楽×マリー『オネガイ』その後   作:高橋徹

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第34話「オウサマ」

そんなこんなで始まった王様ゲーム。

 

クジを引き、それぞれが番号を確認する。

「せーの…王様だーれだ!♪」

集がノリノリで声を出し、その都度るりが集の太ももをつねって悶絶させている。

 

<ゲーム1巡目>

「あ、私だ…」

王様は鶫になった。

「うーん、どうしたものか…(ひざまくら程度でいいか)では、3番を…」

ぴくっ、と楽が反応する。明らかなミスだった。

「…」

「…」

「王様が」

「…王様が?」

「撃つ」

「なんでだよ!!?どんだけ物騒なんだよ!!ロシアンルーレットより救いがねえじゃねえか!!」

「ううううるさい!!黙って撃たせろ私に!!」

理不尽な命令に抵抗する楽。鶫は明らかに、さっきの自分の失言の八つ当たりだった。

この後、ちょっと撃たれた。

 

<ゲーム2巡目>

「私かー」

次は千棘が王様である。

「えーと、じゃあ7番が…」

また楽がぴくっ、と反応した。もう自分には来ないと油断していたようである。

「…」

「…」

「王様の」

「…王様の?」

「カレーの残りを食べる」

「撃たれるよりこええよ!!さっきの俺の姿はもう忘却の彼方なのか!?死ぬわ!!」

「な!?あんた言い方ってもんがあるでしょ!?大丈夫よあっため直せば!!」

「そういう問題じゃねえんだよ!あんなもんあっためたらやばい菌が増えるわ!!」

「なんですって!?」

一悶着あった後、なんやかんやで楽は一口だけ食べ、身体が部屋の左右の壁に打ち付けられた。まるで見えない力に引っ張られているかのように。

 

<ゲーム3巡目>

「あ、私ね」

次はるりの番になった。

ちらり、と楽の番号を確認する。

「(1番ね…ま、後は数撃ちゃ当たるでしょう)じゃあ、1番が2・3・4番の3人をそれぞれ肩を掴んで見つめて、良いなと思ってるところを言う」

「「「えええ!!?」」」

千棘・小野寺・鶫が驚いて立ち上がる。

「(おお…予想以上の戦果ね)はーい、じゃ、よろしく~」

るりはそう言うと、もはや抗議を受け付けないモードに入った。

「ま、マジか…」

楽がものすごく気まずそうな顔をする。

「…」

万里花はショックで塩の柱と化している。さらっさらと。

 

「…しゃあねえ、じゃあまずは…千棘!」

楽は覚悟を決めて、千棘の肩を掴む。

「はひゃあっ!!?ななな、なに…!?」

尋常でないほど緊張する千棘。

「…おまえの、その…いっつもケンカしてばっかだけど、たまに素直になって微笑むところ、めちゃくちゃかわいいなって思う」

「…!!!」

ぼごしゅうう…

楽と千棘、二人が同時に湯気を吹き出す。

「こ…」

「これは…」

「「良い…!!」」

小野寺と鶫は真っ赤になりながら、期待感で悶える。

 

「次は…鶫」

「ひゃわあああ!!?あ、あわわわわ…」

楽に肩を掴まれた緊張で、もはやまともに喋ることも出来ない鶫。

「…おまえの、いつもは男装してるのに女物の服を着るとものすげえかわいくなるとことか、動物を優しい顔で愛でるところとか、家事がすげえ上手いところとか…そのギャップがたまんなくてかわいいよ」

「…」

「鶫ー!?」

楽の言葉に、無言で顔を真っ赤にして首がかくっと倒れた。

 

「じゃあ…最後に、小野寺!」

「あんっ!…は、はい…」

明らかにいやらしい声を上げてしまい、湯気が吹き出しかけている小野寺。

「…おまえの、本当に優しくて、ころころ表情が変わって、すげえかわいい」

「!!!はわわわわ…」

またも二人同時に湯気を吹き出す。

「…て、照れるし、疲れる…」

3人連続でこなすのは、楽には相当な負担だったようだ。

 

