確か3つか4つくらい完結までにあった気がしますので、最悪飛ばしていただいても大丈夫です。
また、幕間を入れる場合は昼の12時にもう一話追加で予約を入れてます。
結構先の話まで予約を入れてますが、他の幕間でも同様に昼12時にもう一話入れてます。
設定のし忘れはしてないと思いますが、ミスしてたらすみません。
キャンディ、ケーキ、チョコレイト、ドーナッツ、チーズが大好き。
御注射、御薬、病院食が大嫌い
人形、リボン、可愛い洋服が大好き
お医者さん、病気、癌が大嫌い
約束約束『元気になるねって』
懇願懇願『元気になってよって』
御注射我慢、御薬飲んだ、御菓子我慢、病院食食べた
疑問疑問『何時退院できるの』
回答回答『モウジキダヨ』
御注射増えた、御薬増えた、頭痛が増えた、ママとパパがやってくる回数が増えた
挨拶挨拶『ママ、パパ、いらっしゃい♪お仕事は良いの?』
返答返答『今日は御休みを貰ったんだよ』
ママとパパの声が震えた、ママとパパの眼が潤んだ、私の疑問が増えた、でもママとパパに会えて嬉しいから良いや
苦痛苦痛『イタイヨイタイヨ体がイタイヨ』
嗚咽嗚咽『頑張れ頑張ってくれ!!』
ママとパパが大泣きした、ママがパパに抱きついた、私もママとパパに抱きつきたい、良いな良いな羨ましいな
無言無言『何も考えられない、体が動かない』
絶叫絶叫『いやぁあああああああああ!!』
ママとパパが泣き叫んだ、御医者さんが首を項垂れた、看護婦さんも泣いた、機械が高い音で鳴いた
~僕と契約して魔法少女になってよ~
声が聞こえた、聞いた事のない声、不思議な声、運命を変えてくれる声
契約契約『元気になって御菓子が一杯食べたいな』
了解了解『君の祈りはエントロピーを凌駕した。解き放って御覧、その新しい力を』
私は元気になった、ママとパパはもっと泣いちゃった、御医者さんは唖然とした、機械は鳴き方を変えた
美味美味『御菓子って美味しいね』
嬉々嬉々『一杯食べてね!!御母さん、ケーキとクッキーとドーナツを焼いて来たわ!!』
御菓子美味しい、一杯食べたい、もっと食べたい、御腹一杯食べたい
祝福祝福『オメデトウ、遂に退院出来るね』
感激感激『これで毎日ママとパパと暮らせるね』
私の言葉に皆が泣いた、牧師さんが十字架を握りしめて涙を流した、カメラを持った人が私を映した、神様の奇跡だと言って
運命運命『魔法少女になった少女は魔女と戦わないといけないんだ』
拒絶拒絶『嫌だ嫌だ』
赤色の宝石が黒くなった、気分が悪くなった、だけど無視、御薬飲めば大丈夫
警告警告『これ以上ほっとくと、大変な事になるよ』
撥無撥無『絶対に嫌だ。もう、戦いたくない!!』
もう、戦いたくないもん・・・もう、我慢したくないもん・・・もう、痛いの嫌だもん・・・
~パリンッ~
何かが砕ける音がする
すると、私は小さな小さな可愛い人形になっていた
私が望むと、御菓子が空から降って来る、私は絵本で読んだハラペコ青虫の様に地面を這って、御菓子の近くに移動する
御菓子に齧り付くと、甘い味が口中に広がる、美味しい味が口中に広がる、幸せな味が口中に広がる
でも、望んでもチーズだけが降ってこない・・・
だから、私はチーズを探して来てくれる御友達を望んでみる
すると、空から一杯御友達が降って来る
御友達はぴょこぴょこと早足で歩いてチーズを探しに行く
チーズっ♪チーズっ♪チーズっ♪チーズっ♪
御友達は沢山のチーズを私の所に持って来てくれた
やったぁ~♪
美味しい♪美味しい♪美味しい♪美味しい♪
けど・・・
寂しい・・・
ママに会いたい、パパに会いたい・・・
パパじゃママじゃなくても良いから、誰か来てくれないかな?
それで、私と御友達になってくれないかな?傍に居てくれないかな?
ある日、黄色い髪の御姉ちゃんがやって来た
くるくるとチョココロネみたいな、美味しそうな髪をした御姉ちゃんがやって来た
だから、私は椅子に座って出迎える
クラッカーとミルクを一杯用意して
一緒に御話しようと
けど、黄色い髪の御姉ちゃんは私を銃で叩くの、撃つの、虐めるの
御腹に弾が突き刺さる
この人は友達じゃない、病気の菌だ、ウイルスだ
だから、食べちゃおう、頭から食べちゃおう、次は体を食べちゃおう
けど、病原菌は一つじゃない、もう一つ居たよ?
黒い髪のウイルス
こっちも食べちゃおう、頭から食べちゃおう、体も食べちゃおう
けど、ウイルスもとっても強い、最後には私は負けちゃった・・・
でも、これでもう戦わなくて良いんだよね?
もう、ゴールしても良いんだよね?