東方日々綴   作:春日霧

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その十 挿話

 妖怪、ろくろ首である赤蛮奇は、人里の一角にあるごく普通の長屋に隠れ住んでいる。

 元々人間でないなら人里の外で生きるべきだが、赤蛮奇は妖怪の中でも、言ってしまえば弱い部類に入った。それは物理的にも、精神的にも。

 要はただ首が飛ぶだけでは弱肉強食の世界を生きて行けず、唐傘お化けですら人を驚かすのに苦労する時代に人に恐れられるのも難しい。たかがろくろ首にはもうどうしようもない。

 後は単純に、他の妖怪と同じ行動などとりたくはなかった。つまりはプライド、というか、よくわからぬ意地である。

 まあそういう要素がからんで、赤蛮奇は人里に隠れ住む妖怪となったのだ。

 

 そんな赤蛮奇の自宅、長屋の一室の隣の部屋に新たに人が入ってきたのは、およそ九か十ヶ月ほど前のことである。

 今でこそワイシャツとネクタイがトレードマークになっている男であるが、初めの頃はどうも個性が無い陰鬱そうな男であった。特に目に生気が無かった。

 

 名前は日暮と言って、しかし誰にも下の名を告げない不思議な一面もあった。そのことは後々になって文々。新聞にて話が載っていたが、その他にもどこか変な所で妙なこだわりがあるのだ。

 先ほどあげたワイシャツとネクタイもそうだが、割と身嗜みなんかを気にしているし金が無いという割には食費を安く削ろうとしない。というか外来人の割に持ち物は少なかったしやたら人外と絡むのを好む。そもそも外来人が生きて人里までたどり着いた癖に帰らないというのが一番奇妙なのだが。

 

 まぁそれはさておき。

 そんな外来人日暮と、同じく人里の人間達から不思議な人だと思われている妖怪赤蛮奇が仲良くなったのは、日暮がやってきてからしばらくしてからの事であった。

 

 ちなみに長屋の一番端が赤蛮奇の部屋で、その手前は今までずっと空室だったのだ。何でかは知らないが、長屋の場所が人里の中心部から少し遠いというのと、大工や怪しげな風貌の住人ばかりというのもあるかもしれない。

 行き場に困った者に上白沢慧音がここを紹介しているのだからこうもなる。まあ裏を返せば人柄は信頼してもよいということになるが。

 

 そして初めての隣人ということもあり、剣呑な反応を返しつつも交流を続けた赤蛮奇と日暮はなんとなく気づいたら仲良くなっていた。社交的と非社交的とはいえ共に人里でははみ出し物に近い生活をしているからかもしれない。

 まあ詳しくは日暮の書く日記を覗けば、その推移が見て取れるかもしれないが、それこそ野暮というものだろう。

 

 

 

 

 

 やがて夏が終わり紅葉の季節も過ぎ、年が明けて雪が積もった。

 

 その頃になると、蛮奇の部屋の隣の住人は外来人ではなく香霖堂の店員という肩書の方が強くなっていた。もしくは、ネクタイを締めた男。

 

 そんな彼と良好な関係を保っている蛮奇は、異様に長続きする冬がいつ終わるかも分からないので、隣室の日暮が香霖堂に行っていない日、つまり休日は彼の部屋に入り浸るようになっていた。

 ストーブの燃料節約が目的だ。他意は無い。

 

 その日は蛮奇の記憶だと日暮は休みの日ではなく仕事の日であった。そして蛮奇は仕事が休み。

 自室のストーブの燃料を消費しなくてはならないことにげんなりしつつ、まぁ昼頃までは毛布にくるまっていて大丈夫だろうと布団の中にもぐりこんでいた。

 仕事が休みって幸せだなぁと、まどろみの中隣室の住人の事を考えて思う蛮奇であった。

 

 しかしそんな幸せも、他でもないその隣室の住人によって淡い幻想となった。

 

「おーい蛮奇さーん、起きて起きて。レティさんの所行こうぜ」

「……んん?」

 