<ゲーム4巡目>

「おっと、俺だ♪」

次は集になった。

「じゃあ…2番と5番がハグで♪」

「あ、2番は俺だ」

「5番は私です…わ…」

楽と万里花の目がぱっと合う。

「…」

「…」

「おいいい艶めかしい抱き付き方するなって!!それハグって言うかもう違うやつだっ…て…」

するり、と万里花は楽に抱き付く。

皆には見えない角度で、さりげなく楽の股間をさわさわと触り刺激する。

「ば、ばか、やめろ、本当にばれる…うっ…」

万里花はちらりと楽の顔を見て、うふふっ、と笑って見せた。

そして千棘・小野寺・鶫をちらっと見ると、

「…♪」

にまっ、と笑った。

「…おんどりゃあ…!!」

3人が燃え上がる。

 

 

 

「な~、一回休憩にしない?結構疲れたし♪」

「ああ、それもそうだな」

「…あ、では、お茶とお菓子をお出ししますね♪」

集の提案で休憩に入る。

 

 

「さ~て、そろそろ再開しよっか!」

15分程雑談をしたところで、集が切り出す。

「おお、そうだな」

そんな訳で、ゲーム、再開。

 

 

<ゲーム5巡目>

「…あ~、私だ~…♪」

小野寺の番である。

「…?…小野寺…?」

よく見ると、明らかに顔が赤く、表情がふやけている。

「なんかさ~、もう番号無くてもよくない~?王様が好きなことを命令するの!」

「!?お、小野寺!?おまえ何言って…!!」

「いいよ~賛成~…♪」

「やってしまえやってしまえ~…♪」

「!!?」

楽が振り向くと、小野寺と同様のリアクションをとる千棘・鶫がいた。

「…まさか…」

後ずさりしながら考えていると、こつん、と、何かが楽の手に当たった。

 

「…ウイスキー…ボンボン…」

 

例のやつ。

「…お久しぶりです…」

都合良く3人が酔っ払ったのである。ちなみに万里花とるりは食べていなかったので無事だった。

「…これは…やばい予感…」

 

「え~っとねえ…まずは…楽君が橘さんの胸を揉む!テンション低いから罰なのだ~♪」

ぶぼばっっ

「「えええ!!?」」

のっけからぶっこんで来る週六さん。

「ほ~ら、早く早く~♪そうしないと千棘ちゃんと鶫さんが楽君にやばいことしちゃうよ~?♪」

「それどっち方面だよ!?おい、集!宮本!なんとかしてくれ…って、いねえ!?」

集とるりは、気付くとどこかへ居なくなっていた。

「…うう…。…し、仕方ねえ。橘、行くぞ?」

この空気に耐え切れなくなったのか、楽が腹を括る。

「ふええ!!?あ、いえ、その、こんな、皆さんの前でなんて…」

当たり前すぎるくらい当たり前な反応だった。

「…この空気はやばいだろ?大丈夫、軽く触るだけだから…」

「…は、はい…」

「ほ~ら早く~♪」

どんっ

「えっ」

「んあうっ!!?」

千棘が楽を背中から突き飛ばし、楽の手を万里花の胸に押し付けた。しかもそのままぐいぐい押し込んでくる。

「ひ、ひぎ…だ、だめ、らっく…んああ…♡」

油断していたこともあり、ものすごい勢いで反応する万里花。

「わ、わりい、万里花、す、すぐ離すから…って鶫もお!?」

楽が気付くと、鶫の顔がすぐ横にあった。

「まったく人のことをGさんGさん言っておいて…おまえだって十分大きいではないか。けしからん!!」

「ば、ばか!」

「ひあああうあああん…!!!」

鶫が楽の手を掴み、自分の手と一緒に万里花の胸を揉む。

「おお…すばらしい感触ではないか、橘万里花!ほれほれほれ…♪」

「んん…んん…んんんん…!!」

万里花は手で口を押さえ、必死で声を洩らすのを防ごうとする。

しかし、程なくして。

「い、イっ、んんんんんんん~~~…!!!」

万里花の太ももを伝う液が、床を濡らした。

 

