もしもクリエイティブモードで幻想郷に転生したら 作:秋雨 椛
続けるか正直わかりません
マイクラ好きの転生
「ヤッベーー!ふぉぉあぁぁぁ!!YES!YES!!マイクラ楽しィィのぉぉ!!」
この変人の名前は上履 大介(うわばき だいすけ)ごく普通の高校生だ。成績は中の上くらいで運動神経は中の中……まぁ凡人ということだ。
趣味はプラモデル制作とゲーム、特にマイクラが好きで、この前の夏休みとか48日の休みのうち30日以上をマイクラに注ぎ込んだ廃人レベルの男だ。
現在彼はクリエイティブモードで特に興味もなく知っているわけでもない多数の二次制作の東方MODを入れ込んで次のモコモコ生放送実況為、試しに遊んでいるのだ。
「このアイテム使えるな……おっ!この弾幕綺麗だな!!……ぎゃぁぁぁぁぁ!!何だこいつ!妖精……だと……?!」
彼は色んなアイテムを確認して使えるアイテムと使えないアイテムをテキストに書き写し、どの様に実況するか頭の中で構成していると、パソコンからウィイ〜〜ンといやぁ〜な音が鳴り出した。
「ん?なんだこの音……おいおい故障とかマジ勘弁だぜぇ〜」
パソコンに近づき耳を当てる大介
中の音に集中すると
(ぴぃ〜〜んぴょんぴょんぴょぴょぴょっぴょっ)
どんな音だよ……ぴょって舐めてんのかよ
そしてもう一度中の音に集中すると
(爆発まで残り……1秒)
「はぁ!?ばくはt………!?」
ドカーン!と音と共に大介は白い炎に包まれ意識を失っていった。
「すまぁ〜〜んメンゴメンゴぉ〜」
そんな舐め腐った声と共に大介は目を覚ました。
声の主を見ると白い髭を腰まで伸ばし好々爺という顔に似合わずパンクな格好をしたジジイが目の前にいた。
「ホントにメンゴなぁ〜?大介クンのPCにお気に入り画像入れまくったら爆発しちった……てへぺろ(´>ω∂`)☆」
大介は目の前のシジイを殴りたくて仕方が無かった。しかし大介の善の心がお年寄りを殴ってはいけないとギリギリのところで腕が止まっている。
このままでは埒があかないと深呼吸をし冷静になる大介
「フゥ……で、貴方は誰ですか?それと何故俺は雲の上に居るんですか?」
「oh...此処は天界……別名天国さ!そして儂の名前は神様さ!」
ファ!?天国?神様!?まさか俺って……
「YOUはお亡くなりに成りましぶぇ!?」
もう我慢の限界だ!神様とか関係ねぇと、ついに殴ってしまう大介
「俺が死んだだと!冷静になれば俺のPCも壊れたらしいじゃねぇか!!俺のマイクラに掛けた時間を返しやがれ!!!」
大介は涙を流し鼻水を垂らしながら……何度も何度も神様を殴る
「すまグフッ……謝るガハッ……許してひでぶ……!」
そして数分後…………
「はぁ……はぁ……はぁ……」
何度も神を殴った大介は疲れて肩で息をして倒れていた。
神様は殴られた頬を撫でながら立ち上がる。
「こんなに殴られたのは久しぶりじゃわい……満足したかいのぉ?」
「この程度で……満足……する筈がねぇだろ……」
神は呆れたように溜息を吐きながら「そうか……」という
「仕方が無い、元をたどれば儂の不手際で死んだのじゃ……何か願いを叶えてやろう」
そう神が言うと大介は立ち上がり叫ぶ
「俺を死ぬ前に戻しPCを復元しやがれ!」
「それは無理じゃ」
「なっ!?何でだよ!神なんだろ?神様なんだろ!叶えてみせろや!」
神様の返答に納得できない大介は神様に詰め寄る
「PCの復元は出来るがお主の復活は出来ぬ」
「どうしてだよ!」
「魂の現世への復活は禁忌とされておるからじゃ、これは創造神様がお決めになられたことで容易に破ることは出来ぬ」
「なんだよ……それ……」
「すまぬの……しかしな?別の世界への転生は認められておる」
「それって……最近流行りの神様転生ってやつか!?」
大介は先程の暗い雰囲気を吹き飛ばし、おもちゃを貰った子供のようにキラキラとした目で神様を見る
「まぁ……そんなものかのぉ?」
ふふんっと鼻を鳴らしながら得意げに語る神様
「ほれ、願いをもう一度いってみぃ?」
「マインクラフトの世界にクリエイティブモード状態で転生させてくれ!」
「……お主は遠回りに神になろうと言っておるのか?いや……出来んことはないが……本当にマインクラフトの世界で良いのか?あそこの世界はクリエイティブでも過酷は世界だぞ?」
「んん〜…そういえばそうだな……あっ!そうだ丁度東方のMOD入れてたから東方の世界に転生させてくれ!もちろんクリエイティブでな!」
「ハァ……わかった、異変が起こる20年前くらいに送るとするかの……」
そう言いながら空中に浮かんだパネルを操作し始める神様
「そうそう、豚の卵や村人の卵など消させてもらうからの……そのついでに世界の素材を全て使えるようにしとくからの……あと、MODの素材も消させてもらうからな」
「あぁ構わない」
「……これでよし……では行ってこい」
「あぁ行ってくる」
すると足元に穴があき浮遊感を感じて落下していく
「って!こんな転生の仕方あるかよおおおぉぉぉ〜」
「達者でな〜」
穴が塞がり大介の声が聞こえなくなると
「さぁ〜エロゲの続きでもやるかの〜イエェ〜イ!」