですね」
アポロ『つまりあいつ等は自分で自分の首を絞めたって訳か』
ジェフリーとANの言葉にキャシーはそう呟いた後にアポロがそう言う。
ゼロ『フ…いくつかのイレギュラーもあったが、天子の決死の行動で大宦官の悪役っぷりが際立ったな』
AN『しかも天子さんを泣かしたので天子ファンクラブの皆さんがマジギレしてますね』
デュオ&青山&クロウ&ジノ&スザク『『『『『そんなのあったのか!?』』』』』
不敵に笑う様に言ったゼロの後のANの言葉に思わず敵味方関係なく叫んだ。
AN『えぇ、ありましたよ。ちなみに会員数は1億人以上です』
デュオ&青山&クロウ&ジノ&スザク『『『『『無駄に多いな!?』』』』』
ウイングPR「そして今の状況に不必要だな」
続けてのにまた叫んだ後にウイングPRは呆れて呟く。
星刻『まさか…大宦官の動きを全て予測して…』
ゼロ『そして、君の様意したクーデター計画も使わせて貰った(流石だな、星刻。お前の準備がなければ、連邦の情報統制を破る事はできなかった。そして…)』
驚いている星刻にゼロはそう言った後に内心そう評した後にノワールブラスタを見る。
ゼロ「(ミスAN、先ほどの口ぶりから察するにあなたも民への情報提供をしたのだろう。敵にはしたくないな)」
五飛「サリィ・ポォ…お前達も戦っているのか…」
民が戦ってると聞いて呟く五飛にゼロは言う。
ゼロ『五飛、君の真摯な思いを人を動かす力となった』
五飛『全てはお前の手の平の上か…』
ゼロ『だが、結果は君も望んだ通りだ』
そう返すゼロに五飛は言う
五飛『変わってないな、お前は…。人の生命さえも自分のシナリオ通りに動かせると思っている。そんなお前を俺は認めん…!』
カレン『五飛…!』
それを聞いてカレンはまだ戦う気かと考えるが…
五飛『だが、お前という男の力は認めよう!!』
星刻『張五飛…!』
そう叫んだ五飛は星刻へ向けて言う。
五飛『黎星刻!今、我々の討つべき敵は奴等…大宦官だ!』
ゼロ『神の使わした龍と虎も我等に味方した!各機は攻撃を再開しろ!狙うのは大宦官だ!』
その言葉と共にそれぞれ大竜胆を見る。
Aエクシア「ようし!行くぜ刹那!ここからはブラックホールが吹き荒れるぜ!!」
刹那『それは良いが…お前、性格変わってないか?』
シン『変わってるな』
エスター『こう何かだと変わる感じなのかな?』
そう言って構えるAエクシアに刹那は答えた後にそう呟き、シンとエスターがそう言う。
趙皓《く、来るな!来るなーっ!!》
シュナイゼル「後退しよう、ロイド」
慌ててこちらに向かって来る大竜胆を見てシュナイゼルはそう指示を出す。
ロイド「スザク君達はどうします?」
シュナイゼル「…そのことなんだが…」
そう言ってシュナイゼルはチェスをする前にANとした約束を話す。
AN『あ、シュナイゼル様に賭け事とは別にお願いがあるのですが』
シュナイゼル『何かな?』
周りに聞こえない音量で言うANに同じ小さい声でシュナイゼルは聞く。
AN『よろしかったらスザクさん達三人と戦わせるようにしてくれませんでしょうか?』
シュナイゼル『ほう?それで良いのかい?』
お願いされた事にシュナイゼルはそう返す。
AN『はい。特にこれと言ったのは』
シュナイゼル『…分かった約束しよう。出来る時にやってくれたまえ』
そう答えたシュナイゼルにANはありがとうございますと返す。
☆
ロイド「成程ね~」
シュナイゼル「と言う訳だ枢木卿」
スザク『め、命令ならばやります』
ジノ『うーん、まさかそう言う約束をしてるとは』
アーニャ『……』
納得するロイドの後に言うシュナイゼルにスザクは戸惑いながら了承する隣でジノは唸り、アーニャは無言でいる。
シュナイゼル「頼んだよ。ナイトオブラウンズ」
そう言うとシュナイゼルは後退する。
AN『と言うわけでお願いしますねスザクさん』
ゼロ『まさかそんな約束をしてるとは…ならばこちらも手を出さないで置こう。思う存分やってくれ』
AエクシアとウイングPRと共に前に出るノワールブラスタを見てゼロはそう言う。
AN『それじゃあ始めますよ!!』
ゼロ『攻撃開始!ナイトオブラウンズ以外向かって来る者は全て、この国の人民の敵だ!今こそこの中華連邦を解放する為、各機は人々の敵と戦え!』
その言葉と共にそれぞれが飛び出し、各々が戦闘を開始する中でANはAエクシアとウイングPRと共にスザクが乗るランスロット・コンクエスター、ジノの乗るトリスタンとアーニャの乗るモルドレッドと対峙する。