「はあ…はあ…」

「じゃあ次は~…♪」

小野寺は万里花の様子など気にも留めず、クジを引く。

「あ、また私だ~♪じゃあ次は~、鶫ちゃんが橘さんの耳を弄る~!♪」

「!?ひあ!?む、むりむりむり、もうむりです~…!!」

「あら~残念♪じゃあ誰かにパスしなきゃね…それじゃ、鶫さん、楽君に行ってみよ~♪」

「!?え、ちょっと、私が決めるのでは…」

「も~、橘さんはだまってて!」

「ひぎっ!?…うあ…」

小野寺は万里花の股間に右手を伸ばすと、手を開いてから寄せるようにして閉じて、万里花の秘部を筋に沿ってぐしゅっ、と刺激した。

その一発で骨抜きになる万里花。

「さて、じゃあ行くか…」

「ま、待て、鶫、ちょっと…う…あ…待て…待っ…て…」

楽の言葉を遮るように、鶫は楽の耳の中へ舌を伸ばした。

ぐちゅっぴちゃっぺちゃぺちゃっぴちゃっ…

「気持ち良いか…私の舌は、気持ち良いか…?」

普段の鶫からは考えられないような淫猥な行動と言動。

「…あ、かはっ…」

楽の目がどんどん虚ろになる。

 

「じゃあそのままね!次は~…」

もはや小野寺が王様のクジを持ったまま、ただの女王様と化している。

「千棘ちゃんが万里花ちゃんの胸を弄る~!」

今度は千棘を使おうとする。

「ひ、ひあ、む、むりです…今そんなことされたら…」

万里花は涙目で抵抗する。

「じゃあまた楽君だね~♪は~い千棘ちゃん、お願いしま~す♪」

「あ、うあ、らっくん…ああ…」

「ま、待て、千棘…うあ…!!」

千棘が艶めかしい表情で、楽の乳首を舐め始める。

「ん…んふう…あ、これ、結構楽しいかも…こうかな、こうかな…?♪」

楽の反応を見て、どんどん愛撫の仕方を改良して行く。

舐めるスピードの緩急、つつき方等、どんどんと変えて楽が弱い責め方を見付ける千棘。

「ま、待て…本当に、うぐううう…」

気付けば、楽のズボンはぱんぱんに膨れ上がっていた。

 

その後も小野寺は万里花に「お尻をいじらせて」「この場でパンツ一丁になって」等の無理難題をふっかけ、その度に万里花はパスを重ね、問答無用で楽がそれをやらされる。

 

気付けば、万里花は涙目で呆然としていて、楽は身体中弄られ、パンツ一丁で自らのモノをぱんぱんに怒張させていた。

 

そして。

「じゃあね~、最後は私が~…橘さんのあそこを弄る!♪どうせパスするでしょ?橘さん♪」

「…あ、あ…」

「はーい、パスね♪よーし、じゃあ楽君に行ってみよう!」

「は、はあ!?お、おい、小野寺、何言って…ってこら千棘、鶫!なんで俺を羽交い絞めにしてんだよ!!?」

「はいは~い楽君、おとなしくしてね…わあ、すごーい!けだものだ~♪」

小野寺は何の躊躇もなく楽のパンツをずり下ろし、ぱんぱんに膨れ上がったモノを露にした。

「え~と…こうかな、こうかな?こうかな~~???」

「んぐ…あ…お、小野寺…やめ…!!」

小野寺は楽のモノを好き放題弄り倒す。

まるでおもちゃで遊ぶかのように亀頭を手のひらでこねくり回し、裏筋に息を吹きかけながら何度もなぞり、その間に首や乳首も舐める。

「…はあ…はあ…すごい、楽君の…。イク?ねえ、楽君、イキそう?ねえねえねえ!♪」

小野寺は楽のモノを急速にしごき始めた。

ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てて、楽のモノがしごき上げられる。

「ま、まずい、本当にそれは、だ、だめだ、離せ、千棘、鶫!!俺には…うあ…ま、万里花…が…うあああ…!!!」

楽が限界に達しかけたとき。

 