 毛布を引っぺがした日暮は、寝惚けている蛮奇を引っ張り出して、保護者のように身だしなみを整えた後井戸まで連れて行き顔を洗わせる。

 ほんのわずかに意識はあれど、妖怪である蛮奇にとって朝は起きる時間ではなくぼんやりとした意識のまま、日暮に引っ張られて外に出て、外気の冷たさによって次第に意識も浮上する。

 そして蛮奇が完全に目覚めるのを待たず、日暮は井戸の水をくみ上げた。

 

「――ん!?」

「お、蛮奇さん起きた?」

 

 さすがに冬の気候で井戸水を顔に浴びると目も覚めるだろう。

 冷たいを通り越して痛みすら覚える冷水によって、一瞬のうちに意識を覚醒させられた蛮奇はビクッと体を震わせた後、目を大きく開いて硬直した。

 その表情のまま隣で経っている日暮に視線を移す。

 

「ちょっと日暮、なにこれ」

「目覚ましだけど」

 

 日暮は顔からぽたぽたと水滴を落とす蛮奇に顔を拭くようにと手拭いを差し出す。

 蛮奇はその手拭いを受け取り顔を拭った後、重ねて尋ねた。

 

「……何か用でもあんの?」

 

 きっと日暮の事だからなにか用事があっての事だろうと剣呑な視線を向けつつ怒りを鎮める。

 しかし何も用事が無かったら、しばらくの間宙に浮く首がじっと見つめてくる恐怖を味わってもらおう。と蛮奇は考えていた。

 そんな蛮奇の恐ろしい思考なんぞ露知らず、日暮はさも平然とした風に蛮奇に事情を話す。

 

「いやさ、ようやく昨日この長い冬が解決したみたいだからさ、つまりレティさん……ほらこの間雪合戦した青と白の服装の妖怪。彼女も次の冬まで寝るらしいから、折角だし記念写真でも撮っておこうかと」

「記念写真?日暮、カメラなんて持ってたっけ?」

「いや、持ってない」

「は?」

 

 こいつは何を言ってるんだと言葉に出さずとも視線で訴える蛮奇であったが、日暮はそんな視線を受けても気にした様子はない。

 彼はネクタイを締めるような仕草をした後、肩をすくめた。

 

「いや、ここ最近上手くなったから、ちょいと幸運で射命丸さんを呼んでみようかと」

「……そんな応用が利くの?」

「応用と言うか、まぁ『運がいい』ってことで片付けられる事は大体起こせるんじゃないかな。我ながら無理があるとは思ってるから多分相当不運になると思うけど」

 

 その返答を聞いて、更に訝しげに日暮を見やる蛮奇だったが、そう疑問に思うのも当然である。

 何せ日暮は正真正銘ただの人間なのだから。

 

 同じ人間でも人外の域に足を踏み入れている輩はいるが、日暮は博麗の巫女のように霊力も持っていなければ魔法使いのように魔力ももっていない。

 そんなただの人間が能力めいたものを持っている時点で既に変ではあるが、それを確実な能力として使いこなしているとなると、奇妙である。

 

「日暮って本当に普通の人間だよね?」

「ま、運がいいこと以外はね。……とは言っても、この幸運も大して役に立たないというか、後に待ってる不運のせいであまり凄く思えないんだけど」

 

 そう言って日暮は苦笑いして肩をすくめた。

 そんな日暮を見て、蛮奇は溜息をこぼした後、拗ねたように口を尖らせて言った。

 

「でも、少なくとも首を飛ばすだけの私よりは凄いんじゃない?……もしかしたら隣の芝が青く見えてるだけかもしれないけど」

 

 言いつつ、でも五十歩百歩なんだろうなとも思い、日暮も、まぁどんぐりの背比べなんだろうなと思った。幻想郷には強者がそこかしこにいるのだ。

 

 気を取り直すように日暮は咳払いをした。

 

「……そろそろ着替えない?寒いでしょ?」

「……」

 