AN『それが貴方たちの機体ですか』
ジノ『ええ、こちらとしては見た事ないガンダムを引き連れている事や色違いに乗っている事に驚きですが』
問うANに代表でジノが答える。
AN『あらそうですか?』
ジノ『ええ』
聞くANにジノはトリスタンを頷かせて肯定する。
AN『二人とも、それぞれ誰を相手にしたいですか?』
ウイングPR『ならば右の奴を』
Aエクシア『俺は真ん中の奴だ』
聞くANにウイングPRはトリスタンを、AエクシアはランスロッドCを指名する。
AN『なら私はアーニャさんの機体ですか』
それぞれ相手が決まった事でそれぞれ散らばる。
アーニャ『先手必勝』
その言葉と共にモルドレッドは機体各部を展開し、ミサイルを一斉掃射する。
AN『うぉっと』
向かって来たミサイルにノワールブラスタは避けたりしながら回避できないのを撃ち落としつつモルドレッドに攻撃を仕掛ける。
それをモルドレッドは機体肩部のシールドで防ぐ。
AN『む、なかなか堅いシールドですね』
モルドレッドのシールドの硬さにANはそう洩らすとモルドレッドは機体肩部のシールドをパージしたと思ったら連結して砲門の様にするとビームを放つ。
迫るビームにノワールブラスタは身を反らして避ける。
AN『厄介ですねそれ!』
言いながらAX-55EAGLEで攻撃し、モルドレッドはそれを受けて少したじろく。
アーニャ『ッ!』
AN『つづけていきますよ!』
怯んでる所をANはノワールブラスタのバンカーを振るい、モルドレッドの右腕を切断する。
スザク『!アーニャ!くっ!』
Aエクシア「デヤッ!!」
それにスザクは叫んだ後にランスロットCはAエクシアのアメイジングGNソードを受け止める。
AN『…ちょっとやりすぎたかな?』
なんとか浮かぶ状態のモルドレッドを見てANはそう洩らす。
アーニャ『まだ…やれる』
AN『あまり無茶はいけませんよ?』
まだ戦おうとするアーニャにANがそう言った時…
Aエクシア『あぶねえ!!』
その言葉と共にトランザムしたAエクシアがモルドレッドをすぐさま抱き抱えて離れ、ANは来たアラーム音にその場を離れるとモルドレッドとノワールブラスタが居た所を大型ビームが通過する。
スザク『な、なんだ今のは!?』
ジノ『先ほどのビーム、中華連邦の方か!』
それに誰もが驚いた後にした方を見る。
少し時間は遡る。
大竜胆の中で大宦官たちは次々と撃墜されていくブリタニア軍に焦りが出始める。
趙皓「まずい…まずいぞ!」
程忠「どうするのだ趙皓!」
童倫「このままでは後がないぞ」
震える趙皓に他の大宦官が慌てて言う。
趙皓「…こうなればあの者からも貰った機能を使うしかないようですね」
それを聞いて大宦官達は思い出す。
天子や他の者達がいない時に現れた謎の男がこの大竜胆にある機能を付けて改造したと言うのを…
確かめたら確かに新たな機能が付けられているのが分かり、取扱い方についても説明書を貰っていて見た際これならいけるのではと考えた。
夏望「た、確かにあの機能ならば奴らを一ひねり出来る!」
程忠「ならばやろうではないか!」
趙皓「おい!早速起動させろ!!」
それに他の大宦官は強気になり、趙皓は早速起動させる為に指示を出す。
ゼロ『大宦官!これで終わりだ!』
外にて蜃気楼が大竜胆に接近して攻撃を仕掛けようとした時…
ゼロ『何!?』
突如、大竜胆が浮かび上がる。
五飛『なんだ!?』
星刻『バカな!?大竜胆が飛ぶだと!?』
それにブリタニア軍を撃墜したメンバーも驚いて見る中で大竜胆の下部から砲門が現れたと思ったらビームをAN達が戦ってる方へ向けて放つ。
そして現在に戻る。
スザク『何だあれは!?』
ジノ『おいおい…』
同じ様に見たスザクとジノもZEXISメンバーと同じ様に驚く。
趙皓《どうだゼロ!これこそ我らの新兵器だ!》
ゼロ『まさかそんな隠し玉を持ってるとはな。だがそれだけで我々が逃げ腰になると思うな!』
Aエクシア「その通りだ!」
高笑いする趙皓へ叫ぶゼロへAエクシアも隣に来てアメイジングGNソードの切っ先を向けて言う。
趙皓《おのれ…っ!?》
そんなゼロやAエクシアに対し趙皓は憤慨するが向かって来た殺気に青ざめて見ると静かに浮かぶノワールブラスタが映る。
ただ、誰からもその周りから怒りのオーラが出てる様に見えた。
ウイングPR「やれやれ、例えるなら龍の逆鱗に触れたか?」
ジノ『ああ、言い得てるね』
