遊戯王GX お隣さんに縁がある   作:深山 雅

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主人公と持ち精霊2体についてを少し。


登場人物紹介

・上野優 15歳(本編開始時)

 

 【概要】

 このSSの主人公。前世の記憶が蘇ったことで遊戯王世界の原作知識も思い出す。

 

 容姿は黒髪黒目に中肉中背、これといって特徴は無い。無いったら無い。遊戯王特有の奇抜な髪型では断じてない。

 何? 髪型は普通でもカラーリングが若干可笑しい? 所々にオレンジのメッシュが見える? 気のせいだ……ウニとか言った奴は表出ろ。

 

 幼少期には武藤家の隣に住んでいたために事件に巻き込まれ、ちびっ子ながらに友情教メンバー入りを果たしていた。主に人質要員であったが、本人なりに頑張り、最終的には自分の身を守る程度のことは出来るようになっていた。

 なお、DM時代とGX時代が正確には何年離れているか不明なため、この頃の優の実年齢の明記は避けられている。

 闇のゲームも経験済みだったりする。

 騒動に巻き込まれ続けた末に、魔力(ヘカ)の扱い方を感覚的に身に付けた。それにより、カードの精霊を実体化させたり出来るようになった。闇の力を跳ね除けたりもする。ただし、闇のゲームを途中退場したりなどは出来ない。

 その後、父の転勤により引っ越し。童実野町を離れる。だが引っ越し先のお隣には、今度は遊城十代が住んでいた。その結果、自分はこういう運命なんだろうと達観した。

 小中学生時代は十代とつるんでいた。その間、(最低でも)1日1デュエルはやってたようだ。

 

 【性格】

 幼少期に色々と体験しすぎた結果、多少のことでは動じない神経の図太い子になった。その後にはどちらかと言わなくとも賑やかで猪突猛進型の十代とつるんでいたからか、この傾向に拍車がかかる。要は、老成した。(だって俺がしっかりしないと by優)

 しかしだからといって大人しいわけでも物静かなわけでも無く、むしろノリはいい。なので時々トンでもないことを仕出かす。

 割とSっ気が強い。その被害者は主にエンディミオン。だがデュエルに対しては真面目。

 エンディミオンや十代に対する扱いがナチュラルに酷かったりするが、それは嫌っているわけでは無く、むしろ親愛の表れだったりする。

 何だかんだ言っても情に厚いので、家族や友人、仲間のことは大切に思っている。

 

 【スキル】

 腐ってもロード・オブ・マジシャンである【神聖魔導王 エンディミオン】が無条件に主と認めているだけあり、その身に秘める魔力(ヘカ)は計り知れない。だが滅多に使うことは無いため、はっきり言って宝の持ち腐れ。でもどうせアカデミアに行くことになったら使わざるを得なくなるんだよね、とは本人の談。

 強い魔力を持つことに前世の因縁だの何かの血族だのの深い理由は無く、いわば籤に当たったようなもの。本人曰く外れ籤。だがこれから巻き込まれるであろう騒動を思えば、これはこれで何かの運命なのかもしれない。

 また、幼少期に人質にされまくった経験から『一人前のデュエリストにはリアルファイト能力も必須』という結論に至り、喧嘩の仕方を学んでいる。講師は主に凡骨。童実野町を離れてからも、筋トレは欠かさない。今となっては、それなりのデュエルマッスルも身に付けているようだ。そんなことをしなくとも、精霊を実体化させればいいような気もするのだが。

 

 【人間関係】

 元・お隣さんの武藤遊戯とは家族ぐるみの付き合いがあり、兄弟のように構ってもらっていた。その結果、ペガサスなどには『武藤遊戯の弟子』と認識されており、一部では割と有名人だったりする。本人は不本意。否定したいが、デュエルを教えてもらっていたのは事実なため強くは言えない。

 ちなみにAIBOがその関係性を尋ねられた時には『優君は未来のライバルだよ』とのお答えがあったとか。優はそれを師弟関係の遠回しな否定と受け取ったが、周囲は逆に肯定と受け取ったらしい。日本語は難しい。AIBOの真意ははたしてどうなのか。

 友情教メンバーとは未だに電話やメールなどを頻繁にやり取りしている。なお、いつかのデュエルの約束をしている遊戯以外の仲間たちとはたまに実際に会うこともあり、その関係性は極めて良好である。

 実は1番仲がいいのはモクバだったりするのだが。何しろ当時、1番年が近かった。

 現・お隣さんの遊城十代ともまた、家族ぐるみの付き合いがある。実は十代が、優の初めての『同い年の友達』。その事実に気付いた時、彼の心には隙間風が吹いたとか。何だかんだで仲良くやってきているので、基本的にウマは合うのだろう。

 

 【使用デッキ】

 メインは前世から使っている、魔力カウンター軸魔法使い族デッキ。ただし前世ではシンクロのギミックも入っていたので、現在使っているデッキは前世の頃のものとはかなり違う。精霊であるエンディミオンの加護か、初手で【魔法都市エンディミオン】か【テラ・フォーミング】が来る確率はほぼ10割。原作主人公張りとまではいかないが、それなりのドロー補正がかかるようだ。凄いぞ精霊の加護。

 エースモンスターがレベル7の闇属性魔法使い族モンスター、マスコットモンスターがレベル1の闇属性悪魔族モンスターであり手札誘発効果持ちと、何気に王様と対応していたりする。

 また、童実野町を離れて以降に作り出した別デッキも存在する。その時の気分で稀に使ったりする。ただしこちらのデッキを使う時は、【魔法都市エンディミオン】が入っていないためかエンディミオンはあまり加護をくれない。拗ねているようだ。

 

 

 

 

 

・神聖魔導王 エンディミオン

 

 【概要】

 優が持つカードに宿る精霊であり、エースモンスター。優が初めて開けたパックに入っていた。優にはエンディミオンと呼ばれている。

 ロード・オブ・マジシャンと称されるだけあり、強い力を持った精霊である。デュエル時のドロー補正、パックに入っているカードとの出会いなど、様々な点で優に恩恵を与えている。

 なお、ロード・オブ・マジシャンたる自分よりも世のデュエリストの尊崇を集めるブラマジは彼にとって目の上の瘤的存在らしい。

 

 【性格】

 基本的に厳格かつ真面目な性格であり、そのためにSっ気の強い主にしょっちゅう弄られている。が、真面目故に本人は弄られていることに気付いていないので、ある意味幸せな性格かもしれない。もしも彼がそういう性格でなければ、主のS行動はその他の存在へと向かってしまっていたかもしれない。

 ロード・オブ・マジシャンとしての矜持は高く、尊大な所もある。その矜持から【魔法都市エンディミオン】にはある種の誇りを抱いている。

 優に対しても、王たる自分のさらにその主であることに拘り、それに相応しい存在足ることを求めている。

 

 

 

・バトルフェーダ-

 

 【概要】

 優が持つカードに宿る精霊であり、マスコットモンスター。優が初めて開けたパックに入っていた。優にはフェーダ-と呼ばれている。

 エンディミオンと違い喋ることは出来ず、そのコミュニケーションは専らボディランゲージである。どうしても伝えたいことがある時は、その手に持った鐘を鳴らす。優にモールス信号を教えられて以来、伝えられる内容に幅が広がったようだ。

 

 【性格】

 実は1番の常識人(?)。エンディミオンが優に弄られていることには気付いているが、それを指摘して自分が被害者になるのも嫌なので黙っている。

 さり気なく気遣いをしてくれるフェーダ-は、優にとっては癒しの存在。悪魔族だが。

 

 


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