恋姫†無双~DQNッ☆キチ○イだらけの三国志演義~   作:gtu

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長可は蜀ルートです


理由は正史の蜀=DQN =長可いてもOK という作者のイメージです


第3話

 

長可は曹操の軍から逃げ出してから村に着いていた。

 

 

 

(結局此処がどこかわからねぇな…さっき襲ってきた奴等から聞いたら"きしゅう"とかいってたが紀州?なんで長久手から紀州に?まぁ徳川の領地でないだけましか…徳川の領地だったら村焼いて略奪とかも出来たんだけどな…それだけは惜しいな…最悪野盗のふりしてやればいいか)

 

なお、襲ってきた連中は、漏れなく、首と身体が永遠の別れをした模様

 

 

ドンッ…

 

 

そんなゲスな事を考えながら歩いていると何者かと肩が触れた

その触れた相手を見ると学生服に身を包んだ美少年と桃色の髪をした優しそうな美少女と黒髪の凛とした美少女、赤髪の元気そうな幼女がいた

 

 

「あぁぁぁぁ~~~~~ん!!!てめぇどこみて歩いてんだ!!殺すぞ!!糞が!!!」

 

自分も見ていなかったのにこの言いようである

 

 

「す、すみません!!」

 

少年が謝る

すると黒髪の少女が少年を庇うように出てきた

 

 

「ご主人様!!謝る必要はございません!…おい!貴様!余所見していたのはそちr

 

 

シュッ…

 

 

ガッギーン!!…

 

 

鉄と鉄が激突した音が鳴り響いた

 

音の中心には、人間無骨で突きを繰り出した長可とそれを防いだ黒髪の少女がいた

 

 

「貴様!!なんのつもりだ!?」

 

 

「ほう、殺れなかったか…お前俺の槍防ぐとはなかなか良い腕してるじゃねえか!!まぁ殺すけどな!ヒャハー!!!」

 

 

「くっ、狂人が!私の手で成敗してやる!!」

 

 

「ま、待って、愛紗ちゃん!!」

 

 

 

先ほどまで呆気にとられていた桃色の髪をした少女が黒髪の少女を止めた

 

 

「てめぇ!!邪魔だぞ!!ごらぁ!!」(ちっ、周りに人が集まってきやがった…赤いガキもいっちょ前に蛇矛なんか構えてるし、これ以上騒いだら羽柴の連中にバレていちゃもんつけられるかもな…ここは引いとくか)

 

 

言葉とは裏腹に結構冷静な長可だった

 

「すいません!!私達の注意不足でした!!」

 

「桃香様が謝る必要などありません!この者は危険です!!桃香様は下がっていてください!!」

 

 

「愛紗ちゃん!私達だって前を見ていなかったんだからこっちにも責任はあるよ!それにこんなところで戦ってどちらかが傷付くなんてそんな悲しいことしたら駄目だよ…」

 

「…桃香様……わかりました…すまなかったな…こちらの不注意だ」

 

 

「…あぁ、こっちも色々あって気が立ってたんだ…悪かったな」

 

そういって謝る長可

DQNが謝るなんて明日の天気は槍かな?それとも鉄砲かな? 

 

 

「色々あったってなにかお困り何ですか?」

 

 

「あぁ、ここが紀州ってのはわかったんだが紀州のどの辺りかわからねぇんだよ」

 

「ここは冀州のたく県ですよ」

 

「知らねぇ地名だな…まぁいい…とりあえず紀州から近い堺までどのくらいかかる?」

 

「堺ですか?…すいませんそこがどこかわからないです」

 

「はぁ?堺だぞ!?バテレンとかが居るとこだぞ!?蛮人だからって自分が日本で初めて入った所の地名くらい覚えておけよ…」

 

「えっ!もしかして日本人なんですか!?」

 

そんなやりとりをしていると今まで黙っていた少年が口を開いた

 

「あぁ!?日本人に決まってんだろ!俺が蛮人に見えるってか!?潰すぞ糞が!」

 

 

話を途中で切られたうえ、蛮人に思われ不機嫌な長可

 

 

「ご主人様、知っているんですか?」

 

「あぁ、もしかしたら俺と同じ所から来たのかもしれない…失礼ですが、あなたの御名前を聞かせてもらってもよろしいですか?」

 

 

「あぁ!?美濃国金山の森武蔵守長可だ!覚えておけ!糞ガキ!」

 

 

「…やはり…森さん大事な話があるんですが少しそこの食堂で話を聞いてくれないですか?」

 

 

 

(…この糞ガキなにか知ってるようだな…まぁ聞くだけ聞いてみるか…)

 

「…まぁ良いだろう…変な話だったらぶっ殺すからな」

 

 

 

………………

 

 

「んで、話ってのはなんだ?」 

 

 

 

「信じられないかも知れないですがここは中国の後漢の時代で、そして、俺はあなたより未来からこの時代に来ました」

 

 

シュッ…

 

 

それを言い終わるかどうかの時点で長可は人間無骨をその少年の首元に突き立てた

 

 

「てめぇ、話聞いてなかったのか!?

俺はからかうのは好きだが、からかわれるのが三番嫌いなんだよ!!あぁん!!」

 

ちなみに一番が一揆、二番が命令されることである

 

 

「貴様!!ご主人様に何をしている!!」

 

 

「いや…良いんだ愛紗…森さんこれを」

 

 

スッ…

 

少年はおもむろに携帯とiPodを差し出した

 

「あぁん!!なんだこれ!?……いや…本当に…なんだこれ?…なんなんだこれぇ!!?」

 

「…とりあえずあなたより未来からこの時代にきたことはわk

 

バキィ……

 

 

…なにかが割れる音が鳴り響いた

 

 

長可の手のひらには無惨にも真っ二つになった携帯が残されていた豚に真珠、DQNに電子機器良いことわざである

 

 

「………えっ?、な、なにしてるんですか!!!?」

 

 

「ヒャハハハハ!バキィ…だってよ!

おもしれぇ!!……はっ、良いこと思い付いたこの小さい方のやつ燃やして見ようぜ!!!」

 

 

そういって長可は、iPodを持ち食堂の調理場に向かって行った

 

 

「面白そうなのだ!!長可お兄ちゃん、鈴々もやるのだ!!」

 

 

「なかなか見込みあるガキじゃねぇか!よし!俺がこの小さいの焼くからお前は壊れた方焼け!!」

 

 

「えっ、ちょ、ま、待って!!待ってください!!バカな高校生かあんた!!愛紗!桃香!森さんを止めて!!鈴々も面白くないから止めて!!早く!!」

 

 

「「はっ、はい!ご主人様!!」」

 

 

ヒャハハハハハ……イヤーヤメテー…

 

 

 

 

…こうして北郷一刀と森長可との邂逅はなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

iPod?………上手に焼けました

 


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