 日暮の催促めいた言葉を聞いて、蛮奇は改めて自分の今の状況――寝巻きで外に連れ出され顔に冷水をかけられた――を認識し、そしてそれらがほんの一時ではあるが交友を深めた妖怪、レティとの別れの為であると理解はしているが。

 

「……寒」

 

 不意に吹いた冷たい風に身が震え、やっぱりちょっと納得いかないなと日暮を睨んだ。

 

 

 

 

 

「外の世界にいた時はあんまり酒とか飲まなかったんだけどさ、幻想郷に来てから結構飲むようになったんだよね。何となく、こっちで飲む酒は粋だし風流だし何より美味い」

「外の世界で飲む酒は無粋で不風流で不味いの?」

「んー……なんつーか、味わったり楽しんだりするために飲むというか、形として飲むみたいな?そもそも屋外で飲むこと自体少なかったし、仕事の上司部下で飲んだりするのが大半だったから、あまり楽しめもしなかったな。もちろん、味わったり楽しんだりしてる奴はいたけどな」

「それって日暮がひねくれてるだけじゃん」

「なるほど」

 

 蛮奇は朝も早いし和服ではなくいつもの襟の高い赤い格好に着替え、そこにマフラーや手袋などの冬装備もしっかりと身に着けてから、同じく完全装備の日暮に連れられるようにして人里を出た。

 

 この時、日暮は蛮奇の完全武装の上半身に対して相変わらず寒そうなミニスカートの下半身を見て、やっぱり女性って大変なんだなとか思ったりしていた。

 

 日暮の手には、前に霧の湖でわかさぎ姫や影狼と一緒に飲んでいた時に持って行っていたのと同じくらいの値段の酒が三本も握られているのを見て、蛮奇はその用途を訪ねたのだ。

 聞きつつ、まぁ日暮は後に仕事が控えているのでレティと蛮奇と三人で飲むわけではないだろうと当たりをつけていたが、案の定飲むのは蛮奇やレティではなかった。

 

 日暮曰く以前の赤い霧の異変が解決した際、香霖堂の店主と酒を飲み交わしたのだが、その後やってきた博麗の巫女や魔法使いが自分たちの分もせがんできたので、今回はきちんと三人分用意しておいて、後で当人たちが香霖堂に来た時に一緒に飲むのだそうで。

 

 やっぱり日暮の人脈は異様だなと蛮奇は再認識した。

 

「――それで?レティとはどこで待ち合わせ?まさか香霖堂?」

 

 人里を出てからそれなりに経っているけど、まさかあんな遠くまで行かないよね、と半目で前を歩く日暮を見やる蛮奇だったが、それは杞憂だったようでレティと待ち合わせているのは数日前にレティと雪遊びをした辺り。

 

「んで、目印は……ほら、あそこに見えてる雪だるま」

「……いないじゃん。レティ」

「……その内来るだろ」

 

 俺は信じている。と頷きつつ言う日暮であったが、そういえば時間については何も決めてなかったなと冷や汗を流した。

 日暮は自分の後ろを歩いている蛮奇からひしひしと伝わってくる『本当に来るんでしょうね?』という疑いの念を確かに感じ取っていた。

 

 日暮と蛮奇の足音だけが響き、やがて雪だるまのとぼけた表情がはっきりと見えるようになった頃、蛮奇はふよふよと飛んでくるレティを見つけた。

 次いで日暮もレティを目にして、あとはカメラだけだなとどこを飛んでいるのかも知れぬ鴉天狗に思いを馳せた。色恋沙汰ではない。

 

「おはよう。日暮に蛮奇」

「おはよう」

「……おはよう、ね。妖怪がおはようなんて変だと思わない?」

「そうねぇ、妖怪にとって朝は寝る時間だものね。早いどころか遅いわ」

「じゃあこんにちは、レティ」

「ええ、こんにちは」

 

 雪だるまの周りに集まり、レティの挨拶に素直に返事をした日暮であったが、隣の蛮奇は楽しそうな表情で茶々を入れてレティも微笑みつつ答えた。意外に気が合うらしい。

 

