幻想郷戦記ヴァルバトーゼ   作:ととごん

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Stage2 真紅の幕は上がる

「クランベリートラップ――」

 

 まるでスペルカードの宣言のように、フランドールは謳った。

 否、まさしくそれはスペルなのだろう。彼女は右手を前に突き出し、それに従うように周囲の空間から紅の暴威が放たれる。

 それは確かに弾幕だった。しかし当然スペルカード戦とは異なる部分が存在する。

 一つは避けなくてもいいこと。防御してもいいし、切り裂いてもいい。

 そもそも回避能力で幻想郷の住人に大きく遅れをとるヴァルバトーゼには、この弾幕を避けきることができないのだが。

 

「ぐ、う……!」

 

 だがここで二つ目の違いが彼を蝕む。すなわち――この弾幕はハリボテではない、ということだ。

 いくつか斬り払うだけで彼の腕は悲鳴を上げている。直撃したらどうなるかなど、考えるまでもない。

 数秒その場でいなし続けていたヴァルバトーゼだが、ついに限界を迎えた。相殺の反動に耐え切れなくなったのだ。

 堪え性のない右腕に舌打ちを入れて右後方へと飛び退く。だが高々数メートルの跳躍では射線から完全に外れることができずに、着地の硬直を数発の妖弾が襲った。

 それをどうにか体の捻りでかわしきると、左手へと剣を持ち替える。一瞬とはいえできたゆとりに、ヴァルバトーゼは小さく息を吐いた。

 

 だが当然射線から外れた的を放っておくはずがない。すぐに暴威はヴァルバトーゼを中心に据えるよう向きを変える。

 そこにヴァルバトーゼは光を見出した。これはヴァルバトーゼが動いた際、それを補足して弾幕の軸を合わせるには若干のタイムラグが存在するということでもあるからだ。

 つまり捉えられない速度で動き続ければ、あるいは反撃を試みる余裕もできうる。

 しかしそのためには一度大きく速く動いて、この荒れ狂う弾幕から抜け出さなくてはならない。だがそうする『溜め』の時間が、彼にはなかった。

 

 そこでヴァルバトーゼはさながら主君に忠誠を誓う騎士のように自分の前で剣を掲げると、刀身の平の部分で妖弾を一発受ける。

 凄まじい衝撃が彼を襲うが、彼はそれに逆らわずむしろ利用するように大きく後ろへ踏み切った。

 飛来する光弾に匹敵する速度で平行に飛んでいく彼は、当然相対的にそれらが止まって見える。そして己が減速するまでの数瞬の間に、冷静に弾幕の隙間を見極めていく。

 そして見切る。左上方。しかし地面を踏み切る余裕はない。

 ならばとヴァルバトーゼはくるりと空中で一回転、両足を背面に向けるとまるでそこに壁があるように制止した。魔力固定。

 そして残った後方への運動エネルギーが膝を曲げた両足へと集中していき、彼はそれを解き放った。

 黒い光芒が、紅の弾幕に一条を描き――抜ける。ついにヴァルバトーゼは射線から完全に逃れ得た。

 あわよくば狙いが定まる前にと彼はフランドール目掛けて再び踏み切ったが、遮るように放たれた紅弾を見て向きを変える。

 

 それからしばし、戦況は硬直した。

 まるでピンボールのように駆け巡る黒い影と、その影を追うように放たれる紅い暴威。

 ヴァルバトーゼは剣の射程まで近づけず、フランドールは彼を捉え切れていない。 

 だがいつまでも続くかと思われたその光景は、唐突に断ち切られることとなった。

 

「あはっ! すごいすごい! じゃあ……これならどう!?」

 

 愉悦交じりにフランドールは左手も突き出した。変化は一瞬で現れて――ヴァルバトーゼは息を呑んだ。

 周囲の空間に点在するように現れた無数の藍。これが意味することは一つ。

 逃げ場を塞がれた。

 迂闊に動いては藍に穿たれ、留まっては紅の嵐に飲み込まれる。

 もはや魔力の出し惜しみをする余裕も失ったヴァルバトーゼは即座に転移。当然、転移先はフランドールの背後。

 隙だらけの彼女に、胴薙ぎの一閃を放つ。

 

「いっ……」

 

 刀身が半分埋まった程度で彼の剣は止まった。やはり硬い。

 苦悶の声を上げてフランドールが振り返るのと同時にヴァルバトーゼは離脱した。

 彼は飛び退きつつ直後に迫るであろう弾幕を覚悟していたが、全てフランドールが制御していたためか夢幻のように消え失せている。

 彼女は傷口を左手で抑えて、顔を俯かせている。

 この隙に攻撃を試みることもできたが、ただ打倒することが目的ではないゆえにヴァルバトーゼは待ちを選択した。

 

