第二次スーパーロボット大戦Z Another 作:Dr.クロ
その出会いは別の物語を紡ぎ出す。
異次元、そこでは一人の女性が居た。
何かを探す様に様々な方向へと顔を向けている。
??「この辺に反応がありますね」
そう言って進んでいると光の球がある世界に侵入したのが見え、それが探していた存在だと気付く。
??「! あの世界ですか」
気づいた女性は急いで光の球が侵入した世界へ突撃した。
その人物が飛び込んだ世界にある2つの月の1つ、陰月の月面にて、1つの戦艦の残骸がある所で宇宙服を着た1人の女性が体育座りしていた。
あの集団にやられてどれ位経ったのだろうか…なぜ自分はこうやって生き延びているのだろうか…そう女性はぼんやりと考えていた。
その女性の膝とお腹の間には不思議に輝くパーツの様なのがあった。
なぜか分からないが運よく自分は生き延びて、運よく空気がまだ循環してる宇宙船を見つけて運よく残った水と食糧で女性は此処まで生き伸びていた。
ただ、食料と水も残りわずかとなって自分は年貢の納め時かと諦めていた。
???「…帰りたいよ…リモネシアに帰りたいよ…」
そう呟きながら涙を流していた女性はふと、上を見上げた。
なぜかは分からない。
だが、何かを感じて広がる宇宙へと顔を向けた。
そして見えたのだ…自分へと向かって来る光が見えるのに…
????「な、なにあれ…」
それに女性は驚くが自分に向かってなのに気づいて慌てて抱えていたパーツも持って離れ…
ドドーン!!
光が月面にぶつかった衝撃に吹っ飛んで軽く転がる。
収まった後に女性は慌てて光が落ちた所を見る。
すると1人の女性が膝を突いていた。
??「ふぅ、何とか着地できましたね」
そう呟いて光の球を追いかけていた女性は立ち上がる。
それに宇宙服を着た女性は驚いていた。
まず、女性は自分と違って宇宙服ではなく水着の様なのに両手両足のアーマーを付けただけな格好なのに平気そうに辺りを見回している。
辺りを見ていた女性は宇宙服を着た女性に気付く。
??「おや、まさかこんなところに人がいるとは」
そう呟くと女性は宇宙服を着た女性に近づく。
近付く女性に宇宙服を着た女性は思わず尻もち付いた体勢のまま後ずさる。
宇宙服なしで歩く女性など普通にいないので普通じゃないのが分かるからだ。
??「おやどうかしましたか?」
そんな震える宇宙服の女性に女性は首を傾げた後に落ち着かせた方が良いだろうと考えて空気のある場所を探して宇宙服の女性をすぐさま抱き抱えると宇宙服の女性がひぃ!と悲鳴をあげてるのをスルーして向かう。
しばらくして…
??「落ち着きましたか?」
????「は、はい」
宇宙船でそう聞く女性に宇宙服を着ていた女性は恥ずかしそうに体をモジモジさせる。
と言うか、ほとんど怯えてばかりだったので話を聞こうとしていた女性は流石に埒が明かないと感じたのか別ので落ち着かせようとして…元々着ていた服を剥ぎ取ってどこからともなく取り出したミニスカメイド服に着替えさせたのだ。
それにより怯えより恥ずかしさが上回ったのかある意味落ち着かせると言う事は出来た。
ちなみに女性は着痩せするのか先ほど宇宙服でどうやって入ってたのかと言う程胸が大きかったのが胸元を露出してるメイド服で分かった。
気を取り直して女性は名前を言ってなかったので先にそっちから言う事にした。
????「わ、私はシオニー・レジスと言います」
??「私はANと言います」
お互いに名前を名乗った後にメイド服を着せられたシオニーは恥ずかしそうにモジモジしながら先ほど自分が怯えていた時にANが聞いていたこの世界の事を説明する。
この世界は複数の世界が融合した多元世界な事、自分が今此処に至るまでに起きた事を全て自分が分かっている範囲で話して行く。
聞いていたANは成程と納得する。
AN「ようするにあなたは此処に取り残されているのですね」
そう言われてシオニーはうぅと呻く。
正論なだけに全然否定できないからだ。
そんなグレート・アクシオンに乗ってる時の自分の変貌や今に恥ずかしさを感じているシオニーを尻目にANは考える。