「それで?日暮が今日私を呼んだのは蛮奇と合わせるため?確かに嬉しいは嬉しいけど、わざわざ日を置いて呼ぶほどの用事じゃないわよねぇ」

「目の前でそう言われるとそれなりに複雑なんだけど、まぁ私もそう思うからいいとするよ。それに、今日レティを呼んだのは写真を撮るためらしいよ。……ほら日暮、さっさと能力を試しなさいよ。寒いんだから早く用事済ませて帰りたい」

「目の前でそう言われるとそれなりに複雑ね」

「でしょ?ほら、日暮さっさとさっさと」

 

 いや、もうやってるんだけどなぁと、日暮は思った。

 

 

 

 

 

 幻想郷の住人たちが用いる、いわゆる「程度の力」であるが、自己申告であるということから、酷く曖昧な概念であり、魔法使いたちが述べる「魔法を使う程度の能力」のような、まぁ理屈の通った納得のできるものを始め、香霖堂の店主が使う「未知のアイテムの名称と用途がわかる程度の能力」のような、なぜそんなことができるのか全く理解できないようなものもある。

 他にも言葉遊びのような能力もあり、まぁしち面倒な話を省いて言うとすれば、これもまた幻想なのだろう。摩訶不思議なものとしか言いようがない。

 

 そして、外来人である日暮の自称(及び他称)能力である「運を使う程度の能力」であるが、これもまた何故そんなことができるのか理解できない特技の域を超えた特殊能力のようなもので、本人にしか分かり得ない感覚の能力である。

 

 日暮は、運を使い幸運になれるが、その分その後不運になる。

 すなわち、漠然とした概念である「運」を前借りしているというわけである。

 

 本人によれば、外の世界にいた頃から運が良かったらしいが、幻想郷に満ちている幻想に長く触れたためにその特技が能力に進化したのだろう。

 ただし、応用が利くわけではないようで、運を前借りし凝縮することで幸運にはなれるが、この能力は日暮という個人のみに効果があるらしく、他人の運は感じ取ることすらできない。

 

 結局、少しばかり凄い能力を持ってはいるが、人間であることに変わりはないという事だろう。

 

 

 

 

 

「おっと、これはこれは、冬の妖怪に奇妙な外来人に……おや、そちらは見ない顔ですね。レティさんか日暮さんのお知り合いですか?」

 

 待ちくたびれた三人で四方山話に花を咲かせてしばらく。雪をまき散らしながら空から降りてきたのは、日暮の望み通り、鴉天狗の射命丸文であった。

 無論、首からカメラも提げている。

 つまり、日暮の能力の大勝利である。

 

「お、なんとかなった」

 

 ひとまず安堵のため息を零す日暮。

 正直何も起こってなかったので本人すら半信半疑であった。

 

「この子は蛮奇、赤蛮奇よ。私も知り合いだけど、どちらかというと日暮の知り合いかしらね」

「まぁ知り合いというか友人というか、隣人?」

「ほぅ、日暮さんのお隣さんですか。少しお話を伺いしても?」

 

 日暮が雪上に割らないよう丁寧に酒瓶を置いている内に、何やら取材へと移っている射命丸であったが、その対象である蛮奇は目立つのも嫌いだし鴉天狗に目を付けられるのもよろしくないと思っているので、さっさと本題を話して用をすませることにした。

 本来射命丸に話すべきである日暮は、運悪く雪の下に隠れていた大きめの石を踏みつけてしまって足をくじいていた。前途多難だ。

 

「話はひとまず置いておいて、ああ、そう言えば射命丸さんに写真を撮ってもらいたいって言ってたね。日暮が」

 

 説明するのも面倒になったのか、わざとらしくそう述べる蛮奇の言葉に、今度は純粋に足をもつれさせて雪の上に転んだ日暮を射命丸は不思議そうに見やる。レティは苦笑いを浮かべている。

 