「……い。いたい、痛い。お前……よくも!」

 

 そう言いつつフランドールが放した手の奥には、既に傷は残っていない。吸血鬼の再生力を考えれば当然である。

 そもそもヴァルバトーゼが与えた傷など騒ぐほどのことではない。闘いに身を置いている者ならば、だが。

 

「フン……少し撫でた程度で随分と喚くではないか、小娘よ。所詮は世間知らずの箱入りか」

「うるさいっ!」

 

 フランドールの激昂に応じるように、彼女の魔力が荒れ狂う。

 蝋燭に火が灯るように、周囲の空間を紅い魔弾が満たしていく。

 ヴァルバトーゼはそれを軽く一瞥するものの、他の行動を見せようとはしなかった。

 その様子を打つ手なしと見たのか、フランドールの顔には次第に余裕の色が増していく。

 

「ぐちゃぐちゃになっちゃえ――ッ!」

 

 その言葉を合図に、ヴァルバトーゼへと全ての紅が殺到した。

 寸分違いなくフランドールの狙い通りに放たれたそれは、衝突点で紅い閃光を撒き散らす。

 そして彼女はヴァルバトーゼが転移などで離脱していないことも確認していた。

 

「あははははっ! ちょっと壊しすぎちゃったかな!?」

「――ところで、聞いておきたいことがある」

「――――」

 

 高く笑い声を響かせたフランドールをよそに、ヴァルバトーゼは悠々と紅い光の中から現れた。

 その身体には目立った外傷は見当たらない。つまり直撃は避けたということである。

 しかしそれはさして困難な行為ではない。既に彼はかの魔弾の特性を把握していた。

 直線的な攻撃かつ、全ての弾速が同じ。さらに射出のタイミングまでもが同時であり、ご丁寧にどこから放つかも教えてくれているのだ。

 いかに百の弾幕であろうとも、それが全て己を目掛けて飛んでくるというのならいくらでも回避のしようはある。

 もちろん万一読みが外れたときのために転移の準備はしていたが、それはないとヴァルバトーゼは確信していた。

 なぜならフランドールは闘い慣れていない。それは彼女の生い立ちからも、これまでの闘い方からも伺える。

 例えば今の攻撃も少し狙いを甘くして攻撃を散らしたり、射出タイミングをずらしたりすればそれだけでヴァルバトーゼは転移を選択せざるを得なかっただろう。

 すなわちステータスにおいては先日の萃香と同じく、フランドールに圧倒的な軍配が上がる。

 だが戦闘経験においては、先日と違ってヴァルバトーゼに圧倒的なアドバンテージが存在した。

 少なくとも、勝負の形になる程度には。

 

「キサマの能力を使えば、俺を簡単に壊せるはずだが――やはり見えぬのか」

 

 そしてもしそれを覆されることがあるならば、やはり『能力』に他ならない。

 この世界の住人が持つ、ヴァルバトーゼに対しての絶対的なアドバンテージ。

 ましてやフランドール・スカーレットが持つ『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』ともなれば、勝負にもならないだろう。

 だがそのためにはいくつかの前提条件を満たす必要があること彼は聞いていた。

 その情報を疑ってはいなかったが、その特殊性ゆえに情報源は全てフランドールの証言が中心となっている。

 だからこそ、ヴァルバトーゼは確認しておかなければならない。今己に『目』が見えているのかを。

 とはいえ見えているのならば、今のタイミングで壊してきたはずである。彼女にそこまでの自制心があるとは思えない。

 つまり確認はほぼ終わっていると言っていい。

 それでもわざわざ口にしたのは、最後の一押しが欲しかったのとゆさぶりをかけるためであった。

 しかし結果から述べるならば、それは悪手であったと言える。

 

「……うん、見えないよ」

 

 その問いにフランドールはしばし沈黙を見せたが、薄く笑って問いに答えた。

 ――右手を掲げて。

 

「お前にはね!」

 

 そしてフランドールは右手を握った。

 意味があるとは思えなかったが、それでも反射的にヴァルバトーゼは身構える。

 しかし身体のどこにも異常を感じない。かつてはその目で見るまで気づけなかったが、今の彼は身体中に神経を尖らせている。どこかを壊されたのであるならば間違いなく気づくはず。

 からん。

 

「そうか……!」

 

 その乾いた金属音で、ようやくヴァルバトーゼは何が壊されたのかを知った。

 右手の先に視線を向ける。彼は今そこに剣を持っていた。だが、その刃の。頑健さに重点を置いた魔界製の刀身の。中ほどから先が存在していない。

 否。その『先』は床にあった。何一つ衝撃を受けていないのに突如その刃は折れたのだ。

 

