西暦2021年前に転生したんだから科学者として頑張るしかないでしょ!!   作:namaZ

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やっと・・・・・・やっとテラフォーマーズ要素ぶち込めた!!(歓喜
口調に手こずりましたが、こんな感じですかね?悩み所です。
前回も言いましたが今年初投稿なのでちゃんと言います。
あけましておめでとうございます!!




第八次観測

 西暦2025年。世界は変わった。

 日本が五つのエリアに分かれた様に、故郷でもあるイギリスでも変化は起きている。

 ヨーロッパの国々はガストレアの脅威に一国としての機能を保つのは困難を極めた。

 そもそもヨーロッパとは、イギリスを含め、ヨーロッパは江戸時代の日本と同じく『地方領主の領地=都市国家』と言う感じだこの例えはアジアでも通用する。だが、今更一つの国として一致団結し頑張りましょうは通用しない。それぞれが独自の国家だった時代が長いので無理やり一つの国としてやっていくよりもEUと同じく『複数の国の連合体』としてやっていきたいと言う願望が各国にはある。そこで、

 

 アイスランド、アイルランド、イギリス、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトビア、トアニア、ポーランド、デンマーク、ドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、スペイン、ポルトガル、スイス、オーストリア、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、イタリア、ルーマニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ユーゴスラビア、ブルガリア、マケドニア、アルバニア、ギリシャ、リヒテンシュタイン、アンドラ、サンマリノ。計36各国は連合体として一つになった。その中で消えた国もあったが、ヨーロッパは連合国としてEU改め『ローマ連邦』として誕生した。

 何故ローマ連邦なのかは知らんが、国のお偉いさんが頑張って決めたらしい。如何でもいいが。

 

 

「さー……諸君。お披露目と行こうじゃないか。ガストレアウイルス抑制因子を持った現代のスーパーマン。機械化せずとも人類はガストレアと戦えると証明するお披露目会。呪われた子供たちの優位性を人類に広めるのだァ!!この日をどれだけ心待ちに過ごしてきたか分かるか野郎ども!!」

 

 

 そうここはエリア外。モノリスに引き籠った腑抜け共と違い勇気溢れる勇者しかおらぬ!

 

 

「はいはいそうですねドクタ~。あ、そこの機材こっちだよ~、コードは踏んでほしくないよそこの人達。そこ!ガストレアが来る前に終わらせる気あるの!!あ、続きをどうぞドクタ~」

 

「……なんでもないっす」

 

 

 くそ!僕を居ない者みたいに、邪魔者みたいに扱いやがって沙希ちゅぅあん。そこに痺れるぜ……。

 くぅー……嬉しさのあまり肌がゾクゾクするし涙も出てくるし、僕はなんて幸せなんだ。誤解なきよう言っとくが今日のデータ収集と披露宴で歓喜してんだからね!

 

 

「ならドクタ~も手伝ってくださいよ」

 

「何故僕が?力仕事は柄じゃない。今も片手間だけど仕事はしてるよ」

 

 

 手のひらサイズの液晶パネルをぱっぱと操作。そこには一人の膨大な量の体調データ現在形で配信されている。この中に、足裏から頭の天辺までの肉体の隅々のデータが確認できる。まさに、君の知らない所まで僕は知り尽くしている……だ!

 

 

「今回の主役ですよねそれ?過保護ですね~ドクタ~。態々お手製の『檻』に容れて運んで来たんですか?逆にストレス溜まっちゃいますよ?」

 

「『檻』とは物騒だな沙希ちゃん。『愛の棺桶』ってちゃんと命名してあるでしょ?脳波も検知してるから喜怒哀楽は簡単に把握できる。今はリラックスし過ぎて眠ってるよ。栄養の管理も直ぐに本気で戦えるよう肉体のポテンシャルは常に絶好調。怪我の治療も病気の治療も何でもござれ、手足吹っ飛ぼうが生やせる便利な『愛の棺桶』。その気になれば寿命まで入れる愛の結晶だ。生命維持装置って言えば簡単か?それだと普通過ぎて詰まんないな」

 

「完璧に『檻』じゃないですか。入れてしまえばスーパーマン(呪われた子供たち)も脱出不可能な生かされる檻じゃないですか~ドクタ~」

 

「態々そんな事に使う予定はないよ。彼女は……そお……大事に育てた娘かな」

 

「ドクタ~が父親なら私はお母さんですか?」

 

「アラサーには興味ないな」

 

「誰がアラサーか?!まだ青春真っ最中の二十代です」

 

「青春とか草生えるわ」

 

 

