恋姫†無双~DQNッ☆キチ○イだらけの三国志演義~   作:gtu

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他のDQN四天王のルート

まーくん&鮭様→魏ルート(眼帯つながりのためとまーくんの外付け安全装置)


ヤンデレサイコキチ&島津の汚点→呉ルート(余ったので)


余裕があったら番外編として登場するかもしれません



第4話

「んで…北郷とか言ったか…なんの話だっけ?」

 

 

iPodを焼いて満足した長可はそう言った

 

 

「……俺が未来から来たことがわかったか聞いたんですよ…」

 

北郷一刀は疲れたようにそう言った。

 

 

「まぁあれだけのもの見たらな…ところでさっきいってた"ごかん"ってなんだ?」

 

 

「えっ?三國志は知らないんですか?見た目的に戦国時代くらいだと思ったんですが…」

 

 

「三國志?…劉備とか関羽のやつか?」

 

 

「はい!何ですか?」

「むっ?…呼んだか?」

 

唐突に桃色の髪の少女と黒髪の少女が発言した。

 

「あぁ?…何いってんだお前ら?」

 

「いや、さっき呼んだじゃないですか!劉備と関羽って」

 

桃色の髪をした少女がそう言った

 

「…はぁ!?どういう事だよ!?北郷!!」

 

「…ここに居るのがその劉備と関羽って事です…すぐには信じられないでしょうが…」

 

「………まぁあいぽっと?…だったけか?あれがあるんだし劉備が女のこともあるだろ…」

 

(いい年して三國志の真似事かよ…頭おかしいなこいつら)

 

お前が言うなと言いたくなることを考えていると、一刀が話し出した

 

 

「…ところで森さんはここに来る前はどこにいたんですか?」

 

 

「…長久手の戦場で徳川と戦ってたんだが気づいたらここにいた」

 

「…長久手って…もしかして、小牧長久手の戦いのことですか!!?」(そんな歴史に残る戦に出るなんて森さん何者だ?)

 

そんな事を考えていたその時、

 

「たっ、大変だー!!!!!ぞ、賊が村を襲ってきたぞー!!!!」

 

男の大声が村中に響き渡った

 

「なに!?おのれ賊め!!この関雲長が打ち取ってくれる!!!」

 

「賊をギタンギタンにしてやるのだ」

 

「…仕方ないよね…みんなが笑って過ごせる世にするためだもん…愛紗ちゃん!!鈴々ちゃん!!気をつけてね!!」

 

「桃香……そうだ!森さん!!森さんはここで隠れt…あれ?…森さん?」

 

劉備達が決起しているなか長可は姿を消していた

 

「ふん、どうせ一目散に逃げたのでしょう

ご主人様…あのような者と関わるのはあまりよろしくないかと…」

 

「…いや…森さんもここに来てすぐで混乱しているだけなんだと思う…それにもしかしたら戦の経験は愛紗達よりあるかも知れない」

 

「あの知性の欠片もない奴がですか?お戯れを…」

 

「…森さんはすごい人だよ…一度突きを受けた愛紗なら俺より森さんのすごさわかってるんじゃない?」

 

 

一刀が長可の事をここまで庇うのは理由がある

まず、一刀は森長可と言う人物を

知らなかったが武蔵守という長可の官位からそれなりの武将であるのではと考え、また、バテレンや長久手という言葉から戦国時代の人物であり、美濃ということで織田信長の部下だったのだろうと考えたのである

もちろん、そういった理由もあるが何よりも、突然飛ばされた異世界で時代が違うとはいえ、同郷の者に会えたと言うことが長可を庇う一番の理由であった

 

「…そうですね…武であれば鈴々や私と同じくらいの実力があると見てよいでしょう…しかし、問題は義を重んじているかです!」

 

そんななかまた、村中に大声が響き渡った

 

「たっ、大変だー!!!若い者兄ちゃんが一人で賊に突っ込んだー!!!」

 

 

「なに!ご主人様!もしや森武蔵かもしれません!!村を救うために単騎で賊に向かうとはたいした奴だ」

 

「そうだね…みんな急いで森さんと合流しよう!!」

 

 

そう言って一刀達は賊に向かっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賊が来ているという村から少し離れた雑木林に来た一刀一行だが、そこに生きている賊の姿はなく、代わりに既に息絶えた賊達の亡骸が20~30程度転がっていた

 

「…なんだよこれ…森さんが倒したってことか…?」

 

「森さんってやっぱり強いんだね…」

 

そんなことを言いながら雑木林を進んでいると男の後ろ姿がうっすらとと見えてきた

 

「あっ!森さん!無事でしたか!よかった!」

 

「森武蔵殿!!村を守るためにこれだけの賊を倒すとはな…どうやら貴殿を誤解していたようだ…」

 

「長可お兄ちゃんすごいのだ!!」

 

そう言いながら近づいていくと男は振り返った

 

「…森武蔵?…長可?……おいおいなんの冗談だ…鬼武蔵は長久手で討ち死にしたんだろ…ここは黄泉いか?」

 

そこにいたのは長可ではなく、長可よりも若い顔をし、一つ目目桔梗の紋があしらわれた綺麗な着物をきた者がいた

 

「というか…身体は若返ってるし、意味わからん」

 

「貴様!!何者だ!?」

 

そう言って関羽は青龍偃月刀を構えた

 

「…はぁ…昔に比べて温和になったもんだなぁ…俺も

…あぁ何者かだっけ?」

 

男は関羽を慈しむような目で見ながらにこやかに続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は水野、備後福山10万石水野日向守勝成だ」




水野の狂戦士が、長可のストッパーになります






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