「ああ、なんで気づかなかったんだろう。それさえなければあなたは私を傷つけられないんだから、さっさと壊せばよかったんだ」

「…………」

「ふふ、図星?」

 

 勘違いは訂正しない。

 窮地なのは事実である以上、敵に情報を与える理由は何一つとしてなかった。

 とにかく剣を折られたのはマズい。これで相手の攻撃を受けることがかなり困難になった。

 己は壊されない。

 これはそこで思考を止めてしまったヴァルバトーゼのミスである。

 状況の悪化に歯噛みするヴァルバトーゼを見て、フランドールは満足げに笑った。

 

「じゃあ、もっと遊ぼう?」

 

 これを境に、形勢は一気に傾くことになった。

 攻撃射程と防御射程を奪われたヴァルバトーゼが、すれすれのところにあった均衡を保てる道理はない。

 それからおよそ十分。血みどろになったヴァルバトーゼと無傷のフランドールがそこにいた。

 これでも彼は粘った方だろう。というよりも――

 

「お兄さん凄い。まだ『目』が見えないなんてちょっと信じられないよ」

「……フ。遠間からちまちまと……やっているからだ。俺を砕きたければ……その身で来い……!」

 

 半死半生。

 そんなザマになっても『目』が浮かび上がらないのはヴァルバトーゼの強靭な意思ゆえか。

 だが意思だけで闘いが覆ることはない。これは明確な事実である。

 加えてフランドールは意思の力など信じておらず、知りもしない。

 

「……いいよ。私の腕で、壊してあげる」

 

 だから彼女は怯むことなく、ヴァルバトーゼに向かって飛び出した。

 弱者の戯言だと、嘲笑を浮かべて。

 それでも。

 もしこれがフランドールでなかったのなら。

 ヴァルバトーゼが幻想郷に訪れてから出会った誰であっても、決して無作為に突撃を選択することはなかっただろう。

 彼の瞳に宿る何かを、必ず察しただろうから。

 だから萃香には、あそこまで待つ必要があったのだから。

 だが。

 

「…………えっ?」

「考えが温い。そして浅いな」

 

 ヴァルバトーゼの胸から突き出た無色の針が、フランドールを出迎えるように貫いていた。

 彼女から流れる血が、その針を紅く染めていく。

 それは魔力で編みこんだ、今の彼の切り札である。

 無論、そこに織り込まれたのは生命の略奪。

 小さく、その針が脈動した。

 フランドールは動かない。理解できない現象に思考が硬直しているのだろう。

 それは戦闘における致命的かつ決定的な隙だった。

 

「う、ああ……あ……この……!」

 

 八秒。

 それがフランドールが拳を握り、魔力針を壊すまでの時間だった。

 当然、そんなことにうつつを抜かしている彼女を放置するヴァルバトーゼではない。

 渾身の蹴りを、彼女の腹に叩き込む。返る感触は硬いものの、フランドールを大きく吹き飛ばした。

 

「よもやこれで終わったとは思えんが」

 

 ほぼ全快した身体を確認しつつ、ヴァルバトーゼは呟いた。

 決まれば非常に強力な体力吸収だが、自分の中へと還元する以上、許容量を超える生命力は吸収できないのだ。

 あの瞬間まで無傷であったフランドールの体力が、いかにボロボロであったとはいえ魔力を失ったヴァルバトーゼに劣るとは思えない。

 とはいえ今のは確実にある程度以上のダメージとなったはずである。肉体的な意味はもちろん、精神的な意味であっても。

 だというのに、彼の表情は硬い。

 頭の奥でがなりたてる直感が、楽観を許さないのだ。

 

「ああああああああああああああああああああああああっ!」

 

 直後、視界の先で紅の魔力が爆発した。

 今のヴァルバトーゼとは比較にならないほどの強大なチカラが空間を震わせる。

 

「……フ」

 

 しかしそれを目の当たりにしてなお、ヴァルバトーゼには勝算があった。

 彼の狙いはフランドールの魔力枯渇。

 あそこまで景気良く魔力をばら撒いている以上、必ずその時は訪れる。

 問題は、それまで己が凌げるかというものであった。

 しかし彼は知らない。

 もう一つ、大きな誤算が存在したことを――。

 

 

 

「どうしたものかしらね」

 

 紅魔館のテラスで、レミリアはため息とともに愚痴を零した。

 昼間は彼女を蝕む太陽が存在するため余り出入りすることはないが、夜となると話は変わる。

 ましてや今宵は満月なのだ。月光浴をしない理由がない。

 

「何がよ?」

 

 言葉を返したのはパチュリー。

 余り図書館から動かない彼女だが、友人とのティータイム――それも満月の夜ともなれば腰を上げる理由には十分だった。

 

「フランのことよ。いつまでもこのままではいられないでしょう? だからあれこれ言ってみたんだけど……中々ね」

「…………」

 