此処に来るまでの間見て来たが壊れてはいるがANの手にかかれば残骸と持ち合わせている材料で地上に降りれる位の船や自分や彼女の機体位は出来るだろうと考えてからシオニーが持っているパーツに目を向ける。
AN「シオニーさん、それはなんですか?」
シオニー「えあ、これは彷徨っていた時に見つけまして、持ってると落ち着くと言うか…」
聞くANにシオニーはしどろもどろに答える。
それにANはふむと思った後にシオニーの持つパーツを彼女の手から取ると注意深く見た後にちょっと待っててくださいと出て行く。
シオニー「?」
数時間後…
シオニー「うそ…」
待っていたシオニーはANに連れられて連れて来られた場所に呆気に取られる。
今自分の前にあるのは自分が破れた集団でとある人物達が乗っていた2体のロボットであった。
ただ、どちらとも色が違っていた。
AN「こんな感じで合っていますよねシオニーさん」
シオニー「え、ええ…私が話していたブラスタとパールネイルに…」
聞くANにシオニーは驚いた後にまた気付く。
先ほどまでいた宇宙船が何時の間にか大きい船へと変わっていたのに驚きを隠せなかった。
さらに言うと空気もあの宇宙船までの所にしか空気がなかった筈なのに自分は宇宙服を着ていないにも関わらず呼吸が出来ていると言う事に気付く。
そんなシオニーに気付いたANが自信満々に言う。
AN「実はその服、空気がないところには薄い空気の膜を作りだすのです」
シオニー「嘘!?」
告げられた事にシオニーは思わず自分の着せられたミニスカメイド服を見る。
それ程までにそんな事が出来る者など早々いないからだ。
驚くのはまだ早いとANはシオニーは連れて行く。
AN「はい、着きました艦橋です」
シオニー「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
連れて来られた場所にシオニーは叫ぶ。
自分が乗っていたグレート・アクシオンとは違うが立派な艦橋で操縦席もある。
しかも此処に来るまでシミュレーションルームやら居住区も設立させられていた。
数時間でロボット以外に何時の間に自分が生きる為に使っていた宇宙船を繋げる形で船を造りあげるなんて…とシオニーは驚いているとANが言う。
AN「では早速出発しましょうか」
シオニー「出発と言うと?」
それを聞いてシオニーは思わず聞くがその意味に気付いて喜ぶ。
自分はあの地上へ帰れるのだと…
AN「それでは発進!」
涙を流しているシオニーにそう言ってANは操縦席に座って操作すると号令と共に宇宙船を動かす。
シオニーはANの隣で久々に地球に戻れると言う事に心が躍っていた。
AN「あ、ちなみに地球に戻るまでの間にロボットの操縦訓練して貰いますので覚悟しといてくださいね」
シオニー「ひぃ!?」
まぁ、戻るまでの間扱かれるのを感じるのであった。
キャラ設定
AN(アン)
外見:水着を着たゼノサーガのKOS-MOSにISのブルーティアーズの両手両足のアーマーを付けた感じ
概要
ロボットの始祖である女性型ロボット
面白いことが好きでいろいろなものを作ったりしている。
主に科学者タイプで戦う事も出来るが調べたり作る事をメインとしている。
ちなみに人間の様に飲食が出来るのでエネルギーはそれで補給出来たりする。
ロボットの始祖としての能力は聞いたり見たロボットならどんな構造かだいたい予想でき、またそのロボットの別の世界での可能性を見る事が出来る。
シオニー・レジス
外見:原作と変わらないが水色の胸元を露出したミニスカメイド服を着ている、
概要
新帝国インペリウムでグレート・アクシオンの艦長を務めていた女性
グレート・アクシオンが撃墜された時、奇跡的に助かって彷徨っていた所をANに拾われる。
性格はリモネシアの外務大臣だった頃の臆病な性格に戻っている。
拾われた後はANに弄られておりANから渡されたパイロットスーツにもなる宇宙に出ると薄い空気の膜が全身を覆う胸元を露出したメイド服を着てられた。
ちなみに分厚いのを着ると着痩せするらしくホントは胸が爆乳。