「だめーーーーーー!!!!!!」

ばっしゃーーーーーん

バケツの水が、楽・小野寺・千棘・鶫にぶっかけられた。

「「「「…え?」」」」

すぐさま楽にタオルをかけて、万里花が涙を流しながらまくし立てる。

「…はあ…はあ…らっくんに何してるんですか!!…いくら私の友達でも…酔って楽しくなっていても…やって良いことには限度があるんですよ…!!分かってるんですか!!!」

「ご、ごめん!…って…え、あれ、万里花…?」

「あ、ご、ごめんなさい…え、え…?」

「ご、ごめんなさい…え、うわ、こ、こら、なんて格好をしているのだ一条楽!!」

「「…え?」」

どうやら、3人は酔っている間の記憶が吹っ飛んでいたらしい。なんとも都合の良いことに。

万里花の迫力に気圧されて謝ったものの、何について謝っているのか分からなかった。

「(…ど、どうしよう…)」

楽がこの後の展開を考えあぐねていると、突然ドアが開く音がした。

 

「はいはーい、そろそろ良い時間だし、お開きにしなーい?」

集とるりが部屋に入ってきた。どうやら近くに居たようだ。

「あ、舞子君…?あ、もう夜の9時!?そうだねもう帰らないと!」

千棘の言葉を皮切りに、王様ゲームのことはあやふやになったまま片付けが始まった。

「なーんか、大事なところの記憶が飛んでるような…?…なんだろ?」

千棘と小野寺と鶫の3人は、時折記憶を辿っては首を傾げている。

特に小野寺は一番えげつないことをしていた為か、理由の分からない罪悪感・背徳感に苛まれて悶えていた。

「お、おい集、おまえどこにいたんだよ…!?」

楽が小声で集に尋ねる。

「へへ♪ちょっとるりちゃんには刺激が強そうだなって思って、肩を掴んで連れて行っちゃってたんだ♪助かったろう?」

「おまえなあ…でも、今のタイミングは…助かった。ありがとな。」

「…初めから止めた方が良かったか?」

「…まあ、正直やばかったけど…万里花の想いを改めて聞けたし…それに、俺自身の本音もわかったから、まあ、いいとするわ」

「?本音?」

集は部屋の中の会話の細かいところまでは聞き取れていなかった。

「…なんでもねえよ」

二人はそんな会話をしながら、片付けをした。

 

 

「じゃ、楽はもうちょい万里花ちゃん家の片付け手伝って行きなよ。俺らはお先に帰るね~!万里花ちゃん、お家の提供ありがと!♪」

「あ、おい!…ったく…。」

さりげない配慮をして、集は飄々として他の4人を連れて帰って行った。

「…本音?とか言って割に、ばっちり分かってんじゃねえかあいつ…」

ぽそり、と楽が呟いた。

 

部屋の中にぽつんと残される、楽と万里花。

 

「…」

「…」

「…万里花、あの、さ」

「なんでしょう…?」

「すげえ嬉しかったよ、ありがとな」

「…い、いえ…。わ、私も!」

「ん?」

「…『俺には万里花が』と、らっくんが咄嗟に口走ったことが…嬉しくて…たまらないです…♪」

「…あ」

お互い顔を赤らめる。優しく笑いながら。

「…でも、いくら3人が酔ってたとは言え、万里花にあんな場面見せちまって…」

「…い、いいんですよ、ゲームですし!皆さん、酔って、ました…し…あ、あれ、あれれ…?」

万里花は、気付くと涙を流していた。

「あ…」

「みなさんとスキンシップを図ろうと思ったんですけれど、あ、後はらっくんと公然イチャイチャがしたかったんですけれど…中々上手く行きませんね!ちょっと…辛かったかも、です…えへへ」

万里花は笑いながら泣いている。

「…!!万里花…」

「きゃ…っ」

たまりかねて、楽が万里花を抱き寄せた。

「…みんな幸い覚えてねえみたいだし、俺らが気にしなきゃ大丈夫だと思うんだ。万里花はむしろ今日のことを参考にあいつらをイジるくらいの方がおまえらしくて良いと思うよ。

…それでも、おまえを泣かせちまったことには変わりないから…今日はそばにいさせてくれ。」

「…え?」

「泊まっていいか…?前と同じで、もう疲れたろうから一緒に寝るだけになるだろうけどな」

楽が少し照れながら話す。

 