 時間と環境がそのうち解決してくれる。

 一時はそうやって積極的な教育を諦めていたレミリアであったが、ある一件を境に再び彼女は妹への教育を再開した。

 しかしやはり姉であるレミリアの言うことだから聞いている、といった感じで常識が根付いた感触は得られていない。

 それがわかっているからこそ、パチュリーは気休めにしかならないような言葉を口にすることができなかった。レミリアの後ろで控えている咲夜もまた同じ心境である。

 その沈黙を切り裂いたのは、意外な人物であった。

 

「まあ、それは当然でしょう」

 

 美鈴。

 こういう場に彼女が同席しているのは珍しい。 

 

「どういうことよ」

 

 そのばっさりとした物言いに、問い返すレミリアの声は辛辣だった。

 しかし美鈴は動じず、淡々と説明を始める。

 

「認識が違うんですよ、お嬢様と妹様では。お嬢様は妹様が心配だからこそ、ちゃんと躾けようとしているわけですよね?」

「……ええ」

「それが妹様には理解できないのではないでしょうか。私の知る限り妹様はおおよそ脅威と呼べるものと相対したことはありません。そして自身の姉であるお嬢様以外に強いチカラを持つ存在も知らないでしょう」

「それが?」

「わかりませんか? おそらく妹様はこう思っているはずです。『なぜ我慢する必要があるのか』と。仮に好き勝手暴れたとして何が問題なのか――どうせ誰にも止めることなんてできないのに、ってね」

 

 その美鈴の言葉は正鵠を射ていた。

 補足するならば、それを咎めるレミリアの考え方を誤解している。

 すなわち、弱者を重んじる博愛主義であると。よもや自分がしっぺ返しを喰らうことを心配してるなどとは夢にも思っていないだろう。

 とはいえ仮にそう告げたとしても納得はしないだろうが。

 

「なのでてっとり早い方法は痛い目を見せることです。ルールを守る必要性というモノを身体で覚えない限りは改善しないでしょう」

「……仮に、そうするとして――」

 

 例えその指摘が正しくても。その手段しかないとしても。

 一つの大きな問題が存在した。

 

「誰が――――ッ!?」

 

 予兆はなく、それは訪れた。

 今起きたことを言葉にするならば、一言にできるほど単純なものである。

 紅魔館が揺れた。

 地震ではない。揺れ方がそれとは違う。

 それに――

 

「嘘……!?」

 

 それから遅れること数瞬。

 地下から禍々しい妖気が噴き出した。

 その正体を、彼女たちは知っている。

 

「フラン!?」

「これは――遊戯場です!」

 

 館の空間拡張を担当している咲夜が、正確に異常が発生した場所を把握した。

 紅魔館地下遊戯場。わかりやすく言えば好き勝手暴れられる場所である。

 特徴は大きく二つ。

 夜間における天井と紅魔館高空との擬似空間接続によって、夜間は月の光を浴びながら暴れられること。

 そしてもう一つは、チカラの完全遮断。

 主に紅魔館で働く妖精メイドたちを怯えさせないための術式だったのだが、それが完全に裏目に出た。

 当然、何が起こっているかなど把握できてはいない。

 それでも、尋常ではないことが起こっていることは掴み取れる。

 そして、その術式が壊れるほどのこととなると――事が終わってしまった可能性が高い。

 

「全員集まりなさい! 跳ばすわ!」

 

 その声に応じるように三人がパチュリーに元へと駆け寄った。

 そして彼女は大規模な魔法陣を展開。

 間もなくして四人の姿はその場から消える。

 転移先は遊戯場前。いきなり渦中に飛び込むのは危ないと判断したからである。

 そして遊戯中で自動ロックがかかっている大扉をレミリアは蹴り開けた。

 

「――――」

 

 はたしてそこに、二人はいた。

 まず最初に目に飛び込んできたのはフランドールの後ろ姿だ。

 背後の音に気づいたのか、彼女はこちらに振り返る。レミリアの姿を認めたからか、彼女は笑った。

 

「あ、お姉様」

「フラン……!」

 

 愛しげに姉を呼んだフランドールに対して、レミリアの声は苦々しい。

 なぜなら。

 フランドールの奥に。

 彼がいたから。

 ヴァルバトーゼ。

 一時的な紅魔館の客人であり、自分の迷いを断ち切るきっかけをくれた奇妙な吸血鬼が。

 

「フラン」

 

 その彼は今、身に纏った黒衣を己の血で紅く染めている。

 

「なぁに、お姉様?」

 

 そして、その胸の中心を。

 

「何があったのか、説明しなさい――!」

 

 紅い魔剣に貫かれ、微塵も動きを見せることはなかった。


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