【完結】進撃の美少年クラブ   作:器物転生

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【あらすじ】
朝chunしたエレンは、
HEYCHOを奪い取り、
壁をBoooooom!しました。



おわり

 リィィィンと、ベルが鳴り響く。広い屋敷の一室で、電話機が鳴っていた。それは古風な、壁掛け式の電話機だ。四角い電話機の上部で、小さなハンマーが丸いベルを打ち鳴らしている。その小さな部屋にある物は電話機だけで、椅子のような家具は置かれていない。電話を用いるために、その部屋はあった。

 ベルの音が止む。電話機に掛かられていた受話器を、フードの付いているパーカーを着た男が持ち上げた。目付きの悪い、まだ若い男だ。頭にフードを被り、その紐が首元でブラブラと揺れている。開いている方の手を、お腹のポケットに突っ込んでいた。どう見ても部屋着スタイルだ。

 いったい執事服は何所へ行ってしまったか。服装が緩みまくっていた。事故で失った下半身は見事に再生し、柔らかい生地のズボンを履いている。ガーデンが解放された後、エレンと2人で元居た屋敷に住んでいた。窓の外を見れば壁はなく、どこまでも森が続いている。

 

『ごきげんよう、リヴァイ』

「よう、旦那」

 

『その後、経過はどうだ?』

「ああ、良い報告と悪い報告が一つずつだ」

 

『そうか……では、まず悪い報告からおねがいしよう』

「いいだろう。悪い方は……エレンは最近太ったみてぇだな」

 

 エレンによってリヴァイは解き放たれ、執事ではなくなった。もはやガーデン・ローズでも、ガーデン・ドールズでもない。エレンは「御主人様」ではないし、名前に「様」を付ける必要もなくなった。旦那様に対しては、ご覧の有り様だ。自然体でリヴァイは生きている。

 

「良い方は……どうやらオレは、エレンの子を授かったらしい」

『そうか……それは良かったな……!』

 

 旦那様の嬉しそうな声に、リヴァイは頬を緩ませる。パーカーのポケットに突っ込んだ手で、お腹を愛おしそうに撫でた。そこに新たな命が宿っている。この残酷な世界に生まれれば、苦しい目に会うだろう。それでも閉ざされた楽園から、世界に生まれたいと足掻いていた。

 

 

 

——『進撃の美少年クラブ』兵長妊娠END

 

 

 

Special Thanks

 

 

▼12回も感想を書いてくれた人だよ!

 

 「お前らが妊娠する側かよ!」

 

『(´・ω・`)パルメ』さん

【ジャンのラッキースケベ】感想からラッキースケベ担当が不在である事に気付きました。その後、ジャンをラッキースケベ担当へ。エレンがジャンと事故る。マルコが発狂した。

【エレンちゃんを取り合う】エロゲーと聞いて、大浴場で無駄にエレンの取り合いを展開してみました。直後にトーマスが出荷される。

【あべこべ世界】感想から思い付いてタグを付けようかと思ったものの、あべこべ度が低いので断念しました。男性陣がスカート履いてれば良かったね。

 

▼10回も感想を書いてくれた人だよ!

 

「全く、これだから変態は!」

 

『毎日が後悔の日々』さん

【ライナーとベルトルトに対する仕打ち】感想から「平手打ちからの肘」→グー→アニの足技へグレードアップしました。

【男女】男の娘の反対だから女の……と思っていたら、ちょうどいい名称が!

【出産】出産シーンを望まれたものの、うっかり忘れていたのでござる。

【実験器具】を使って書き手を罠にはめた人。おのれー

 

▼7回も感想を書いてくれた人だよ!

 

「オルオの中にオレオがいた」

 

『輸入銘木』さん

【エロ描写が苦手な人】なんだってー、エロ豚にしてやんよー!

【勘違い系小説】これで勘違い系を名乗っていいか分からないので、タグの追加は見送りました。やっぱり最初から勘違い物を書くつもりで書かないと微妙だね。

【ベルトルさんがホモへ】ベルトルトに「女に興味はないんだ」と言わせる予定が忘れてました。でも執事役を除くと、ただ一人エレンとSEXしていないベルトルさん。

【美少女クラブの定期チェック】誤字報告で「美少女クラブ」が多発している事が発覚しました。「美少女」を1話毎にチェックする事になる。

【オレオェ!】オルオさんの名前を間違えていた事を教えてもらう。おまえはオレにとっての新たなオレオだぁ! オルオさん、オレオとってオレオ!

 

▼感想を2回も書いてくれた人だよ!

 

『落雷氷華』さん

『メッサー』さん

『卵掛けられたご飯』さん

 

▼感想を書いてくれた人だよ!

 

『魔法蟹』さん

 

▼特別枠だよ!

 

「もしそうなら女神の容姿が気になりますね」

 

『カイトシ』さん

【アニ→クリスタ】クリスタの出番を望まれているようなので、アニの出番を削ってクリスタへ。そしてアニの代わりとなったクリスタは、リヴァイ兵長の手によってゴミのように殺される。

 

 アニ「間一髪って奴だね……」

 クリスタ「ひどいよ!」

 

 

▼出番のなかった女性陣

 

リヴァイ班だったペトラさん「エレン! 兵長に何してるの!?」

 

巨人組のアニさん「どうでも良いけど……」

 

芋女のサシャさん「私もガーデンの食堂に行ってみたいものですね」

 

エレンの班だったミーナさん「(あっ、死んだ時の回想だったけど名前は出てる……)」

 

フランツと夫婦のハンナさん「私のフランツをエレンに寝取られた!」

 

クリスタと親友のユミルさん「ヒストリア……おまえって奴は……」

 

エレンと幼馴染のミカサさん「ちょっと、あのチビ殺してくる」




おわり

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