「はわ、はわわ…」

楽の言葉を聞いて、見る見る内に目がハート型になる万里花。

「…ら、らっくん…」

「…ん?」

楽が優しく微笑む。

「最初の子どもの名前は何にしましょう」

「うおいいまた飛んだぞ!!何段階飛ばしてんだおまえは!!」

「…は!はわわまた私はなんてことを…!!…でも」

「でも?」

「子ども…ほしくないですか…?」

「…あ、いや、その…」

あっと言う間に万里花のペースに乗せられ、たじろぐ楽。

「ふふ、答えづらいですわよね♪じゃあ…」

「じゃあ…?」

「私の中に出したいですか?♪」

ぶぼばばばっっっ

「ば、ばか!!…ほら、寝る準備するぞ?」

「えへへ…らっくん♪」

「ん?」

「大好き…♪」

万里花は愛しそうにそう言うと、楽の胸元に顔を埋めた。

楽は顔を真っ赤にしたまま、しばらくの間、万里花を抱きしめていた。

 

「…じゃ、おやすみ、万里花」

万里花をなでながら寝かしつける。

「…はい…♡…おやすみなさい」

「…ああ。おやすみ…」

そうして、二人は眠りについた。

 

翌日。

「おはようございます、らっくん♪」

「…ああ、おはよう、万里花」

万里花の言葉で目が覚めた楽。

「体調、どうだ?昨日は大変だったし…」

「…らっくんが隣で寝てくれると、こんなに違うんですね♪普通なら数日引きずるような疲れだったんですけれど、たった一晩でいつもより元気になってしまいました♪」

「…そっか。良かった。…俺が隣で寝るだけでそんなに元気になるんだったら、別に毎日でも…(ぼそっ)」

楽がふと小声で洩らした本音を、万里花がばっちり聞き取る。

「…!!え、え、え、本当ですか?本当ですか?♡♡♡」

幸せオーラが身体中から溢れ出す。

「ま、眩しい…!た、たまにだぞ!たまに!」

そう言うと楽は、顔を真っ赤にしながら万里花から目を背けた。

「~~~~~♡♡♡」

万里花は満面の笑みで楽に抱き付いた。

 

 

後日。

「小野寺さん、あ、間違えました、週六さん。あの日はひどかったんですよ~?楽様に対してあーんなことやこーんなこと…♪」

「間違えてないよ橘さん!?…え、ええ!!?わ、私が!?そ、そんな…!!」

「な、小野寺様がそんなことする訳がないだろう!!」

「あら~、Gさんこそ楽様にあんなやらしいこと…全く、普段どんだけ抑圧してるのかしら、このつぐむっつり!」

「ほわああ!!?え、いや、ってこら呼び名、あ、でも、え…私、そんな、えええ!?!??」

「あ、ゴリラ崎ゴリ棘さんはもうただの盛った動物でしたわ。普段のツンデレはどこに行きましたの?まったく!」

「ついにフルネーム!!?え、て言うか私、え、そんな、楽に…ええええ!!?」

「あら、信じないんですの?3人ともひどかったですよね、ねー、楽様♪」

「…あ…。…。」

「なんで目を背けるの一条君!?あううう…!!」

「わわわ私は何をしたんだー!?」

「はわわ…私は今後どうしたら…」

楽の言った通り、いや、それ以上に、めっためたにイジった。

 

 

 

後日。その二。

「あ、そうだ、万里花」

「?はい、なんでしょう?♪」

「この間さ、万里花さりげなく5ポイントたまってたから今度罰ゲームね♪」

 

「…」

「…」

「…え」

「…うん」

 

「…ほわあああああ!!!??!?」

 

 

 

続く。

 




今までで一番、アイディアを考えては修正、考えては修正という作業を繰り返しました。それも含めたら全体の文量が1・5倍くらいになりそうです。

心情の流れその他諸々で、今の自分でも分かる甘いところがたくさん出てきたのですが、良い勉強になりました。

…抜いてないし、エロ以外の描写もある程度あるから、今回はこっちに置いてみます。大丈夫かな()


今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!

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