 沙希ちゃんは相変わらず面白いなー。研究肌過ぎて貰い手が居ないのが難点だけど。あれ?僕今年で二十歳じゃね?前世より長生きしたな。

 

 

「随分と楽しそうじゃないですかドクター。痴話喧嘩ですか?」

 

「おお~ジョセフ君じゃないですか。相も変わらず元気そうでなによりです。今年で何歳でしたっけ?」

 

「御久しぶりですドクター。自分は今年で十三歳ですよ。頭のよさなら二人には勝てませんが青春なら二人に圧勝です」

 

「HAHAHAHAHA!!現役には勝てないさ。そんなに固くならなくていいんだよ?」

 

「いえ、上からもドクターには礼儀を尽くせと」

 

「どうせあの非情なおじいちゃんでしょ?許す!僕が許可しちゃう!素のままの君でいてほしい」

 

「身内以外でジジイにそんな口訊けるのドクターくらいですよ。それじゃ遠慮なく、ドクターサインください!」

 

「いいよ」

 

「ええぇ!いいんですか?!てか、サイン書けたんですか?!しかも色紙に!……なんで色紙持ってきてるのジョセフ君?」

 

「おれドクターの大ファンなんですよ!いやー会えてうれしいです!家で関係持ってても個人的な繋がりも会ったことも見た事もないですからね。ほら、子供の時ですし。おれ達がここまで上に来れたのも『木原』の御蔭ですよ」

 

「そこまで言ってくれると嬉しいな。ソレを今でも忠実に行っている君たちは僕たちの誇りだよ」

 

 

 この子はもっと化ける。十三歳にして空手、柔道、拳法、ボクシング、サバット、総合格闘技に至るまで十年以上修行したその道の達人と勝負し、勝利を勝ち取る強さがある。今は剣術、棒術、槍術、銃剣格闘などにも挑戦してるらしい。

 

 

「そうだ!オススメの武術があるんだけど『天童式武術』っての知ってる?」

 

「天童?ふむ……ジジイの付添で何度か。身内以外には教えてくれないし映像も撮らないから習いたいにも習えないのが現状ですかね」

 

「そんな君にジャーン!盗撮映像~ぱっぱかぱ~。ほいあげる」

 

「……ほんとに貰っていいの?貰っちゃうよ?イヤホー!!建築の勉強しながら今の実力で如何対策すれば勝てるか考察するよ!!」

 

 

 さすがニュートン。人間の身体は全員が上を目指し進化しているのではなく、様々な個性、弱点、偶然の変化がありながら大体で生きていけるラインで落ち着いているだけである。それを意図的に、『全ての個性を兼ね備え』『向上させている』のがジョセフの一族。

 設定からカッケーなぁおい。一言で済ますなら人間のやれることは全て出来るっだ。頭脳も人間の中じゃ天才だけど専門的な学者や、科学者には勝てないかな。『木原』も人間として努力して『科学者とはこう在らねばならない』って感じに頑張って『木原』になったならカッコいいけど、『木原』は最初っから『木原』だからな。……あれ?『木原』が概念っぽく聞こえるぞ?

 

 

「どうかしましたドクタ~?」

 

「いやーね……『木原』って何だろって考えてた」

 

「そんなの簡単ですよドクタ~」

 

「え、マジで?」

 

「『木原』は『木原』じゃないですか。『ニュートン』が人間の身体としての到達点なら、『木原』は人間の科学者としての到達点ですよ~」

 

「……そんなもん?」

 

「そんなもんです」

 

 

 パネル画面を切り替え偵察衛星の映像を確認する。ガストレアの一団が視界で確認できるまで一時間を切ってる。最終チェックで無人偵察機による確認作業と機材のチェックにそろそろ彼女を外に出して馴らしておこう。

 

 

「ジョセフ君。拠点で紹介したい子がいるから一緒に来てくれ」

 

「いいですよ。女の子ですか?なら失礼の無いよう急いだ方がいい」

 

 

 フッフッフ……二人には『国際イニシエーター監督機構』を設立する土台に……伝説になって貰いましょう。二人の様に人間と呪われた子供たちのペアによる警察でも軍人でもない民間人でも気軽に憎悪のまま戦えるシステムに……その場合、褒美があった方がいいのか?それなら序列付けにしそれに応じ何かしらの特権を与えるのもありか。原作知識が『国際イニシエーター監督機構』の名前だけで内容が分かんねーし。その辺おいおい根回しすればいいか。人類が呪われた子供たちの重要性に気付く切っ掛けの戦いでもあるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




トゥームレイダーPS2までしかやった事なかったのでPS3のプレイしたらちょっと感動しました。

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