ソードアート・オンライン―黒の剣士ともう一人の少年―   作:出席する白ウサギ

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初戦闘描写!
上手く書けません(涙目

一応これでも頑張った方です
あ、この話までどうでもいい感のある話が続きますが次話まで待ってください!
次話から楽しくなるようにしてみせるので(焦り


空回りした剣

いやぁ、僕って実は廃人だったんだね

↑いいえ、違います

 

 

――――――――――――――――――――――

 

オープニングセレモニーをきっかけに僕ははじまりの町を飛び出した。

その後、二つ目の町に到着したけど問題が発生した。

金が……コルが足りないのだ。

モンスターを倒し続けてたからそこんじょそこいらには負けない金額があると自負していたが高いのだ、装備って。

だから、念のための回復ポーションを購入してすぐにフィールドへと足を運んだ。

 

恐らくだけどフィールドを移動してわかったことがある。

第一層にはイノシシと狼型のモンスターしかいない、ということだ。

しかも、このモンスター達は突進しかしないから立ち回りに気を付ければ倒しやすく、狼の場合、群れでエンカウントした時のみだが、最後の一体になると必ず仲間を呼ぶ。

つまり、わざと最後の一体を残せば敵が沸き続けるのだ。

さらに、二つ目の町の近くには圏内と呼ばれる地帯が存在している。

アンチクリミナルコード?っていうのが働いていてシステム的にモンスターは入ってこれず、攻撃も特定の条件を除けば通用しなくなるという場所だ。

特定の条件ってのはデュエルという決闘モードをしている場合のみは攻撃が通用する。

ちなみに、モンスターがうろつくフィールドは圏外と言うとかなんとか。

 

「うらぁぁぁぁ!!」

 

かけ声と共に一閃、狼を斬り捨てすぐに違う個体に向き合う。

こいつらの動きにあわせて戦っていたら変な癖がついてしまったと斬り終えて思う。

安全に確実に倒すことを意識していると必然とカウンターの要領で倒す術を身に付けてしまった。

相手が単純に直線的な突進しかしないからできることだから上の階に行ったとき、この戦法が通用するとは思ってないが、そう考えてるうちに癖になってしまった。

で、肝心の癖というのが敵の攻撃に対して片足を軸に回転して回避して、その遠心力を威力に置き換えてそのまま斬撃を放つというものだ。

利き足じゃないと軸にできないとかではないからましかなと思ってる。

でも無駄な動きだよな……

 

「ワオォォォォン!」

 

狼の遠吠えと共に敵が増える。

 

「こい、犬っころ!」

 

剣を構え、狼の突進を待つ。

一向に両者動かず、睨み合いが続くが狼が耐えきれずに動く。

牙を剥き出しにし、突進してくる。

その姿に最初はビビったがもう慣れた。

今は慣れた手付きでカウンターを決めて倒す。

 

「そろそろ疲れたからここで終了だな」

 

慣れたといっても完璧にカウンターができてるわけでもないし、集中力が切れて少しずつ単純なミスが増えてきてる。

引き際はここら辺だろう。

最後の一体が遠吠えをする前に剣を頭に突き刺す。

生き物の形をとっているモンスターは大抵頭を狙えばそれだけで倒せることが多い。

特に動物系だな。

狼の断末魔を聞きつつ剣を鞘に納める。

ちょっとしたことで忘れそうになるくらいリアルなこの仮想世界、つくづく本物の世界じゃなくてよかったと思う。

だって!今の状況って僕が狼を大量に斬り捨ててる虐殺してる光景じゃん、しかも返り血とか凄そう……

本当に仮想世界で良かったとこういうのは思うね。

 

 

 

 

町に戻りアイテムや装備を整える。

そういや高かったけど防具だけ新調できた。

前のはシャツにズボン、それに加え鞘を支えるためのベルトがある程度だったが、新しい防具は革製のジャケットだ。

色は暗めの青だ。

肩にかかるくらいの髪に金髪な今の僕にこのジャケットはあわない気がする。

素材はあのイノシシメインで狼のを少し使ってるから色はこうなった、うん、仕方ない。

防御力は格段に上がったし、これなら少し強い相手に出会っても大丈夫そうだ。

あ、ちなみに製作はNPCによる鍛冶スキルによるものだ。

プレイヤーメイド製だったら性能はもっと良くなるらしいけど、まだ誰もスキルを育ててないから頼めないというのは仕方ない。

 

さて、装備は新調したし、またレベリングの始まりだ。

町を出る前にステータスを確認しておく。

STRとAGIが秀でている。

やっぱり回避してからのカウンターばかりをしてたからなのだろう。

レベルも8に上がった。

最初の5レベルまでは上がりやすかったのにその後から物凄く遅くなった、目に見えるほどに。

でも安全マージンにはなってると思う。

ステータスの確認も終わってから気づく。

 

「この町ってこんなに人少なかったっけ?」

 

時間は昼過ぎ、普段なら人がいて賑やかだと思うんだけど。

たぶん、別の町に流れたかなんかだろう。

 

 

 

 

それから数日フィールドにある休憩地点に寝止まりしつつモンスターを倒し続けた。

防具を新調したおかげで少し被弾してもHPの減りが少なくなった。

その為かさらに長時間フィールドに籠ることになったけど。

 

「おい、知ってるか?第一層をようやくクリアしたんだとよ」

「お、てことは二層に行けるんだろ?たしか……はじまりの町から転移門通ればいいんだったな」

 

ある日、たまたま聞こえた会話に耳を疑った。

 

(まだデスゲーム開始してから八日しかたってないから大丈夫だろうと油断しすぎたな、失敗した……)

 

そう、フィールドで寝泊まりし、起きればモンスターを倒し、またフィールドで寝泊まりを人気のない場所でやっていたため、ボス攻略戦を逃してしまったのだ。

 

(次からは過度なレベリングはやめるか……)

 

反省をして僕は第二層に向かうことにした。

 

 

 

 




でてくる用語多すぎて絶対何処か間違ってると思います。
間違ってたら本当にすみません、それと教えてくれるとありがたいです。

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