「私に?というか私通りがかったんですが、約束も何も……」

「運良く通り掛ってくれたってことじゃない?おかげで今、日暮物凄く運悪いみたいだし」

「運?確か前に運がいいことが自慢だとか……」

「ああいや、そりゃ嘘じゃないですよ」

 

 ようやく不運の波も収まりかけたのか、日暮は立ちあがって顔などについた雪を払いながら言った。見かねたレティも日暮のコートに付いた雪を払っていた。

 それらを見た射命丸が日暮の返答に尚更不思議そうに表情を変えつつ、指で払うような仕草をすると、日暮の表面に付いていた雪が風で散っていく。

 

「それで、一体全体どういうことなんです?」

「えと、発端は蛮奇との冗談というか、無駄話だったんですけどね。俺の幸運を幻想郷っぽく『運を使う程度の能力』だ。とかなんとか言ったことがありまして」

「で、その能力を使って射命丸さんが『運良く』ここへやってくるほどの幸運になって、それが成功して今は運を使いきったから物凄く不運になってる……んだと思う」

「まあそんな感じ」

 

 とは言っても、ここまで運が悪いとこの後香霖堂に行くのも苦労するなぁと、メモ帳を取り出してメモを始めた射命丸を見つつ日暮は考えて、あとで酒瓶は彼女に持って行ってもらおうと思った。

 

「ははぁ、成程成程。現に私はここにいますし、見るからに運が悪そう……というか、どうも厄っぽいですしねぇ今の日暮さん」

 

 厄っぽいというのは何かの喩えだろうかと日暮と蛮奇は首を捻るが、レティはどうやら思い当たる節があるようで、「確かに彼女が喜びそうな雰囲気してるわ」と呟いた。

 

「――よし。なかなかに面白い話も聞けたので、いいでしょう。写真を撮ってさしあげましょう。ささ、その雪だるまの隣に並んじゃってください。ほら早く早く!」

 

 少し何かをメモに書いていた射命丸はすぐさま書き終えてメモをしまい、慣れた手つきでカメラを構え口早に告げた。

 

「え、あ、でも待って。言い忘れてたけど私写真に写るの好きじゃないんだけど」

「今更何言ってんのさ蛮奇。ほらほら、並んで並んで。蛮奇さん」

 

 この期に及んで急に撮られるのを嫌がり始めた蛮奇は、流されるまま日暮に言う機会を逃し、レティを目の前に言うのも気が引けて、結局直前になって言い出したのだ。

 しかし時すでに遅く、雪だるまを挟んで左右に立ったレティと日暮が蛮奇を手招きする。

 

「なに?蛮奇ったらカメラで撮られるの怖いの?大丈夫よ、魂取られやしないから」

「いや、そういうのじゃなくて。何となく好きじゃないって言うか……」

「ああもう、ほら、レティさん蛮奇さんの左腕掴んじゃってください。俺右腕掴んどくんで」

 

 そう言った日暮が蛮奇をカメラのレンズの真正面に引きずり込み、抜かりなくレティがもう片方の腕を抱きしめるように抱え込む。

 結果として、雪だるまの後ろに蛮奇が立ち、その両腕を掴んで左右に並ぶレティと日暮。

 

「え、ちょ」

 

 慌てて蛮奇がキョロキョロと左右の二人に視線をよこす。

 顔は寒さと恥ずかしさで赤くなっている。

 

「よかったじゃないですか。蛮奇さん両手に花ですよ」

「あら、蛮奇ったら体温高いのね。羨ましいわ」

「え、嘘、こんなので撮るの?待って待ってちゃんとやるから――」

「――はいポーズっと」




 次話はもちろん萃夢想編。できる限り時系列順に行きます。
 ちなみに時系列の参考資料は東方wikiの幻想郷年表。

 キャラに偏りがあるので次回辺りからちょろちょろとキャラを増やしていこうと思います。人里や香霖堂にいても違和感がないようなキャラを。

 評価感想等是非お願いします。



 2016/4/11 ようやく修正。
    7/27 しゅうせい

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