呆れた口調で言うウイングPRにジノは同意する。
AN『…味方であるアーニャさんまでも攻撃するとは…どういうつもりですか…』
趙皓《だ、黙れ黙れ!我々の邪魔をするなら容赦はせんぞ!》
怒気を纏って聞くANに趙皓は怒鳴り返す。
スザク『貴様!』
ジノ『流石にちょいと頭に来たな』
悪くないとばかりの反応にスザクとジノはカチンとくる。
ゼロ『…枢木スザク、こちらとして共闘を申し出たいのだが』
スザク『…ふざけるな…と言いたいが今回ばかりは良いだろう。仲間を攻撃されて味方とは言えるか』
そう言うゼロにスザクはそう返して申し出を受け入れる。
AN『ARISIA!全砲口をあの屑共に合わせろ!』
それと共にANが指示を出すとARISIAはカタパルト上部に装着された連装ビーム砲とエネルギーミサイルポッドからビームやエネルギーミサイルを放つ。
ジェフリー《我々も続け!》
ボビー《オゥケイボス!》
スメラギ《こちらも続くのよ!》
続けてマクロス・クォーターとプトレマイオスⅡに斑鳩も攻撃を開始する。
それに対し大竜胆は自分を包み込む様に青色の膜を張り、攻撃を防ぐ。
スザク『バリアか!』
趙皓《おお!流石だ!これなら奴らも手を出せんだろう!》
ゼロ『(むっ?)』
AN『何言ってるんですか…言った筈です。全砲口と』
驚くスザクの後の趙皓の言葉にゼロは疑問を感じる中でANはそう言って最大の武装を切り出す。
趙皓《な、なんだあれは!?》
大宦官達は映像に映るARISIAに驚く。
ARISIAは艦体中央から砲身を出した後にエネルギーをチャージする。
それに慌ててこちらもビームを出す様に言う。
AN『チャージ率75…80…85…』
チャージされていく中でゼロは大竜胆の方が速いと察する。
趙皓《撃てぇぇぇぇぇ!》
その言葉と共に大竜胆からビームが放たれる。
ゼロ『させん!』
向かって行くビームの前にゼロは蜃気楼を移動させると絶対守護領域を展開して防ぐ。
だが、先ほどとは違いビームなのととてつもない威力に蜃気楼は絶対守護領域と共に押されていく。
ゼロ『ぐっ…!』
押されて行く蜃気楼にAエクシアとランスロットCが背中に周り、蜃気楼を支える。
スザク『しっかりしろゼロ!何時も通りの自信過剰はどうした!』
Aエクシア「俺達も支えるぜ!」
ゼロ『感謝するぞ2人共、今だAN!』
AN『90…100%!!充電完了!』
その言葉と共にARISIAの砲門は光り輝く。
ノワールブラスタで打ち抜く相手を見ながらANは叫ぶ。
AN『フォトンブラストバスター…発射!!』
宣言と共に大竜胆へ向けてARISIAは断罪のビームを放つ。
放たれたビームは展開されたバリアにぶつかった後に貫き、大竜胆に炸裂する。
趙皓《ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃ!?》
爆発が起こる中で大竜胆側のビームが消えた瞬間に蜃気楼とランスロットCが接近し、大宦官のいる所に狙いを定める。
ゼロ『大宦官!地獄で反省しろ!』
スザク『仲間に放った報い!思いしれ!!』
その言葉と共に相転移砲とハドロン・ブラスターが放たれ、2つの光線に飲み込まれた大宦官達は断末魔と共に消えていき、蜃気楼とランスロットCが離れると大竜胆は大爆発を起こして消えた。
AN『さらばです。欲望に取りつかれた愚かな者達よ』
スザク『ジノ、アーニャ…帰投しよう』
ジノ『了解』
アーニャ『…ん』
それを見てANは呟いた後に四俣がないモルドレッドをランスロットCとトリスタンが左右から支えてスザク達はその場を去る。
AN『また今度、戦いましょうね~』
Aエクシア「なあなあ刹那、この後が怖いな…」
刹那『…………諦めろ。あれは俺達の失態なんだ』
そんな去って行くスザク達へそう言うANを見ながら刹那にこそこそと話しかけたAエクシアは返された事にだよな…と顔を抑える。
それにウイングPRはなんかやったのかと呆れるのであった。
戦艦説明
ARISIA
外見:ガンダムAGEのディーヴァ強襲揚陸形態の白い所を青くして赤い所を白くした感じのである
概要
ANがシオニーが使っていた壊れた宇宙船を中心にグレート・アクシオンの残骸を使って造り上げた戦艦
カタパルトを2つもった双胴型で速さなら他の艦隊に負けない速度を出せる。
武装としてカタパルト上部に装着された連装ビーム砲とエネルギーミサイルポッドに艦体中央に搭載される大出力特装砲『フォトンブラストバスター』を搭載している。